「狂牛病」
 
やっと今日サイレージ作りが終わり大きな仕事を終えほっとするところですが,今年はそうはなりません。皆さんもご存知の狂牛病のおかげです。発生当初はアメリカのテロ事件にすっかり隠れて目立ちませんでしたが、私は毎日情報が欲しくて新聞を読み漁りました。今ごろになって大問題になっていることに戸惑います。 去年の口蹄疫の時も大騒ぎになりました。今はどうでしょう?もう,口蹄疫のことはすっかり忘れていませんか?この時は移る病気だったので私達はお互い行き来することを控えました。道路には消毒の消石灰をまいて真っ白でした。初めてのことで物々しかったことを覚えています。 今回は発生直後、本州の反応は早かったと思います。北海道は冷静だと報道されていましたがそうではなかったようです。今ごろになって牛肉は買わない,食べないと言っています。人間少しでも危ないと思えば避けたいのは当然です。けど、牛が使われているもの皆避けられますか?国産が危ないからと外国産にしたと言うところもありましたが、ホルモン剤を使っていてもいいのですか?今こそ自分の口に入るものの正体を確かめる時なのかも知れません。 狂牛病は安上がりな蛋白源として作られた肉骨粉を牛が食べるようになったため出てきた病気と言われています。自然界に無い食物連鎖の産物です。大げさに言うと牛が牛を食べてることになります。日本は1996年から牛には食べさせていないそうです。もちろん家も使ってません。いつまで今の状況が続くのか心配です。マスコミもあまりにもセンセーショナルな報道をしすぎです。恐怖をあおっているようです。沢山発生しているイギリスではこうしているとか、もっと前向きな報道をお願いします。ため息ついていてもしょうがありません。大風で栗がどっさり落ちました。拾って栗ご飯でもしょうかな。

ゆのみ NO10 10月8日
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