121112 (MON)  【PANORAMA×42】 in ニトリ文化ホール

 札幌も見事に雨模様。
 ただ今回、稚内もそうでしたが、ライヴの時間が近付くにつれて、傘がいらない
程度に小降りになってくれて、助かりました。

 ニトリ文化ホールでの席は1階32列48番で、1階のいちばん後ろ。
 でも全体的にステージの様子を眺められるので、これはこれで楽しいのよね。
 難点は、ステージサイドのスクリーンがないので、表情の細部までは見えない
ところですが……まあ、それは稚内で散々堪能しましたし〜。
 では、札幌レポはMCについて書こうかと思います。

 最初のMC時、札幌に来るのは2年半ぶりだという話をし、前回の∠TARGET
ツアーの時も来てくれた人?と昭仁が問いかけたところ、かなりの人数が手を
あげまして。
昭:「おー。優良企業ってのは、リピーターが多いんだって。ありがたいですねぇ」
 ポルノグラフィティも優良企業ってことですね(笑)
 もちろん初ポルノっていう方も、会場のあちらこちらにいらっしゃいました。
晴:「今日、まだ月曜日よ? これから1週間分のパワーも使い切っちゃうくらい
   盛り上がってるみたいだけど、大丈夫?」
 ははは、確かに明日以降の日常生活分のパワーなんか、残そうと思ってない
もんね、みんな。
 晴一はここに来ると、いつもオケピのことを言うような気がします。今回も確か、
晴:「これ、(縦幅)3mくらい? あるけど、この距離が1mくらいに縮まるくらい、
   盛り上がっていけたらいいなと」
 というようなことを言ってたような。つまり、他にオケピが通常仕様な会場って
ないんだろうね。
晴:「ここに座布団敷いて座ってもらうってのは?」
 それってすごい特等席なような、ある意味厳しい席のような(^^;
 『はなむけ』前の乾杯の時、
晴:「つまみは何がいい? 鮭とば?」←なんか違うものだったかも。
会場:「ザンギー」
晴:「ああ、ザンギもいいですねぇ」
 という、やり取りもありました。

 『シスター』、途中で昭仁、若干歌詞が飛びました。そうしたらその後のMCで、
昭:「PANORAMA×42バージョンで、『シスター』聴いてもらいました」
 と話した後に、
昭:「えー、歌詞がちょっと飛びましたが、それはPANORAMAバージョンでは
   ありません」
 と注釈を加えてました(苦笑)
 さらに楽器紹介でキャノンタムは耳障りだという話の時、
昭:「打楽器ってのは、こう、気持ちが盛り上がるというか。リハーサルの時に
   叩きまくってたら、みんなから本気で『うるさい!』って怒られました。僕は
   一生懸命練習してただけなのにっ」
 とスネてました(^^;
 康兵くんのセリフは……なんだったっけ。「うぃーっす!」だったか、なんかそんな
感じの掛け声だったような気が。
 そしてNAOTOさんが真似して、でもやっぱり恥ずかしそうで、昭仁から「ホントに
恥ずかしいんだね」みたいなこと言われてました。
 晴一は「ちょっと説明してもいい?」と、12弦ギターの話をし始めたところで自ら、
晴:「男ってそういう話好きよね、みたいな。すぐそういう話始めるんだから、って
   いう?(ように皆思ってるんでしょ)」
 なんて言いつつも、さらに、このギターはここがこうなってるから、音がこう響いてと
説明を。すごく興味深かったですが、まあ、つまるところ、「短く終わるなら、そういう
話を聞くのも悪くないけどね」ってのが、多分女性の正直な意見かと(苦笑)
 あ、ちゃんと(?)ボイパコーナーもありました。

 でもって、地元ネタの時間に。
昭:「えーと、地下歩行空間。チカホ? あそこ、まだ歩いたことなかったんで、歩いて
   みました」
 おお、そこは昨日今日と、何度か歩きましたよ私と母も。
 去年の3月に開通した、札幌駅と大通駅を繋ぐ地下通路なのですが、これができた
おかげで天気が悪い時や冬なんかは特に便利なのよねー。
昭:「なんか、アートステージとかいうのをやってたらしくて、チカホに色んなアートが
   飾ってあるんですよ」
 ああ、そういえばあったねぇ。
昭:「段ボールのこういうとこ(手で波々を表現)、あれを並べて、そこに耳をくっつけると、
   こう、耳が吸い込まれてくような感じがするのとか」
 これに晴一はよくわからんというリアクション。
晴:「耳が吸い込まれるの?」
昭:「そう、吸い込まれる感じがするの。(なかなかわかってもらえないので)明日、
   行って試してみぃ。
   あと、自転車のタイヤの空気入れ? あれを押すと、壁に星の映像がいっぱい
   映るのとか。子供が一生懸命空気入れ押してて、星の画像がたくさん出るんだ
   けど、それやってる君(子供)の服が星の柄っていうね。そっちの方がよっぽど
   星が多いっていう」
 昭仁、ネタ探しお疲れさまです(^^;
 しかし、うち、それらのアート知らんなぁ。どこにあったんだろ。
昭:「あと、またちょっと行った所で、ちっちゃい子がギャー泣いてる声が聴こえて。
   そしたらそこに、木彫りっぽい動物が色々並んでたんだけど」
 あ、それは見た見た。確か中にちょっとシュールなのがいたっけなぁ。
昭:「キツネとか鶏とかいるんだけど、鶏の1羽がね、頭が鶏で、身体が人間なのよ。
   作務衣みたいなの着てて」
 そう、それ!
昭:「それを見て、子供が怖がって泣いとるわけよ。札幌のアーティストは尖っとるねぇ。
   で、そこにいたおばあちゃんがね、それ見て、意味がわからんかったんだろうね。
   俺に対して『これはどういう意味なの?』って何回も訊いてくるんよ。『どういう意味
   なんでしょうねぇ』言うて。だって俺が作ったわけじゃないし」
 そりゃそうだ(笑)
昭:「それから、ご飯食べに【みよしの】行って。札幌の人はみんな【みよしの】行くん
   でしょ?」
 そうなの?
昭:「【みよしの】行ったら、やっぱり餃子カレーかなと思ったんだけど、そこのお母さん
   (店員さん)が餃子カレーの餃子は作り置きだから、みよしのセットの方がいいって
   勧めてくれて。みよしのセットの餃子は焼き立てを出してくれるんじゃって」
晴:「ええ人じゃ」
昭:「ただねぇ、よく考えたら、餃子カレーは380円で、みよしのセットは470円なのね」
晴:「高い方を(笑)」
昭:「そうそう(笑)」
 こらこら、人の善意をそんな風に(^^;
昭:「で、お母さんに、最近札幌にも【王将】ができて、売上減ったんじゃないですかって」
晴:「訊いたんじゃ(^^;」
昭:「訊いてみた(笑)。そしたらお母さんが、『でもね、【王将】できてもう1年くらい経つし、
   最近は(お客さんが)戻って来てるのよ』言うとった」
 会場内、いい話聞いてるんだかなんなんだか、よくわからない雰囲気になってるように
思ったのは私だけかしらん。
晴:「俺らなんか、カレー食いに行った店が、康兵の実家の近くで。ここが通ってた
   学校で、ここがなんとかでって。おまえの幼少期の歴史聞かされたって、っていう」
 ああ、今日もNAOTOさんや康兵くんとスープカレー食べに行ってましたのね晴一。
 康兵くん、北海高校出身ということで、スポーツが強い学校だそうなのですが、本人に
なんの部活だったか訊いてみたところ……「帰宅部でした」とのこと(^^;
康:「札幌でのライヴは、∠TARGETツアー以来初めてで」
 つまり、2年半ぶり? 色んなアーティストのサポさんしてるから、ちょくちょく札幌も
ありそうなのにね。今日はご両親も会場にいらっしゃっているそう。
 せっかくなのでと康兵くんに色々北海道の良いところをアピールしてもらおうという
コーナー(?)へ。その時いた場所が定位置ではなく、PANORAMAバージョンタイムと
いうことで康兵くんの所にはマイクが用意されていなかったので、昭仁がマイクを貸して。
 そうして、康兵くんに北海道の良いところを言ってみぃと促したのですが……
康:「えーと、自然がたくさんある。食べ物がおいしい」
 その都度、晴一が「それ、俺も知ってる」と突っ込み、それを受けて、さらに昭仁が
康兵くんの所まで行っては、その手元のマイクに口を寄せて「俺も知ってる」と重ねて
突っ込むというミニコントのようなやり取りが繰り返されてました(笑)
晴:「なんか、学生の頃よく通ってた店とかないんか」
康:「えー、よく通ってたのは、【びっくりドンキー】でした」
 挙句の果てに、晴一に「この3分間はなんだったんだ?」と言われてました(苦笑)

 札幌での『電光石火』は、基本的に昭仁が上手側、晴一が下手側で。稚内の時は
逆だったので、晴一には申し訳ないけど、ちょっとだけ、稚内でもそうだったら良かったなぁ
なんて思っちゃいました。
 だって、晴一のギターは他の曲でも間近で見ることができたけど、昭仁のあのはっちゃけ
ぶり(壊れぶりとも言う)は、この曲独特じゃないですかー。
 そういや、1番の歌詞、カラスに2回馬鹿にされてたっけ。
 「馬鹿にした 馬鹿にした そんな気した」って(^^;
 でもって『Century Lovers』のコール&レスポンスは、最初いつもと違いました。
 「Say, Yeah〜!」とか「Yeah, Yeah, Yeah!」っていう感じで、同じように客席が返すと
いう。そのうち、「味噌ラーメン!」とかになってたけどね(笑)
 武道館では確か通常仕様だったんだけど、どっかからこんな風に変わったのかな?と
思いながらレスポンスしてました。稚内は新規さん多かったから、いつもどおりだったの
かなとか、まあそもそもセンラバの煽りって、昔は昔で違ったし、また変えるのかなとか。
 でも途中から、いつものバージョンに戻りました。っていうか、今回のツアーでやってる
(これは武道館でも稚内でも)手拍子倍速バージョンは、なかなか手が痛くなりますね(^^;
 それから、今回はなんといっても『サウダージ』。
 ……昭仁くん、2番を2回歌いました。いきなり「時を重ねるごとに」って歌い出したので、
あれ?って思って、見るからに昭仁自身がそれをわかってて、途中で1番に戻そうとしてる
っぽくて、でもさすがにあの曲じゃ、途中で直せなかったみたいです。サビだけ1番歌って
(それだけでもすごいと思った)、2番は当然ながらまた2番歌ってました。

 アンコールでのメンバー紹介では、ナンちゃんが稚内から札幌まで、野崎ブラザーズと
一緒にレンタカーで移動してきた話をして「おおっ」と。よく走ったねぇ。どの経路を通った
かにもよるけど、軽く330kmはありますよ。
 北海道の大自然に、汚い大人の心が洗われたそうです。そうか、そういうもんか。
 で、森男が、「いつも車で長距離走る時は高速使うんだけど、今回は下を走った」と
言っていて。そうよね、せっかく北海道を味わうために自分たちで運転してるのに、高速
走っちゃったらつまんないもんねぇ。私もたまーに稚内から札幌まで自家用車で行く時は、
ひたすら下を走ります。単に高速代もったいないからだけどさ(^^;
森:「俺が走った(運転した)のは、もっぱら山道で。森男だけに森の中」
 何をうまいこと(笑)
森:「カーナビで、次の曲がり角まで84kmとか言って」
 そんなの普通普通〜。
 NAOTOさんも、「唯一カーナビなしで走れるのが札幌です」と言ってました。
N:「まあ、カレー屋(に、あちこち行くの)で覚えたんですけどね」
 さすが日本スープカレー協会の理事さん。
 そこで晴一が何故か対抗心を。
晴:「ススキノなら俺もカーナビなしでわかる」
 なんのこっちゃ(^^;
 NAOTOさんは、北海道に1ヶ月くらいいたいとか、移住するなら北海道とか、とにかく
北海道LOVEな発言してました。
N:「ネットで札幌の賃貸物件見るのが趣味です」
 それとなんたって、NAOTOさんが昔から好きな日ハムが今や北海道の球団ということで、
「これ、どっかで言おうと思ってたんですけど、日ハムファンです」と、今年は北海道の皆と
素敵な時間を共有できたと言ってました。

 昭仁が晴一を紹介する時は、
昭:「えー、彼の名前を知ってたら呼んであげて」
 でしたが、笑えたのは晴一が昭仁を紹介する時。
晴:「えー、ヴォーカルの名前をご存知でしょうか?」
 会場からは、ちらほらとしか「知ってる」の声が出なくて(だって皆知ってるけど、とっさに
なんて返事したらいいかわかんなくて、黙ってた人の方が多いわけですよ)。
昭:「マジか。ここまでこれだけライヴやってきて」←ちょっと凹んだ感じ。
晴:「ヴォーカルの名前をご存知ですか?」
 さっきよりは「知ってるー」の声があがるものの、これまたあまり大きくはなく。
昭:「頼むって」←かなり凹んだ様子で、うつむき加減にステージをうろうろ。
 そこで晴一、会場の皆に特別に正解を教えてあげると言わんばかりに、早口でこそっと
「昭仁」と囁いてから、
晴:「ヴォーカルの名前を知ってますか?」
会場:「昭仁ー!」
 みたいな流れになってました(笑)

 そうして、最後の最後、皆でオケピの最前列まで出てきて、手繋ぎする時のこと。
 下手側の端の方にいた康兵くんを、皆が真ん中に行けと、どんっと押して。
 おお、地元だから優遇?と思って見ていたら、そのままさらに身体を次々押されて、
いつの間にか上手側の端っこに(^^;)。相変わらずのいじられ具合に、可愛がられてる
なぁと微笑ましく思って見てました。
 もちろん、最終的にはちゃんと真ん中に招かれて、他所では見られない、昭仁と晴一の
間に康兵くんというスタイルで、手繋ぎ挨拶してましたよ。

 最後の最後の生声挨拶は、
晴:「ちょくちょく来るわ」
昭:「次に会えるまで元気でね」
 だったように記憶してます。
 次に北海道で逢える日が、もう待ち遠しいです。稚内にまで来てとは言わないから、
また札幌で来年逢えるといいなぁ、ってね。