2000/12/01━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 幽玄の森羅万象の散歩道 動物行動学からの性♂♀の話・動物・植物・環境・宇宙・時間・哲学 興味のおもむくまま“みかりん”の しゃべりんぐ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━目指せ1万部! ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆        週刊 やまねこ通信 E=MC二乗                                vol.1 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ はじめまして。みかりんと言います。(ぺこり) 購読申し込みありがとう。 これから毎週メールマガジンを通じて色々なお話をしてきたいと思っています。 語る内容は、動植物系を中心に環境や宇宙までと思っていますが、なにぶんにも素 人。昔からただただこの分野が好きで好きで。間違いは皆様に訂正されながら(厳し いつっこみ、感想メールや反対意見大歓迎)発行していけたらと。 構成は、原則としてふたつの話題で構成し、ひとつは必ず(なるべく)「動物行動学 からの性」というテーマで語っていきたいと考えています。 これからよろしくね! それでは、緊張しながら第一回目やまねこ通信、発進……じゃなくて発信! ━■タイムマシンの話━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 過去や未来に自由に行き来できる機械、タイムマシン。 これって実現可能なのかな。理論上は出来るらしい。 ホントはここで簡単なタイムマシンの原理を披露しようとしていたんだ。 そのためにちょっと調べた。 量子論やワームホールやニュートリノやエントロピーなどの単語が並んでる文を読ん で、私がメルマガで簡単に説明できるものではないと断念……。 第一回目の最初の文がこんなんでいいのか、私。 頑張れ、みかりん! それでもかつては時の流れというものは絶対的なものだった。 物理学だろうが哲学だろうが人間も動物も地球も天体も、すべて同一歩調で「時」と いう道を歩いているという“はず”だった。 ところがアルベルト・アインシュタインという物理学者が特殊相対論や一般相対論を 発表するのに及んで「時間」とういものは押しとどめることの出来ない河の流れの ようなものではなく、もっと融通の利くものであることが判ってきたんだ。 すごくすごく平たく言うと、あながちタイムマシンってのも夢物語じゃないってこ と。 でもねー、どう考えても机上の空論ってヤツだよね。 だって未だに「私は未来から来ました」と名乗り出た人がいないんだもの。 タイムマシンてのはやっぱり無理かなぁ。 さて、あなたはタイムマシンがあったとしたらどこに行きたい?  未来? 過去? 私は……十代の頃の自分に会って一時間ばかり説教をしたいです。 このままだと、こぉんな事やあぁんな事になってしまうから、 もっと真摯に生きなさい! と。(笑) ━■動物行動学からの性♂♀の話 (1)━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「交尾の意志」 人間は言葉によって意志を伝えあうという妙な文化を作ってしまった動物だ。 だから「結婚の意志」がお互いにはっきりしていても言葉で伝えないと成立しないこ とがある。このあたりが「恋愛小説」が成り立つ背景なんだね。 それでは人間以外の動物たちは、どうやって「交尾の意志」を伝えているのだろう。 しばらくは昆虫の世界から。 チョウは昼行性で配偶行動の前半は視覚情報にたよる。 キオビジャノメというチョウは、雄は雌を見つけるとその前に降り立ち、羽の模様を 雌に見せる。そしてお辞儀のようなしぐさをし、さらに雌の触覚を羽の間で挟むよう にする。雌を獲得するための求婚はとても熱心だ。 チョウは交尾直前は匂い情報を交換しながら交尾の意図を確認し、交尾に至るが、雄 が雌に「言い寄る」スタイルだ。 夜行性のガになると、雌の出す性フェロモンが雄を誘引するのが一般的だ。 雌が匂い情報を出してイニシアチブを取っているけれど、目立つ行動をしないので 「雄が踊らされている」印象。 ハエも雌の匂いから物語は始まる。近くに寄ってきた雄に、雌は逃げることをやめる ことで交尾の意志を伝える。 夜行性の甲虫カブトムシは、まず、食事場所としてクヌギなどの樹液にやってくる。 そして黒くて動くものに接近。雄ならそこで闘争。空腹が満たされて雌の匂いがすれ ば接近し、前脚中脚で雌を捕まえる。雄にかまわずに樹液を舐め続ける雌を、なだめ るように音を発したり、体をゆすったりしてペニスを挿入する機会をうかがう。雌が 嫌がって蹴ったり尻を曲げたりしなければ交尾成立。 雌の無関心さと対照的に雄の「涙ぐましい努力」という印象だ。(笑) ━●みかりんの叫び━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ さて、私が最近ちょっと気になっているのがさすらいのモモイロペリカン「ウエン ディ」。 1997年7月に花火の音に驚いて山口県宇部市の常磐公園から逃げだし北上し、北海道 内各地を転々。 目撃者は圧倒され、皆、心奪われるという。アフリカ原産のモモイロペリカン。 空を飛ぶ鳥では最大級の3メートル級の翼を持ち悠々滑空する。 逃走から3年5ヶ月。北海道や果てはサハリンまで行っていたのが最近南下し始めた という。本来は帰巣本能の強い鳥。故郷常磐公園に帰ろうとしているのかも。という 意見もある。 あぁ、見たかった。会いたかったよぉぉぉぉぉ! ウエンディーィィィッ! ━●編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ふぅ、やっと発刊までこぎつけたぞ。どんな印象を持ったかな。 この創刊号であるvol.1は、サンプルとしてHPにUPしていたのですでに読んでし まっていた人も多いと思うけれど。 準備万端で挑んだつもりが具体的な配送のやり方が判らなかったり。ちょっと焦って しまいました。きゃぁ〜。 メルマガ創刊のお知らせというメールをあちこちに送りつけた私。 するとさっそく「三回ぐらいで終わったりしないように。」などという返事を貰いま した。 はい。もちろん、がんばります。 これでも緊張してどきどきしているんですよ。 第一号の最初の話題からつまづいてしまった私。なんてこったい。あはは。(笑って ごまかそうとしている。) もうちっと簡単に説明できると思っていたんだ。最初から墓穴を掘ってしまったけれ ど、そのうちまた挑戦してパラドックスの話しなどできたらなと。(懲りてない?) 動物行動学からの性♂♀の話、次回は「プレゼント」です。 今は昆虫の話だけれど、その内、人間編にも触れていくかもしれない。 モモイロペリカンの所を読むと判るかもしれないけれど、私、生まれも育ちも北海道 です。やまねこ通信は北海道から発信しているよ。 「やまねこ通信 E=MC二乗」のホームページが出来ました。 バックナンバー置き場です。 私の簡単なプロフィールもあるよ。(あれってプロフィールっていうのか?) ここ     ↓ http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm ★「やまねこ通信E=MC二乗」では、あなたからの投書も受け付けています。  動物・植物・環境・宇宙・時間・哲学このメルマガの趣旨に合うような投書を  気軽にメールに書いてね。 ★みなさんの中にメールマガジンを発行している方はいませんか?  もしよかったら相互で宣伝しあいませんか?  連絡ください。 それじゃ、今週はここまで。 あなたのお便り待ってるよ。 daichi-m@phoenix-c.or.jp じゃね。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ この間、飛行機に乗る機会があった。 眼下に見下ろす雲間から見え隠れする三陸海岸。 飛行機に付いてくる昼間の白い月。 これは本来人間が見ることの出来る景色ではないと思った。 鳥の視点。  人である身が見てもいいのかな。そう思いながらおでこを窓に付けてずっと見てい た。 飛行機の窓にはおでこの跡。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○週刊 やまねこ通信E=MC二乗 vol.1  2000年12月1日発行 http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm ○発行編集者 みかりん daichi-m@phoenix-c.or.jp ○発行システム:インターネットの本屋さん「まぐまぐ」 http://www.mag2.com/ ○登録/解除 http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm ○週刊やまねこ通信は、素人みかりんが趣味で発行しているもので、情報の正確さに はまったく自信がありません。引用して弊害が起きても責任は持てないよ。 それから誤字脱字変換ミスは大目に見てね。気を付けるけれど。 266