030625 (WED)  FANCLUB UNDERWORLD 札幌店

 18時15分頃にZepp Sapporoへ到着。
 すでに建物の横に長蛇の列ができていました。
 私は今回、B-335という整理番号をもらっていて、Bってことは
Aもいるのか?じゃあ結構後ろの方だったりしてと思っていたのだけれど、
どうやら200番ごとにA、B、C、Dと頭記号がつけられている模様。
 18時30分に開場、水を買って中に入ったのが19時少し前。
 中はパイプ式の仕切りで横4つに区切られていて、イベント中に
押し合いへし合いになるのを少しでも防ごうといった仕様になってました。
 私はBとCの間にあるパイプにもたれかかるようにしてスタンバイ。
 もちろんタマちゃん側(笑)
 ほぼ彼の正面あたりの位置をキープしました。
 ステージの左右にはワイドテレビタイプのモニタがひとつずつ。
 画面には黒字にピンクの文字で「FANCLUB UNDERWORLD」とありました。
 19時に1度アナウンスあり。
「本日はlove up!会員限定、FANCLUB UNDERWORLD札幌店へ
お越し下さいましてありがとうございます」っていう言い方が楽しかったり。
 何気にこういう言い回しにこだわるよね、ポルノは。
 さて、ステージ上を行き来するローディさんが、普段とは違い黒のズボンに
白のシャツ姿なことにふと気がつきました。
 メンバーの飲み物等を用意するスタッフさんに至っては、さらに黒のベストに
蝶ネクタイをして腕にナプキンをぶらさげ、手のひらにトレイを乗せた姿で
給仕(笑)してるので、さすがは「CLUB UNDERWORLD」だなと苦笑。
 まさかメンバーもそうだったりして……?

 19時25分に再びアナウンスがあり、非常灯が消えました。
 19時30分にポンプさんとNAOTOさんが登場。
 あら、今回はサポメンさん2人なんだ。でもNAOTOさんがいるとは
思ってなかったので、ちょっとびっくり。
 ちょっと間があって『CLUB UNDERWORLD』が流れ出し、昭仁の
歌声が……したけれど、これって生歌じゃないよね?
 と、そこへ3人が登場。
 あ、やっぱり黒ズボンに白シャツだ(笑)
 蝶ネクタイはさすがになし。うん、されたらきっと笑っちゃうからなくていいよ(^^;
 うわ、晴一ってば髪の毛が金髪に近いくらいになってる上にパーマ
かかってる? なんか3年くらい前を彷彿とさせるなぁ。
 タマちゃん、相変わらずの帽子着用ではありますが、サングラスは
かけてない〜♪
 シャツの胸ポケットにはしっかりさしてあるけど(^^;
 両手を腰のあたりで広げてステージを歩きまわりつつ、1度軽く客席に
向かって頭をあげるあたりが彼ですねぇ(笑)
 そしていちばんびっくりさせられたのは昭仁。
 うっわぁ、肉体改造ばっちしじゃん?
 一時期と比べたら明らかにやせてて、髪型も前髪ぱっつんじゃ
なくなってるし(笑)、すっごいいい感じじゃありませんか(>_<)
『CLUB UNDERWORLD』は途中でフェードアウトし、その間にそれぞれ
楽器を身につけた彼らが演奏し始めたのは『元素L』でした。
 1曲終わるとご挨拶タイム。
 昭仁の「わしらがポルノグラフィティじゃ!」がイベントでもちゃんと
聞けて満足(^^
 タマちゃんが1度サングラスをかけたんだけど、またはずしてました。
 今日はかけずにいくのかな?
 ひとりひとりから意気込みをということで、「ライヴの時よりも近い距離で
ファンのみんなと楽しみたい」などと昭仁がいい、晴一が「いつもライヴの
時は、まあ敵ってわけじゃないけどどこか客席と闘ってるとこがある。
 でも今日は本当に近いとこでみんなと一緒に楽しめたらなと思う」と述べ。
 さて、タマちゃんの番。
タマ:「えーと、ふたりが全部言っちゃったんだけど」
 どうやら言うことがなくなってしまったらしい(笑)
 ふたりと同じなんだけど、みんなと楽しめたらいいというようなことを
言ってました。
 ここでだったかなぁ、タマちゃんがかぶってた帽子を取ったの。
 で、昭仁が「タマも帽子脱ぐくらい気合入っててね」なんて言ってる間に
またかぶったのよ。
アキ:「まぁ、またかぶったけどね」
 大笑いしました(笑)
アキ:「普段カバーとかってあまりみんなの前ですることは
    少ないんだけど、今回はちょっとやってみようかなと」
 そういう前振りで始まった2曲目。
 なんだろうと思いつつ前奏を聴いていたら……昭仁が歌い出す直前、
ようやく曲名に思い当たりました。
 うっわ、『夜空ノムコウ』だぁ。
 スマップのというより、スガさんのカバーなのかな。
 ちょっとジャジーっぽくて大人なイメージの『夜空ノムコウ』でした。
 2曲終了後、メンバー&サポメンさん全員が1度ステージから
退場しました。

 続いて舞台袖に登場したのは……正装したマネキン?
 ちょっとコミカルなSEが流れ、それに乗せて聞こえてきたのはちょっと
低めな男性の声。
 どうやら「彼」はこのお店「CLUB UNDERWORLD」の本日の担当者で
名前を「森ブルゴーニュ林」さんとおっしゃるらしい(笑)
『デパートでよく裸で立っているのが、私の父です』
 ……どうやら彼はジョークが好きな方のようで(^^; 
 さて、彼が説明してくれる「当店の期間限定スペシャルメニュー」、
先ほどの2曲は『前菜2種盛り』だとか。
 そして続いてオードブルが3品用意されている模様。
 まず1品目は『テリーヌ ドゥ アキヒト』(笑)
 最新式のカラオケマシーンがステージにセットされ、スタッフが「ぜひ
昭仁に歌ってほしい」とセレクトした曲を彼に歌わせるというメニューだとか。
 3曲をワンコーラスずつ歌ってもらい、それを採点。合計点数によって
賞があるそうです。4種類くらいあって、いちばん下が激辛賞だったかな?
 確か261点以上で、客席のファンの中の1名に抽選で昭仁のポラロイドが
当たる賞で、300点満点で昭仁に旅行券か何かが当たるんだったような
記憶があります。
 さて、登場した昭仁の横にはマスクマンが。どうやらこのメニューの
司会進行を務める方のようで。なんでこの人たちマスク好きかな(^^;
 歌う曲は昭仁がくじをひくことで決まります。
 まず1曲目。ひいたくじに書いてあった番号を昭仁が読み上げ、それを
マシーンに入力するマスクマン。
 マシーンのモニタに表れた曲名を見た昭仁、「うっ」となんとも言えない
声をあげました(笑)
 続いてステージ両脇のモニタに映し出されたカラオケの映像、そこに
見える曲名はミーシャの『ESCAPE』。なるほどねぇ。
 張り切って歌いだしたはいいけど、やはりあやふや。
 弱った昭仁、途中で客席に「歌ってくれ!」と助けを求めました……が
客席も歌わず。
 と思ったら、サビに入ったあたりから客席が歌い始めました。
 私は知らんから歌えなかったけど(^^;
 歌い終わったところでいよいよ採点。
 結果は73点。うーむ。
アキ:「みんなだってサビしか知らんのじゃん。いきなりサビから
    歌い始めて。俺だけ白い目で見んでもええじゃん。俺だって
    サビしか知らん曲もある」
 言ってることは正しい(?)けど、どうにも開き直った台詞ですこと(笑)
 2曲目は曲名を見た瞬間に「おっ」と喜びの声が出ました。
 『LA・LA・LA LOVESONG』かぁ。これはいけるでしょ。
 ノリノリで歌い出した昭仁、途中で「ナオミ!」なんて客席にマイクを向けて
歌うのを催促したり。
 結構高得点を期待したのですが、84点。
 これじゃ3曲目で100点を取っても、昭仁のポラロイドプレゼントは無理と
いうことで、マスクマンから提案が。
 3曲目で95点以上取ったらポラプレゼント、その代わり95点に届かなかったら
激辛賞とのこと。
 持ち歌でいいですよとマスクマンが選んだのは『アゲハ蝶』でした。
 しかし途中で歌詞をかむボーカルさん(汗)
アキ:「岩本恭生さんよりは物真似うまいよ」
 ……っていうか、あなた本人なのでは?
 結果は88点。
 マスクマンが言うには「ま、似てたし」ですって。
 それ、慰めにもなってない気が(^^;
 NAOTOさんがおもむろに現れたかと思うと、その場でバイオリンで
効果音を入れて下さいました……激辛賞なだけに哀しげに(笑)
 ということでギターを渡され、即興で曲づくりをすることになりました。
 テーマは会場から募集。「札幌」「北海道」「ススキノ」などと色々
出た中から、具体的に「らーめん」で。
アキ:「♪みそらーめん。バターともやしがいいね。しおらーめん♪」
 ……そこでしばらーく無言。
 考えたあげく、
アキ:「♪俺はみその方が好き。みんなはどっちが好き?♪」
 とか、そんなようなオチにもっていきました(汗)
 会場は「みそ!」という声が大きく、最後に昭仁は「ありがとう♪」と
歌ってしめてました。

 マスクマンとともに昭仁がステージから消えていったのと入れ替わりに
現れたのは、またもや森ブルゴーニュ林氏(笑)
 次のメニューは『タマ・ガルビュール カルテット仕立て』ですって。
 ということは何か演奏してくれるのね♪
 ポンプさんとNAOTOさんがスタンバイ、そして現れたタマちゃんは
……あれ、着替えてる。昭仁は前菜の時のままだったんだけどね。
 そんなタマちゃんの手にはトランペット。
 おおっ、ペットで何か聴かせてくれるんだぁ(>w<)
 しかし「カルテット仕立て」というメニューにもかかわらず、ステージ上に
見えるのはタマちゃんとNAOTOさんとポンプさん……あれ、ひとり
足りないような?
 ステージの上手側にバーのカウンターが設置されていて(お酒が
ずらずらずらーっと並んでるの)、中に誰かいるみたいではあるのですが。
 挨拶なしで早速1曲目。
 うっわ、すごい!去年はロングトーンさえも不安定だったのにすっかり
上手になって。さすがはひたすら練習繰り返してただけあるなぁ。
 1曲目終了後。
タマ:「その日によって演奏を変えたりできる自由な感じの曲。
    今日は今日だけ、札幌だけの演奏をしてみました」
 そしてちょっとステージ袖の方を見やり、
タマ:「えーと、もうちょっとしゃべる? ……いや、やめたやめた」
 当然客席からは、えーっ?とブーイングの嵐。
タマ:「いや、違う。色々とこっちの段取りがあるのよ(^^;」
 2、3曲目終了後、メンバー紹介。
 NAOTOさんと……おや、今日は小幡ポンプさんじゃなくて
小幡隆彦さんらしい。ちなみに今回のNAOTOさんはバイオリンよりも
シンセの方がメインみたいです。
タマ:「最後に……えーと、んー、なんていうかな。バーテン兼キーボード。
    僕らのプロデューサーでもある、本間昭光」
 カウンタの中から立ち上がって姿をあらわしたバーテンさん、なんと
本間さんでした。びっくり。
 ていうか、あの内側でキーボード弾いてたんすか(^^;
 それで「カルテット」ね。了解。
タマ:「まあ、聞いたような聞かなかったようなことにしておいて下さい」
 なんのこっちゃ(笑)
 さて、最後にもう1曲、オリジナル曲を披露してくれるとのこと。
タマ:「リハーサルとかさ、やるでしょ。で、その時にタイトルを決めようかって
    話はしたんだけど、決まらなくて。なんかいいタイトル、みんなに
    つけてもらおうかなと思ってるんだけど。なんか自由に言ってみて。
    まあ、曲を聴いてもないのにイメージわかないだろうけど」
 そんな彼の言葉を受けて会場からいくつか声があがりましたが、
ピックアップされたのは「白ベルト」(笑)
タマ:「白ベルト? って、そのまんまじゃん(^^;」
 そう、本日彼の腰にぶらさがっているのは白いベルトなのです。
タマ:「とりあえず、じゃあ『白ベルト』ね。まあ、あの、『仮』はつけさせて
    もらうけど」
 オリジナル曲『白ベルト(仮)』って感じ?
 そうだなぁ、タマちゃんのトランペットの吹き方って前から思ってたけど
基本的に柔らかい感じがする、やっぱり。フリューゲルホルンを使ったりも
してるから、その時の音が柔らかいのはもちろんだけど、普通のペットの
時もどことなくね。
 攻撃的な音を出せる楽器なのに、シャープな音色を奏でててもどこか
やさしい感じがするのって、タマちゃんっぽいと言えばそうかもなぁって
考えながら聴いてました。

 さあ、昭仁、タマちゃんときたら、ラストは晴一ですね。
 森ブルゴーニュ林氏が案内してくれたメニュー名は
『ポエトリー ヴィシソワーズ ハルイチ風』。
 おお、やはりそれできたか。
 照明が落とされた中を下手から歩いてきた影が、ステージ中央に
設置されたソファにすとんと座って、身じろぎもせず。
 そうして数秒後、照明が回復すると共に彼は顔をあげ、手にした物語を
読み上げ始めました。
 それは天使を殺した容疑をかけられている人物たちの取り調べ調書。
 合間に事件に関するニュース原稿が挿入されるんだけど、その時は
ステージの照明が落ちてピンスポットが晴一にあたって、彼の語り口も
それ様に変わります。
 その切り替わりの見せ方が上手で楽しく面白く聞けました。
 ただ、話の内容は確かに好みだったけど、もしあれが晴一のオリジナル
なのだとしたら、正直言って「うーん」ってとこではあるかな。彼の好みで
あろう村上春樹と森雪之丞テイストが明らかに見え隠れしてたからね。
 私が「いいなぁ」と思ったのは、物語が終わって照明がすーっと落ちて
いくまで、最初に登場した時と同じようにソファに身をあずけて身じろぎ
ひとつしなかったところ。
 そして暗くなると、そのまま何かをしゃべることもなく晴一は下手へ退場。
 彼が物語を語るためだけの語り部人形のようなイメージに見えて、
その演出の仕方がすごく好きでした。

 色彩豊かなソロメニューも3品終わり、続いてのメニューはなんと
3人揃っての『返信ポルノ』。
 棚瀬くんじゃなく、本人たちが直接質問に答えてくれるスペシャル
メニューだそうです。
 ステージ上には3つ椅子が並べられ、そこに3人が登場。
 タマちゃんもまた元の衣装に着替えてきました。
 最初は帽子をかぶってたけど、すぐ脱いで手に持って。
 どうしようかなぁって感じでちょっと悩んで、邪魔になったらしく下手側に
ぽいっと放り投げてました(笑)
 スタッフさんがすぐに拾いにきて持ってっちゃったけどね。
 さて、こういうコーナーになると当然ながら司会進行は昭仁の役目。
 手にはハガキの束。
 どうやら北海道や東北のファンから『返信ポルノ』に送られてきた
ハガキを選んであるみたいです。
 まず1問目は「マネージャーに優しくするのはどんな時ですか?」
アキ:「これは決まってるよのぅ? 休みが欲しい時(笑)」
 なんてわかりやすいんだ(^^;
 タマちゃんはあまり優しくも厳しくもしないそうです。
タマ:「俺、いつでもあんまり変わらんよ」
 とは言うものの、ホットコーヒーしか飲まないタマちゃんにマネージャーが
間違えてアイスコーヒーを持ってきた時だけは厳しく「ホット!ホット!」と
諭すらしいです。
 で、晴一が言うには、
ハル:「隼人はタマにだけはすごく緊張して話すんよね(笑)」
 どうやら微妙に怖がられてるようで(^^;
 2問目は「贅沢だなと思うのはどんな時ですか?」
 難しいなと悩みつつ、
アキ:「寒い時にさ、布団の中にもぐりこんであったまる瞬間。
    あれ、贅沢だと思わん?」
ハル:「いや、贅沢っていうか、幸せな時間じゃないか?」
 確かに贅沢とも言えなくはないが……うん、どっちかっていうと
「幸せ」の方だね。
 そこで晴一が「こうしてファンのみんなと一緒の時間を過ごせるのが
贅沢な時間だと思う」などといいこと言って会場は拍手の嵐となりました。
 うまいことよく言うわ〜(笑)
 そして3問目は「修学旅行はどこへ行きましたか?」
アキ:「北海道はどこに行くの?」
 場内からは大阪だの長崎だの、はては韓国という声も。
 はぁ、うちらの時はせいぜいが東京・京都だったけども(汗)
 メンバーも「そうか、東京は飛び越すんじゃ」と感心して、その言葉に
さらに「東京も行くよ」なんて会場から答えが返ったりして。
 昭仁と晴一は長野にスキーしに行ったような話をしてました。
 で、昭仁は女子の部屋に侵入して見つかって正座させられたと(笑)
アキ:「いざ解放されて、さあスキーしに行こうとしても、足がしびれてて
    滑れんのよ」
 さらに中学の時の修学旅行で女風呂を覗いた話も出まして。
アキ:「わし、副会長とかやっとって、生徒会長の奴と一緒に覗いたん(笑)
    っていうか、だって部屋の窓から外見たら女風呂なんじゃもん。
    そりゃ覗けっていってるようなもんじゃろ」
 タマちゃんは「わし高専じゃけ、修学旅行はなかった」とのこと。
タマ:「高専ってわかる? ……ああ、知っとるんじゃ。すごいねぇ」
 妙なとこで感心するタマちゃん(笑)
 そこから高専の話になって、晴一がタマちゃんの笑い話を暴露。
ハル:「高専ってさ、ちょっと専門的なこととかやったりするけぇ、エンジンを
    1度ばらして組み立てなおすとかってやったりするらしいのね。
    で、タマが組み立てたエンジンは部品がやたらとあまったんじゃろ?(笑)」
タマ:「あまったねー。でも動くのよ(笑)。あのー、ゴムのパッキンが
    すごいあまってて、だから動くけど音がすごくうるさくて(^^;」
 それでもちゃんと動いちゃうあたりがタマらしいよねって笑ってました。
 それからタマちゃんの高専時代の話が続いて、物理がすごく好きだったと
話してました。成績はクラスの中で最下位だったのに、物理の好きさ加減で
物理の先生とめちゃくちゃ意気投合してたらしい。
タマ:「物の落ちるスピードをあらわす公式なんか最高ですよね、って」
ハル:「でもその計算はできんのじゃろ?」
タマ:「できんよ」
 おいおい(笑)
 その他に修学旅行関連で、晴一がディズニーランドに行くのはやめて
ほしいとか言ってたな。なんかその理由について力説してたけど……
詳しくは忘れました(^^;
 この『返信ポルノ』のコーナーでは、途中でタマちゃんが椅子から
ずり落ちそうになって、「(質問の答えを)考えてたら落ちるとこだった」なんて
言ったり、やはりタマちゃんがふと上手側にしつらえてあるバーのセットを
見やって「ちょっとあそこで飲んどるの、すごい気になるんじゃけど」なんて
ぼやいたりしてました。ポンプさんやNAOTOさんがそこで休憩してたから、
うらやましかったみたい。
 そんな何気な雰囲気がすごく楽しかったな。

 さて、トークコーナーも終了し、いよいよメインディッシュのお時間です。
 ここはもう正統にライヴタイム。
 まずは『ヴィンテージ』。
 やったい、これ大好きなんだよね〜♪
 ……と思ってたら、昭仁ってば2番のサビ間違えた(汗)
 しかもこれ、コーラスが生じゃなかったもんだから、サビの間中コーラスと
歌詞が合わないままでした。
 晴一とかなら即座にコーラス止めてくれるけどね。
 そして次は……今日絶対にやってくれるはず!と期待してた『音のない森』!
 ああ、確かに深い森の中にいるような、少し不安で淋しくてしんと
涼しいような心持ち。でもそこでうずくまってるだけじゃなくて、その中で
光の見える場所を探して、そこへ向かって歩いていくんだっていう
前向きなイメージがしました。
 そうしていよいよ最後の1曲。
 まだまだずっと遊んでいたいと言いたげな会場内のブーイングに対して、
「これならどうだ」的にセレクトされたラスト曲はなんと『ヒトリノ夜』っ(>_<)
 うっわぁ、これで喜ばなかったら嘘でしょう。
 最後の最後でいいだけ盛り上がってしまいました(^^)v

 いつものライヴならばアンコールがあります。
 が、今日はイベント。果たしてどのような仕立てになっているのでしょうか?
 と思っていたら、何やらデザートがあるとのこと。
 そうか、フルコースディナーだもん、やっぱり最後はデザートで締めなのね。
 ステージに現れたのは、おそらく昭仁コーナーでマスクマンを務めていたと
思われる男性。そして彼が告げた言葉で場内は一時大騒ぎになりました。
 デザートとは、帰りにメンバーから手渡しでもらえるお土産のことだと
いうんだから、そりゃ皆喜びを通り越して悲鳴あげちゃうのもわかるってものです。
 しかもよくよく説明を聞くと、メンバーひとりひとりからひとつずつのお土産を
もらえるんですって。
 うっわぁ、こんなこと2度とないかも(^^;
 握手会とかは絶対しないだろうと思ってたのね私は。
 だってあれって半端じゃない人数としたら手がはれちゃうっていうでしょ。
 弦楽器を商売にしてる人たちにそんなことさせられませんて。
 でもまさかお土産手渡しとは……やってくれるぜっ。
 時間の都合もあるので、握手や会話はなしでお願いしますと説明を受け、
Aブロックの人たちから順番に1列になって移動開始。
 Bブロックの私はそんなに待つこともなく、外に出ました。
 前の人の後に続いて歩いていくと、ほどなくしてロビー。
 そこに長机が置いてあって、その向こうに3人が白シャツ黒ズボンの
ままで立っていて。ひとりひとりに「ありがとうございました」と言いながら、
目の前の透明なケースから何か小さなものを取り出しては手渡ししてます。
 よく見るとそれはピンバッジのよう。
 さあ、いよいよ私の番。
 最初は昭仁。
 ちゃんと目を見て両手でバッジを渡してくれて、「ありがとうございました」って。
 話はできませんと注意を受けてはいたけれど、メンバーが「ありがとう
ございます」って言ってくれてるのに、黙ってただ受け取るだけってのも
変だよね?
 だから「楽しかったです」って言ったら、それに対してまた「ありがとう
ございます」って返事をしてくれました。
 次がタマちゃん。やっぱり同じように、「ありがとうございました」って
バッジを渡してくれて、「楽しかったです」と答えたら「ありがとうございます」って
もう一度言ってくれました。
 最後が晴一。彼は「楽しかったです」と私が言ったら「おっ」って感じの
顔してました(笑)

 なんかああして間近で会うと、やっぱりそれなりにオーラもあるんだねぇ、
あの人たちも(^^;
 ステージにいたわけじゃなく、普通にロビーに立っていただけなのに、
今思い返してみてもあの時の3人はうっすらと白く明るい光に包まれてた
ようなイメージがあります。
 いや、実際にそんなの見えたわけがないんだけど、でもそういう印象。
 だけど、だからって遠い人たちだっていう気はしないの。
 だって、700人はいただろうひとりひとりの目をきちんと見て、しかも
「ありがとう」じゃなくて「ありがとうございました」って丁寧に言いながら、
ちっちゃなピンバッジを両手で渡してくれるんだよ? こちらの言葉に
ちゃんと反応も返してくれて。
 イベント終了後のちょっとオーラ残ってますな感じと、そういう礼儀正しい
生真面目な兄さんたちって感じの微妙なミスマッチさが彼ららしいよね、ほんと。

 そうして夢の時間は終わり。
 CLUB UNDERWORLD風に言うなら、マンホールから抜け出して
地上へ戻ってきました。
 実に半年振りの生ポルノはライヴではなくてイベントだったけれど、
いつもとは少し違う充実感で。
 なんだろう、うまく言い表せないけど、ライヴ終了後が暴れまくって
興奮して「楽しかったぁっ(>w<)」って感じだとしたら、イベント終了後は
気持ちがほんわかにこにこして「楽しかったなぁ(^^」っていう感じかな?
 時々こういうのがあると嬉しいね。3年に1度くらいでいいから。
 そしてイベントで数曲生の曲を聴いちゃうと、贅沢にも今度はライヴに
行きたくてしょうがなくなるのがファン心。
 秋にはあるかな? すでに待ち遠しい今日この頃です♪