011213 (THU)  Cupidツアーin 代々木(1日目)

 行ってきたぜ、代々木体育館〜っ!!!
 広いなぁ……でっかいなぁ……人がたくさんいるなぁ……
 1日目、私の席は北スタンド2階H17列5番。
 それってどこかなぁと思ったら、北スタンドのいちばん上の列の、しかもいちばん
ステージ側の端っこ。ステージが見づらいし遠いなぁ。
 この日のライヴは東京在住の友人、流ちゃんと一緒する予定だったのですが、
彼女は仕事が終わるのが遅くなるとのこと。開演時間に間に合わないかもしれないと
いうことだったので、チケットを先に渡してありました。
 18時半をまわっても、やはり彼女は到着せず。ライヴもまだ始まらず。
 と、その時、係員の方が私に話しかけてきました。
「お客様、こちらの席は見づらいですので、別の席に変更させていただきます。
ちょっとこちらの方へ出てきていただけますか?」
 そういえばさっきから、私よりも下の列の端っこの人たちが次々とそうやって
席を代えてもらってたっけ。でも、もうライヴ始まるのになぁ。
 と思いつつも、席を立って後ろの通路へ移動。係員の方と話をしてたら、なんと
会場が暗転して、ライヴが始まっちゃいました(汗)
 うっわ、始まっちゃったよ、と思いながらも係員の方と話を続ける私。
 そうしたら、「お客様と、遅れてくるお連れ様の名前をここに書いて下さい。お見えに
なったら、こちらでわかるようにしておきますから。こちら、新しいチケットになります。
お連れ様に席が代わったことをお伝えしておいて下さい」ですって。
 ……ちょっと待って? もうライヴ始まってるのに?
 いえね、お互いにメール機能がついた携帯を持ってるから、そりゃ連絡は
つけられるけどさぁ。
 席が見やすいとこに代わったのは嬉しいけど、ちょっとその対応に納得いかない私。
 新しい席は、北スタンド1階J7列14番。
 ステージではすでにポルノの3人が歌い、演奏し、客席はみんなスタンディングで
盛り上がってる。そんな中、照明がおちて暗い通路をてくてくと移動しながら
ようやく曲を聴き取る余裕ができました。
 あれ? これってなんの曲だっけ?
 ………………うっそ、『ジレンマ』じゃんっ???
 えーっ、なんでいきなりオープニングで『ジレンマ』なわけ?????
 うっわぁ、せっかくそんな大技かましてくれたのに、その驚きを味わい損ね
ちゃったよぅ(涙)
 ま、ともかく新しい席に着席して、『ジレンマ』を聴きつつ、流ちゃんに携帯メール
打つ私。マナーモードにはしてあったけど、なんかすごーく悪いことしてる気分(^^;
 メールを送信し終えたところで、おもむろに立ち上がりまわりを見回すと、うん、
確かに先ほどまでの席よりも格段に見やすい。北スタンド1階の7列目、いちばん
ステージ側の端っこ。
 右側には通路。その向こうの席はもう使用されてない部分で、大きなスクリーンが。
 その時はスクリーンには何も映っていなかったけれど、そのうち映るんだろうなぁと
楽しみ。
 正面を向くと、ちょうど私のまっすぐ目の前のラインが、アリーナ席の1列目。
 まあ、考えようによっては、角度が悪いだけで、最前列とも言える(笑)
 オペラとか持ってかなかったんだけど、まあ、距離的にはそんなに遠くないんで
あまり支障はなかったです。
 ただ、こっからじゃハルイチが見えない……ちょうどね、柱に隠れちゃうもので。
 2曲目早々に 『オレ、天使』。今回もこれやってくれるんだぁと幸せ気分。
 そうだよね、モチーフがCupidなんだし、やっぱこれがないとね。
 そして3曲目は『マシンガントーク』。
 うわい、やったぁ。すっげー、やっぱりみんなモンキーダンスだ(笑)
 その後、アキヒトから挨拶程度の短いMCがありました。
 ここからスクリーンが活動開始。ずっと映りっぱなしじゃないけど、後半にいくに
つれてスクリーンを多用するつくりになってましたね。
 彼が 「わしらがポルノグラフィティじゃ」って言うのを聞くと、ああ、ポルノのライヴに
来たんだなぁって実感。
 「今日、やることはひとつだけ。みんなわかっとるね? 楽しんで帰ること。
それのみ!」
 いちばん大事、ひとつだけ大事なことだね。そのシンプルさ加減、いいっすねぇ。
 MCの後、まずは『アポロ』。
 歌い出しの部分、特に声が強調されてる感じで、その響き方が好きでした。
 それから……うわいっ、『リビドー』だっ
 もう、私の中で1、2を争うくらい大好きなんで、大喜び。
 そしてその後には聴いたことのないメロディが。まあ、メロディは既知の曲でも
アレンジされてたりするから……と思ってたら、歌い出した歌詞も聴き覚えがない。
 あら、新しい曲を早々にやってくれるんだぁ、とじっくり聴いてました。
 ……歌詞はところどころ覚えてるけど、メロディが出てこないや(^^;
 ただ、「男の人だって泣いていいじゃん」って聴いてて思いました。
 男なのに泣くなんてどうかしてる、というような詞が途中にあったので……
 新しい曲の次はなんだろうと楽しみにしてたら、『見つめている』。
 この曲もこれまた好きで好きで、これを歌うアキヒトを見てみたいと思ってただけに、
スクリーンでアキヒトの姿を大映しにしてくれたのには感謝。
 ああ、ほんとだ、イッちゃってるねぇ。
 と思いつつ眺めてたら、ようやく流ちゃん到着。
 あなたもまあ、初のポルノライヴだというのに、いきなり『見つめている』に出くわして
しまったとは、これまたなんとも。
 後で訊いたら、「会場に入った瞬間、遠くのステージには仁王立ちで歌ってる
アキヒトくんがいるし、スクリーンに映ってる顔も怖かったし、客席もみんな
突っ立っててさぁ。異様な雰囲気ですっごい場違いなとこに来ちゃった気が
したよ」ですって(^^;
 そしてここでMCに入りました。
 ポルノグラフィティ、何かある時は雨の日が多いね、というアキヒト。
 そう、この日もアリーナ初ワンマンという記念すべき日だったのに雨模様だった
からね。
 今回のツアーは曲目を決めるのに悩んだという話。気がついてみればシングル
7枚にアルバム2枚にもなってて、とアキヒトが言ったところ、ぱらぱらと一部で
拍手が。それがうわーっと会場全体に広がっていきました。
 するとアキヒト、「アリーナの拍手って、こうやって波みたいに広がっていくんだね。
またひとつわかった。感動したわ」だって。
 音楽とは記憶と密接に結びつきがある気がするという話。
 昔の曲をやってると、あの頃はこうだったなぁと思い出すって。
 デビューして早2年とちょっと。色々と変化しつつあるポルノグラフィティ。
 アキヒトくん、昔は曲作りが苦手だったんだよね。
 「この世界、締め切りというものがありまして」、間に合わせようとギターを手にして
座り込んで考えていると、「頭は痛なるわ、尻は痛なるわ」。座りっぱなしだからね。
 近頃じゃ締め切りをあまり気にせず、煮詰まると気分転換するそうな。
 「まずはマンガ。うーん、『はじめの一歩』かぁ」と、手にマンガ持って眺める素振り。
 35巻 (ぐらいの巻数を言ってた)がいちばん盛り上がって面白いんだよね、と、
1巻から順に読み進めていくらしい。
 その次にお掃除。フローリングの端っこにたまったほこりを、コロコロで取って
いくのが気持ちええんよね、とか言ってたけど、フローリングにコロコロかけたら
くっつくじゃんか(笑)
 床のお掃除が終わると、次は流し。シンクのお掃除です。
 ぴかぴかになるのが最高に気持ちええとのこと。
 ジフと、よくみがけーるを使って、きゅっきゅきゅ〜きゅっきゅっきゅ〜とこすると、
建てたばかりの家のようにぴっかぴかになると楽しそうに話してました。
 デビューしてからの2年ちょっとで、そんな風にアキヒトくんは変化したそうなの
ですが、
 「じゃあ、あとの二人は?」
 ここでタマちゃんの出番です。
 「えっとね」としゃべりだすタマちゃんですが……今日はまた随分とシャツの
ボタンがはずれてますなぁ。思わずスクリーンに映るタマちゃんの姿に向かって、
「ひとつ、ふたつ……」とボタンの数を数える私(笑)
 少なくとも5つははずれてましたね。……てか、はめてるボタンの方が絶対に
少ないじゃんか、それ。
 でも、はだけた胸に太いチェーンネックレスはカッコいいっす。
 メジャーデビューの頃、まわりのスタッフさんに、「段々変わっていくよ」って
言われて、俺は絶対に変わらないって思ってたけれど、いつの間にか色々と
変わってる自分がいることに気付いたとか。
 例えば、ベース。
 普通のジャズベースを薦められても 「そんなのどうせ普通の音しか出んわ」と
毛嫌いしていたのに、なんの気なしに使ってみたら、「あ、好きかも」。
 衣装も、そんな衣装絶対に似合わないし着たくないと思ってたものが、いざ
着てみたら、「あ、好きかも」。
 いい意味で、どんどんと色んなことを受け入れて吸収して、変わっていってる
自分がいるという話をしてくれました。
 アキヒトが、タマちゃんの頑固さが少し和らいできたのかというようなことを言うと、
タマちゃんは同意しつつも、「でもやっぱり頑固」だと言ってました(笑)
 さあ、それじゃあ3番手のハルイチくんは?
 「やっぱさぁ……わしもしゃべらんといけんよね?」
 そりゃそうでしょう(笑)
 「おまえら、1万人の前で、よくそうやってしゃべれるのぅ。すごいのぅ」なんて
言いつつ、「話はずれるけど」と、一昨日、セットを組んでたこの代々木体育館へ
様子を見に来た話をはじめました。会場のいちばん後ろの席に座って、その規模の
すごさに、「わし、これで酒が飲めるわ」と思ったらしいです。
 そして、「その次に、わしがなんて思ったか。わかる?」と。
 アキヒト、「さぁ。それは聞いとらんわ」と首をかしげてます。
 答えは、「MCで1万人に一斉にひかれたらどうしよう」(笑)
 「アンケートに、曲は良かったけどMCがちょっと。括弧笑。とか書かれるんで?」
 しかもそのアンケートを書いたのが13歳 (ぐらいの年齢)だったりしたらショックだと。
 ああ、それはつらいねぇ、とアキヒトくんも同意。
 で、ハルイチくん、「これぐらいで(わしのMC)ええかの」と、自分の役目を終えた由。
 アキヒトがその話を受け取って、MCも大変なんですよ、とこぼし、「なんか最後には
ぐちっちゃいましたけどね」ということで、次の曲紹介にうつりました。
 「これも久々にやる曲です」と、『Search the best way』。
 ステージのバックに電飾で何か動画のようなものが描かれているのがちらっと
見えましたが、私の位置からじゃよく確認できず。
 続けて、ちょっと重ためなイントロ。これはなんだろうと思っていたら、なんと驚いた
ことに『ロマンチスト・エゴイスト』でした。Aメロも微妙にライン変わってて。抑揚を
抑えた感じ。
 あれは一歩間違ったら、単に音をはずしていると思われかねないギリギリさ。
 だからか、どこかはりつめたような危うい印象の『ロマ・エゴ』でした。
 次の曲は……これも聴いたことのないメロディ。未発表曲です。
 これ、すごく好きでした。出だしの歌詞からして、ハートにずきっと来る感じ。
 自分のハートを擬人化してるのが妙に切なくて。
 心配しなくてもいいよ。言い聞かせるから大丈夫。僕のハートだから、って。
 そして『サボテン』へ。あれ、ハルイチ、スライドバー使ってないや。
 私は初めて生で聴いたのですが、あらためて思うに、やっぱりいい曲。再認識。
 うってかわって、ノリのいいリズムがはじまりました。
 手拍子をするアキヒト、そして客席。
 このリズムは……しばしすると、かすかに笛の音が混じり始めたイントロが。
 『アゲハ蝶』です。このドラムきかせた入り方、いいなぁ、好きだなぁ。
 タマちゃんがエレキだったのが個人的にはちょいと寂しかったけども。
 もちろん、後半にはみんなでコーラス。
 アキヒトが 「もっともっと!」とあおる中、1万人のコーラスが響き渡ります。
 気持ちいいねぇ。
 ここで再びMCタイム。話をするのはアキヒトです。
 あっという間に、今年もあと20日余り。今年も濃い1年を過ごせたし、以前よりも
落ち着いた仕事ができたんじゃないかという話。
 そして、「まだ終わったことではないのですが」と、米国のテロ事件の話をし、
そこであらためて音楽が持つ力はすごいと思ったと話すアキヒト。
 ジョン・レノンの『イマジン』が皆に与える力の素晴らしさ、そうそうたるミュージシャンが
マジソンスクエアガーデンに集まって歌ったこと。そういう風に音楽は人の心を救う
もののひとつであると。
 自分たちも、曲を聴いた人からメールや手紙で「勇気が出た」などと言ってもらえた時、
音楽をやっていて良かったなと嬉しく思うと言っていました。
 自分たちが音楽を楽しむことが大事。そしてそれによってみんなも楽しんでくれて
少しでも幸せになってもらえたら嬉しい、ということで、「じゃあ、次の曲でもっと胸の
鼓動を高めて下さい」と、『Heart Beat』へ。
 最初のフレーズの、「さあ!」で照明が、がっと明るくなる瞬間が好き。
 それとやっぱり言ってくれた、「もっともっとたくさんの愛を、おまえらに
やろうじゃないか!」。これを生で聴けたのは嬉しかったねぇ。
 そのままのテンションで次のイントロ、「可愛い……可愛いおまえらに、
新曲をお見舞いしてやるわ!」と叫ぶアキヒト。
 何故この曲だけわざわざ「新曲」と断わるんだろう?と思いつつも、ノリのよい曲に
ご機嫌。間奏とかでアキヒトがこぶしをつきあげて、「ゴー!ゴー!」とあおってました。
 『サウダージ』も今回はタマちゃん、エレキでした。
 この曲は身体はリズムに乗りつつ、目を閉じ加減で揺れながら聴き入る風に
なっちゃいます。歌い上げるアキヒトを見ていたい気もするんだけど。
 そしてそしてお待ちかね、『Century Lovers』!
 私にとっては初の生センラバです。
 イントロでよりも、間奏のとこでじっくりと「Fu-Fu」タイム(笑)
 「北スタンド!北スタンド1階!」「北スタンド2階!」てな感じで、順番に客席を
あおっていくアキヒト。
 が、アキヒトくん……まさかこの曲で腰振りやってくれるたぁ思わなかったよ(^^;
 センラバがフェイドアウトしたらすぐに「JOPG FM♪」というコーラスが。
 『ミュージック・アワー Ver.164』ですね。
 この時は私、もっぱらステージよりもアリーナや向かいの南スタンドを眺めてました。
 おおっ、これが噂の「ウサギちゃん」ですか、とか思いつつ。
 例のサビのフリは当然知ってるし、ジャパンツアーでやったけど、「ウサギちゃん」は
見た覚えなくて。でもこれって嫌がってなかったっけ、メンバーは?
 しかーしっ、サビのフリはアキヒト先導の元、会場内一体。すげーなぁ。
 それにしても前からテレビで見るたびに思ってたんだけど、あれって一体いつから
左足がつくようになったんだろう、アキヒト。最初は手だけだったよねぇ?
 ラストスパートって感じで盛り上がってきたし、そろそろ終わりかなと思ってたら、
何故かここでしっとりと『ヴォイス』。
 じゃあ、この落ち着いた感じで終わり?と思ったら、そうでもなさそう。
 聴こえてきたこのメロディ……というかSEは……あれ?
 これって 『オレ、天使』じゃん。
 おっかしいなぁ、最初にやったのに。それともイントロ使うだけで他の曲に
移行するのかなと思ってたら、歌い出されたそれは、『オレ、天使』の別バージョン。
 歌詞が違うじゃんか〜っ(><)
 ステージのバックとスクリーンに、スクロール(色々な効果付き)して歌詞が
映し出されてたんですが、それを読み取るのに必死で、メンバーを見てる暇が
なかったです(笑)
 途中で、「あ、オレ、Cupid」というセリフを聴いた時には、「やられたっ!!!」と
手を叩いて叫んでしまいました。
 ロマンチックな時間はそろそろ終わり。扉を開けたら耳鳴りが段々と薄れていって、
また現実へ戻っていかなきゃならない。お別れだけど、でも泣かないでいいよって。
 メッセージ色がめちゃめちゃ強くなってて、ライヴの終わりの宣言でもありながら、
もっと広い意味にも取れる歌詞。ツアータイトルの意味も込められてるようだったし。
 メロディライン、微妙にところどころ違ったし、途中一部、『オレ、天使』にはない
メロディも入ってました。
 この曲が終わると同時に、メンバー退場。
 すごいスマートな終わり方だなぁとちょっと感心。
 当然、アンコールの声がかかります。
 しばらく後にツアーT(ブラック)に着替えてメンバー登場。
 サポートの皆さんも含め、今回は総勢7人のメンバーですが、やっぱり誰も
ピンクTは着てこないわね(笑)。ちなみにサポートさんが着てたのは、デザインが
ピンクTバージョンで、色が黒っていう感じのものでした。
 メンバー紹介、まずはサポートの皆さんから。
 キーボードがジャッキーさん。ドラムがポンプさん。
 今回はストリングスが入ってました。ナオトさんです(ちなみにバイオリン)。
 実は私は途中まで彼の姿が位置の関係で見えずにいたので、なんかの曲で
前に出てきて弾いた時に、「弦がいる!」とびっくりして叫んじゃいました(^^;
 そして、マニピュレーターのサウスさん。
 ポルノグラフィティ、ベースのタマちゃん、ギターのハルイチ、そしてボーカルアキヒト。
 ひとりひとり短めにお礼の言葉を話してくれて。
 ちなみにここでも一発やってくれたのはハルイチ。
 なんと、オペラグラスを持ってきて、「みんな見えとるぞー」と言いながら、
会場をぐるーっと見渡してました。さすがだ(^^;
 アキヒトが客席にお礼を言ってくれようとした時、「ここまでみんなわしら……」って
わけわかんない呼びかけ方しちゃって、で、自分で苦笑して、「ここまでみんな
わしらってなんじゃろうね(^^;」ってつっこみいれてました(笑)
 じゃあほんとに最後の1曲です。
 『ジレンマ』をオープニングでやっちゃったから、何が来るのか予想がつきません。
 「リリースして1年ちょっとたつけれど、いつまでもこの気持ちを忘れずにいたい」と
いう言葉の後……『ダイアリー 00/08/26』です。
 ライヴの盛り上がりとしていうなら、あまりアンコールっぽくない曲だけど、
でも今回のツアーに込められた色々な思いや意味を考えると、この曲で終わるのって
すごく理に叶ってる気がします。そう考えると、なんだか嬉しい気分。
 それにしても……今回のステージでは3人ともイアーモニターつけてたけど、
アンコールで出てきた時にはみんな耳から外して、両肩からぶらさげてたのね。
 当然、演奏が始まったらつけるもんだと思ってたんだけど、アキヒトってば
外したままで歌ってます。アリーナなのに大丈夫なん?
 と思ってたら、1番を歌い終わったとこで、さり気に後ろ向きつつイアーモニターを
つけるアキヒト。苦笑しつつ 「つけるの忘れてたわ」みたいなことをハルイチに
向かって言ってるように口が動いたのが見えました。
 最後の歌詞、ちょっぴり変わってましたね。
 「前からそうだし。今でもそうだし。」って重ねてました。
 そんなちょっとした変化がまたすごく良かったりしますね。
 曲が終わると、7人で前に出てきて、いつものように一礼してくれて。
 ライヴ中、時折場所移動するハルイチとは裏腹に、ほとんど立ち位置を動かずに
いたタマちゃんですが、その時は花道の端っこまで来て頭さげてくれました。
 そしてひとりひとり、下手へはけていくメンバーたち。
 3人ともね、舞台袖に入っていく前にはちゃんと向き直って、また手を振ったり
一礼してってくれるのが、いつものことながらすごく嬉しい。
 そんなの、むしろこっちがしなきゃいけないことなのにね。
 そして最後にスクリーンには、『Cupid is you. Good bye.』の文字が。
 ああ、なるほどね……最後の最後にそうきたかぁ。
 思わず、ふっと微笑んでしまうラストシーンでした。

 全体的に、セットリストが好み。ジャパンツアーでやらなかった曲中心だし。
 ちょっとね、ハルイチがほとんど見えなかったのが寂しかったけども。
 コーラス入れる時だけ、前の方に出てくるから見えるの(笑)
 彼のことはもっぱらスクリーンで見てました。
 北スタンド側に延びてる花道に来てくれた時、ほとんど姿を見てない分嬉しかったな。

 ちなみに、ポルノライヴ初参加の流ちゃんの感想。
 彼女的にツボったのは、『Heart Beat』のアキヒトの叫びとか、新曲披露の時の
前フリとか、そういう部分みたいです。
 あと、『ミュージック・アワー』のサビの手振り、「噂には聞いてたけど、ほんとに
みんなやってる。1万人がやってる。すげー」って感心してた(笑)
 それに、『オレ、Cupid』のイントロで、会場全体が妙にとまどってることに、
逆に彼女はとまどったみたいでした。『オレ、天使』をやった時、まだ流ちゃんは
来てなかったしね。「なんでノリのいい曲なのに、みんなノリもしないでとまどって
るの?」と不思議に思ったそうな。
 いやいや、あれはマジでとまどったよ。
 歌詞、覚えたいね。多分これはCDとかにはならんだろうし、貴重なバージョンですよ。
 なんとなくは覚えてるんだけどな。