020820 (TUE)  BITTER SWEET MUSIC BIZ ツアーin 札幌(1日目)

 すっごい雨。
 開場時間が近づくにつれ、どしゃぶりもいいとこ。傘をさしていても、みんな背中とか
足とかずぶ濡れで。ライヴ前から濡れててどうするよって(笑)
 18時開場だったんだけど、あまりにも恐ろしい雨模様に早い開場を願ってたら、
予定時間よりも10分ほど前に入れてもらえました。
 限定ボストンは諦めてたんだけど、意外と売り場はすいてたね。
 ホワイトとブラック、どっちがいいかなぁと迷いつつ売り場へ行ったところ、
すでにブラックは売り切れでした。よってホワイトをゲット。
 あとはパンフとロックTとブックマーカーを購入。

 今日の席は1階8列30番と31番。
 前回この会場で3列目だったから、ついついその時と比較しちゃうんだけど、
でも8列目だってかなりステージ近いよねー。
 真ん中よりもちょっとだけタマちゃんサイドって感じの場所でした。
 晴一好きな母を31番に座らせ、タマちゃんのベース弾く手フェチ(笑)な私が30番に。
 Cupidツアーの時と同じように、本来のステージの前部分に1列目のすぐ手前まで
仮ステージができてました。ラッキー♪

 ステージ上で目立ってたのは、でっかくハングル文字が書かれたアンプ。
 4文字あってね……メモってきたけど、ここには表記できないね(^^;
 晴一の「1200000」のアンプも置いてありましたね。
 上空にはシャンデリア風の照明が3つ。
 なんか国籍不明な感じのステージです。

 開演は約10分押し。
 シャンデリアの明かりが点滅し始めて、その照明自体が上に上がっていくと、
会場もステージも明るいままで下手からメンバー登場。今回も総勢7名。
 サポートメンバーはCupidツアーと同じで、上手側から順に、サウスさん、ポンプさん、
NAOTOさん、ジャッキーさん。
 衣装は昭仁が黒のTシャツ。背中に大きなピースマークがスパンコールで入ってた。
 晴一は赤いTシャツ。後ろ向くとお尻のとこに腰から布がたれさがってるような
感じのパンツをはいてましたね。
 タマちゃんが白いタンクトップ。珍しく帽子かぶってたし、皮パンでもなかったね。
 あのパンツ、カッコよかったなぁ。模様入ってるの。

 1曲目から昭仁がギターを持ちました。おおっ。
 曲の前に 「札幌〜!」と会場へ呼びかけたので、ちょっとびっくり。
 なんだっけ、「元気ですか?」だったか、「盛り上がっていこう」だったか……
忘れたけど(^^;
 それからリズムに乗せて 「Go Steady Go!」と歌い出しました。
 客席の役目はどうやら 「Oh Yeah! Oh Yeah!」と返すことのようです。
 それを何度か繰り返して、『Go Steady Go!』へ。
 いやぁ、しょっぱなにこの曲だとは思わんかったね。
 やっぱほら、なんとなく 『敵はどこだ?』かなぁって普通に思ってたのさ。
 なんか今回は出だしから会場とのやりとりみたいなのがあって、今までと
雰囲気違うなぁと思いつつ。
 この曲は晴一のギターソロが好きなんだよねー。
 と、ソロが終わったところで一瞬のブレイク、そして照明がすとんと落ちてから
曲が続きました。あ、なんかようやくライヴって感じの照明加減(笑)
 2曲目は 『敵はどこだ?』。
 これはまた音も光も攻撃的でね。目がちかちかしちゃいました。
 途中のベースとギターの掛け合いみたいなとこ、ちょっとアレンジしてあったと思う。
 で、後奏の時に昭仁がドラムの方向きながら、例の高速手拍子(笑)してた気が……
「この左胸を」のとこの昭仁の仕草はキマッてましたな。珍しく昭仁に「カッコいい〜♪」
って感嘆しました(昭仁ファンのくせにそれってどういうことや ^^;)。
 さあ、お次のイントロ、このピコピコとした電子音は 『空想科学少年』だね。
 新しい曲が続いたとこで、これが来たから、なんだか懐かしい感じがしちゃいました。
 3曲終わったとこで、昭仁の 「わしらがポルノグラフィティじゃ!」が。
アキ:「言いたいことはひとつだけ。みんな、悔いのないように」
 という短いMCがあって、4曲目へ。
 前奏で 「あれ?えっと、これってなんだっけ?」って思案。聴き覚えがない
曲調なんだけど、主旋はなんとなく記憶にひっかかるの。
 昭仁が歌いだして 「ああ!」と納得。『ミュージック・アワー』でした。
 アレンジ大分変わってて、より一層さわやか風味。
 なので、サビ恒例の手のフリは、やったはいいけど妙になじまない気もしましたね。
 続く 『Report 21』のイントロで会場は大盛り上がり。みんなカッコよかったなぁ。
 メトロポリタンはやっぱり札幌でね。『アポロ』とかでもいつも思うが、会場ごとに
地域名入れるじゃん? たまに違うとこの名前言ったら面白いのにね(おいおい)。
 晴一が前に出てギターソロを始めた時、視線が当然そちらに流れたのですが……
ふと視線の端に入ったのは、昭仁(ギター弾いてた)とタマちゃんが向かい合って
セッションしてる姿! 「うっわ〜♪」ってんで、晴一そっちのけでそっちばかり
見てました(笑)
 この曲の時はタマちゃんの雄叫びもあり。いいねいいね(^^
 曲が終わると暗転して少し間があって(ギターチェンジとかね)。当然照明が
うっすらと回復すると次の曲だと思って会場は盛り上がるんだけど……昭仁が
マイクに向かって「ここで一言」と。
 静かになる会場に、昭仁の言葉が響きます。
「あなたの心の中に花は咲いていますか?」
 その言葉に酔いしれる人もいたろうけど、私はどっちかっていうと 「てことは、
次は何?」ってセットリストを考えてました(笑)
 花……うーん、『サボテン』とか?
 いやいや、始まったのは 『n.t.』でした。
 この曲は結構みんな静かに聴いてたね。バラードじゃないけど聴き入る曲って、
考えてみればなかなかないもんだよね。素晴らしい曲だよなぁ。
 今回、この 『n.t.』から続けざまに聴かせる曲が並びます。
『Aokage』では、バイオリンの音がすごく綺麗で聴き惚れました。
 特にサビの後半部分での動き方が染みる染みる。
 思わずずーっとNAOTOさん見てました。
 曲が終わったかと思って、会場から拍手が起きた次の瞬間、NAOTOさんのソロが。
 Cupidツアーの時の『Search the best way』もそうだったけど、このパターンって
せっかくすごい綺麗なつくりなのに、前半を拍手で聴き逃すんだよねぇ。もったい
ないです。
 そして 『ヴォイス』へ。
 これはやっぱり生がいい。すっごいしみじみ聴いてしまいました。
 最後に背景が星空みたいになってね。それもとても綺麗だった。

 ここで長めのMCタイム突入。
 やはり最初の話題は雨バンドポルノグラフィティについて(笑)
アキ:「やっぱり雨なんよね。今回(のツアー)、台風5つのうち、4つ当たってるからね」
 昨日、飛行機にて北海道入りした面々ですが、北上する台風を追い越してくる形に
なったとか。
アキ:「そんなもん、(飛行機)揺れるに決まっとるわの」
 一回転したかもしれんとか、もしかしたら一度くらい落ちたかもしれんとか、やたらと
大げさに言いまくる昭仁。晴一に同意を求めてます。
ハル:「まあ、一回転くらいしたかもしれんね」
 しかしタマちゃんは冷静に否定。
タマ:「いやいや、まさかいくらなんでもそこまでは(^^;」
 と言いつつ、両手を広げて飛行機のマネして、身体を傾けてます。
タマ:「こんな風にはならんでしょ」
 私はつい、肩からさげてるベースが床にごつんとあたるのではないかと
心配しちゃいましたよ(^^;
 飛行機嫌いで有名な昭仁くん。晴一曰く、昭仁は今回も飛行機に乗り込むなり
さっさとヘッドホンをして目をつむった自己防衛体勢をとったらしい。
ハル:「そのくせコーヒーだけはちゃんと頼みよるん。わし、隣の席だったんじゃけど、
    揺れるたびにこぼれないようにって、こうやって(コップ)持っとったんよ」
 自分のと昭仁のを両手に頑張ったらしいデス。
アキ:「ああ、ほんと? それは知らなかった(笑)」
 最近何か楽しいことは?という昭仁のフリに、晴一は最近始めたというサーフィン話を。
 とうとう始めたのか……
 先日、知り合いのサーファーさんに千葉へ連れて行ってもらったそうです。
 が、台風のせいで波が高すぎ。
ハル:「どっかで見たことあると思ったら、テレビで台風の中継とかしよるようなとこで」
アキ:「ああ、カッパ着て、原稿、風に飛ばされるような」
 そんな時にそんなとこへサーフィンしに行くなよ(汗)
 そこで別のポイントへ移動。なんとかサーフィンを始めたはよいものの、やはり波が
高めだったために、パドリングの段階で板ごと押し返される始末だったらしい。
 その様子を実演(?)してくれる晴一に爆笑。さっきのタマちゃんといい、妙なとこで
めんこいんだよなぁ、この人たち。
 きちんとしたスーツを身につけているわけではなかった晴一に、一緒に行った人が
ウエットスーツを貸してくれて、「寒かったら中でおしっこしたらいいよ」と教えられたとか。
 しかしそこで晴一が思うに、「別にわし、遭難しとるわけでもなし、寒かったら陸に
上がりゃあいい話じゃん」。まあな。
 ところがそこで嫌な予感がひとつ。
 後で、スーツを貸してくれた人に 「もしかしてこのスーツ着て中でおしっこしたこと
ある?」って訊いたら、思いっきり 「うん!」って言われたそうな(^^;
 うん、オチもばっちりだね、晴一(笑)
 北海道はサーフィンできるの?って訊いてました。
 できるよ、そりゃ。期間は短いかもだけど、海開きちゃんとするしさぁ。
ハル:「どっかいい場所ない? 明日みんなでサーフィンしようか?」
アキ:「まあ、明日も本番だけどね」
ハル:「ああ、そうだった」
 札幌からサーフィンできるとこまで行ってる暇ないよ(笑)
ハル:「そのうち、わしも(サーファーらしく)スタイル変わるよ。タンクトップ着て……」
アキ:「髪の毛も、色が抜けたような金髪になって?」
ハル:「そうそう。……あ、あそこにもひとりサーファーがおるわ」
 へ?
 晴一が指差す先にいるのはタマちゃん。白いタンクトップだったね、そういえば今日。
 私は内心、「晴一、話の順番フルのうまいなぁ」とか思いましたわ。
 さて、話をフラれたタマちゃんはというと。
タマ:「まあ、サーファーかサーファーじゃないか、どっちかっていったら
    サーファーだけどね」
 わっはっは、出た、タマちゃん節!(笑)
アキ:「タマ、最近なんかない?」
タマ:「え? 新しく始めたこと?」
アキ:「いやいや、なんか面白いこととかさ」
 そこでタマちゃん、『水曜どうでしょう』が面白いよねって話を。
 ポルノチームの皆様が微妙にハマってるらしいです。
 そういえばなんか最近、本間さんの日記に書いてあったよね。
『水曜どうでしょう』にハマってるって。
 北海道ネタだけあって、会場はなんか嬉しい気分でしたね。
 昭仁が、 前に『パパパパパフィー』で大泉洋さんと会った時、タマちゃんが
彼に「うるさい」って言った話をしてました。うん、確かにうるさいかもね(^^;
 それから、今ポルノチーム内にカレー部が出来ているという話。
タマ:「なんか、スープカレーって北海道が発祥の地なんだって?」
 そうらしいですね。最近札幌とかすごいらしいけど。
 その北海道上陸ってわけで、カレー部がやたらと張り切っているみたいです。
タマ:「オレはそれをバカにするポジションにいるのよ」
 はい?
 どうやら晴一のサーフィンに対してもそうらしい。
 みんながハマっているものをバカにしたいお年頃(?)みたいです。
 タマちゃんが 「バーカバーカ」って、そのバカにする態度を見せてくれたんだけど、
その仕草がかわいいったらさ(笑)
 さて、最後にまた昭仁の雨バンド話に戻りまして。
 彼の話によると、あまりにも自分たちは雨や台風に憑かれてるので、御祓いをしに
行ったそうな。
アキ:「そしたらねぇ、翌日台風がふたつそろって来た。逆効果だった」
 見事に笑いを取ってました。やるなぁ昭仁。
アキ:「まあ、そんな感じでね、飛行機は揺れるし、サーフィン始めた人はいるし、
    それをバカにする人はいるし……そんな感じで楽しくツアーやってます」
 MCの途中、昭仁の語尾が「〜だからよ」みたいになった時、標準語とも因島弁とも
受け取りがたいそれに、会場内は「?」ムードを経て苦笑モードに。本人も、「いったい
どこの人だかわからない話し方になってますけども」って苦笑してたのが印象的でした。

 トーク終了後、曲が始まるまでに少々間が。
 暗転した舞台の前の方で、うわーっと人が集まって何かやってます。
 なんだろう?
 ステージが明るくなると、そこには前の方に7人集まって座っている姿が。
 なるほど、この簡易ステージをつくってたのね。
 ジャッキーさんはアコーディオン、サウスさんとNAOTOさんはカホンに座り、
ポンプさんはジャンベ(かな?)。
アキ:「ツアーも5回目だし、少し違う形でお送りしたいと思います。
    その曲は、『アゲハ蝶』」
 うっわぁ〜♪
 『アゲハ蝶』の持つアコースティックさが強調されてて、素朴な感じのアレンジ。
 ジャッキーさんやタマちゃんが途中でハンドクラップを入れたりして、そういうのも
アンプラグドないい感じ。
 すごかったのはNAOTOさん。カホン叩きながら途中でバイオリンも弾くんだけど、
そのチェンジの時にあごの下にバイオリンはさみながらも、ぎりぎりまでカホンを
叩いてるんですよ。タンバリンとかシェイカーとかやる時もそうだけど、彼が楽器を
チェンジする時っていつもそうだよね。さすがはプロ。
 曲が終わると、また暗転。簡易ステージお片付け〜
 ……と、次の曲は聴き覚えがない。
 あまつさえ、ステージ上が見える明るさになってもひとり足りない。
 っていうか、前列中央の方がいませんがな。
 そのうち出てくるんかなぁと思ってたんだけど、実はここ、昭仁を除く6人での
演奏タイムでした。こういうのも初の試みかな?
 サウスさんがテルミン使ってたと記憶してます。
 確か、「あれ? そういうのも今回使ってるんだ?」って、そん時初めて気付いたん
だよね。
 でも、この曲はなんてったって晴一の見せ場がたくさん。
 前に出てきて弾きまくり。でも私はどっちかってーと、その後、後ろ向いて
ドラムの前でがんがん弾きまくってた姿に惚れました。あの後ろ姿、めちゃくちゃ
カッコよかったですよ。
 そして曲のラストには、またもや晴一が前に出てきて、中央でギターアピール。
 ジャンッと演奏が止まって客席から歓声と拍手が起きると、彼は「まだまだ。
もっともっと」といったような仕草と顔つきをして、腰をおとしたかと思うと、次の瞬間
また演奏が始まります。
 曲のラストの2小節ほどを繰り返して、またストップ。歓声と拍手。
 右手をあげて晴一、「オレ!オレ!見て!イェイ!」的な得意げな顔がめんこいっす。
 そしてまた同じように演奏が繰り返されて。
 4回くらいかな、それが続きました。
 あのインストは、晴一のカッコいいとこと可愛いとこが両方見れてお得でしたね。
 さあ、ここで昭仁再登場。
 曲は 『ラスト オブ ヒーロー』です。
 暗くて出てきた瞬間見逃しました。気がついたら昭仁が空中から降り立つところ。
 え? 空中から?
 よく見たら、肩車されて出てきたのね。大きな身体のマスク(プロレスラーみたいな)
した男の人が後ろにいました。
 あれ、昭仁ってばマントしてるよ。「ヒーロー」の象徴ですかね?
 それはすぐ外しちゃったけど、中に着てたTシャツが黒いタンクトップに変わってた。
 なんか今回はほんとに、色々と初試みなことが多いステージだね。
 この曲では昭仁くん、なんか妙な踊りしとったね……セクシーダンスといえば
そうだけど、私にはそうは見え難い(^^;
 どうもね、私は昭仁にセクシーさを見出せなくてねぇ。
 っていうか間奏で、晴一はぎんぎんソロ弾きまくってるわ、昭仁は真ん中で
踊り狂ってるわ、タマちゃんは定位置でいつものごとくベース弾いてるわで……
見事なまでの3人3様な姿がなんか微笑ましくて笑ってしまいました(笑)
 曲のラスト、タマちゃんと昭仁がドラムの前に集って、しゃがみこんでます。
 晴一もしゃがみはしないけど、やっぱりドラムの前へ。3人とも客席には背中を
向ける体勢で……ポンプさんのドラムソロが入りました。
 うーん、すごいなぁ。やっぱこの重厚さというか、ロック魂的な音を聴かされると、
さすがだなぁとしみじみ思いますね。
 すると昭仁がしゃがんだ姿勢のまま、半身振り返って片手をあげて「拍手拍手!」と
いった風に客席をあおりました。途端に会場は大歓声と拍手の渦。
 いいねぇいいねぇ。
 『ラスト オブ ヒーロー』が終わると、また短めのMCタイム。
「札幌といい関係になれてきたね」とか、「最後まで盛り上がっていこう」とか。
アキ:「とにかく今回は細かいことは考えずに突っ走るのみです」
 ああ、なんかここまでステージ見てきてわかる気がする。
 突っ走るっていうか、本人たちがまず楽しもうっていうか、そんな雰囲気するもんね。
アキ:「頭で考えるより先に、身体を動かせ!」
 で、 『グァバジュース』が来るもんだから、リズムに乗りながらひたすら手拍子手拍子。
 これ、疲れるんだけど、曲が終わった時に「やりとげた感」があるのよね(笑)
 そして 『パレット』へ。
 最後のスキャット、昭仁が「一緒に!」って客席へ求めて、みんなで大合唱。
 でも、私、今だにトゥとルの順番がよくわかってないんですが(^^;
 次の曲は 「6月の札幌ドームの盛り上がりを思い出して下さい」という昭仁の
前フリで容易に予測可能。そりゃもう 『Mugen』しかないっしょ。
 やっぱ盛り上がるね、この曲は。ライヴが終わりに近づいていることもあって、
会場内はハイテンションです。
 そこへ来て、『Century Lovers』ですもの、そりゃもういい感じに盛り上がりますわ。
 でもアレンジされてたから、最初は 『センラバ』だと思わなくてね。
 だから昭仁が「エーブリバーディー、セーイ!」って言っても 「え?」って感じだった。
 そのあおり方もいつもと違うリズムだったし。
 けどすぐに理解オッケー。『センラバ』だ!ってわかったら嬉しくて嬉しくて。
「エーブリバーディー、2階!」
「エーブリバーディー、1階!」
「エーブリバーディー、男!」
「エーブリバーディー、女!」
 と、いつものごとく昭仁は色々とあおってました。
「ラスト1回! エーブリバーディー、セーイ!」の後、『センラバ』のイントロが。
 そして昭仁の水吹き〜♪
 やっぱこの曲いいわぁ。最近色々な曲でコール&レスポンスあるけど、
『センラバ』でやるのがいちばん充実感あるもんね。
 本編ラストは『幸せについて本気出して考えてみた』でした。
 この曲でラストって、その意味合いがいいなぁとふと思ったね。今回も間奏で
晴一とNAOTOさんが前に出てきてくれました。

 アンコールで昭仁と晴一はロックTを着てきたけど、タマちゃんはそのまま。
アキ:「アンコールありがとう」
 アンコールって求める方も演奏する方もお決まりっちゃお決まりなんだけど、
やっぱりそれをあらためて「ありがとう」ってお互い思う気持ちはなくしたくないよね。
 それにしてもアンコール1発目が 『サウダージ』って、ある意味すごかろう。
 やはり赤い照明が基調でしたね。なんでか『サウダージ』の時だけはいつも
照明が赤かどうかってのを気にかけちゃいます。イメージ強いからかなぁ?
 その後にメンバー紹介でした。
 晴一、DJサウス改めナンちゃん、ジャッキーさん、NAOTOさん、タマちゃん、
ポンプ小畑改め小畑ポンプさん、そして昭仁の順で。
 みんな短めにソロアピール。
 今回のステージではタマちゃんのソロが少ない気がしたんで、ここぞとばかりに
私はタマちゃんに集中(笑)
 昭仁の時はみんなが、がーっと音出してくれたんだけど、最後に昭仁がジャンプして
ジャンッて決める音がポンプさんにすかされたような気がしました。私の気のせい?
 いよいよ最後の1曲。
アキ:「ぐちょぐちょに濡れて帰ってくれ!」
 何が来るかな何が来るかな。やっぱりアレがいいなぁ。
アキ:「ジ、レンマ」
 うわいっ♪ 思わず 「やったぁっ!」って握りこぶし。
 やっぱラストは 『ジレンマ』だよねっ。
 嬉しさに打ち震えながら(笑)、ノリまくりましたが、昭仁……やはり君のようには
私は跳べません。体力不足でごめんなさい(^^;
 よくまあ、2時間のライヴのラストにそれだけ跳べるもんだわ。

 最後にはいつものように前に7人出てきてくれて。
 そう、仮ステージのいちばん前まで。
 昭仁が生声で 「ありがとうございます」と言ってくれました。こちらこそです。
 3人ともきちんとお辞儀してから下手に引っ込む姿も、いつも見るたびに嬉しくて
ありがたい気分になります。だから曲だけじゃなくて彼らのことも好きなんだよね。
 そして最後の最後にまたもややられた。
 ライヴが終わった後に会場内に流れるSEが 『夜はお静かに』だったのです。
 これ、すっごい良かった。うん、もしかしたら、あの曲の性質上、そういう使い方かも
とは思ってたんだけど、やっぱり実際に流れるとすごく良かったし嬉しかったな。

 全体的な感想としては、『雲民』中心のライヴだからしょうがないといえば
そうだけど、セットリストは最近の曲が多かったよね。
 それはもちろん嬉しいんだけど、逆に少しだけ、『ロマエゴ』やシングルの
カップリングも聴きたかったなぁという思いが残りました。
 あと、晴一のギターソロは結構あったけど、タマちゃんのベースソロが少なかった
気がする。もっと見たかったなぁ。
 それから、ともすればステージに客席がおいていかれてるような感じも否めなかった。
 演ってる方が楽しく突っ走って盛り上がってるのはいいこと。それにどこまで
客席がついていけるかなんだけど……特に今回はどこがどうとは言えないんだけど、
なんだかいつもと勝手が微妙に違う雰囲気があったし、だから余計に客席が
戸惑ってる感があった気がする。
 それと、これは会場の問題だけど、昭仁が前の方に出てきて歌うと、スピーカーが
ハウリングおこしやすいみたいで。真ん中は大丈夫みたいだったけど、両端行くとね。
 ちょっともったいなかったな。
 まあ、問題点(というか私が気になる点)ばかりあげてもしょうがないんだけど、
いいとこばかり言っててもそれこそしょうがないからね。
 嬉しかったのは、男の子の二人連れとかがちょこちょこいたこと。
 ツアーグッズとかも買って持ってたし、手のフリとかも見よう見まねって感じで
やったりしてて、それ見てたらなんだかすごい嬉しかったのデス。

 いやいや、でもやっぱり最大の感想は「楽しかった」でしょ。
 私にとって7ヶ月ぶりのライヴは 「帰ってきた」感があって嬉しかったです。
 隣で見ていた母もすっかりライヴの魅力にとりつかれた模様で、ライヴが終わるや
否や、「明日も楽しみだねぇ」と言い出しました。
 ふふふ、私の思惑に見事ハマったな(笑)
 帰り、ご飯を食べに寄ったお店で、ひたすらライヴの話を母と繰り広げました。
 こうやって誰かとライヴに行って、終わった後に 「こうだったよね、ああだったよね」って
おしゃべりできるのって嬉しいよね。しかもそれが母ときた日には。なんか幸せだなぁ。
 さあ、札幌2日目、どんとかかってこい!(笑)