all songs arranged by ak.homma,ポルノグラフィティ
夜の秘密クラブ(この言い方がすでに古いか ^^;)が開店。
全体的に気だるげというか退廃的というか……な雰囲気で、WORLDILLIAの
魅惑的世界へようこそって感じ。
地上では隠してるもの、いっぱいあるんだよね皆。まあ、近頃はそれを隠し切れない
奴が多いようだが(汗)
NORMA JEANにちょっと苦笑。
昭仁にしては珍しめ(?)のめっちゃ可愛いラブラブ系。
しかしこれ、CDをヘッドホンで聴くと音の動きがすごく面白い。
それにしても「月」って夜ごと姿を変えるけど、実はいつも同じ面しか地球に
見せてくれてないんだよね。
そう思って聴くとこれまた味わいが深い曲です(ただの勘繰りすぎ?笑)。
冬の匂いがリアル。街の中に佇んだ自分だけが時間から切り離されて、まわりの
風景を眺めているような印象。きっとそれは本当に短い時間なのだけれど、とても
長い瞬間で。
タイトルの付け方と詞のリンク具合が秀逸ですね。
いくつになっても元素Lの扱いには慣れないものです(^^;
最初聴いた時にはメロディが掴めずに、すごくあやふやなイメージでした。
こういうどこか捉えどころのないような音の運び方は晴一特有だと思う。
何度か聴いていくうちに、段々と音が掴めて来て、そうなると音の間にたゆたう
ような心持ちになってくるんだよね。
折れた枝にたどり着いた時、その後をどうしますか?
『惑星キミ』よりもこっちの方が私には憧れ。
だって、「あなたが僕の大切なままであり続ける」んじゃなくて、「僕があなたの
大切なままであり続けていく」んだよ。それがすごく良いな。
メロディもアレンジもとても好み。
聴くたびに背筋が伸びるような微妙な緊張感を感じる曲でもあります。
「あー、はいはい」ってうなずけちゃう歌詞(それはそれでやばい?)。
ミディアムな曲調に歌詞が淡々とのっていて、だからこそ逆に「人生って楽に
行けるに越したことないよなぁ」っていう気がする不思議さ。
これもヘッドホンで聴くと音の聴こえ方が面白い1曲ですが、私は左から聴こえる
声が好きです。
いつもながら昭仁にはしてやられます。
晴一の詞にも結構急所をやられるけど、同じ心臓をつかまれるのでも晴一は
ガーゼごしにくるむように、昭仁は素手でがしっとわしづかみにされるような、
そんな違いというか。
「朱いオレンジ」はなんの象徴だろう。胸の奥の溶かしたい塊なのかな。
羊皮紙に黒ずんだ青インクで書かれた異国の物語のよう。
それを読みながら、頭の中でさらに映像として物語が展開されていく感じ。
最後の歌詞が歌い終えられた時点で、「Fin」っていうペン書きの文字が目の前に
浮かびました。
物語に救いがあるとは限らない。それが人生なら尚更ね。
ライヴの時と比べると、荒々しさに欠けるのは仕方がないとして、終わり方が
ちょっと物足りないのが残念。
でもこのインストは好きだったので、CDに収録されて嬉しいです。
WORLDILLIAは一夜のお話だったんだなと思える夜明けの曲。
現実は確かに厳しいところかもしれないけれど、夢の世界だって決して優しい
だけじゃなくて。
だけど傷ついても間違えても、現実にはその先があるから。
愛のうたが歌えるならば、きっと大丈夫じゃないかな?
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近頃の晴一くんは、ちょっと一旦落ち着いて、人生を振り返ってみている時期
なのかなと思います。
「さよなら」の意味を私は本当に知っているかな……
もしもいつか自分が誰かの「帰る場所」になれるならば、それほど幸せなことは
ないけれど。
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こういう曲が好きでたまらん自分もどうかと思ったりはするのだが(^^;
でも出来るならば、もっと際どく、もっと色っぽく頼みますよぅ、兄さんたち。
しかし、「僕の上」との対比だとは納得しつつも、「ベッドの下」と言われると床って
いうよりもベッドの下の隙間をイメージしてしまうのは我ながらどうかと思うわなー(汗)
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Porno Graffitti, 野崎ブラザーズ(M12)