「頭が痛いこと」


今朝、我が家に仕掛けてあったわなにアライグマが掛かりました。先月に続いて2頭めです。ここ数年、その姿を家の近くで見ることがありましたが、ついに家のサイロで見るようになり、わなを仕掛けたのです。今回のアライグマはどうも子供におっぱいを飲ませている母親のようです。彼女らも子孫を残すため必死なのでしょうが、ここに住みつかれるのは困ります。ふんだんにある牛のえさを食べているのでしょうが、どれほど食べているやら知る由もありません。かわいそうですが、わなは引き続き置く事となりました。一番山側の畑には鹿がやってきます。今日も畑に行くと2頭来ていました。私を見てもあわてる様子も無く、悠然と放牧地へ消えていきました。きれいに豆類が食べられています。まったく憎たらしい。もっぱら母が育てている豆が食べられていますが、私の植えているにんじん、ねぎもみごとに踏み荒らされています。風で音を鳴らして脅すように仕掛けを作ったりしましたが、それも数日しか効き目はありません。別の畑に植えた大豆、小豆も今年はどんどん食べられています。山側の畑での犯人は鹿だけれど、こちらではいったい誰が食べているのか。草をとってきれいにすると、そこの作物がそっくり食べられるのです。足跡もないし、はとにしてはずい分大きくなった大豆を食べるなと思ってましたが、ようやく犯人を見つけました。ウサギです。以前放牧地でウサギを見たときは感動しました。最近では車に乗っていると道路を横切る姿が見られるようになっています。増えているそうなのです。雪の上についているウサギの足跡にわくわくしましたが、今回のような出会い方は歓迎できません。技術が未熟なところに、野生動物たちとのいたちごっこ。農家ってよっぽっど気持ちが大きくないとやっていられないかもしれません。ウサギさん、おいしいからといってあんまり食べないで!私の計画が「とらぬ狸の皮算用」となってしまうでしょう。明日、畑はどうなっているやら…。心配。

ゆのみ  NO3  7月10日
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