| 「半人前」 | |
| |
|
カッコウの声を聞くころになると農家は、田植えやまき付け作業で大忙しです。私の家はアンガスという肉牛の一貫経営のため、畑は牛のえさになるデントコーンと牧草、そして私の家庭菜園です。ほかの農家の人から見れば畑作物も田んぼも無く、暇に見えるらしく，いつもなにやってる？と聞かれ、答えに困ってしまいます。私の畑は約１反、すべて手作業なので結構忙しいです。 私は春が大好きです。山の緑がだんだん濃くなり本当に美しい。また、畑に何を播こうかとあれこれ考えるのも楽しい。 札幌のサラリーマンの家庭に育ち、農業にあこがれ、夫と出会い早１３年。もう１３回も家庭菜園をやってますが、まだまだ半人前、思うようにいきません。それでも自給できる喜びは格別です。作物は収穫するまで世話をしないと十分な実りは得られません。だからこそ秋の収穫はうれしいのですが、それがわかっていても難しい。さあ今年はどうなるやら。 私の家ではこれから、かりんず、ハスカップ、梅、プラムと収穫が続き、いろいろなものに加工されストックされていきます。秋の大豆、小豆の収穫が私の畑での大きなものですが、１年分の食料をストックし、これでまた１年が無事過ごせると思うとホッとすると共にとても豊かな気持ちになります。 しかし、最近ふと思ったのですが、我が家の自給率が上がれば上がるほど、私が忙しくなることに気づきました。自分の満足感のため自分の首をしめている。当面その辺の折り合いをどうつけるかが、私の大きな問題です。 ゆのみ NO2 5月12日 |
|
 ホームページヘ戻る
|