What's Porno Graffitti ?

 ヴォーカル岡野昭仁、ギター新藤晴一、ベースTama。
 3人そろって広島県因島市出身、1974年生まれ。
 ……というのが、1999年9月8日にメジャーデビューして以降の彼らの紹介文で
ありましたが、2004年6月Tama脱退により、昭仁、晴一の二人組みとなりました。
 二人組みって言い方は変かな。ふたりだとコンビ? ユニット? ……いや、彼らの
場合、やっぱり二人組としか言いようがありません。ふたりでも「バンド」だから。
 ポルノグラフィティの魅力を大雑把に言うならば、まずはやはり振り幅の広いその
音楽性がひとつ。
 そして因島弁でしゃべりたおす、何年たっても相変わらずの、ちょっとつたない
トークっぷりですかね(笑)

 彼の歌い声&歌い方がめっちゃ好き。
 声はちょっと高めで、マイクは顔の前。だから正面からだとカメラにあまり顔が
映らんのがちょっと哀しいところ。
 曲によってはギターも弾きます。
 彼が作詞&作曲をしてる曲が私はとても好きですが、これはきっと彼の持つ
世界観に惹かれているのでしょう。
 彼が詞に描く自然の風景は、その空気まで感じられるような気がします。
 夕暮れ、雨上がり、星空、しんとした森……等々。
 ライヴでは曲によって歌い方も声も顔つきも違う七変化ぶりを見せる割に、
ステージをおりるとオーラnothingなお方(笑)
 しゃべるとかまずにいられないのに、歌う時には口が並みの人よりもよくまわると
いう天性の(?)ヴォーカルさんでございます。

 整った顔だちだなと思うけど、ギター弾いてる時の「眉間にしわよせ&アヒルの口
(っぽく見える)」状態の彼が私は好き(笑)
 ポルノの曲の大半が彼の作詞。誰でも皆経験したことのある多種多様の曖昧な
感情を、あるひとつの物語として綺麗に織り上げる様はさすがです。
 あれだけの作詞して、作曲もして。当然ギターを弾いて、ギブソンのモニターにも
選ばれて。他のアーティストへ詞の提供もしてます。
 さらに個人的にホームページを開いてて、そこの日記は不定期更新だけど、彼の
性格&メンバーの日常が見えて、読んでてとても面白い。
 PhotoShopだのFlashだのについてもちょこちょこと勉強しているらしいし、休みが
あればアジアを中心によく旅に出るし、他にも野球にカート等々……そのアクティブさと
いったら、まったくもってすごい御仁と言わざるを得ないっす。

 ベース弾いてる時はほぼ無表情。演奏集中型。
 テレビでは下手するとバックコーラスでしか口を開かなかったりする場合も多く、
そんな彼は知らない人が見たらめっちゃ無愛想に見えるかも。
 どっこい、しゃべる&笑うとなかなか可愛いんだ、これが(^^
 彼の笑顔を見てると、こっちまでにこにこ顔になっちゃいます。
 ポルノのメンバーにおいて、彼は私にとってはオアシスかな。
 ウッドベースやトランペットを購入し、地道な練習の積み重ねでそれらを我が物に
していく姿には感心を通り越して尊敬の念を抱きました。
 ちなみにギターもピアノもいけちゃうお方。音楽の塊ですね。
 もっぱら作曲専門で作詞は1曲のみですが、彼のつくる曲はとても大きくて広い
印象を受けるものが多く、感嘆します。

ラバッパーへの道

 今やすっかりポルノ病患者と言われる身。
 彼らの何に最初心を惹かれたかって、やっぱり音楽に。
 というか、『アポロ』のインパクトに、かな?
 彼らがメジャーデビューした頃、テレビでよく『アポロ』のCMを耳にしましたね。
 正直、当時はあのサビに耳を奪われ、バンド名もメンバーの顔もろくには覚えて
ない状態。アポロとポルノグラフィティは、どっちがバンド名でどっちが曲名なんじゃ?
とか思ったような覚えもあり。
 ま、よく聴きゃ、「アポロ11号は〜」って歌ってるんだから、『アポロ』が曲名に
決まってるわけだけど(^^;
 そんなこんなで、バンド名のインパクトにはさほど囚われなかったなぁ、最初から。
 テレビCMくらいでしか耳にしなかったにもかかわらず、99年の秋から00年の
初めにかけて、私の中では『アポロ』ブーム。
 が、普段、あまりCDを買うことに意欲がないもので、結局『アポロ』を購入したのは
『ヒトリノ夜』が発売された後くらい。
 逆に言えば、すでに発売から5ヶ月くらいたってても、そこで「やっぱり買おう」と
思うだけ私の中ではロングランヒットだったということかな。
 そして『ヒトリノ夜』は……一体私、どこで耳にして気に入ったのか覚えてません(汗)
 別に『GTO』も見てなかったし、『ヒトリノ夜』のCM自体は見た覚えないし……
 いつCDを買ったのかも覚えてません(滝汗)
 でもいつの間にかちゃんと持ってるし、00年の春先、カラオケに行くたびに『アポロ』と
『ヒトリノ夜』を歌いまくってたのは覚えてる。すっかりレパートリーになってた。
 なのにその時点でもまだ、メンバーの顔も名前も歳もろくに知らない状態。
 『ロマエゴ』も買ってないし。
 言うなれば、ポルノグラフィティをというより、たまたまポルノグラフィティのシングル
2枚を気に入ったという状態ですね。
 『アポロ』と『ヒトリノ夜』は、曲調も好きだったけど、歌詞がね、すごく好きだったの。
 特に『ヒトリノ夜』の。「こんな詞書く人がいるんだなぁ。眼のつけどころとか言葉の
選び方がすごいなぁ」って思ってた。
 00年の夏になって、ポカリのCMや買い物先でかかっている有線で耳にするように
なった『ミュージック・アワー』。歌声で、「あ、これってポルノだ?」ってわかるくらいには
なってた。曲調も歌詞も、それまでの2曲とはがらっと変わっていて、それなのに、
「あ、この曲も好きだなぁ」ってすんなりと思ったんだよね。
 で、『ミュージック・アワー』も購入して。
 元々私は、誰かひとり、もしくはひとつのアーティストを好きになって、その人のCDを
買い集めるっていうより、その時その時で気に入った曲だけ買うタイプ。
 なのに気がつけば、ポルノのシングルは3枚が3枚とも気に入って購入してる。
 そこでふと、「あれ、私って結構ポルノグラフィティ気に入ってる?」って自覚。
 そして、「確かアルバム出てたよね。買おうかなぁ」などと検討してるうちに
『サウダージ』に出逢いました。
 深夜、たまたまテレビをつけたら、彼らがゲストライヴで歌うところで。
 見事にノックアウト。
 どうしてこんなに出す曲出す曲全然タイプ違うのに、すべてに惹かれるんだろうって
不思議に思いながら。
 『サウダージ』のプロモ期間にテレビに出てた彼らのことは、結構見てました。
 単純に『サウダージ』聴きたさだったんだけど、おかげで彼らの名前とか顔とか
歳とか覚えて、「あら、私と同い年だ」なんて思って、さらに興味。
 そして彼らのトークっぷりにもハマりつつ(笑)
 『サウダージ』は発売日に買いに行ってから毎日のように4曲フル回転で聴いてた。
 いつもはCD買っても、カップリングなんてほとんど聴かない人なのにね。
 けど、『サウダージ』と一緒に買った『ロマエゴ』はあまり聴かなかったな(笑)
 ほんと、あの頃はとにかく『サウダージ』収録の4曲ばっかりヘビーローテしてたもの。
 『サボテン』発売時の頃には、もうすっかり「ポルノグラフィティ」っていうバンドを
(楽曲だけじゃなくて彼ら自身のことも含めて)好きになってた。その頃には遅まき
ながら『ロマエゴ』もヘビーローテしまくってて……あとは坂を転がり落ちるような
ものでしょう(笑)
 そうですねぇ、言ってみれば私のポルノへのハマり具合って、『アポロ』から
『ミュージック・アワー』までの第1期、『サウダージ』での第2期があって、
そして『ロマエゴ』をヘビーローテするようになってからが第3期って感じでしょうか。
 この歳になってから、こんなに好きな楽曲と人たちに出逢えたというのは
ほんとに幸せなことだなぁとしみじみ思います。