2006/1/14━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 幽玄の森羅万象の散歩道 動物行動学からの性♂♀の話・動物・植物・環境・宇宙・時間・哲学 興味のおもむくまま“みかりん”の しゃべりんぐ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━目指せ1万部! ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆         やまねこ通信 E=MC二乗                                vol.118 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ こんにちは。 みかりんです。 気温の低い日々が続きます。 北海道も各地で平均積雪量を突破していますし、 同じ雪国に住む者として、北陸地方の3mも4mも積もった雪のニュースを見ると いたたまれないものがあります。 人々は勝手なもので、あんなに騒いでいた「地球温暖化」というフレーズは 年明けからはニュースや新聞では、なかなか見られないです。 今回は季節を先取りして、チューリップのお話です。 ここに↓バックナンバーがあるよ。『内容一覧』という所をクリックしてみて。 http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm ━■チューリップの話━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 春に花咲く代表的な植物であるチューリップ。 小さな子どもが真っ先に覚える花のひとつだ。 春、チューリップの成長を観察していると、葉が出て茎が伸びてそして突然、大きなつぼみが出てくる。 このつぼみは、球根の頃には、もう中で出来上がってる。 球根の真ん中に、かわいいつぼみが隠れている。 昔、この球根が、とんでもない騒ぎの対象になったことがあった。 1980年代、日本経済にバブル現象が起きた。 その当時、土地、株、ゴルフ会員権、絵画、骨董などの価格が異常に高騰した。 このバブル現象の歴史的な元祖が、1630年代のオランダで起きた。 対象は、チューリップの球根。 きれいなチューリップが人気を呼び、人々は争って球根を買い求めた。 ちょっとお金持ちの間で、観賞用としてのチューリップの花壇づくりが流行したのだ。 人々は、人目を引くチューリップを競って手に入れようとした。 めざとい人々が、高値で転売して利益を上げ始めた。 利益を求めて多くの人が追随した。 投機商品としての需要が、珍しいチューリップの球根の価格を押し上げた。 日本のバブル期では、多くの人や企業が銀行などからお金を借りて、土地や株を買った。 同じように、当時のオランダでも多くの人々が、金貸しからお金を借りてチューリップの球根を買った。 日本でどんどん銀行がお金を貸したように、当時のオランダの金貸しも喜んで高利で貸し付けた。 この時点で、チューリップは観賞用という本来の姿を失っていた。 球根1個の価格が馬車1台に匹敵し、さらに値上がった。 球根1個で、広大な屋敷やビール工場が買えた。 球根1個が、当時の煉瓦(れんが)職人の給料15年分に相当した。 もっとも高値で取引された球根は、最高住宅地に馬車置き場と庭付きの大邸宅が買える金額だった。 ある日、突然「チューリップ狂時代」は終わりを告げる。 この風潮に疑問を感じた誰かが、球根を買うのをやめた。 それをきっかけに、過度の値上がりに対する不安が一気に広がり、途端にチューリップの球根は大暴落した。 高値で売り損ねた人々には、膨大な借金が残り、金貸しはお金を回収できなくなった。 多くの銀行や企業が不良債権を抱えた1990年代の日本と似たものだったろう。 さて、投機対象となった高値で取引されていたチューリップは、一色のものより白地に赤い縞の走るものや、 花びらに白いレースのような模様が入った斑入(ふい)りのものだった。 当時の斑入りのチューリップの作り方は、斑入りの花を咲かせる球根の一部を切り取って、 別の球根に植え込むという方法。不思議な方法だ。 どうして、珍しい斑入りの花をこんな方法で作ることができたのだろう。 この謎は300年後の20世紀になって、やっと科学的に解かれた。 結論を言うと 「これらの珍しい斑入りの花は、モザイク病という伝染病にかかったものである」。 この病気は、モザイク病ウイルスというとても小さな病原体が感染して起こる。 美しい斑入りのチューリップの不思議な作り方は、モザイク病を感染させる方法だった。 斑入りの病気にかかった球根の一部を別の球根に植え込むことで、病原体を人工的に感染させて斑入りにしていたのだ。 最近では、病原体に汚染されていない斑入りの品種も作られている。 チューリップの球根は、切ってみたり皮をむくかすれば、まるでタマネギのようなものだ。 分厚いうろこ状のものが重なっていて、剥がすこともできる。 こいうタイプを鱗茎(りんけい)という。 鱗茎には、栄養がいっぱい蓄えられている。 だからチューリップは、みるみる成長し、花を咲かせる。 種子から成長した植物とは、比較にならないくらい早い。 チューリップの鱗茎は、ユリネやタマネギに似ている。 チューリップ狂時代に、タマネギと間違えて食べてしまって、大金が消えてしまったという悲劇もあったという。 そんな人間たちの悲喜劇など、チューリップたちには関係ない。 今春、暖かい日差しの中で芽吹く時を待っている。 ━▲やまねこ投書箱━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [ナジャ]さん  最近偶々読んだ2冊の本があり・・・そこへとびこんできた「やまねこ通信」Vol.117・・・  あまりの符合<シンクロ?>にビックリし、清水から飛び降りる気持ではじめてメールします。  一冊は、わが街東海市の中央図書館の{中学生コーナー}にあった本  「世にも美しい数学入門」藤原正彦/小川洋子(筑摩書房)  藤原氏は数学者で、父が新田次郎、母が藤原てい へ〜っ!  小川氏は作家で、小説「博士の愛した数式」(新潮社)他  作家が数学者に数学の素朴な質問を投げかけるというものだが、  その中で「数字の世界に隠された真理がいかに崇高な永遠を体現しているか」を、  {素数}とか{完全数}とか{ゴールドバッハの問題}とかで具体的に説明し、  自分をとりまく世界が、かくも美しい秘密に満たされているんだよと、  読者に感じさせてくれる・・・そんな本でした。  また本の中で、数学と俳句に触れている下りがあり・・・  「数学には、複雑(魑魅魍魎)な現象を一つの数式で一気に統制してしまうという  豪快さ、美しさがある。それは、たった17文字で、大自然の本質をビシッと表現し  尽くし、切り取ってしまう俳句と似ていますよね」 と。  五七五という最小の言葉で、ことの本質をパッと表現できた瞬間の   う〜ん、「エクスタシー」 とでもいうのでしょうか。  それを ガウスをひき合いに出して、寝起きざまにある定理を発見した、  その「快感」が、迷っていた神学者をやめて数学者の道に向わせた と。  つまり「こんがらがった糸球が突然スッと一本になる」  「一つ補助線をひくとパッと視界がはれて・・」と、  「そういう鋭い喜びはほかの世界ではあまりないでしょうね」と    俳句の世界も似ている、と言われてみれば う〜ん そうかな〜と・・・。  もう一冊は、その芥川賞作家小川洋子の『博士が愛した数式』・・・  これが映画になっていて、1月21日封切られる。  何でも監督・脚本があの小泉堯史!!  黒沢明の助監督をし、黒澤の遺稿シナリオ『雨あがる』で映画監督デビュー、  2作目の『阿弥陀堂だより』ともども数々の映画賞をとった、  今や黒澤亡き後の日本映画界の名匠に相応しい映画監督。  で、昨年の{第一回本屋大賞}=(本屋が一番売りたい本)に選ばれた  原作の小説『博士の愛した数式』を早速読まなくちゃあと、書店で購入した次第。  もう、思わず吹き出しながら、一気に読んでしまいました。  その中にでてくる博士と家政婦と繋ぐ{友愛数}の話・・・美しいですね〜。  「あぁ 世界はとても美しい」   全く同感! 二冊の本を読んで、つくづく 思ったことでした。  --------------------------------------- いやぁ〜。すごいですね。素敵ですね。 私、理数のセンスはほとんどないんです。私の頭は、まったくの文系なんです。 文系が語る科学マガジン「やまねこ通信 E=MC二乗」です。(にこっ) で、数学と俳句の共通点ってのは、かなり興味深い話です。 ずいぶん前のことなんですけど、やまねこ通信のvol.55で、 「縮みの天才、拡がりの愚者」っていう話題でお話をしています。 俳句っていう表現方法も、縮み思考を好む日本人の感性ですね。 で、曖昧模糊とした世界を数学で表現するのと、17文字で表現するってのは同じことで、 ビシっと決まったときの美しさとエクスタシーは同じなんだなと思いました。 「博士の愛した数式」 機会を作って読んでみたい本です。 世界はこんなにも美しい。 --------------------------------------- [HAL]さん  vol.117のやまねこ投書箱、[青嵐透]さんの投稿で、  > 光が、物質が音楽。全ては旋律に置き換えられる。  それに対するみかりんさんのレスで、  > 青嵐さんの言う「音楽」を「波動」に置き換えてみると、とても真理っぽくありませんか?  > 世界は宇宙は波動で出来ている!  と、ありました。  波動ってあながち間違いでもないですよ。  以前、ニュートンなどで読んだ程度の知識ですが、「超ひも理論」っていうのがあります。  物質の根源は何?っていうことで、量子論では色々な解釈をしてます。  その内のひとつ。  原子→陽子・中性子→クオーク→超ひも、といったようにどんどん小さくしていくと、  モノはこの「超ひも」が振動していることで成り立っている、というようなことです。  (すっげー強引な説明です)  (20数年前ならクオークがモノの究極の素粒子と言ってましたが、種類が多すぎる!ということで、さらに構成要素があるはず!  といった感じで理論を展開してようやく可能性のある理論が出てきた、ってことろでしょうか)  ひもと言っても10^-35(マイナス35乗)mの長さで、原子であれがば10^-10(マイナス10乗)m  なので、もちろん観察などはできませんよ。  本当の内容は理論(数学メイン)で、素人が見ても何のことやら?って感じで分かりませんが。  ネットで検索かけて、表面を触る程度でも分からんと思います。  (でも一応見ておいてください。素人向けに絵で分かりやすく(?)解説してありますので。  超ひも理論のまえに素粒子の対称性、大統一理論とか、4つの力なんてものが分かってないと理解するのに手間ですが)  小難しい御託を書いてしまいましたが、要するに、「世界は波動で出来ている!」で間違ってないってことです。  アインシュタインから百数十年、おっさん達が机上でこねくり回した理論と、「直感」が同一の結論に達するのはなんかすごいですね。  (深さが違うんでしょうが)  既成概念にとらわれている大人より、柔軟な発想が出来る子供のほうが時代を引っ張っていけると信じてます。  というわけで、連絡事項でした。  (量子論の分野は素人には理解不能なので「やまねこ通信」には向いてないです。  とりあえず最先端の理論も同じなんだといった認識でいてください) ------------------------------- ええと、ええと…。 要約すると、アインシュタインから百数十年、おっさん達が机上でこねくり回した理論と、 私の直感である「世界は波動で出来ている!」で間違ってないってことですね! 拡大解釈すると、青嵐透さんの「世界は旋律でできている」っていうのもアリって訳です。(にこっ) 「超ひも理論」検索して、表面を触ってみました。 >「超ひも理論」とは、「すっげえひも」理論ではなく、「超対称性を持ったひも」理論である。 >「超ひも理論」とは物質の究極の要素は「粒子」ではなく「ひも」であるというもの。 >超ひもの世界は10次元で、日常の世界は3次元。これに時間に依存するものを加えると4次元。 > では、残りの6次元は?というと「コンパクト化」されて見えなくなっています。 > 通常、現在の4次元空間は直線上になっていますが、残りの6次元は > 丸くなっていて閉じてしまっています(→ コンパクト化)。 > このため観測できなくなっています。 す・すみませんっ。 まったくわからない文系が語る科学マガジン「やまねこ通信 E=MC二乗」ですっ! さて。ちょっと話題が変わります。 もうずいぶん前のお話。いにしえの昔。やまねこ通信vol.2のお話です。2号です。2号。 2000年12月というからこのメルマガを取っていない人もいるでしょうし、取っていても 内容はもうみんな忘れてしまっています。 その創刊号から2号めの「みかりんの叫び」で私は「オオカミの再導入」について語っています。 東京農工大の丸山直樹教授が、600人の会員を有する日本オオカミ協会を率いて オオカミの再導入を考えているという話を紹介しています。 >日本では鹿を代表とする草食動物をコントロールする肉食獣がいない。 >知ってのとおり、鹿の群を健康に保つにはとても大事な役割を肉食獣が担っている。 >弱った個体が肉食獣の餌となることで群に病気が万延するのを防いだり、弱い個体の >子孫が生まれることを防ぐことで群れ全体が健康で強くなる。 >天敵がいることでの頭数のコントロール役としてのオオカミ。                       (やまねこ通信 E=MC二乗 vol.2からの抜粋) で、やまねこ通信の読者であるAティガさんからこんなメールが届きました。 ------------------------------- [Aティガ]さん  しばらく、自然科学分野から離れた活動をしていましたが今月末に東京に行く予定が入り  『日本オオカミ協会 会長 丸山茂樹(東京農工大学教授)』に取材する予定が入り今から楽しみにしています。  丸山先生も今年度で退官されるので現役教授としては私が最後の取材者になるかもしれません。  北海道新聞のベタ記事でしたが日本オオカミ協会が高橋北海道知事に『知床に狼を導入』する要望書を  だしたのをご存じでしょうか。  私、自身は標茶町の狼の子どもたちと戯れた経験があり、無邪気に近づきじゃれてくる狼って思ったよりも  ずっと犬に近い動物なんだなと感じました。  さて、前振りが長くなりましたがみかりんさんは丸山先生に質問してみたいことはありますか。  もしあるようでしたら私から丸山先生に直接、質問できると思います。  もしあるようでしたら当方にメールをください。  別件ですが先日。千歳空港の土産売り場で狼の毛が2000円で売られていました。  この毛の持ち主の狼はどうなったのか気になります。 ------------------------------- [みかりん] 丸山先生に聞いてみたいこと。 導入するとすると、どこのオオカミを導入するのが良いと思いますか? そしてその理由は? オオカミは最初何匹くらい? そして最終的には何匹くらいが目標? 人との境界域でのオオカミとイヌの混血の可能性についての心配は? ------------------------------- [Aティガ]さん  西暦2006年(イスラム暦1385年 ※3月21日ころ)になりました。  年が変わっても日本の経済は悪化の一途をたどるようで何やら60数年前とにてきています。  さて、先月に日本オオカミ協会会長の丸山教授に取材してきました。  概要をお伝えすると北海道には体重30kg前後の狼を、本州には20kg前後の狼を導入するのが  旧来の生態にあうのではないかと考えているようです。  また、導入数については2パック(狼の群れを表す単位数 通常6〜12頭くらい)以上が最低数であり、  導入数は多ければ多いほどよいとのこと。  その他たくさんありますので詳細はインタビューをAudioCDにしたものを近々送付しますのでそちらでご確認ください。  翌日、NHKの子どもニュースという番組のディレクターが『クールビズ』の企画を進めている件で対談することがあり、  地球温暖化は深刻な問題だ。との思考に終わっていたので  『地球に氷がある時代の方が地球の歴史からみれば珍しい。  それに昔、同じような主旨で“省エネルック”を大々的に宣伝したが結局いつの間にか忘れられてしまっていた。  人類は歴史から何も学んでは以内のでは?』などと意見を交換してきました。  NHKの彼は“氷の時代の方が珍しい”ということを知らないで番組制作をしていたようです。 ------------------------------- 取材ご苦労様です。 一番の問題は、人々のオオカミに対する偏見でしょう。 オオカミ再導入計画は、ずっと関心を持っています。動向を今後も興味深く見ています。 オオカミの話は、「やまねこ通信 E=MC二乗vol.35」で「エゾオオカミの話」として語っています。 ニホンオオカミとエゾオオカミの誤解と偏見が重なった不幸な乱獲のため絶滅のしていった話を紹介しています。 オオカミは大神という語源で、もともと日本人には、とても大事にされていて、良い関係を築いていました。 詳しくは、バックナンバーの35号で。           ↓ここ。 http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm NHKの「週刊どもニュース」という番組は、私も時々みています。 こんがらがった判りづらいニュースも、判りやすく解説してくれて良い番組です。 でもねー、どうしてマスコミの論調は、地球温暖化に対してヒステリックになるのだろう。 やまねこ通信vol.102の投書箱のこの欄で、[越前]さんが >  やまねこ通信で私が目が鱗を体験したのは、地球の環境悪化を人間のせいにする、 >  というのが一般化した中、おおきな自然の流れとして“そこまで人間は偉大なの >  か”というテーゼを打ち出したところです。 >  私としては人間が根元である諸悪も多々あると思っていますが。(笑) >  これは本当に興味深い。 と、投稿してくださったのが、ずっと私の心に残っていました。 何とか私なりの答えをと思って書いたのが、前々号のvol.116です。 メイン記事「鳥の呼吸と恐竜の呼吸の話」と、みかりんの叫び「現在、地球は異常気象ではない」の ふたつのコーナーを使って、「地球環境の変化アリの地球じゃないか」と言いたかったのです。 生物は、地球環境を変化させてきたひとつの要因であるし、その時々の地球環境に合わせた行き方やを選び、 体を変化させ適応し、それに成功した生物が繁栄してきた。 そしてこれは今後もずっと。 116号ではこう締めくくっています。 >「このまま暖かくなると、今までの経済活動が打撃を受けます」 >経済至上主義の今の社会では、気温の変化は経済に大打撃を与える。 >ただそれだけなんだ。 >地球は異常気象ではない。それほどヒステリックになることはない。 >現代人が必要としているのは、今の地球環境。 >ヒトの種としての寿命を長らえたいのなら、今の環境が少しでも続くよう願うのはあたりまえだ。 >でもそれは未来永劫いつまでもという訳にはいかないんだ。 ━●編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★今回の「チューリップの話」は、自然科学系のお話という意味では、ちょっと違っていたかもしれません。  でもまぁ、森羅万象の事例のひとつとして。  16世紀のオランダの「チューリップバブル」も驚きですが、  日本の明治時代にも「ウサギバブル」があったのですよ。  簡単に飼育できて食用にもなる、珍しい種類であれば高額で売れる。  というわけで、ウサギで大儲けといった話が広がり、飼育ブームと高値取引が発生したのです。  当時の1円で米2斗(約30kg)が買える時代に、最も高いウサギには400円の値段がついたというから  今でいうと、ええと、ウサギ1羽に400万円?くらい?    チューリップはチューリップだし、ウサギはウサギなんです。  それ以上でもそれ以下でもない。  それと同じで土地は土地なんです。それ以上でもそれ以下でもない。  土地の価値とは、生物相が豊かであるとか、  人が関わるのなら、その土地からどのような作物がどのくらい収穫できるのかとか。  そういう事なんです。  投機の対象としてのチューリップやウサギの話が滑稽に感じるなら、土地も同じなんです。  土地は本来誰のものでもなく、それぞれの土地にはその土地の氏神様がいてね、という感覚の方が  大事だと私は思っているのです。 ★いやぁ、すみません。  今回は、2号を見ろ、35号を見ろ、102号から引用だ、ちょっと前の116号を見ろと、うるさいうるさい。(笑)  やまねこ投書箱が異様に長くなってしまったので、「みかりんの叫び」はお休みです。   ★「やまねこ通信E=MC二乗」では、あなたからの投書を受け付けています。  動物・植物・環境・宇宙・時間・哲学このメルマガの趣旨に合うような投書を  気軽にメールに書いてね。  過去に取り上げた記事からの話題も歓迎しています。 ★vol.118の参考文献                「ふしぎの植物学」      田中 修/著  中公新書                ★次回配信予定は未定です。でも必ず配信しますから。 ★メルマガ宣伝です! 蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹     ★彡★彡★彡★彡★彡『蟹屋 山猫屋』★彡★彡★彡★彡★彡 生まれも育ちも北海道育の“みかりん”が、北海道の味覚を全国の方に広めるために 『蟹屋 山猫屋』を立ち上げました。一級品の道産品をお手ごろ価格でネット販売! 読み物としても楽しめるものを目指しているよ。    登録はここ→ http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/kani/   山猫屋の蟹は冷凍ガニではありません。ボイルしたてを食卓に直送! 蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹    ↑↑↑  私、みかりんのもうひとつのメールマガジン。  北の味覚。海産物。蟹おいしいよ〜。  予算はこれくらい。食べる人数はこれくらい。と教えてくれたら、その中で  できる限りのご提案をします!山猫屋の蟹は冷凍物は一切扱っておりません!  さぁ、タラバ食べたいよう、毛ガニ食べたいようのメールをみかりんに書こう!  寒くなると、北の食材たちは脂が乗っておいしいです。  この機会に、どうぞ冷凍ではない蟹をみなさんで! ★みなさんの中にメールマガジンを発行している方はいませんか?  相互で宣伝しあいませんか?  連絡ください。 それじゃ、今回はここまで。 あなたのお便り待ってるよ。 daichi-m@phoenix-c.or.jp じゃね。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 連休を貰ったので、旭川の旭山動物園へ行こうと思い立つ。 その日、サンピラーやダイヤモンドダストが札幌で観測された。 非常に寒い。っていうか痛い。 寒すぎる。旭川はマイナス40度の日本一の記録を持つ町だ。 道央の盆地地帯。 この厳寒期に何を好きこのんで旭川まで行かねばならないのか。 目的は、冒険ではない。 で、旭山動物園は断念する。                                 (道央圏在住の方、軟弱ですみません) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○ やまねこ通信E=MC二乗 vol.118  2006年1月14日発行 http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm ○発行編集者 みかりん daichi-m@phoenix-c.or.jp ○発行システム: ◆インターネットの本屋さん「まぐまぐ」ID:0000052530 http://www.mag2.com/ ◆メルマガ発行サービス「メルマガ天国」ID:3743 http://melten.com/ ○登録/解除 http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm ○やまねこ通信は、素人みかりんが趣味で発行しているもので、情報の正確さに はまったく自信がありません。引用して弊害が起きても責任は持てないよ。 それから誤字脱字変換ミスは大目に見てね。気を付けるけれどさ。えへ。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━