インディーズの頃に出したCDです。
ポルノグラフィティ、リンカーン、ともに２曲ずつの収録。
99年12月10日に『SPLIT』というタイトルで再度発売されたようですが、2000年の
秋には廃盤となっています。
探すのは結構困難なのだけれど、ある所にはひょっこりあったりするという幻なのか
どうかよくわからんCD（＾＾；
４人組だったポルノの写真が見られる貴重な１枚でもありますね。
『ロマ・エゴ』に収録されている『ライオン』のインディーズバージョンです。
曲は今とほぼ同じ。音はもちろん今のと比べると淋しいし、いかにもインディーズと
いった具合ですが、素朴なのが逆にいい感じ。
歌詞は一部今と同じです。出だしのフレーズはそのまま。
ハルイチの歌詞がつたなくて、音数に対して字足らずな印象。
ちょっと危ない片想い（？）な詞で伝わりきらないところはあるけれど、この雰囲気は
すごく好きです。
出だしのフレーズは、今の『ライオン』によりもこの詞にの方がしっくりくる感じ。
両手を広げて空に向かって歌ってるような、広い世界観を感じる曲です。
当時からこういう作曲してるタマちゃんはすごいね。
『LION』や『ジレンマ』みたいなタイプの曲もあればこういう大きな曲もあって。
別れの後の、少し切なく、そして少しでも前向きに頑張ろうと思える詞。
アキヒトの歌い方も素直で広くて、聴けば聴くほどに身体のすみずみに染み渡って
いくような……そんな気がします。
そして、３、４曲目がリンカーンの曲です。 『逃亡者』と『GOOD TIME』。
この時点では完成度が高いのはリンカーンの方だと思う。
ただ、オリジナリティではポルノが上かな。
今はもう解散してしまったようですね。彼らの現在の音が聴きたかった気もします。
インディーズの頃に彼らが配布していたというカセットテープに収録されていた
楽曲など……他にも色々あるようですが、あくまで私が聴いたことある曲だけ。
作詞・作曲者名は私には正確にわからないので載せてません。
『POW…』と『…POW』はコメントしようがないので省略（笑）
Jazz up
良くも悪くも思春期って感じの葛藤が見受けられます。
２番のAメロ、今とまるっきり歌詞同じ。サビもほとんど同じ。
Don't Bite My Legs
これ、大好きなんだよね。
曲調といい詞といい……退廃的で良いです。
途中ボーカルの音質変えてるのがいい感じにハマってます。
左に下る坂道
これはまた珍しくも素晴らしく素直に爽やかなポップス。
目の前に軽やかな下り坂の風景が浮かびます。
Cry On The River
バラード、ですね。
大人になる前の恐怖や戸惑いを表現している詞が好き。
泣きながら、それでもこの河を渡っていくんです、皆。
M・O・O・D
『Don't Bite My Legs』と並んで、詞曲共に大のお気に入り。
けど、「もうあなたしかいない」「あなたは私だけのもの」ってな女性視点の
この詞って20歳そこそこの男が書く詞じゃねーよ（汗）
ジレンマ
詞が今のと全然違うんだけど、ちょいと中途半端な印象。
意味がわからなくもないんだけど、捉えきれないもどかしい感じ。
ベースソロ、今とあんまり変わんないね。ギターソロは全然違う（＾＾；
winter's man
この夏的イントロに冬なタイトル……ミスマッチさがグー（笑）
いや、でもこの曲は完成度高いでしょ。
サビが頭ん中でグルグルまわっちゃうインパクトはなかなかです。
GATE
サビの昭仁の吠え具合がナイス。
テンポ早くて早口で、ガガガっと押し上げてく感じな曲。
ポルノには昔っからこういうの似合ってたのね。
優
渋いです。メジャー曲では今んとこやってないんじゃないかな、こういうの。
切なげなクリスマスソング。今じゃアンチクリスマス（？）な彼らですが、ぜひ
いつか冬発売のCDのカップリングとかにしてほしいですね。
デッサン#1
１番２番共に、Ａメロの歌詞は今と同じ。一部今の１番に入ってる歌詞が
２番にあったりとかして、その変わりようが興味深いですね。
全体的にはなんかこう、今よりさらにネガティブ。
Naked Child
途中で昭仁の声がかーんっと高くなるのが気持ちいい。
主メロよりも前奏と間奏と後奏がより好き（＾＾；
ヒトリノ夜
イントロとサビのメロディは今と同じだけど、それ以外は別モノ。
振られたのに彼女の前では強がっちゃう「僕」がいじらしいわぁ（＾＾
私、こっちのヒトリノ夜、かなり好みです。
小さい鉢のサボテン
サボテン'99
この２曲は歌詞、ほとんど同じですね。全体的な歌詞のニュアンスは
今のサボテンと一緒。
アレンジは全然違って、サボテン'99の方がアップテンポ。
小さい鉢のサボテンの方が今のサボテンと雰囲気似てるんじゃないかな。