061030 (MON)  POCARI×PORNO LIVE "RE・BODY" in Zepp Sapporo

 こういうキャンペーンライヴに参戦するのは初めて。
 最初はポカリの抽選ライヴでライトファンやファン以外の人も多いだろうから、
曲目もメジャーどころが主なんじゃないかなと想像してたんだけど、噂で「今回は
かなりファン好みなセットリストだ」と聞いてからは、逆にめちゃくちゃ期待しまくり。
 私がライヴのたびにいつも「あれ聴きたいなぁ」って思うのは、『デッサン#1』か
『Love is you』、『リビドー』か『PRIME』、あとは『渦』『ラック』『DCMC』等の「重め
ロック系」と昭仁詞曲の「切ない系」だったりするのですが、果たしてその願いが
叶うかどうか……
 ネタバレは見ずに我慢してたんでセットリストはもちろん知らず、サポートさんに
関しても、ポンプさんとただすけくんはポンすけやってるから確実にいないはずで、
一方ナンちゃんがいるのは確定らしい、程度の知識のみ。
 FCUW2の時みたく、キーボードは本間さんがやってくれてたりしないかなーなどと
色々考えつつ、ドキドキワクワクしながらいざ札幌へGO!

 私にとっては約10ヶ月ぶりのポルノライヴ。
 札幌では1年ぶりで、Zeppでは……2年ぶりかな?
 そして今年は多分これが最初で最後の生ポルノ。
 自分のチケ運に感謝しつつ、しかし座席運には少々眉をひそめつつ(笑)、
Zeppに着いたのは17時50分近く。すでに会場付近は長蛇の列。
 コート類は最初っから着たまま入るつもりだったし(道産子的には思ってたより
寒くはなかったけどね)、グッズも特に欲しい物がなかったので、母とふたりで
そのまま列に加わることにしました。
 整理番号が569番ということで大分後ろの方だったんだけど、それでもまだ
後ろにたくさんいるし……何番まであるんだ一体(^^;
 そしてこれで本当に19時から始められるのかとも危ぶんだのですが、いちど
列が動き始めると実にスムーズにするすると会場内へ飲み込まれてゆきました。
 会場近くまで進んだらロッカーにコート入れて行こうかとか思ってたんだけど
そんな余裕すらなく。
 そして中に入ったら入ったで、何故か中からはロッカールームに行けないように
されていて、結局全部着の身着のままでライヴに臨むことに。
 まあ、コートは腰に巻けばいいし、荷物も母は手ぶら、私はウエストポーチに
してたからさしたる問題はなし。
 そういえば物販のあたりに昭仁と晴一が写ったポカリの大きな看板があって
(あれは懸賞サイトと同じデザインかな?)、ふたりのサインとメッセージが
入ってたっけ。それこそ人波に流されて、あんまりゆっくり見られなかったのが
心残りでした。

 さて、単純に計算しても私たちが入場した際にはすでに1,000人近くの人が
中にいたわけで、当然良い場所なんか残っているわけもなく(涙)
 前とか横とか後ろの一段高くなってる所ってのは皆埋まってて、もう会場の
真ん中くらいしか空いてないのよね。なのでその辺の上手側に陣取りました。
 ふたり揃って150cmそこそこしか背のない母と私は、開演前の時点でもはや
ステージを見ることは半ば諦めモード(^^;
 そして結果から言うと、やはりほとんどステージは見えませんでした(涙)
 まあ、全くというわけではなくて、時折人の隙間から昭仁や晴一の胸から上が
見える感じ。それだけでも御の字かな。
 パフォーマンスとかは全然わからなくて、その上マイクのせいかMCもちょっと
聴き取り辛かったんで、皆が笑ってたり盛り上がってたりしてても全く意味が
わからず取り残された状態になってたこともしばしば(--;
 それでも行って良かったと思えるのは、やはりライヴの生の魅力と、そして
なんといってもセットリストですね。
 聴けずに見るだけのライヴよりは、見られずに聴くだけのライヴの方が絶対に
幸せだと思うわ。

 会場内に入ってしまえば、あとはやることもなくて。
 青基調のライティングを眺めながら、「ああ、ポカリだなー」なんて思いながら
待つこと30分以上。開演は19時ちょっと過ぎでした。
 客電が落ちて皆がきゃー言うたんでメンバーが登場したのねってわかるような
もんで、実際には見えない見えない(笑)
 昭仁が「札幌、元気ですか!」などと言う声が聴こえて、「あ、そこにいるのね」と(笑)
 そんな状態で始まった1曲め。
 あ、これ懐かしいなぁ。『foo』の収録曲でさ、歌詞が『ラビュー・ラビュー』系統の、
ほら、手紙書こうとしてやめるやつ……って、イントロだけでそこまでわかってる
くせしてタイトルが思い出せないっ(>_<)
 結局2番も後半くらいまでいって、ようやく「そうだ、『Name is man』だ」と。遅っ。
 最初がこういうゆったりめの優しい曲の場合、「ライヴ始まった!」っていう勢いは
あまりないけれど、でも和むのよね。
 SWEET MUSICの時もそうだったなぁと思い出しつつ、和やかムードを堪能。
 2曲めで、すでに「うわぁ」が出ました。『サボテン』だー(>_<)
 それこそ生で聴くのはSWEET MUSIC以来?
 これは私が本格的にポルノにのめりこんだ直後にリリースされて、当時色々と
歌番組に出ていたのを狂喜乱舞しながらチェックしていた思い出深い曲なので、
生で聴けるとなんだかねぇ……懐かしくてすごく切なくなるっていうか、結構特別。
 その後も続けて『フィルムズ』、『朱いオレンジ』と来たもんで、初めて生で聴く曲が
満載だなぁと新鮮気分。
 私が個人的に初めてなわけじゃなくて、多分ライヴでやったことなかったんじゃ
ないかな?と思いながら、それにしてもライヴ初っ端から渋めの選曲だなぁとも。
 今回は4曲やってから最初のMC。
 いつも3曲めの後にMCっていうイメージが強いので、正直『朱いオレンジ』が
始まった時は「え、MCじゃないの?」って思ったりもしてました(^^;

 さて、3回あったMCはどこで何しゃべったか記憶曖昧。
アキ:「札幌は1年ぶりですね。帰って来たぞ!」
 まーたそんなカッコいいこと言うてー(笑)
 ここのMCでは、今回は今までのライヴではあまりやったことのなかった曲を
セレクトしてみたという話をして、
アキ:「今の『朱いオレンジ』もそうですけど」
 なんて言ってて。
 それから最近恒例の「ポルノのライヴに初めて来た人?」の質問をして、さらに
早々とメンバー紹介をしてたはず。
アキ:「いつもライヴに来てくれてる人はもう気付いてると思いますが、
    今回はいつもとサポートメンバーが違います」
 ステージ見えないからわかんなーい(笑)
 ドラムが松永俊也さん、ベースに根岸孝旨さんと、このお二人はレコーディングで
お世話になってると昭仁が説明してたように、お名前はよく拝見してますね。
 そしてパーカッションにSPAMさん。
アキ:「見た目はこれでも、僕らと同じ歳です」
 で、会場が「えーっ!?」の大合唱だったのですが、私はステージが見えな(以下略)。
アキ:「彼がいるとね、食べ物たくさん頼みすぎた時に便利です」
 っていう説明から想像するに、つまり貫禄のある身体つきをしたおじさんって感じ
なのかしら(失礼)。しかしすぐ目の前にいるはずの人を想像するってどうよ(^^;
 ああ、でも見た目の問題で言えば人波の隙間からちらりと見えた晴一の髪型には
笑いましたけどねー。パーマかけたのは知ってたけど(m-CABIのアー写見てるし)、
実物は予想以上だったよ……
 そしてそして。
アキ:「キーボードは、僕らのプロデューサーak.hommaこと、本間昭光!」
 おおおおおーっ、やっぱ予想(希望?)通り、本間さんじゃーんっ(>w<)
 と、ここで晴一がツッコミ開始。
ハル:「本間さんさぁ、いつもはPA席にいて、わしらに『もっとパフォーマンスを
    大きくしなきゃダメだ』とか言うんだけど、でも今回ステージにいて、
    ここまでいちどもパフォーマンスしてないっていう噂があるんよね」
ak:「いやぁ、意外とパフォーマンスって難しいよね(^^;」
 人には言えるってねー。確か『ウエンズデーJ☆POP』の時もふたりに同じような
ツッコミされてたっけ(笑)
 本間さん、ミュージシャンとしてツアーに参加するのはものすごく久しぶりだとか。
 何年ぶりって言ってたっけ……10年とか?<忘れた。
 昭仁と晴一の紹介は互いにやってました。
 晴一が「今日ヴォーカルの、昭仁!」って紹介したもんだから大笑いしたりして。
 本間さんが今日はキーボードだっていうところから繋がってるんだろうけど、晴一は
ホントそういうとこウマイよねぇ。
 あれ、そういえばナンちゃんは? いるって聞いたんだけどな。

 いつもファンってすごいよなーと(一応自分も含めて)思うのは、『アゲハ蝶』の
イントロが始まったら即座にあのツースリーのクラップが沸き起こること。
 まあ、それを見越してこの曲の時はあまりわかりにくいアレンジはしないのかも
しれないけど。
 Bメロのとこだったかなぁ、キーボードのアレンジがすごく好きだったな。
 「本間さんさっすがー」とか思いながら聴いてた。
 ところで『アゲハ蝶』の途中で昭仁が「違う」とかなんとか口走ったような気が
したのですが、あれはなんだったのか未だに謎。後で母にも訊いてみたんだけど
特に何も記憶にないって言うし……私の気のせい?(^^;
 次の曲は、最初全然なんだかわからなくて。イントロと照明の組み合わせが
カッコよくて、なんだろこれ?って思ってたら、昭仁が歌い出してびっくり。
 『INNERVISIONS』じゃん! うっひゃー、懐かしー(>_<)
 かれこれ5年半前、初めて生で聴いたポルノ曲がこれでした。ジャパンツアーの
1曲めだったんだよねぇ。しみじみ。
 続いては『Devil in Angel』。
 お、きたきたっ。これは絶対今回やると思ってたんだー。
 しかし昭仁、ここで大きくやらかしました。
 2番の出だしを「エゴイズムで〜」と入っちゃった。「あれ?」とこちらが思うと
同時にもちろん本人も気付いたらしく、3小節目からメロディに乗せて「歌詞を
間違えーてしーまったー♪」と謝ってました(笑)
 その後はうまく立て直して、無事終了。

 即座にMCで、「めでたく歌詞も間違えたことですし」なんてネタにする昭仁。
 ここではアルバムの話をしてたっけかな。
アキ:「11月22日にアルバムを出します。『m-CABI』というんですけども。
    『THUMPx』以来、1年8ヶ月ぶりですね」
 もうそんなに経つのか……
 っていうか、発売まであと3週間じゃん。予約しなきゃっ(翌日しました)。
 昭仁が言った「エムキャビ」っていう言葉を耳にして、今更だけど「あ、やっぱり
あのタイトルはそう発音するんだ」と思った私(^^;
 だって今まで字面でしか見てなかったんだもん。テレドームもカフェイレも聴いて
ないしさ。
アキ:「それと、先月の頭にシングルを出しまして、それが皆さんのおかげで
    1位をいただきました。ありがとうございます。
    まあ、順位が全てではないとは思うんですけども、たくさんの人に
    聴いてもらえたということはやっぱり嬉しいです」
 そして、「では、その曲を聴いて下さい」とライヴ再開。

 『Winding Road』のハーモニカは、CDやテレビで聴いていたのよりもずっとずっと
力強くて。生だけど音間違いもなかったし、聴き惚れました。
 そんな風に最新バラードでしっとりしんみりしてるところへ、私にとっては本日
最大の衝撃到来。
 イントロ始まった瞬間に頭真っ白心臓ばくばく、「嘘っ」と思わず手で口をふさいで
しまったほどに感激した、それは『デッサン#1』。
 これが聴きたかったのー(>_<)
 しかもこの曲でライヴ恒例の長回しだなんて!
 その後の昭仁のサビの入り具合なんて、もうなんて言っていいかわからないほど
心臓に来ました。ああ、もうこれだけで充分、来られて本当に良かったと泣きそうな
くらい幸せになって。
 なのに、さらに次の曲でまた歓喜。リっ、『リビドー』じゃないですかっ???
 これが聴きたかったのー(>_<) <第2弾
 うーわー、暴れていいですかっ? このあたりから壊れだす私(笑)
 いやぁ、なんか脳内にアドレナリンが満ちてきたって感じでハイになってるのが
自分でよくわかったもんね。
 盛り上がれと言わんばかりに、続いて『メリッサ』だし。
 イントロのベースソロは亀田さんが弾いた時にも思ったけど、根岸さんの音を
聴いても思う。やっぱり森男くんの音ってばひと際凶暴よね(^^;

 さて、ここで雑談MCへ。
 彼らは今回前乗りとのことで、つまり昨日の夜は札幌泊。
アキ:「札幌と言えば?」
 この流れでいくと、その答えは多分……
 会場及び私の口からちょっと自信なさげに上がる「ススキノー?」の声(笑)
アキ:「そう、ススキノよね」
 と待ってましたとばかりにそれを肯定した昭仁、続けて、
アキ:「昨日の夜はホテルの部屋で桃太郎電鉄で盛り上がったねぇ」
 ですって(笑)
 8人で2人ひと組4チームで争ったらしいんだけど、昭仁はひたすら最下位で
ずーっとキングボンビーだったとか。
アキ:「小倉におって、目的地は長野……だったっけ?
    小倉からじゃ思いっきり遠いわ、こりゃこのままじゃ勝てんわってんで、
    いちかばちかワープ使ったら、着いた所が旭川じゃった(笑)
    結局その後も稚内とか釧路とか、北海道ばかりぐるぐるしとった」
 釧路じゃなくて根室だったかな……稚内は間違いなく言ったので、母とふたり
思わず盛り上がってしまいましたが(^^;
ハル:「昭仁ね、最初すごいテンション高いのに、負けてくとどんどんテンション
    低くなってくの、あれやめれ」
 昭仁の気持ちもわかるけど、周りにしてみたら嫌よねー(笑)
ハル:「罰ゲームで濃〜い焼酎つくって飲ませるってなって、でもコイツは
    『わし、明日歌うけぇ』言うて飲まんのよ。まあ、それはそうだな、
    明日ライヴだし仕方ないなって思いよったんじゃけど、見たら自分で
    ちょうどいい濃さの焼酎つくってガブガブ飲みよん」
アキ:「そうそう、罰ゲームの焼酎は全部マネージャーに飲ませてね(笑)
    そんなん罰ゲームなんか(自分じゃ)やらんわー」
 ちゃっかりしとんな(^^;
ハル:「明日ライヴだから少し身体休ませようって外に出ないでホテルに
    いたのに、結局桃鉄で盛り上がって朝の4時半まで起きとった(^^;」
 30前後、もしくはそれ以降の大人たちが8人も集まって、ゲームでそれだけ
盛り上がれるってのはある意味微笑ましくうらやましい話ですね。
 そして桃鉄の話の締めが昭仁のこの台詞。
アキ:「まあ、そんなミニマムな話を思い出したんで言ってみました」
 ミニマムな話ってアナタ……まあ、言い得て妙だわな。
 一方晴一は、
ハル:「よし、今日の夜はススキノ行くぞ! 買い切るぞ!」
 と、今夜こそ本来の夜の帝王ぶりを発揮すべく拳を振り上げておりました(笑)

 MC明け、ここからはラストに向けてアップテンポな曲が揃いぶみ。
 まずは『まほろば◯△』。
 おおっ、これもライヴでは初聴きです。やっぱ好きだなぁ、この曲♪
 そしてそして、「これも久々!」という昭仁の声で始まった『PRIME』!!!
 そうなの、これが聴きたかったのー(>_<) <第3弾
 今回のライヴは絶対に私のこと悶え死にさせようとしてるに違いないっすわ。
 歌詞じゃないけど、この酩酊感が気持ちいいなーと思いながら揺れてました。
 そんなこんなで幸せな雰囲気に酔っ払いすぎてたのか、次の曲に今までとは
違う意味でびっくり。
 イントロが始まった途端に「そうだ、これがあったんだ」と、すっかり忘れてた
自分が信じられなかったです。
 そう、『Century Lovers』があることをこれっぱかしも予想してなかったの。
 別に「今回はキャンペーンライヴだからやんないだろう」とか思ってたわけじゃ
なくて、むしろいつもだったらライヴも中盤を過ぎれば「『センラバ』あるよね?
そろそろ来るかな?」と期待してるはずなのに、全く考えてなかったという……
 それくらい今回のセットリストに「やられてた」ってことかも。
 しかーしっ、そこへ『センラバ』が来たら、そりゃ「fu-fu!」にも力が入るというもの。
 昭仁曰く、「日ハムが優勝した時のテンションで叫べ」ですって(笑)
 さらに「Everybody カニ食いたい!」「Everybody ジンギスカン食いたい!」と
あおってました。ホントにこういう時はいくら字余りでも噛まないのね、君。
 「もっと声出さないと叩くぞ、しばくぞ」とかも言ってたなー(笑)
 『ミュージック・アワー』ではもちろん例の変な踊りがあるわけですが、あれは
ライヴハウスじゃつらいっすー。そうそう、あの「アイヤ、アイヤ」もすっかり耳に
慣れて、最近じゃもうまるでデフォルトであるかのようですね(^^;
 そして本編締めはやはりこの曲、『ハネウマライダー』。
 パーンっと飛び出てきたテープが綺麗……だったけど、私のいるとこまでは
届かなかったです。ただの銀色テープに見えたけど、ライヴ終わってから周りの
人たちが持ってるの眺めてみたら、青テープにRE・BODYのロゴが入ってるのね。
 あと、『Mアワー』の変な踊りと同じく、『ハネウマ』のサビでタオル持ってぐるぐる
回すアレ、ライヴハウスじゃきついっすー。
 私の前にいた男の子は、さらに前にいた女の子がまわしてるタオルにぶんぶん
ぶん殴られてました(汗)
 せめてハンカチにした方が良さげですね。まあ、私は何も持たずに腕だけ回して
ましたけども。

 本編終了後、いちどメンバーがはけていって、アンコールをうながす拍手が
沸き起こりました。ちっちゃい箱だとちゃんと皆の声と手拍子が揃うねぇ。
 ちょっと時間かかったかな? 再登場の昭仁と晴一は、それぞれポカリポルノTと
バイクTを着てました。かろうじて姿が見えた(笑)
 あれ、あらためてバンドメンバーの紹介したのって1曲目やった後だっけ、前だっけ。
 忘れたけど、アンコールでやったのは確か……なはず。
 昭仁と晴一の時だけは、これまた最近恒例ですが、客席に名前を呼ばせてました。
アキ:「ギターは?」
客席:「晴一〜!」
 ってやつね。
 で、晴一がライヴ冒頭でも言ってたように、ここでもまた、
ハル:「今日ヴォーカルは?」
客席:「昭仁〜!」
ハル:「今日ヴォーカルの?」
客席:「昭仁〜!」
 ってやってました。
 昭仁は笑って、「明日は違うかもしれん」なんて言ってたけど(笑)

 アンコールの1曲目は今日何度目なのかすでにわからない「えっ、それも演って
くれるの!?」系統で、『Swing』。
 えっと、これも生では初めてじゃなかったかな。
 そういえば昭仁が曲前になんかそれっぽいこと言ってたような気も(もう曖昧)。
 しかもこの後、最後に『ジレンマ』で終わりかなって思ってたら、昭仁が次の曲の
紹介で「リリースしてから3年が経つけれど、去年初めて故郷でライヴをして、
その時に小学生と一緒に合唱したりして、ますます大事な曲になってきてる」と
言ったものだから、「うっわぁ、じゃあ今日は『愛が呼ぶほうへ』も聴けるんだ!?」って
本当にもう幸せもいいところで。
 ライヴも終わりまで来たところで、さらにこれだもんね。
 いつものアルバム発ツアーと違う、こうしたライヴの時に、昭仁や晴一が演りたい
聴かせたいって思ったり、ファンが聴きたいのはこれかなあれかなって想像した曲と、
実際にファンが聴きたいと思ってる曲がここまで一致するって幸せなことだよねぇ。
 道理で今回のライヴは、皆が「セットリストすごいよ!」って言ってたはずだわ。
 『愛が呼ぶほうへ』はライヴで聴くたびに「なんて大きな曲なんだろう」と思います。
 振り返ってみれば74ersで昭仁がピアノ弾きながら歌う姿を見た時からそうだったな。
 言う割にあの時のレポート書いてないけど(汗)
 出だしの「風」のくだりが「雨」に聴こえて「あれ?」と思ったりもしましたが、まあ
微妙だったので私の聞き違いかも。
 そんな風に、幸せという言葉だけじゃない、何かそれこそ大きな温かい気持ちに
包まれつつ……ラスト1曲はあれっきゃない♪
アキ:「どうしたい?」
 さすがに通常のライヴよりも答える声は少なかったけれど(笑)、合点承知の
ファンの間からは「跳びたーい!」の返事。もちろん私もちゃんと返事しましたよ。
 びっくりしたのは、その最終曲『ジレンマ』のソロタイムの時。
 いつものようにひとりずつ昭仁が名前を呼んでパートまわしをして……
アキ:「ナンちゃん!」
 ……え?
 そりゃもう私の目にゃ全く姿は見えなかったんですけど、どっかから出てきたらしい。
 いるとは聞いてたけど、そっか、今回基本的に裏方さんだったのね。
 それがよもやこのタイミングで姿を現すとは、さすがナンちゃん。
 会場めっちゃ盛り上がってました。が、ポルノライヴ初参戦の人には「誰?」ってな
感じだったのではなかろうか(苦笑)
 ああ、あとね、『ジレンマ』のベースソロはやっぱりこういう方が好きだなぁとしみじみ
思ったですよ。
 『メリッサ』のイントロはメロディラインだからまだしもですが、ソロタイムでの森男くんの
ベースにはやっぱり未だに慣れないんだなぁ自分と再確認してしまいました。
 それはさておき。
 ラストで昭仁が「胸張っていけ!自信持っていけ!」って言うのもすっかり馴染んで
きましたね。
 最近はライヴの中で要所要所にそういう「お決まり」みたいなものが増えてきた(と
いうか定着してきた)気がするけど、少なくとも今んとこは基本的にどれも好き。
 「わしらがポルノグラフィティじゃ!」と同じで、それが聴けると「あ」って嬉しかったり
懐かしかったりして、「またポルノのライヴに戻って来れた!」って感じがします。

 最後にふたりからの生声もいつものようにあって。
 ただ、会場全体が静かになるのにちょっと時間かかりました。
 だってふたりがいくら「しーっ」と口前に人差し指をたてたって、それが見えてない
人が多いわけだもの(^^;
 かくいう私も見えてなかったけど、でも何度も経験してれば雰囲気でわかるので、
「あ、ふたりの挨拶だ」ってわくわく。
 でも初めての人はわかんないから、会場が静かになりかけた雰囲気につい失笑を
もらしたり、ここぞとばかりにふたりの名前を呼んだり話しかけたりしようとする人も
いたりして、晴一は声を出すタイミングを掴むのがちょっと大変みたいでした。
ハル:「みんないっぱい頑張って応募してくれて、俺たちのライヴ見に来てくれて
    ありがとう!」
 あーもー、この兄さんのこういうとこ好きですよ私ゃ(>_<)
 珍しく(でもないかな)、その時に客席から「4箱買った!」とかって主張した声に
晴一がびっくりした顔して「そんなに? ありがとう」なんて返事してたりもしました。
 それから昭仁の番。
アキ:「そして、また会いましょう!」
 うーわー、そう来たか。なんだか「そして」という接続詞に心撃ち抜かれた私。
 今目の前にいるけど、そんなのまたすぐにでも会いたいしっ(>_<)
 あ、でも演奏終了後は晴一は見えたけど昭仁の姿は最後まで全然見えなくて
かなり切なかったんだけど。せめて最後に一目見たかった……

 そうしてふたりの顔も姿もパフォーマンスもほとんど見られず、しかし思う存分
演奏は楽しませてもらって2時間が終わりました。
 『ジレンマ』の時に撃ち出されたキラキラの紙吹雪を1枚だけ拾って(笑)から
退場し、外でポカリをいただいて飲みながらホテルへ戻りましたとさ。
 普段正直スポーツドリンクの類はあまり好きじゃないんだけど、こういう時は
素直にうまいと思うわねー。
 にしても、ライヴ終了後に思い出せないことが多いのはいつものことながら、
中途半端に思い出しちゃうのも困りもの。
 昭仁がMCで「なじむ」だったか「なじる」って言っちゃって、「馴染みと●●が
混じってしもうた」と苦笑してたのがなんだったのか、どうしても思い出せずに
悩んでおります。その時、珍しく人の隙間から昭仁の姿が見えてたっけという
記憶はあるのになぁ(^^;
 まあなんにせよ、10ヶ月ぶりの生ポルノはやはり素晴らしかったの一言に
尽きます。
 母は晴一は結構見えてたけど、昭仁はほとんど見えなかったらしく、帰り道で
すでに「また早く、今度は厚生年金でライヴ観たいねー」と気の早い台詞を口に
してました。ま、場所はともかく、また早くライヴ観たいってのには同意(>w<)