命の重さの嘘、守る嘘



私が鳥肌が立つくらい嫌いな言葉に
@「人の命は地球よりも重い。」というのがある。
身の程知らずのなんと多い事か。

もうひとつ勘違いしてる言葉にこんなのもある。
A「地球を守ろう。」
何でだよ!と、思ったあなた。説明しよう。また、全部読めばまたきっと恥ずかしくなる。

まず@から
地球は、いままで色々な生き物を産み出してきた。もう、気の遠くなるほどの昔からだ。何億年も前からだ。
そしてまだまだ色々な生物を産み出すだろう。人間は、地球の産み出した何千万という生物の中の1種類 でしかないという事を自覚してたら、そんな馬鹿馬鹿しい言葉は出ない。
勘違いはそこにある。生物の最終形態だと思ってやしないか?

それこそ思い上がりというものだ。

はっきり言おう。人間の命は地球より軽い。
気が付け!

そしてA
ちきゅうをまもろう。
あのね。地球は人間なんかが守ったり出来るようなそんなちっぱけな存在ではないの。
本当に守りたければ、人間がいなくなる事だね。多の動物と共存出来ない欠陥動物なんだから。
人間は地球にとっては癌細胞のようなものだ。人間に関わった海・大気・大地・生物はみんな壊れていく。
地球から見れば嫌なヤツだろう。
でも、こんな変化の急激な生物は長続きはしない。いずれそう遠くない時期になくなるだろう。
恐竜の時代が、1億6000万年続いた。人間はまだ200万年程。環境を急激に変え始めたのが、たかだかここ200〜300年位だろう。
守ろうだと? そんな相手じゃないよ。
我々が守ったり出来る相手ではないのが判らないくらい鈍いのだろうか?

恐竜絶滅の原因とされる隕石の衝突によって、地球は噴煙が舞い上がり、 太陽光が地上に届かなくなり、環境の激変により動植物の4分の3が絶滅という 変化にも、守ってもらわなくても、地球は死んでいないのだ。
もっと大きな存在なのだ。

地球を守ろうでは無いだろう?
人間の住み良い環境を守ろうと、言いたいんだろう?
自分達の目先の私利私欲のために壊してしまって、自分達が不自由になってきたのを 「地球を守ろう」という言葉で誤魔化してはいないか?
まるで良いことをするみたいに。

地震の原因である、プレートの移動を止められない。
火山の噴火を制御出来ない。
人間は万能ではない。天変地異には、ただ逃げまどうばかりである。
我々は、地球にすがって、寄生して生きているのである。

ほら、これで、「人の命は地球より重い」という言葉にむしずが走るようになっただろう?
「地球を守ろう」なんて言えなくなっただろう?
ふふふっ、それで良いんだよ。

 





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