あざらこざらし的思考回路


あざらこざらし的思考回路No.1〜No.50へ行く

あざらこざらし的思考回路No.51〜No.100へ行く


No.116
小ネタ
父の名刺を見る。パソコンも持ってないしキーボードも打てないのに名刺にメールアドレスが載ってるのを発見。
スーパーのレジで並んでいると前にいた中年男性のカゴに「森永ミルクプリン」が10個は入っていた。
サインペンを買った。「キャップを取ってご使用して下さい」という注意書きがあった・・・。

No.115
【芋】
薩摩芋って美味しいよね。この間、茹でて食べたんだ。」
「それでも美味しいかも知れないけど、薩摩芋は、アルミホイルで巻いてストーブの上置いて焼いたり焚き火で焼いたりした方がいいよ。 だいたい勿体ないじゃないか。」
「どうして?」
「だって茹で汁栄養分が流れる。焼くとその心配はない。」
「うっ・・・。」
「その欠点をカバーする究極の方法がある。」
「・・・?」
「芋を茹でたその茹で汁を全部飲めば良い。流れた栄養分を取り戻す事が出来る。」
「・・・・。茹で汁あるけど・・・飲む?」
「いらない。」

No.114
医者から心の傷を受けた友人の話。

私の顔って今でも下ぶくれているけどさ、小さい頃はもっとだったの。
小学校低学年の時、学校で足を怪我してね、かなりの傷だったんで先生が付き添って学校の近所の病院に連れて行かれたんだ。
で、私は足を怪我してひどく痛がってるのに、その医者は私の顔をみるなり、
「この子はおたふくですね。」
そう言って私の首のリンパ腺をさわるんだよ。足から血がだらだら出てるのに。痛がって早くみて貰いたいのに。
「違うんです、違うんです。足の怪我をみて下さい。」
幼い私はそう言うのが精一杯だったけれど医者はいつまでもリンパ腺を押しているの。
足の怪我はその後すっかり良くなったけれど、おたふくに間違われた心の傷はあの時からずっと抱えているんだよ。


No.113
母から電話が来た。
「あのね、ちょっと余ったお金があったからそのお金で郵便局の保険に入ったから。」
「うんうん。」
「でね、私が死んだら、みかさんに500万円入るから。殺さないでね。」
「はいはい。尊属殺人は罪が重いから500万じゃ割が合わないからね。殺さないよ。」
「で、その内、郵便局の人がそっちに行って印鑑押してって行くはずだから、よろしくね。」
「了解。」


その会話の翌日、郵便局の人が来た。あぁ、この事だなと思い言われるままに印鑑を押した。

数日後、母から電話が来た。
「みかさん、実はね、ちょっと違ったの。」
「何が。」
「えぇとね。あの後、郵便局から保険の証書が届いたの。」
「うん。そりゃ届くだろう。で何が。」
「私、見てもよく判らないから見て貰ったの。」
「うん。うん。」(私の父に見て貰ったと言ってるらしい。)
「そしたらね。証書見てしばらく黙っててね。」
「うんうん。」(何か嫌な予感がしてきた。)
「お前、これ。どう見ても、お前が死んだらみかさんにお金が行くんじゃなくて、みかさんが死んだらお前にお金が入るように なってるぞっ。て言うんだから。いやぁね。そんな事言うの。」
「え・・・・・?」
「何か、間違えちゃったみたい。」(にっこり。)
「あっ・・・。殺さないでよ。最近そういうの流行ってるんだから私が変死したら真っ先に疑われるよ。」
「あらそんな。うふふふふふ。」


私の母は、無敵の天然である。彼女に悪気はこれっぽっちもない。
私は、知らないうちに保険金を掛けられていたらしい。なんてこったい。


No.112
【変な言葉】

クラシックの新曲


No.111
スーパーマーケットの食品売場のワゴンの中に「お早めにお召し上がり下さい。」の表示があり、賞味期限切れ間近の食品があった。
それを買ったが食事をご馳走してくれたがなかなかうるさい。

「早く食べで!急いで!もっと早く!あなた食べるの早いでしょ?」
「なんでそんなに急がせるの。」
「だってお早めにお召し上がり下さいって・・・。あなたいつも食べるの早いから・・。」
「・・・・・。」


No.110
ニュースを聞いていたらパキスタンで争乱があったらしい。なんでもパキスタンは争乱状態なのらしい。
私は北海道の人間である。北海道の人間がソーランと聞けばソーラン節に決まっている。
ソーラン節とはヤーレン、ソーラン、ソーラン、ソーラン、ソーラン、ソーラン。はいはい。♪というあれである。
だからニュースを聞いて、パキスタンではソーランがありソーラン状態が続いていると聞こえて大変驚いたのである。
いつのまにソーラン節が海を越えて盛り上がっているのかと。

世界情勢は、大変でいつも何処かでソーラン状態が続いているのである。


No.109
「火気厳禁」「犬は入れません」
こういう看板を見ると、白マジックで一部分を消したくなる。
ちょっと消すだけで面白いことになるの解る?

「人気厳禁」「人は入れません」
あぁ、白マジックを持って歩くべきだよなぁ。こういう看板を見るたびに悔やまれるんだ。


No.108
レンタルビデオ屋で困ってしまった。
借りようと思ったビデオのタイトルを思い出せなくなってしまったのである。さっきまで覚えていたのに。ど忘れというのだろうか。困った。
いつまでも困っていても仕方がない。店員さんに話しかける。

「あのぅ。借りようと思ったビデオのタイトルを忘れてしまったんです。」
店員「はい?」
「それでどうしようかと。」(まずい、このままじゃ変な人だ。この局面を打開しなければ。)
店員「はぁ。」
「で・・でもですね。ストーリーは覚えているんですよ。」(うわっ、ますます墓穴か!)
店員「・・・・。」
「言ってもいいですか?」(もう行くところまで行っちゃえ。)
店員「一応言って見て下さい。」
「んと、舞台は中国でね・・父の代わりに娘さんが・・・。」(大汗)
店員「ムーランですね。こっちですよ。あら、全部出ていますね。残念ですね。」(にっこり)
「あっ、そうですね。はい。どうも・・。」


大汗かいた割に収穫はなかったけどまぁいいや。
友人は、CD屋に言ってタイトルを忘れて店員に歌って聞かせた事を思えば、ずっと。


No.107
【遠吠え屋】

「え〜、物干し竿は、いりませんか。二本で千円、二本で千円っ!」
いつも同じ場所をスピーカーでわめいて通り過ぎる。昨日、売れなかった場所で今日物干しが売れるとは思えないのに。
反応するのは、あちこちのばかり。
あっ、物干し竿を売ると見せかけて本当の目的は、を鳴かせることだったりして。何の為に?それは謎。

とにかくの遠吠えと共に今日も物干し竿屋は、移動する。


No.106
私の子供の頃。
珍しく家族で山菜取りに行こうということになった。
着いたらまず現地でお弁当を食べて、それから山菜を取るという段取りだった。母は重箱にいなり寿司や卵焼きの入った弁当を作った。
なかなか素晴らしい計画だった。で、現地に到着した。困った。弁当がないのである。ここで早くも計画の挫折。 腹が減っていた私たちは、山菜取りを諦めて家路に向かった。家の玄関まで着たとき・・・!全員「あ」と叫んだ。
なんと!風呂敷に包まれた私たちの昼食である重箱に入った弁当包みが、玄関前の道路の真ん中にそのままあるのである。

この家族は行楽の時もカメラを持って行ったことはなかった。いつも玄関に忘れるのである。カメラの名前は「留守番カメラ」と言われ家族の行楽写真を撮ることは滅多になかった。
しかし、弁当を道路に置き忘れたのは後にも先ものこの時だけだった。留守番弁当である。


No.105
私は、札幌に住んでいる。
近隣には、本州の人には信じられない地名が実在している。
"麻生"(あざぶ)。"大麻"(おおあさ)。
だから、こういうこともある。

「大麻ファミリーコンサート」

北海道は、違うなぁ。家族で大麻を公民館で!
旅行者は、そう言って驚くのである。


No.104
店員「いらっしゃいませ」
お客「あのぅ、オス(お酢)ありますか?」
店員「・・・・・・あの、私・・メスですけど・・・。」
お客「・・・・・・。」
店員「・・・・・・。」

No.103
玄関前に「猛犬に注意」というフダを張っている。
長年雨風日光にさらされていると赤い文字が色褪せて読めなくなってしまった。
「猛犬に注意」としか見えないのだ。
そこで私は赤マジックで書き足す事にした。
しかし、そのまま注意と書いても面白くもない。
で、こう書いてみた。
猛犬に微笑みを


No.102
【可愛い?】
今日、モサクと散歩していたら、15mくらい離れた所に、おしゃれにスーツを着こなした、ちょっとかっこいい感じの男性がいたとそう思って下さい。
その人が私の方を見て言うんです。聞こえてしまったんです。

「あっ、可愛い、すっげぇ、可愛い」

私が歩くとその人が目で追っているのが判るんです。
でも勘の良い私は、すぐに気付いたんですよ。
その人は、モサクに言ったんですね。
たんなる犬好きのお兄ちゃんだったんですね。


No.101
【丸】
私は、顔である。というよりである。
以前、人に言われたことがある。
「頭部、何処を切っても切り口は、円だろうな。」
返す言葉もない。
髪を切りに行く。すると鏡の向こうの私は、ケープを巻かれてまるでテルテル坊主である。
年に何回かテルテル坊主になった私は、つくづくいということをいちいち認識する時間である。