会話


「信仰する者よ!」
「はい」
「疑え、疑うのだ!わが言動を!」
「な、ええ!?」
「おまえは根から信じすぎている。信じる事はよい事だ。だが我言いし事はいわば真理への矢印。真理そのものではないのだ。真理は言う事の出来ない世界にあるのも。熱い鉄をハンマーで叩くごとく、我の言葉を疑う事で叩く必要があるのだ」
「しかし待って下さい。私にはそのような事は出来ません!そのようにあなたを疑い信仰を疑う事は恐ろしくて出来ませぬ!!」
「待て。お前は純粋すぎるのだそのように熱心に信仰する事も大切だ。だが純粋は時として危険なのだ。我を信仰せよ、そして我への信仰の中にスパイスの様な疑いをいれるのだ」


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