2008/4/9━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 幽玄の森羅万象の散歩道 動物行動学からの性♂♀の話・動物・植物・環境・宇宙・時間・哲学 興味のおもむくまま“みかりん”の しゃべりんぐ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━目指せ1万部! ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆         やまねこ通信 E=MC二乗                                vol.128 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ こんにちは。 みかりんです。 勢いに乗って連続配信です。(にこっ) 先程、第一部「京都議定書の京都メカニズムは失敗したっぽい話」を配信。 コアな反対意見がこない内に(笑)、 第二部「地球温暖化は、CO2の増加ってホント?」を配信しちゃえ。 ここに↓バックナンバーがあるよ。『内容一覧』という所をクリックしてみて。 http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm ━■地球温暖化は、CO2の増加ってホント?っていう話━━━━━━━━━━━━━━━━ 宇宙は星の爆発などでつくられる微粒子で満ちている。 この微粒子は地球に降りそそがれていて「宇宙線」といわれている。 太陽圏に降り注ぐ微粒子に水蒸気がくっついて水滴になり、雲になる。 降り注ぐ宇宙線が多いと大気圏の雲は多くなる。 太陽の黒点は、強い磁場を作りる。 だから太陽の黒点活動が活発になると、太陽風という電磁波をを多く放出し宇宙線を蹴散らす。 すると地球に降り注ぐ宇宙線が減る。 宇宙線が減ると雲が少なくなって、晴れの天気が多くなり、地球は温暖化する。 逆に黒点活動が減ると降り注ぐ宇宙線の量が増え、雲が増えて太陽光線がさえぎられ地球は寒冷化する。 太陽の黒点活動サイクルは、だいたい11年周期であると言われている。 2000年前後は極大期にあたり、太陽は非常に活発化だった。 2003年の10月28日には、観測史上最大の太陽風が吹き、 その活発な活動は現在も続き、関連研究者の興味を釘付けにしている。 1893年、英国の王立グリニッジ天文台で太陽監督官を努めていたウォルター・マウンダーは、 東洋の古代の神官たちや、ガリレオ以降の西洋の科学者たちによって残されている古い記録の中から、 17世紀に太陽黒点が発生しない時期(無黒点期)があったことを発見した。 後に、この1645年から1715年ごろまでの期間は、太陽天文学の研究者だったアメリカのジャック.A.エディによって 「マウンダー極小期」と名付けられた。 長い期間に渡る小氷河期の中でも、この時期の寒さは特に厳しく、“夏が来なかった時代”だった。 その時代、農作物は実らず、農民は飢え、世界的に飢饉が起きた。 また、栄養不足や日照不足による健康の悪化によってペストなどの病気が蔓延し、経済恐慌が起こった。 さまざまな要因が重なった結果として安定を欠いた社会では、革命が起こった。 以上のように、地球の気温の変化を太陽活動に起因する説がある。 水蒸気の温室効果はかなり大きいと思われる。 地球の環境は二酸化炭素や水蒸気を含めた複雑系だ。 単純に二酸化炭素をイジれば温暖化が止まるものではないだろう。 それでは何こんなに、ヒトの発展のためのCO2増加が地球温暖化の元凶説がはびこってしまったんだろう。 それは、もともとは、IPCCの報告がそう言ったから。 よくある図式に(「不都合な真実」でも使われたグラフに)、 産業革命以降の上昇の後を追いかけるようにしてCO2が上昇しいる。 CO2が原因ならCO2のグラフは気温のグラフより前にでないとおかしいと思う。 CO2が原因なら最初にCO2が上昇して、その後に気温が上がらないと…原因にはならないはず。 でもあのグラフはまったく逆。最初に気温が上昇して、その後にCO2が上昇してるんだから。 わかる事は、気温が上昇するとCO2が上昇するっていう事。  人類が排出した二酸化炭素のせいで地球が異常に温暖化し、大惨事が近づいている」と断言することは 無理があると思う。 IPCCの報告を鵜呑みには出来ない。 現在まで第4次まで報告が出たけれど、第1次から第4次までにはかなり変化がある。 たとえば海面上昇。 ゴアの「不都合な真実」では海面上昇は6mにもなって、あちこちの大都市が海に沈むみたいな映像で 脅かしたみたいだけど、これはあり得ない。 IPCCは90年代に67cm上昇と予想し、2001年には48.5cm、そして今回は38.5cmになった。 予測値は、だんだん少なくなっている。 温室効果ガスのほとんど水蒸気だけど、二酸化炭素と並んで悪者扱いされているメタンガスは、 1990年初めから増えていないということが報告されている。 メタンは、家畜の増加や水田の拡大によって増えるとされる。 ほとんど温室効果ガスだけで温暖化を語っているIPCCの説が正しいのなら、 メタンの増加が止まることは、温暖化を緩和する方向のだ。 温暖化で世界中が暖かくなって世界中の氷が溶けている印象だけど、溶けて減ってきているのは北極の氷で 南極の氷は増えている。 南極は温暖化していないっていう事だ。 二酸化炭素と温室効果は関係あるかもしれないけれど、もっとさまざまな要因があって気温が決定している。 多数の要因の中の一つしか見ず、他の要因を政治的に排除して成り立っている。 温暖化政策を拒否するアメリカ。 推進したいイギリス。 政治的な意図が見え隠れする。 ※IPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change)とは   「気候変動に関する政府間パネル」。   気候変動に関する知見をとりまとめて評価する政府間機構のこと。 編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★127号と128号の間は数時間しか経っていません。  「やまねこ通信 E=MC二乗」始まって以来の短いサイクルです。(笑)  それだけに、特にこの128号は、文章が全然こなれていません。  勢いだけです。  地球のシステムは何もわかっていないし、私たちが個人でスーパーのレジ袋を拒否しても  何が変わるわけでもないんです。    CO2が温暖化にあたえているかもしれない温室効果ガスとしての影響は、全体の数割。  日本のCO2排出量が世界のCO2排出量の数%。  その中で個人で出来るって思うのが、驕りを感じるんです。  で、最近の何が何でも、「わたしにできる地球にやさしいこと」信仰に反抗したかったんです。  ★ガラパゴスのフィンチという鳥は、くちばしの形を変えて環境に適応してきました。  発見から100年ちょっとになる現在、フィンチはヒトのいる環境に適応して  ゴミをあさるのに都合のいいようにくちばしが短くなってきているという報告もあります。  イグアナは餌が少なくなると、体の小さな個体が多くなって、その餌の少ない時代をやり過ごそうと  するようです。  環境は変わります。変わる環境に合わせて生物は生きてきました。  ヒトもここまで来たんです。環境が変わって気温が上昇しても下降しても、  今は環境の方を変えようとしているみたいだけど、そのまま変化する環境に合わせた行き方って  あるんじゃないかって思ったりするのです。    で、思うこと。  地球環境を維持するためには低成長が必要です。  経済成長を背景とするやり方では、維持できません。  エコと提唱しつつ、車を買え、旅行へ行こう、まだ使えるけど機種変更の新しい機械をっていうのは  無理です。頑張る所が違っていると思うのです。 ★「やまねこ通信E=MC二乗」では、あなたからの投書を受け付けています。  動物・植物・環境・宇宙・時間・哲学このメルマガの趣旨に合うような投書を  気軽にメールに書いてね。  過去に取り上げた記事からの話題も歓迎しています。 ★vol.128の参考文献         田中 宇の国際ニュース解説 世界はどう動いているか           地球温暖化のエセ科学           地球温暖化問題の歪曲             ★次回配信予定は未定です。でも必ず配信しますから。 蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹     ★彡★彡★彡★彡★彡『蟹屋 山猫屋』★彡★彡★彡★彡★彡 生まれも育ちも北海道育の“みかりん”が、北海道の味覚を全国の方に広めるために 『蟹屋 山猫屋』を立ち上げました。一級品の道産品をお手ごろ価格でネット販売! 読み物としても楽しめるものを目指しているよ。    登録はここ→ http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/kani/   山猫屋の蟹は冷凍ガニではありません。ボイルしたてを食卓に直送! 蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹    ↑↑↑  私、みかりんのもうひとつのメールマガジン。  北の味覚。海産物。蟹おいしいよ〜。  予算はこれくらい。食べる人数はこれくらい。と教えてくれたら、その中で  できる限りのご提案をします!山猫屋の蟹は冷凍物は一切扱っておりません!  さぁ、タラバ食べたいよう、毛ガニ食べたいようのメールをみかりんに書こう!  北の食材たちは脂が乗っておいしいです。  この機会に、どうぞ冷凍ではない蟹を!  ご贈答に、山猫屋の海産物を。 ★今、毛ガニ安いです!! ★みなさんの中にメールマガジンを発行している方はいませんか?  相互で宣伝しあいませんか?  連絡ください。 それじゃ、今回はここまで。 あなたのお便り待ってるよ。 daichi-m@phoenix-c.or.jp じゃね。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ JAZZピアノ。人の3倍練習して、ふたりしかいない生徒なのに落ちこぼれる自信あり。(笑) 目指した山は遠く高く。 取りあえず1年頑張ってみよう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○ やまねこ通信E=MC二乗 vol.128  2008年4月9日発行 http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm ○発行編集者 みかりん daichi-m@phoenix-c.or.jp ○発行システム: ◆インターネットの本屋さん「まぐまぐ」ID:0000052530 http://www.mag2.com/ ◆メルマガ発行サービス「メルマガ天国」ID:3743 http://melten.com/ ○登録/解除 http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm ○やまねこ通信は、素人みかりんが趣味で発行しているもので、情報の正確さに はまったく自信がありません。引用して弊害が起きても責任は持てないよ。 それから誤字脱字変換ミスは大目に見てね。気を付けるけれどさ。えへ。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━