160717 (SUN)  JOIN ALIVE 2016 2日目

 えー、フェス初体験記を兼ねておりますので、そんなんポルノの部分だけでええわ、と
いう場合は、さらに次のリンクをクリックなさってくださいませ。

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 初めてのフェス参戦。右も左もわからぬまま、とにかく突撃してきました。
 ポルノの出番は17時15分。
 稚内からだと、朝一のJRで行けば正午過ぎくらいには会場入りできるけど、交通費が
都市間バスの1.5倍(>_<)。同じく朝一のバスだと、こちらは一度札幌まで行き、そこから
岩見沢までJRで戻らなくてはいけないので、会場に着けるのは早くて14時。
 ポルノには充分間に合うけど、18時には帰路につく予定なのに、14時入りっていうのも
つまらんよな一とかなり悩んだ末、前日の深夜バスで行くことに。
 当日早朝に札幌へ着いて、狸小路にある女性専用の温泉施設で一休みしましょうと
目論んでいたのですが、これがまたえっらい混んでて。朝5時半に入ったというのに、
休憩処はもちろん、営業開始前のレストランまで寝ている人で溢れ返っていてびっくり。
 24時間営業だから、皆ホテル代わりにしてるのね(--;
 まあ、とりあえず、せっかくだから朝風呂入って、レストランの空いている椅子を見つけて
休憩。7時にレストランの営業が始まったので、朝ご飯食べて、身繕いして。
 それでも一向に休憩処は空かないし、じゃあもう岩見沢に行っちゃおうかと。
 JRとバスを乗り継いで、JOINの会場に着いたのが10時半過ぎでしたかね。

 今回、自分はローズステージonlyでいくことにしていたので、早速そちらへ行ってみた
ところ、オープニングアクトが終わったところのようでした。
 ファンキー加藤さんをスタンディングエリアで観ていたら、最初の曲終わりだったかに
急にステージ横のやぐら(ただし、どう見ても人が上がることは想定されていない風)に
よじ登り始め、途中でずり落ちそうになってスタッフ大慌て、みたいな。
 で、そこで正座して、「皆さんが言いたいことはわかってます。この度は大変お騒がせ
して申し訳ありませんでした!」と土下座してらっしゃいました(^^;
 ちなみに、本当は3番目に出演することになってたらしいのだけど、「そうすると、次の
4番手がゲスの極み乙女。さんなので、続くのもちょっと」ということで、自らトップバッターに
名乗りをあげたそうな(笑)
 3曲くらい観てからスタンディングエリアを抜け出し、フードコートで食糧&ビールを購入。
 ローズステージの方へ戻るも芝生エリアには空きがなく、その後ろの山の上まで登って、
なんとか座る位置を確保しました。
 そこから撮ったローズステージの写真がこちらです。

(機材準備中に撮影)

 ご覧のとおり眺めは最高。でも、草や土埃がひどいのと、かなりの斜面なので上り下りが
大変な上、座っていても気をつけないとずり落ちそうっていう(^^;
 まあ、それでもそこでビール呑みつつ、でんぱ組.incとMs.OOJAさんを観まして。
 その後、トイレへ行くために山を下りたのですが、再び上がる気には到底 なれず、かと
言って、例え立ってでも、のんびりステージを眺められるような場所に空きは全くなく。
 これはもう、次のゲス乙女。からスタンディングエリアで頑張るしかなかろうという結論に
至りました。
 ゲス乙女。やマンウィズもかなり観たかったアーティストではあるものの、さすがに前の
方にいく勇気も資格(?)もないので、あくまでスタンディングエリアの後方で観覧。背が
低いのでステージは人の隙間からちらっとしか見えないけど、ステージの下手側に大きな
スクリーンがあるし、とりあえず場の雰囲気が味わえればよいかなと。
 ゲス乙女。は、「おお、本物だ」って感じで、まあ、少なくともサビは聴いたことあるぞって
曲ばかりだったので、まあ普通に楽しみました。ファンキーさんを受けてなんか言うかなと
思ってたら、途中で一言、「今日はファンキーなステージにしましょう」とか言ってて笑い。
 ただ個人的には、テレビでいいかなという感じ。メンバー皆さん、演奏は上手だけど、歌や
煽りは正直何歌ってたり言ってたりするのかあまり聞き取れないし。私の耳が悪いのか?
 ライヴとして楽しかったのは圧倒的にマンウィズ。あれはすごかった。正直、申し訳ない
ことに曲はあんまり知らないし、そもそも歌詞がほとんど英語だから、全然聞き取れてない
のですが、とにかくノレる。まわりの盛り上がり具合も半端じゃなくて、曲を聴きながらその
様子を見てるだけでも楽しいぞって感じでした。
 「先日まで僕ら外国行ってまして。……いや、ただのサッカー観戦ですけど」とか、「友達
から、和田アキ子と対バンするってすごいなってメールが来まして。まあ、日にちは違うけど、
和田アキ子さんとJOINで対バンできたのが、一生の語り種」など、(それって対バンって
言うのか?)、MCも笑えたし、「あと3曲です! (会場から、えー!の声)。いや、かなり
前もっての予告ですよ? あと3曲あるからね?」なんてやり取り聞いていて、単独ライヴも
面白そうだなと思ったくらい。

 で、マンウィズの次はいよいよポルノ。
 前の方、スタンディングエリア全体の1/3くらいのとこまで行ったら、もうそれ以上行くのは
無理で、でもそこそこ見えるしいいかと、そこで待機。
 ステージでは機材の準備が始まり、なんちゃん、森男、真助さん、康兵くんといういつもの
面々が入れ替わり立ち替わり現れては、スタッフさんたちと音出ししてました。それにしても
サポさんたちが音合わせに出て来るだけで、「きゃー」と歓声があがってたのは、さすがに
ポルノの時だけだった気がする(笑)
 もちろん昭仁と晴一はステージには出て来なかったけど、時々スピーカーから聞こえてた、
代わりにマイクやギターの音出ししてるスタッフさんに何か指示出ししてる声が、二人の声
だったような気がします。そんな明確に聞こえてたわけではなかったので、確証はもてない
んだけど。
 マイクテストしてるスタッフさんは、昭仁のメインマイク、スペアマイクの後、「晴一さんの
コーラス用いきます」、「次、康兵さんの」、「最後、なんざわさんの」と言いながら、一通り
テストしてました。これもねー、確かなんちゃんのマイクの時、みなみさわさん、じゃなくて、
なんざわさんって言ってた気がするんだけども自信はない(^^;
 どの曲やるのかわかるような音出しはしなかったけど、途中で康兵くんがアコーディオンの
音出ししてたんで、リバルはやるなと母と言ったりしてました。

 そんな様子見てたら、30分はあったはずの機材繰り時間もあっという間。
 いよいよ本番……が始まった瞬間、後ろから結構な人数がわーっと前に割り込んできて、
ステージが全然見えなくなってしまいました。良くも悪くもこれがフェスってやつなのね(涙)
 まあ、自分も初フェスで、きっと訳が分からずマナー違反とかしてそうだし、あまり人の
ことばかり言えないんだろうけど。
 と、一瞬気が削がれてたのですが、始まったのが『アポロ』で、しかも昭仁のアカペラ
チックな始まり方するアレンジで。色んな意味で、うっわ、やるなぁとニヤケちゃいました。
 ワンマンライヴの時と違って、客席の反応、ノリが違うのが、これまた面白くて。2小節
歌っては、2小節空けて、というアレンジだったのですが、その空いてる部分に客席が次の
歌詞を大合唱しちゃうのね。なので、昭仁が客席の歌を追いかけてる輪唱みたいになって。
昭:「ぼっくらーのうーまれてくる」
客:「ずっとずっとまえにはもう」
昭:「ずっとずっとまえにはもう」
 って、そこで客席も皆、そういう2小節空けるアレンジなんだってわかったはずなのですよ。
 なのに、笑い声があがりつつも、今度はわざとその輪唱状態をやめない客席。
 あれには笑えました。だってワンマンじゃああり得ないよ、あんなの(笑)。昭仁もかすかに
苦笑してましたね。
 しかしまあ、いきなりの『アポロ』はやはり爆発的に会場をヒートアップさせました。
 とは言え、ステージが見えない。いつの間にやら、スクリーンすら、あまり見えない。
 てなわけで、母の袖をひき、若干後ろへ下がることにしました。エリア内の半分くらいの
とこまで下がったら、人波の間にちょっとした空間が空いてて、しかもそこが、人の隙間から
昭仁の肩より上が時々見えるし、スクリーンもばっちり見えるというなかなか良い場所だった
ので、あとは最後までそこで楽しみました。
 2曲目はおまちかねの『THE DAY』。生で聴くの初めてで、大満足。
 さらに『サウダージ』と続いて、昭仁大丈夫かしらと心配になるくらい濃い3連ちゃん(^^;
 と思ったら、4曲目はまさかの『ひとひら』。あれには意表をつかれました。ファンとしては
嬉しくて、しみじみ聴き惚れましたが。季節は違うけど、あの歌を野外で聴くって、なんとも
言えずいいですね……
 後半戦は、昭仁の「こっからもまだまだアゲアゲでいきましょう!」の言葉とともに、また
ハイカロリーな曲の連発(っていうか、昭仁的には『ひとひら』もかなりのハイカロリーだろう
けど)。
 しかし、アゲアゲという言葉から、まず『オー!リバル』が始まるとは思わなんだ(苦笑)
 リバルの時は、サビの手の振りは皆やってたけど、途中に入るクラップをやってる人が
最初めちゃくちゃ少なくて、でも曲が進むごとに少しずつやる人数が増えていくという光景が
これまた新鮮でした。他のアーティストの時にも見られたけど、最初は会場内では少数派
だった振りを、すぐに、そうか、そうやるのがお約束なのかってくみ取って、取り入れて、
とことん楽しもう的な皆の空気がすごい。最後のサビの時はほとんど皆やってたもんなぁ。
 で、またここでたたみかけるように『メリッサ』がくるもんだから、そりゃもう会場はヒート
アップする一方。
 最後にはきっとタオルまわす系がくるぞと思っていたら、やっぱり!な『ハネウマライダー』で
締めです。「Hey you!」の一瞬前に、昭仁がカメラを探していて、せっかくカメラ目線で指を
差したのに、スクリーンに映す切り替えが全然間に合ってなくて、昭仁が歌そっちのけで、
「カメラさん、遅い! Hey you!の時(に映さなくっちゃ)」と言ってました(^^;

 どこでどんなMCしたかは、もう忘却の彼方なのですが、昭仁はとにかく、皆というか、
このフェスに受け入れられているかを気にしていました。
 「あまりロックフェスに出ることないし、受け入れてもらえるかなって。大丈夫?」とか、
「今日のローズステージの出演者見てると、若い人が多くて、わしら、40代で平均年齢
上げてるし」なんて。
昭:「ああ、でもマンウィズの皆さんは、あれでしょ、南極の氷に長いこと埋まってたんでしょ?
   年齢不詳よね。マンウィズ先輩? タナカ先輩?」
 みたいなことも、確かおっしゃっていたような。私の近くにいた、マンウィズのファンと
思われる方が、「よく設定知ってるなぁ」って笑ってました(^^;
 もちろん昭仁さんの噛み具合もいつもさながらで、ローズステージを、ローズステーズって
言っちゃってましたね。もちろんすぐに自分で気付いて口をつぐみ、会場から笑いが起きた
ところへ、すっごい真面目な顔をして、うなずきながら、「噛みます、噛みます」と受け流して、
何もなかったかのようにトークを再開してました(笑)
 晴一は、少なくともマイクにのるような声では、何もしゃべらなかったな。やっぱ、いつも
みたく、昭仁が話をふって晴一がしゃべって、っていうような時間はないんだろうね。それは
ちょっと残念でしたが、他のアーティストのグッズを身に着けている人たちも皆すっごい
盛り上がってたし、ワンマンとはまた一味違うのが楽しかったですね。ポルノが始まる前の
時点で、すでにHPの残りが1/3くらい、みたいな感じだったのに、ポルノの出番になったら
HP一気に回復!で、すっごい燃焼して、終わったらHP残り1、っていう。ポルノのステージが
終わったところで、18時に会場を後にしました。

 空模様は曇天で、時々、慌てて持っていったポンチョを羽織るような場面も何度かあったの
ですが、幸い大降りにはならなかったし、ポルノの時に振らなかったので、良かったなと。
 ただ、今度フェスに参加することがあったら、あまり欲張らないようにしようと思いました。
 いや、本当は今回も、できるならばアレキサンドロスは観たかったんだけど。
 でもポルノが18時前に終わった後、アレキは19時45分からだったから、どう考えても体力
もちませんでしたわ。普段、インドアなもんで(^^;