2012/7/15━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 幽玄の森羅万象の散歩道 動物行動学からの性♂♀の話・動物・植物・環境・宇宙・時間・哲学 興味のおもむくまま“みかりん”の しゃべりんぐ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━目指せ1万部! ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆         やまねこ通信 E=MC二乗                                vol.155 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ こんにちは。 みかりんです。 私の住んでいる近くの公園では6月に可愛いカモの雛たちがたくさん生まれます。 黄色かった雛たちも、ちょっと茶色になってきて少し大きくなってきました。 毎年カモの雛たちをみかけてはその可愛らしさに目を奪われます。 親鳥について泳ぐ姿になごまない人はいないと思います。 そういえば今年の春、テレビでトキの雛が生まれたニュースが流れました。 それ以来、巣立ちのニュースや、どうかすると今、枝に止まったのを確認しましたという ニュースまで流れています。 どうしてトキはこんなにもニュースに取り上げられるのでしょう。 絶滅寸前だから? でも絶滅寸前の動物や鳥は他にもたくさんいます。 何故トキばかりがと不思議です。 トキにはどんな事情があるんでしょう。 今日はそんなトキのお話です。 ここに↓バックナンバーがあるよ。『内容一覧』という所をクリックしてみて。 http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm 「ラジオ山猫通信」も、ここから聞くことができます。↑ ━■トキの秘密の話━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ トキという鳥の事は特に興味がなくても、ニュースで流れるのでその動向は知っています。 死んでしまったとか雛が生まれたとか。 それで、よほど数が少ないんだろうという事がわかります。 数が少なくて完全にヒトの保護の元で生きていて、なんとか自然に帰そうとしている人たちが いるっていうのもニュースのお陰で知っています。 そして学名がニッポニア・ニッポンだと知ると、そうなのかぁ。そんなにもニッポンなら 日本の国を象徴する鳥なのかと思ってしまいます。 違うんです。日本の国鳥はキジです。 桃太郎のお供をするのもキジですし、キジにはことわざや慣用句も多いです。 キジも鳴かずば打たれまいとか言いますよね。 けんもほろろっていう言葉もキジの鳴き声や羽音から来ています。 登山などでキジ撃ちというと男の人が用をたす時の表現ですね。 女の人の場合はお花を摘みになどと言います。 今の一万円札には鳳凰が印刷されていますけれど、前の一万円札には キジが印刷されていました。 トキにはそういう事はありません。 日本人はキジを大事に思っていたようです。 でも、今、ニュースになって流れてくるのはトキばかりです。 キジのニュースは聞きません。 トキは、今でこそ生息数は完全に把握されて全部人の監視下のもと注目されて 生息していますけれど、19世紀までは東アジアに広く分布しているごくありふれた鳥でした。 国で言うとロシア、中国、韓国、北朝鮮、台湾、そして日本などです。 日本でも江戸時代まではほぼ全国に分布していました。 そうえいば朱鷺色という和名の色があります。 ちょっと明るめのスモークピンクに黄色が少し入っているような穏やかな色です。 トキは白い鳥ですけれど翼の下がこの朱鷺色なんですね。 だから飛び立つと、この朱鷺色がとても美しいのです。 このごくありふれたトキがどんどん数を減らしていきます。 原因は2つ。 ひとつは明治時代の乱獲。この美しい羽を取るために乱獲したんですね。 それから肉も鍋にして食べたようです。朱鷺汁、朱鷺鍋として。 もっとも日常的に食べていたというよりも、滋養強壮の薬としての肉だったようです。 朱鷺の肉というのは鍋にすると美味しかったようなんですけれど、 ひとつ面白い特徴があったようです。肉に含まれた色素が溶け出して、 全体がピンク色になって表面に脂が浮くんですね。 ちょっと想像してみましょう。赤い汁に浮かぶ脂。 そこに見え隠れするネギやゴボウやダイコンそしてピンク色の肉。 どうもね、食欲が湧かない見た目だったそうです。 暗闇で食べる闇鍋っていうのは朱鷺鍋がそもそものはじまりという説もあるほどです。 辺りを暗くしないと食べられないような鍋だったらしいです。 トキは脚で直接掻き回して餌を探す習性があります。 だから稲は苗を植えたそばから踏んづけてダメにするし。 稲に有益な虫も見境なく食べてしまうしで、田を荒らす害鳥として認識されていたんです。 その上、鳴き声も不快で嫌われていました。 江戸時代には鳥類のむやみな殺生は禁じられていたのですけれど、カラススズメ並に ありふれていて邪魔な鳥だったようです。 農民がお上にトキの駆除を懇願するほどだったそうです。  そんなことで躊躇なく乱獲されていきました。 今でこそ東洋の宝石と呼ばれているトキは、当時はそんなポジションだったんですね。 生息数の減少のもうひとつは生息環境の悪化です。 戦中戦後の森林伐採と開墾。 そうして気がついたら大正末期にはもう絶滅してしまいましたと言われるほど 減ってしまったんです。 よく、農薬のために餌になるものがいなくなったのが原因と言われる事がありますけど、 これは違います。 農薬の使用は1950年代。その前にすでに絶滅寸前だったんです。 昭和2年。国はトキを発見する者に懸賞金を与えると呼びかけます。 昭和6年。トキ2羽発見されます。 昭和9年。天然記念物に指定。昭和27年に特別天然記念物に指定。 昭和35年に国際保護鳥に指定。 こうやってトキの格はどんどん上がっていきます。 発見されたすべてのトキに名前が付けられました。 フク、フミ、ヒロ、ミドリ、キン。全部で5羽です。 愛護会、保護対策委員会などたくさんの会が発足していきます。 そして昭和56年。5羽すべてを捕獲して完全飼育下に置きました。 人工飼育です。この事で野生のトキは絶滅したと考えられました。 そうなんです。世界の多くの地域で20世紀半ばにトキは絶滅していたんです。 ですから日本の5羽のトキは世界的にも大変貴重だったんですね。 で、日本の5羽が捕獲された同じ年、中国の内陸部で7羽のトキが発見されました。 それから中国でも捕獲し、人工飼育に切り替えられ、少しずつ数を増やしていきます。 この後、中国からトキが貸し出されたり、日本のトキのミドリを貸し出したり、 お互いに繁殖用に貸し借りし合いました。 平成十一年に中国からペアが贈呈されて、日本で雛が孵りました。 この雛の名前は優優。優優は人工飼育下で日本で初めての雛です。 そして日本で数十年ぶりに誕生した雛でもありました。 ここから少しずつ人工飼育ながらもトキは増えていきました。 今では中国では1000羽以上。日本でも160羽以上まで増えています。 現在、日本や中国で増えているのは、中国の血統のトキばかりです。 DNAを調べてみると中国産も日本産もそこに差はないとの事です。 日本の血統の最後のトキのキンは2003年に死亡しました。 こうして、トキはぎりぎりの所で生息数が回復していきました。 数が回復すると今度は飼育下から野生に戻す事に試行錯誤していきます。 これはかなり難しい事です。 その生物が生活する地域全部の生態系の保護という事でもあるからです。 点の保護ではなくて面の保護です。 2010年3月事件が起きました。 野生に戻す事を見据えて飼育しているトキ10羽中9羽が野生動物に襲われて 死んでしまいました。 その後の調査で犯人はイタチ科のテンだということがわかりました。 この問題もそう単純なことではないのです。 テンはもともと佐渡にはいない動物なんです。 1960年頃、佐渡の島にキツネとテンが持ち込まれました。 キツネとテンに期待されていたのは、ウサギの駆除です。 この頃、国策でスギの木の植林をしていたのです。 そのスギの苗木を島のウサギに食い荒らされて困っていたのですね。 記録によるとこの時、テンは20匹ほど移入しました。 2003年の調査でテンは2000匹に増えているようです。 このウサギはニホンウサギの亜種で、サドノウサギと言います。 サドノウサギは、キツネとテンの期待通りの働きのせいなのか今では生息数を 減らし続けて絶滅しそうです。環境省のレッドリストに指定されてしまいました。 テンの移入から50年ほど経っている調査結果ですのでウサギの減少は テンやキツネのせいばかりとは言えないとは思うんですけれど、 ウサギが減っているのは事実ですし、人が移入したテンの子孫がトキを 襲ったのも事実です。 ウサギも減ってるし、トキも襲われるならテンは駆除対象にしてしまえばという意見も ありそうですけれど、そうもいきません。 ここでテンを駆除するとどんな事になって跳ね返ってくるか予想が付かないんです。 ウサギが増えて木に被害が出るかも知れません。 木に被害が出るとトキの巣作りや餌となる昆虫などにも影響がでるかもしれません。 このようなさまざまな困難を乗り越えて今年の4月、野生に帰したトキが無事に ペアを組んでタマゴを産んで雛が孵りました。 国内の自然界で36年ぶりの出来事でした。 今年4月のある日。 私はいつものようにパソコンで作業していました。 去年の震災があってからテレビをつけっぱなしで作業することが多くなりました。 またいつ緊急地震速報がと思うようになったんです。 で、その日ニュース速報が入ったのです。うわっ。また地震?と私は身構えました。 入ってきた速報は佐渡で野生に帰したトキの、卵が孵って雛が確認されたというものでした。 え?何?それって速報で伝えなきゃならないものなの? それが私の正直な感想でした。 その日、それからも速報は続きました。 孵った雛は1羽はなく2羽だった。いや、やっぱり3羽いるみたいだ。 何度も速報が入ってくるんです。 トキって何なんだろう。単なる絶滅危惧種ではないんだろうか。 そういえば佐渡トキ保護センターのようなおおやけの保護センターを持っている野生動物って あんまり聞かないなと気づいたんです。 日本には絶滅危惧種に指定されている動物はたくさんいます。 イリオモテヤマネコ、タンチョウ、ライチョウ、アマミノクロウサギ、ニホンカワウソ、ヤンバルクイナ、 ジュゴン、アホウドリ、メダカなどなど。 実は、トキはすでに野生種のものは絶滅しているので保護すべき対象はもういないんです。 でも環境庁の後ろ盾でトキ保護センターは多額の税金で運営されています。 (年間7000万円の予算とか) 今、保護センターでやっていることは保護ではなく繁殖です。 調べていて、トキは日本の絶滅動物のシンボル的存在なのかなと思ったのですけれど、 どう考えてもトキは他の絶滅しそうな動物たちとは別格です。 人がやることには必ず理由があるはずです。 私はトキがこれだけ特別扱いされている理由を調べてみることにしました。 すると意外なことが判ってきました。 伊勢神宮という神社があります。 伊勢神宮は神道のいうなれば本山ともいうべき神社で、神社の中で一番古いとされていて、 あまりの古さにいつから始まったか判らないくらい古い神社です。 古代には、伊勢神宮は、天皇家の祖先を祀る神社として朝廷から特別扱いを受けました。 まぁ、天皇家専用の神社だったわけです。 その伊勢神宮には式年遷宮という風習があります。 20年おきにすべての建物を造り替えるんです。 65棟も社殿があります。それら全部です。 寸分違わぬ弥生建築が再生されるんです。建物だけではありません。 装束や橋や宝物もです。この遷宮のしきたりは戦国時代のある時期を抜かして 1300年続いています。 この伊勢神宮の持っている宝物に須賀利御太刀(すがりのおんたち)という刀があります。 刀と言っても美しい装飾用の刀です。 http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/toki.htm この刀の柄の部分にトキの尾羽が2枚使われるんです。 1993年の第61回式年遷宮のときに日本で朱鷺が絶滅寸前となって、 羽根が手に入らなくなったんですね。 で、とても慌てたんです。1300年の伝統が途切れてしまいます。 その時はたまたまトキの羽根を持っていた人から譲り受けて事なきを得たんです。 そしてこの時ついでに2013年の第62回式年遷宮の分まで確保しています。来年ですね。 須賀利御太刀(すがりのおんたち)のためにトキの羽根が必要で、トキがいなくなっては困る というのは判りました。たぶんこの辺りがトキが特別扱いされる理由です。 もう少し調べてみました。 トキは日本書紀では桃花鳥と書かれています。 これはトキの羽根の色が桃を連想させるからでしょう。 古来、桃は邪気を払うと信じられてきました。 桃太郎の桃も、桃の節句の桃も、桃源郷というのも桃の邪気を払う力からきています。 須賀利御太刀(すがりのおんたち)にトキの羽根が使われたのは桃の邪気を払う力を この刀に込めたんですね。 で、伊勢神宮に20年ごとに新しく作られるこの須賀利御太刀(すがりのおんたち)には 重要な仕事があります。 ここがトキが特別な最大の理由です。 トキの羽根を使った須賀利御太刀(すがりのおんたち)は、 天皇の即位式に必要なアイテムなんです。 いつ必要になるかわからない須賀利御太刀(すがりのおんたち)を伊勢神宮は、 しきたりにのっとっていつも用意していなきゃならない立場なんですね。 それで環境省がスポンサーになって佐渡のトキ保護センターがあるんです。 環境省のホームページにこんな事が書かれています。     「トキは種の保存法で、個体の捕獲や譲渡等が規制されています。      例えば、拾ったトキの羽を他人に譲り渡す等の行為は法律違反となりますので、      ご注意ください」 2003年に日本の最後のトキのキンが死亡したとき、環境省は慌てたようです。 天皇の即位式に使われるトキの羽根は、やはり日本由来のトキであって欲しいと 考えていたでしょうから。      中国からやってきたつがいのトキの子どもの優々は、日本で生まれたので、      優々は日本のトキである。 このように声明を発表して乗り切りました。 ここでまた私は疑問が浮かびました。 羽根が欲しいだけなら人工飼育のままで良いじゃん。 どうして野生に帰す放鳥までするんだろう。という疑問です。 この疑問はちょっと考えてわかりました。たぶんこういう事です。 環境省としては規格にあった羽根が安定供給できる人工飼育で充分と思っているんです。 でも地元の佐渡ではトキで地域活性化をしたいんです。 トキの野生復帰の試みは、絶滅動物再生のシンボルとして常に話題を提供して観光客を 呼び込みたいんです。 だから放鳥は、環境省からみたら佐渡の独断で勇み足と思える行為なんでしょう。 トキの学名がニッポニア・ニッポンというのにはそんなに深い意味はありません。 学名を付けるときには、世界のトキはもう絶滅したと考えられていて、 トキは日本にしかいなかったんです。 中国のトキが見つかったのは学名が付いたあとでした。 そして今生きているトキは遺伝子的には日本のトキとなんら変わらないとしながらも、 すべて中国由来のトキです。 トキが絶滅すると天皇の即位式ができないというくらい日本の深いところで トキが必要とされています。 はからずもニッポニア・ニッポンと学名がついた中国由来のトキと日本の天皇の 切っても切れない関係。 生物としてのトキとテンとウサギの関係。 地域活性化の期待を背負ったシンボルとしてのトキ。 トキを取り巻く問題はトキだけに、時が解決してくれるのでしょうか。    * * * * *  * * * * *                東アジアに広く分布していたトキは 人が気がついたときには、佐渡に5羽と 中国の奥地に7羽しかいなかった。 トキが絶滅から復活したのは その穏やかな羽根の色が人には必要だった。 嫌われていた時代と 必要とされた時代。 トキはそんな事はしらない。 青い空の下を羽ばたければ良い。 青い空に朱鷺色が美しい。 ━■みかりんの叫び━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「木下大サーカスをみてきた。働く動物たち」 今、札幌に木下大サーカスが来ています。 北海道に上陸したのは89年ぶりという触れ込みです。 私はこれまでサーカスは見たことがありませんでした。 私のサーカスの記憶といえば、鉄腕アトムがサーカスに売られて寂しくつらい日々を送っていた描写と、 ジャングル大帝のレオが生まれてすぐにサーカス団に拉致されて、 いつかはジャングルに帰る日々を夢見てつらい毎日を耐えてた描写です。 ものすごい手塚っ子だったのがバレバレですね。(笑) 木下サーカスは、ボリショイサーカス、リングリングサーカスとで世界三大サーカスとか。 これは是非見なければ!と早速見てきました。 空中アクロバット、奇術、客席を盛り上げるピエロ、動物たちの芸。 どれもこれも素晴らしかったです。 特に私が見たかったのは動物たち。サーカスの動物たちです。 4匹のシマウマの芸。キリン。2頭のゾウの芸。そして圧巻は8頭のライオンです。 私は動物は2つに分けられると思っています。 野生動物と使役動物です。 野生動物は、テレビでその生き生きした生態をみる事が出来ます。 ホンモノの野生動物は、私の住んでいる所にやってくる鳥たちと、 それとせいぜいキタキツネとエゾシカと、 運が悪かったらヒグマも見ることが出来るかも知れません。 トドやアザラシなどの棄却類も、いる場所にいけば見れるかも。 シマリス、エゾリス、エゾモモンガ、エゾウサギなども見れるか。 それでも、ヒトの生活圏の真ん中で暮らしていると、そうそう野生動物にお目にかかれませんし、 野生動物たちはそれぞれの生活があるので、ヒトとの交わりはない方がお互いのためでしょう。 その点、使役動物たちとは機会があればどんどん関わっていきたいものです。 イヌ、ネコ、ウシ、ウマ、ヒツジ、ヤギ。働く動物たちです。 私は働く動物たちっていうのが非常に好きです。 動物園の動物たちは、広い意味で使役動物に該当するのかな。 でも、のんびりと怠惰に過ごしていて、もうちょっとこう、何かもの足りません。 何かっていうのはたぶん「関わりたい」という気持ちでしょう。 野生動物たちは、関わらない方がお互いのため。 となると、この関わりたい気持ちは使役動物たちに向かいます。 サーカスっていうのは、普段、使役動物として身近にいない動物たちを調教して操ります。 これはすごいことです。 特に、最後のライオンのショーは圧巻でした。 茶色のライオンオスメス各2頭、白いライオンのオスメス各2頭、計8頭が、 ひとりの大柄な白人の男の人のムチさばきで言うとおりに動きます。 気が抜けません。調教されていても相手はライオンです。 目配せして8頭で力を合わせれば勝てる相手です。頑張れライオン。(笑) 私は、幸運にも最前列で見ることが出来ました。 ライオンのお尻が目の前にありました。 こんな至近距離でライオンを見たのははじめてかも知れません。 キリンの顔を真下から見上げることもできました。 真下から見上げたキリンは、両方の目が見えたんです! っていうことは、キリンは立ったままで真下が見えるってことです。 よく草食動物は、350度見えていますなどと、その視野の角度が話題になるけれど そればかりではないですよ。下も見えてます。少なくともキリンは。 使役動物好きの私は、イヌならば牧羊犬が好きです。 草原に散らばったヒツジたちを集めるイヌ。素敵すぎます。 ソリイヌも好きです。 ウシなら、ベトナムあたりの田を耕すのを手伝う水牛。あれに憧れます。 八重山諸島の牛車にも憧れます。 乗り物としてのゾウ。あれもすごいと思います。 観光用でヒトを乗せるのではなく、実用で乗るゾウ。 http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=rdKFioMyieQ こういうのです。 この2分54秒の所、すごいです。 草むらに隠れていたトラが、ゾウに乗ってるヒトを狙ってその高さまでジャンプして ヒトに襲いかかります。 これが野生のトラです。 この場合のゾウは、使役動物です。 もう、なんか色々すごいです。 野生動物も使役動物も、動物が好きすぎてこの動画には きゃーきゃーと興奮してしまいます。 それで、今回、サーカスで、普段使役動物にならないライオンを調教した その根気と緊張感と臨場感にクラクラした次第です。 サーカスに行ったこの日、キリン1頭と、シマウマ4頭と、ゾウ2頭と、 ライオン8頭と目が合いました。 素晴らしい時間でした。 ━●編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★節電の夏だそうです。  素人考えで思うんだけど、すべての自動販売機とすべてのパチンコ屋で電気を使うことをやめたら  あとは、常識の範囲内で電気を使って暮らせるんじゃないかと思ったり。  自然科学マガジンから話題はズレるけど、宗教法人から税金を徴収すれば、  増税しなくても良いんじゃないかと思ったり。   ★今回のこの「トキの秘密の話」は、 ネットで聞くことができます。  http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm  ここの右側「ラジオ山猫通信」をクリックしてスクロールして  「トキの秘密の話」をクリックすると聞けます。  すぐに聞けない人は、じっと待ってみて。きっと聞けます。  http://crashlanding.under.jp/rajiyama0604.mp3  直接URLはここです。  今回の文は、おおむねラジオ原稿そのままです。  ラジオ用をメルマガ用に書き換えているけどね。 ★vol.154の参考サイト    須賀利御太刀 ウィキペディア    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A0%88%E8%B3%80%E5%88%A9%E5%BE%A1%E5%A4%AA%E5%88%80      千年の技を伝える 御装束と神宝    http://eco.nikkeibp.co.jp/article/column/20090108/100431/?ST=print    環境省 トキ    http://www.env.go.jp/nature/toki/index.html ★予告です。 7月16日放送「クラゲの話」(収録済み) (ネットにUP予定は8月6日) 8月6日放送「オオカミの話」(書き終わった) (ネットにUP予定は8月20日) 8月20日放送「地名の話」(書き終わった) (ネットにUP予定は9月3日) 9月3日放送 ラジオ山猫が丸三年だ!4年目に突入〜。         次回テーマ、まったく考えてない〜!きゃぁぁぁぁ〜。         ってか、いつまで続くの?         んと、おおやけの誰かが認めてくれるまでっていう儚い望みを託して。(笑) ★ラジオ放送が月二回隔週であります。  メルマガを元に原稿を書いてたけど、それもままならなくなって  書き下ろし原稿が増えていきます。  それをメルマガに転用するという逆転現象が  最近のメルマガ版「やまねこ通信 E=MC二乗」であります。 ★どうぞお時間のある時に「ラジオ山猫通信」も聞いてみてください。  今度の9月で丸3年になります。  でも相変わらずしゃべりはトチってばかり、噛んでばかりです。  なんかモゴモゴしています。(笑) ★私はいつも「やまねこ通信 E=MC二乗」の事が頭の隅にあります。  次回テーマは何にしようかと常に思っています。  「やまねこ通信 E=MC二乗」は、私みかりんを構成している大事な要素です。 ★「やまねこ通信E=MC二乗」では、あなたからの投書を受け付けています。  動物・植物・環境・宇宙・時間・哲学このメルマガの趣旨に合うような投書を  気軽にメールに書いてね。  過去に取り上げた記事からの話題も歓迎しています。 蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹     ★彡★彡★彡★彡★彡『蟹屋 山猫屋』★彡★彡★彡★彡★彡 生まれも育ちも北海道育の“みかりん”が、北海道の味覚を全国の方に広めるために 『蟹屋 山猫屋』を立ち上げました。一級品の道産品をお手ごろ価格でネット販売! 読み物としても楽しめるものを目指しているよ。    登録はここ→ http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/kani/   山猫屋の蟹は冷凍ガニではありません。ボイルしたてを食卓に直送! 蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹    ↑↑↑  私、みかりんのもうひとつのメールマガジン。  北の味覚。海産物。蟹おいしいよ〜。海水ウニもありますよー。  予算はこれくらい。食べる人数はこれくらい。と教えてくれたら、その中で  できる限りのご提案をします!山猫屋の蟹は冷凍物は扱っておりません!  さぁ、タラバ食べたいよう、毛ガニ食べたいようのメールをみかりんに書こう。  ごめん!今、タラバの入荷が安定してないっ。  毛蟹の良いのがありますよー。 海水ウニの季節にになってきました。  北の食材たちは脂が乗っておいしいです。  この機会に、どうぞ冷凍ではない蟹を!  ご贈答に、山猫屋の海産物を。 それじゃ、今回はここまで。 あなたのお便り待ってます。 daichi-m@phoenix-c.or.jp じゃね。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「ヒックス粒子」についてのニュースが流れていて、ずいぶん解説を見せられた。 その中で「最後の大物素粒子」という説明に笑った。 「大物素粒子」って大きいのか小さいのか。 小ライス大盛りの仲間だ。(笑) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○ やまねこ通信E=MC二乗 vol.155  2012年7月15日発行 http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm ○発行編集者 みかりん daichi-m@phoenix-c.or.jp ○発行システム: インターネットの本屋さん「まぐまぐ」ID:0000052530 http://www.mag2.com/ ○登録/解除 http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm ○やまねこ通信は、素人みかりんが趣味で発行しているもので、情報の正確さに はまったく自信がありません。引用して弊害が起きても責任は持てないよ。 それから誤字脱字変換ミスは大目に見てね。気を付けるけれどさ。えへ。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━