2012/8/19━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 幽玄の森羅万象の散歩道 動物行動学からの性♂♀の話・動物・植物・環境・宇宙・時間・哲学 興味のおもむくまま“みかりん”の しゃべりんぐ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━目指せ1万部! ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆         やまねこ通信 E=MC二乗                                vol.157 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ こんにちは。 みかりんです。 お盆が過ぎると、北海道の短い夏はもう終わりです。 みなさまはどう過ごしていますか? 私は先日久しぶりに札幌市内にある円山動物園へ行ってきました。 犬好きな私はオオカミはかなり好きです。 今回のお目当てはオオカミです。 キナコとジェイの夫婦には、ルークという子どもが生まれて、 その後、ユウキとショウという子どもが生まれて現在5匹家族です。 この家族はタイリクオオカミの亜種でシンリンオオカミという種類です。 カナダ・アラスカの森林地帯に住んでいる大型のオオカミです。 日本にもかつてオオカミが2種類いました。 エゾオオカミとニホンオオカミです。 エゾオオカミはタイリクオオカミの亜種です。ちょっと大きいです。 ニホンオオカミは、小型のオオカミです。 いずれも今はもう絶滅してしまった幻の動物です。 今日は、かつて日本にいたオオカミについてのお話です。 ここに↓バックナンバーがあるよ。『内容一覧』という所をクリックしてみて。 http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm 「ラジオ山猫通信」も、ここから聞くことができます。↑ ━■オオカミの話━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ エゾオオカミとニホンオオカミ。 その絶滅のストーリーはちょっと違います。 そして絶滅後、人々に残されたものもちょっと違います。 まずはエゾオオカミのお話からしていきましょう。 札幌近郊には初心者の登山者が楽しむことが出来る山がたくさんあります。 ちょっと山へ登ると人の気配はなくなり、人家も見えず、 開拓される前の気配を濃厚に感じることが出来ます。 たとえば藻岩山から札幌市街地を見下ろしただけでも、 ずっと続く札幌の街並みはかつてクマザサに覆われていて、 エゾシカが走り回っていたであっただろうと、想像する事ができます。 たかだか200年も遡れば、そういう景色であっただろうし、そういう景色が太古の昔から 続いていたんでしょう。 クマザサに覆われていた世界が、今となっては幻のように思えますけれど、 今の方が幻なのかもしれません。 そのくらい急な開発と発展だと思います。 今、エゾシカが増えすぎたことでの弊害があちこちで問題になっています。 エゾシカが増えすぎたことでの森林被害。 森が豊かだと森の栄養分が川から海へ流れて海のプランクトンが豊富になって、 プランクトンを食べる魚も増えるのです。 森が豊かだと海も豊かになるんです。 森林被害が海の生態系まで影響がでて漁業にも打撃を与えている事が わかってきて、漁業を守るために木を植える必要性も判ってきました。 森が荒れると魚が獲れなくなるので、漁師さんが植林する時代です。 風が吹けば桶屋が儲かるということわざのように、 エゾシカが増えて魚が獲れなくなったという事なんですね。 かつては、エゾシカを主食にしていたエゾオオカミの存在が、 エゾシカが無制限に増えるのを防いでいたんです。 言い換えると、エゾオオカミが周辺の海の豊かさを支えていたということになります。 でもそういうふうに生き物がつながっているって判ってきたのはごく最近のこと。 エゾオオカミが現れなくなった明治の頃は、生態系という概念もありませんでした。 エゾオオカミは、かつて北海道の生態系のトップに君臨していたんです。 でも生息数はあまり多くありませんでした。 古来からアイヌの人たちとは共存していてホロケウカムイと呼ばれてあがめられていました。 明治の初期、和人がどんどん北海道に入ってきて、エゾシカの皮や角や肉が 狩猟者に狙われてエゾシカの生息数が減っていきました。 この頃、明治政府は北海道を開拓するために開拓使という機関を設置します。 開拓使は資源保護のためにエゾシカ猟を規制するんだけれど、失敗します。 そんな時、記録的大雪に見舞われた年がありました。 乱獲のために、ただでさえ減っていったエゾシカが大雪で絶滅寸前まで数を減らしたんです。 エゾシカが獲れなくなったエゾオオカミたちは、家畜を襲いはじめました。 ここでひとこと。 エゾオオカミっていうのは家畜を襲った記録はかなり残っているのですけれど、 人を襲った記録はないんですね。 アイヌの人たちの言い伝えにもありません。そのあたりはヒグマとちょっと違うようです。 エゾオオカミによる家畜の被害に、牧場主と開拓使たちは協力して オオカミを絶滅させる方針を打ち出します。 地域によって違いはあるけれど札幌県でオオカミ10円、ヒグマ3円。 小学校の先生の初任給が8円から9円だった時代のエゾオオカミ1匹10円です。 この報奨金制度によって12年間で記録にあるものだけでも1600頭あまり、 記録にないものもいれるとおそらく3000頭から4000頭ものエゾオオカミが駆除されたと 思われます。 北海道を酪農王国にするという命題を担った開拓使はアメリカから人を招きます。 いわゆる「お雇い外国人」というヤツです。 その中にエドウィン・ダンという人がいます。 後年「酪農の父」と呼ばれるくらい北海道の酪農と農業に尽力を注いだ人です。 彼の功績はたくさんあります。札幌市内の真駒内公園にエドウィン・ダン記念館もあります。 日本人を妻にしたバリバリの親日家です。 このエドウィン・ダンが新冠にウマの大牧場を作ったんです。 この牧場は、大雪のために追いつめられたエゾオオカミの群れの襲撃に遭ってしまうんです。 この事でエドウィン・ダンは、エゾオオカミは牧畜の大きな障害になると判断しました。 そして毒薬のストリキニーネを使ってエゾオオカミを全滅させる決心をします。 この方法はアメリカでさんざん行われてきた方法です。 そうと決めたら行動は早いです。 東京と横浜の店にあったストリキニーネを全部買い占めて、 足りない分は母国アメリカから取り寄せました。 そうしてエゾオオカミは大量に殺されてすっかり姿を消してしまいました。 こうしてわずか20年足らずの間に北海道だけに生息していたエゾオオカミは、 人間の手によって絶滅させられてしまいました。 あんなにいたエゾオオカミは今は記録にしか残っていません。 わずかに剥製が2体、たった2体だけ北大植物園の博物館に残るのみです。 これが北海道からいなくなったエゾオオカミの絶滅の物語です。 この後、エゾシカは増え続けます。 オオカミがいなくなったことでエゾシカ天国になったかというとそういう事ではありません。 真っ先にオオカミの餌食になっていたのは弱い個体、病気の個体です。 オオカミが獲物としていた弱い個体が生きることで群れに病気が蔓延したりします。 群れは弱くなりいっき絶滅することもありえます。 現在は、森林破壊が凄まじいです。 オオカミがいることによってシカの群れは健康になり、森林も健康になり、 ひいては海洋生態系まで健康になるという図式に、ただただ人は恐れ入るばかりです。 だったらエゾオオカミの代わりに人間が駆除して食べれば良いんじゃない?という 意見もあります。 それがどんなに難しいことか。 鉄砲での駆除は玉を体に当てると肉の質が落ちます。 うまくしとめても、1時間以内に処理センターまで運んで血抜き処理などを施さないと、 現代では食肉として使えるレベルになりません。 エゾシカ推定65万頭。年間駆除数約9万頭。 1年間に13万頭は増えていると言われています。追いつきません。 人間には無理です。この仕事は、やはりオオカミに頼みたいところです。 オオカミを放すという考え方もあります。 オオカミ再導入で成功を収めている所があるんです。 アメリカのイエローストーン公園とアイダホ州。 アリゾナ州とニューメキシコ州でも再導入しています。 ヨーロッパでも検討している所が何ヵ所かあります。 この北海道の地は、エゾオオカミとエゾシカとヒグマが主役だった世界が ずっと続いていました。 今ではエゾオオカミは絶滅し、エゾシカは増えすぎて生態系を乱し、 ヒグマは人間との共生に手こずっています。 ちょっと前までこの地の主だったエゾオオカミの時代。 かすかに希望があるとすれば、国後島とロシアのサハリンに棲むハイイロオオカミが、 エゾオオカミと同じ亜種ではないかと考える人がいます。可能性としてけっして低くないと。 ニホンオオカミは、エゾオオカミとは亜種レベルで違うもののようです。 ニホンオオカミの大きさは小さくて、エゾオオカミの半分から3分の一です。 近年骨格からとったDNAで調べた所、大陸のオオカミともイヌとも違う日本列島で 孤立した種という発表がありました。 でもオオカミとしては小さめで外見からは素人目にはイヌとの区別はつきません。 はっきりした判別法は頭の骨を見ることなんです。 日本には、古来からヤマイヌとかオオカミとか呼ばれるイヌ科の野生動物がいました。 ニホンオオカミという呼び名は明治に入ってからのものなんです。 で、このヤマイヌとオオカミの違いが今となってはよくわかりません。 明治になってからニホンオオカミであるとした種が、このヤマイヌを指すものなのか オオカミを指すものなのかも判らないんです。 または、ヤマイヌとオオカミとしたものは同じものなのか違うものなのかもわからないのです。 現在は同じものではないかという説が有力ではあるけれど、色んな説を唱える人はいます。 そしてヤマイヌが途絶えてしまうと、野犬の意味でヤマイヌという言葉を使うようになって、 混乱に拍車がかかります。 19世紀に来日したドイツ人医師シーボルトは、ヤマイヌとオオカミと呼ばれるものを 1頭ずつ飼っていて、それをドイツに送っています。 この2頭は現在、剥製になってライデン博物館に保存されています。 ニホンオオカミの剥製といわれるものは世界にもわずか5〜6体程しかありません。 ニホンオオカミの絶滅の原因はなんだったのでしょう。 原因はひとつではなくて、色々な事が重なって絶滅していったと考えられています。 日本にはオオカミ信仰があります。 実はこのオオカミ信仰は大昔からあるものではありません。 300年くらいの歴史です。 オオカミ信仰の中心となる三峯神社の伝承によると、オオカミ信仰が起こったのは1721年。 それ以前には遡ることができないくらいの300年ほどのオオカミ信仰の歴史です。 19世紀の中頃、ペリー来航から日本はさまざまな災害に見舞われます。 安政東海地震(M8.4)、その32時間後に安政南海地震(M8.4)が発生しています。 翌年の安政江戸地震は直下型のM6.9と合わせて「安政の三大地震」と言われています。 地震、津波、火事を伴いそれぞれの地震で数千人が亡くなる被害をだしました。 そのあと当時3日コロリと言われたコレラが大流行して大勢の人が亡くなっています。 こんなに災難が続くのはどういう事なんだろう。 当時の人々は怯えてそうして出した結論が 「ペリーのせいだ」 「ペリーがアメリカから何かを連れてきたに違いない」 「何かって何?」 「ええとそれは…千年モグラとアメリカギツネだ」 「おおおお、そんな怖いものをペリーは連れてきたのか」 「これはオオカミさまをないがしろにしていた祟りかもしれない」 と、細々と信仰されていた三峯さんのオオカミを引っ張り出してきました。 千年モグラとアメリカギツネといういかにも日本的な妖怪を作り出し、 こうしてオオカミ信仰は江戸後期から明治初期にかけて大流行していきました。 三峯さんのオオカミ信仰は、畑や田んぼなどを荒らすイノシシやシカを退治する農耕の 守護神として「大口の真神(おおくちのまがみ)」とよばれて、 あがめられて大事にされていました。 高性能の銃器が開発されて人々のあいだに広まっていったのもこのころです。 銃が広まって様々な野生動物が数を減らしていきました。 オオカミも数を減らしていきます。 オオカミ信仰が大流行した頃のオオカミが、撃ち殺される対象となった理由がよくわかりません。 これはたぶん、オオカミの頭骨が病気を払う力があるという信仰が、 銃を使ってオオカミの頭骨を簡単に手に入れる事ができるようになったという 事なのかもしれません。 オオカミの餌であるシカも銃によって乱獲されて数を減らしていったのも、 オオカミにとって大打撃でした。 その後も海外からやってきたイヌから、伝染病のジステンバーがオオカミに感染して、 ますますオオカミは迫害されて殺戮されていきました。 明治時代になってすぐに「赤頭巾ちゃん」「オオカミと7匹の子ヤギ」「三匹の子ブタ」などの 童話に代表されるオオカミを敵対視する西洋の文化が導入されます。 こうして、「オオカミは悪者である」という考え方が普及し始めたことも、 オオカミ駆除に拍車をかけたと思われます。 農業技術が進歩して、オオカミが田畑を守る神様であるという人々の意識や、 自然と共存しようという気持ちが、薄らいで行ったのかもしれません。 銃もジステンバーも、童話のオオカミへのネガティブキャンペーンも、 みんな外国からやってきたものです。 外国から近代文明と共にやってきたものに、ニホンオオカミは絶滅させられたという 事なんでしょう。 そういう意味では、近代文明と共にやってきた千年モグラとアメリカギツネに、 ニホンオオカミは負けてしまったと言えるのかも知れません。 ニホンオオカミは今から100年ちょっと前の1905年に捕獲された個体を最後に、 それ以後その生息が確認されていません。  こうしてニホンオオカミは絶滅しました。 でもニホンオオカミにはずっとある噂が囁かれ続けています。 ニホンオオカミは絶滅していないという噂です。 ニホンオオカミは今も山に生きている。そう信じている人は多いんです。 関東の秘境といわれる奥多摩では広くそのオオカミ信仰が人々の心に息づいています。 その信仰の中心となっているのは三峯神社です。その周辺の神社も関わり合っています。 信仰の対象となる、山に暮らすオオカミは、自然そのものであり、 オオカミに対する畏(おそ)れは大自然に対する畏れと同じものです。 だからこそ、オオカミ信仰がもっとも盛んになったのは天変地異が続いた江戸末期から 明治初期だったりで、人々の心の不安定さが極みに達していた頃だったんです。 去年の311で、地震・津波・放射能の被害を受けました。 福島県飯舘村にある「山津見神社」もオオカミ神社の一つです。 オオカミ信仰を深く信仰している人々によれば、この地も放射能被害を受けたものの、 逆に言えばこの地で「放射能が止まった」のだとも言うのです。 福島第1からまっすぐ北西に放射能が風に流されている図が発表されています。 この地で放射線が堰き止められているもみれる図です。 この先に福島市があるんです。 こういう信仰とはまた別に、動物としてのニホンオオカミはいると主張する人々も また多いんです。 時々ニュースで、目撃情報や写真、動画が発表されます。 山にこもってなんとかニホンオオカミに出逢おうとしている人たちがいます。 ニホンオオカミとはなんてファンタジックな動物なんだろうというのが私の印象です。 まずその存在。 ヤマイヌとオオカミとニホンオオカミの関係がはっきりしていません。 信仰の対象となり、千年モグラやアメリカギツネと対抗させられます。 公式には絶滅したとされているけれど、生存していると固く信じている人々がいます。 科学の粋を結集した原子力発電の事故を、身を以て堰き止めたと言う人々がいます。 上野動物園でニホンオオカミを飼育していたという記録があります。 1892年の6月という記録です。 写真は残されていません。 まさか、その後10年ほどで絶滅するとは誰も考えられていなかったんです。 それでも、今なおニホンオオカミは、 日本人の心の中には生きているという事は確かなようです。    * * * * *  * * * * *                1900年に絶滅したエゾオオカミと               1905年に絶滅したニホンオオカミ               たしかに存在していた二種類のオオカミは               同じような時期に、姿を消した。               どちらも神のように崇められ、               どちらも害獣として消されてしまった。               私たちが、オオカミと引き替えに手に入れたものの               なんと脆弱なことか。               私たちのオオカミを失って100年。               失ったのはオオカミだけではない。 ━■みかりんの叫び━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「火星時代がやってくる」 2012年8月6日。 NASAの火星探査車キュリオシティーが、火星に着陸しました。 これは人類にとって大ニュースです。 キュリオシティーはこれから2年間、火星の生命の痕跡を探す旅が始まります。 5億6700万キロの長旅と綱渡りのような着陸でも、電気と通信の重要システムはダメージを 受けていないません。 5億6700万キロも先の火星! 地球からみると一点の星です。 通信は、火星を周回する3機の人工衛星が中継して、スペインやオーストラリアや アメリカのモハベ砂漠などに設置されている巨大なパラボラアンテナ群のシステムが担います。 いつのまにか、火星を周回する人工衛星なんてものがもうあったのですね。 12日に、キュリオシティーのカメラが写したという画像が載った朝刊を私は手に取りました。 北海道に住む私の目に、5億6700万キロも先の火星の風景写真がー。 黄色い空。 薄茶色の遠い山。 濃い茶の近くの地面。 NASAは「米国の南西部にある砂漠と非常によく似ている」とコメントしました。 私は、「アメリカの砂漠でしたー。ごめんちゃっ」と言ってくれた方が、現実味があります。(笑) 写真は、たぶん火星を周回する人工衛星が中継ぎをして、 地球のどこかにある巨大パルボラアンテナが受信して、それを誰かが解析して、 ネット配信で世界に画像が送られて、新聞社がそれを載せて… そして私がそれを目にしたんです。 私はどこにいるのだろう。私は、かなり未来に来てしまったという印象です。 でも、1枚の写真くらいでおたおたしている場合ではありません。 キュリオシティーの役割は、生命の痕跡を見つけること。 痕跡くらいなら見つけるかも知れません。 8月15日にまた不思議なニュースが入ってきました。 世界中の目が火星探査車キュリオシティーの活躍へと注がれているこの時期、 オランダの企業家が立ち上げた民間プロジェクトチームが、火星への人類到達を 目指しているというニュースです。 http://www.scienceplus2ch.com/archives/4142092.html しかも、その一部始終をリアリティー番組として放送する。 そして火星に着陸する宇宙飛行士たちに渡されるのは、片道切符だというんです。 とても正気とは思えない企画です。 NASAが掲げる目標より7年も早い2023年までに飛行士4人を火星に着陸させる計画で、 来年にも志願者の募集を開始するといいます。 片道切符。 行ったきり帰って来れない。 開拓者。 でもこうやって人類は、住むところを広げてきました。 今に始まったことではないです。 このオランダの民間プロジェクトがうまくいくとか、いかないとかではなく、 そういう事がまことしやかに語られる所まできたって事が重要です。 たとえこの計画が頓挫しても、似たような計画はこれからどんどん出てくるでしょう。 ライト兄弟の初飛行(1903年)からアポロの月面着陸(1969年)まで、 たった63年です。 100年後には、火星に降り立ち、暮らしている人がいてもそう不思議ではないかもしれません。 そういえば、やまねこ通信では「テラフォーミングの話」という火星を地球化させて住む話を 連載したことがありました。 vol.43、44、45です。 http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/vol.43.txt http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/vol.44.txt http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/vol.45.txt です。 ラジオ版では、2年前の3月にしゃべっています。 http://crashlanding.under.jp/rajiyama0301.mp3 でも、このテラフォーミングの話の原稿を書いている時も、しゃべっている時も まさかこんな日が来るとは、正直、思っていなかったです。 ━●編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★前号のここの欄でもちょっと書いたけれど、旭山動物園から逃げ出したヨーロッパフラミンゴの話。 18日の夕刊で、また新たな思ってみなかった展開が! 1匹のフラミンゴを捕獲するために新たに犠牲者のフラミンゴが2匹です。 もうプライベートライアン状態になってきました。 (プライベートライアンとは、アメリカの戦争映画で、1人の米兵を助けるために 多くの米兵が命をなくすというストーリーの映画です) どうも逃げ出したフラミンゴが、思っていたよりも野生を取り戻しているのが 捕獲を難しくしているようです。 次回、このメルマガを配信する頃には、解決しているのでしょうか。 私は、この件の新聞記事を切り抜いて集めています。 解決したら、まとめてみますね。   ★今回のこの「オオカミの話」は、 ネットで聞くことができます。  http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm  ここの右側「ラジオ山猫通信」をクリックしてスクロールして  「オオカミの話」をクリックすると聞けます。  すぐに聞けない人は、じっと待ってみて。きっと聞けます。  http://crashlanding.under.jp/rajiyama0806.mp3  直接URLはここです。  今回の文は、おおむねラジオ原稿そのままです。  ラジオ用をメルマガ用に書き換えているけどね。 ★vol.157の参考サイト    『ETV特集 見狼記 〜神獣ニホンオオカミ〜』 現代に遺る信仰    http://ameblo.jp/pandemonium0299/entry-11170061928.html    エゾオオカミ    http://www.tomamin.co.jp/you/06you/060116.htm    ニホンオオカミ    http://www.geocities.jp/zetumetu2005/soro-nihonookami.htm ★予告です。 8月20日放送「地名の話」(収録済み) (ネットにUP予定は9月3日) 9月3日放送「みんなどこにいるのだろう」 (書き終わった)  (ネットにUP予定は9月17日)   地球外知的生命体の認識の歴史と火星の生物発見の夜明け前かもの話です。 ラジオ山猫が丸三年だ!4年目に突入〜記念! 9月17日放送「色々なオスメスの話」(書き終わった)  (ネットにUP予定は10月1日)   10月1日放送「下肥の話」(書き終わった)  (ネットにUP予定は10月15日)            ★ラジオ放送が月二回隔週であります。  メルマガを元に原稿を書いてたけど、それもままならなくなって  書き下ろし原稿が増えていきます。  それをメルマガに転用するという逆転現象が  最近のメルマガ版「やまねこ通信 E=MC二乗」であります。 ★どうぞお時間のある時に「ラジオ山猫通信」も聞いてみてください。  今度の9月で丸3年になります。  でも相変わらずしゃべりはトチってばかり、噛んでばかりです。  なんかモゴモゴしています。(笑) ★私はいつも「やまねこ通信 E=MC二乗」の事が頭の隅にあります。  次回テーマは何にしようかと常に思っています。  「やまねこ通信 E=MC二乗」は、私みかりんを構成している大事な要素です。 ★「やまねこ通信E=MC二乗」では、あなたからの投書を受け付けています。  動物・植物・環境・宇宙・時間・哲学このメルマガの趣旨に合うような投書を  気軽にメールに書いてね。  過去に取り上げた記事からの話題も歓迎しています。 蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹     ★彡★彡★彡★彡★彡『蟹屋 山猫屋』★彡★彡★彡★彡★彡 生まれも育ちも北海道育の“みかりん”が、北海道の味覚を全国の方に広めるために 『蟹屋 山猫屋』を立ち上げました。一級品の道産品をお手ごろ価格でネット販売! 読み物としても楽しめるものを目指しているよ。    登録はここ→ http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/kani/   山猫屋の蟹は冷凍ガニではありません。ボイルしたてを食卓に直送! 蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹    ↑↑↑  私、みかりんのもうひとつのメールマガジン。  北の味覚。海産物。蟹おいしいよ〜。海水ウニもありますよー。  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