「来訪者」   作/きけうや奇矯



 そんな折、玄関のチャイムが鳴った。
・・・誰だろう?
時計の針はもう深夜2時をまわっているというのに。
不吉な予感に襲われた僕はドアの覗き窓からそっと来客をうかがった。そこに見えた のは、 野犬の凶暴さを黒のスーツの内に秘めた痩躯の男。
人間よりはむしろ大猿に近い、獣じみた大男。
キジの刺繍が施された、真紅のチャイナドレスに身を包んだ美女。
あいつらだ・・・!





この続きを作って。
この続きを作って。






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