2013/5/20━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 幽玄の森羅万象の散歩道 動物行動学からの性♂♀の話・動物・植物・環境・宇宙・時間・哲学 興味のおもむくまま“みかりん”の しゃべりんぐ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━目指せ1万部! ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆         やまねこ通信 E=MC二乗                                vol.175 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ こんにちは。 みかりんです。 やっとです。札幌でやっと桜が満開です。 今年は雪が多くて寒くて、桜が咲く所まで季節が進んだのがとても嬉しいです。 喜んでいるのは人間ばかりではありません。 小鳥たちのさえずりも春を喜んでいるように聞こえてなりません。 森の中を歩くと姿は見えなくても、さまざまな鳥の声が聞こえます。 みんな春の訪れを喜んでいます。 小鳥たちの声に聞き入っていると すぐ近くでカァ、カァと聞き慣れた声が聞こえてきました。 カラスですね。 カラスは黒くて大きくて怖いというイメージがあります。 ゴミ集積所を荒らす事もあって嫌われています。 そういう嫌われ者のイメージが先立っていて、 カラスの事ってよく知らないで嫌っている面はあるかもしれません。 今日の話題はカラス。 案外良いヤツかもしれません。 ここに↓バックナンバーがあるよ。『内容一覧』という所をクリックしてみて。 http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm 「ラジオ山猫通信」も、ここから聞くことができます。↑ ━■カラスの話━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 鳥に興味もないから鳥をみかけても名前なんか知らないしという人でも、 カラスを知らないって人はいないと思います。 カラスはとても身近な鳥です。 羽根を広げると1mほどもあります。 こんなにも大型の野生の鳥が人の住む環境に、たくさんいるって思うと不思議です。 だけど、カラス、嫌われていますねー。 カラスを知らない人はいないと先ほどいいましたけれど、 実はカラスという名の鳥はいません。 私たちがよく見かけるカラスは、ハシブトガラスとハシボソガラスです。 そう。カラスは何種類かいるのですけれど、みんなナントカガラスという名前がついていて 単にカラスっていう名前の鳥はいません。 今日は私たちにとても身近なハシブトガラスとハシボソガラスについてお話しましょう。 ハシブトというのは、くちばしが太いという意味でハシブトガラスといいます。 同じくハシボソというのはくちばしが細いという意味でハシボソガラスです。 今回はハシブトとハシボソというように使い分けて、お話しますね。 よく都市部でゴミ集積所を荒らしているのはハシブトの方です。 ハシボソもゴミ集積所を荒らすこともあるけれど、ほとんどハシブトの得意とする分野です。 ハシブトはくちばしが大きくて太くてちょっと湾曲していて、 おでこが盛り上がって見えていて強そうです。 怖い印象です。羽根を広げると1mと先ほど言ったのはこのハシブトの方です。 こう書くとどんだけ大きい鳥かと思いますね。 でも体重は600g〜800g。日本人の成人男性の1%です。 という事は、ハシブトが100羽集まってやっと人ひとり分の重さです。 それから怖そうに見えるおでこの盛り上がり。 あれ実は全部毛なんですね。 毛で盛り上がっているだけで中身はペシャンコなんです。 ハシボソはそれより一回り小さくて、体重は400g〜600g。 これもまた日本の成人女性の1%ほどの体重ですね。 せっかくだから、このメルマガをお読みの皆さんには、 明日からハシブトとハシボソを見分けることが出来るようになって欲しいです。 それでは違いを見分けるポイントを並べてみます。 見かけのポイントは、さっきも言ったようにおでこの盛り上がりと、 くちばしが大きくて湾曲している、体の大きなハシブト。 ハシブトは印象がいかつい感じがします。 でも外見的な見かけは多少個体差もあります。 見慣れてくればわかるんだけどね。 確実に違うのは鳴き声です。 「カァ、カァ」と一般的なカラスの声で鳴いているのはハシブトです。 ハシボソは「ガー、ゴアー」と、しゃがれた声で鳴きます。 でもねー。ハシブトの音声はとても多彩でね、色々な声を出せるんですよ。 怒った時とかね「ガララララ」とハスキーな声を出すこともあるからね。 でもハシボソが「カァカァ」とカラス声で鳴くことはありません。 う〜ん。もっと確実にわかる方法はないかな。 あ、鳴くときの姿勢は違いますね。 ハシブトは体を水平にして頭を前に突きだして、 尻尾をひょいひょいと振るようにして鳴きます。 ハシボソは、胸を膨らませてグッとあごを引いて、 うつむいた姿勢から一気に頭を振り上げて「ゴアー」と絞り出すように鳴きます。 声が聞こえなくても姿勢を見ればどちらかわかります。 それとね。どっちも真っ黒なんだけど、ハシブトの黒い色は、 黒の中に紫や青に変化するような色を感じます。ちょっとメタリックな色っていうのかな。 カラスの濡れ羽色っていうやつです。 昔は女の人の黒髪をこのように表現して褒めたんです。 最近はカラスは嫌われているので、カラスの濡れ羽色と言って褒めているつもりでも、 喜ばれそうにありませんね。 それに、みんな茶髪になってしまって純粋な黒髪の人も少なくなってしまいました。 そういえば私も、かつては青いくらいの真っ黒な髪だったです。 はい。今はちょっとだけ茶色にしています。 あぁ、ハシブトとハシボソの見極めの話でした。 もっとよくわかるポイントがあります。 ハシブトは、地上に降りたときに、ピョンピョンと飛びはねたり、 よいしょ、よいしょ、と大儀そうに歩きます。 ハシボソは、足を伸ばしてスタスタ歩いて、急ぐときは早足で歩いたりします。 ハシボソの方が地面を歩き慣れている感じです。 真正面顔もちょっと違います。 真正面から見ると目がちょっと出っ張って見えてバルタン星人っぽい感じがハシブト。 ハシボソは普通の鳥の顔をしています。 この辺りをしっかり覚えて、明日からは「あ、あれはハシボソですね」と、 何気なく言ってみましょう。 そしたらそのカラスが声高らかに「カァカァ」と鳴いたら、それはハシブトです。 間違ったので誤魔化しましょう。(笑) ハシブトとハシボソは棲む場所に好みの違いがあります。 ハシブトはもともと森林に住む鳥なんです。 現在では都市部にも好んで棲んでいます。 だから山奥でも高層ビル街でも見かけます。 どうもハシブトにとっては、山奥とビル街は似ているようなんです。 どこにでもいるように思えますけれど、農耕地みたいなひらけたところにはあまりいません。 ハシボソは、農耕地や河川敷に多くいて大都市のビル街や山奥にはあまり多くいません。 ハシボソは開けて見通しの良い所に棲む鳥なんですね。 彼らがハシブトほど鳴かないのは、わざわざ大声で鳴かなくても、 仲間が何をしているか見えるからなんでしょう。 私の住んでいる所には、だいたいハシブト7、ハシボソ3くらいの割合で見かけます。 私は長年、カラスを見るときは、ハシブトかハシボソかを見分けるように意識してきました。 見ていてなごむのはハシボソの方です。 スタスタと歩いてはくちばしで、石とか引っ繰り返しています。 一度欽ちゃん走りの練習をしているハシボソを見かけました。 いや、ホントですってば。 私が見てるのに気がつくと、普通のハシボソの歩き方になりましたけれど。(笑) それと、車の運転中に信号が赤になったので横断歩道の手前で止まった時、 左から右へ横断歩道を歩いて最後まで渡りきったハシボソに遭遇した事がありました。 色々やらかしてくれるのはハシブトです。 ゴミ集積所で器用に色々引っ張り出したり、人との間合いを測って近づくと逃げる、 離れるとゴミの上に戻ってにらみを効かす。 こんな態度はハシブトの方です。 以前、玄関先でイヌを飼っていたんですが、イヌの餌がカラスにやられて 困っていた時期がありました。 見ていたらハシブトが3羽ほどでチームを組んでイヌの餌を取りにかかっているんです。 イヌを惹きつける役、餌の容れ物をイヌの鎖の届かないところまで移動させる役など、 チームプレイでやられて犬はかなわなかったです。 そして電線に並んで止まってカァカァと勝ちどきを上げます。 イヌも吠えて応戦しているんですけれど、悔しそうでしたね。 札幌市内中心部でもハシブトは見かけますけれど、東京の街はほどではないようです。 東京は、ものすごくハシブトガラスの多い街なんです。 だから日本人は、世界の名だたる都市はどこもカラスはたくさんいるのかなと 勝手に思ってますけど、実はこれ、日本だけの傾向のようです。 そう。世界の都市にはハトだらけっていう所は あっても、街中にハシブトがいるって事はないんですね。 日本に近い中国の香港、韓国のソウルにもいません。 不思議な現象です。 文献によると江戸時代から東京にはもうカラスがいたようです。 もともと森林に住むハシブトが江戸の町周辺の森に棲んでいたのでしょう。 江戸の町を作るために森林を伐採して視界が開けていた時には ハシボソの方が多かったらしいです。 それが今やハシブトの天国になっているのは、ビル群で視界が悪くなった事が ハシボソを減らして、ビル群を森林と見立てる事でハシブトには棲み心地の良い 環境になったようです。 でもこの理由だけで、世界を見渡しても日本の都市だけにハシブトがいる理由が わかりません。 カラスの謎です。 カラスが何故嫌われるか。 色々あると思うけれど一番の理由はゴミ集積所を荒らすからだと思います。 カラスは雑食性で何でも食べます。 クルミやマツボックリなどの種子類、果物などの果実、昆虫、魚、トカゲにヘビ、カエル、 トリにケモノ。死骸をあさる掃除屋という役割もあります。 ウシの穀物飼料なども食べます。 やっかいですねー。 でもね、東京の繁華街ではお正月にゴミが出なくなるとネズミが狙われているという 情報もあるんです。 カラスは人間が食べる甘い果実ばかりではなくて、サクラ、クスノキ、ツタ、ウルシなどの 地味な実も食べていて、目立たないところで多くの樹木のタネをまき散らしてくれています。 ね、目立たないところで役立っている面もあるんですよ。 都市の市街地に住むハシブトの一日を追ってみましょう。 カラスの集団は朝一番でエサのありそうな場所にでかけて繁華街でせっせとエサを食べます。 この時は数羽から10羽くらいの小さな集団です。 あまり大集団にならないのは、何羽もが一斉に食べられるほどのエサがないからでしょう。 前の晩から出されている居酒屋や小料理屋のゴミから、 紙おしぼりや割り箸をぽいぽいと捨てて、肉じゃがシラタキ、ニンジンなど なんでも食べます。 結構いいもの食べているようです。 この時、食べるだけじゃなくて、どんどん隠すという事もするんですね。 食べれそうなものを見つけては、近くのビルの屋上やら、エアコンの室外機の下やらに せっせと隠します。 こうして行動範囲内の飲食店をまわって食べられそうなものを隠し終えた頃、 今度は家庭ゴミが出される時間になります。 縄張り内の巡回に忙しい時間です。 大きなゴミ集積所には多数集まることもあります。 でも一度にエサを突っつくことができるのは、せいぜい2羽か3羽です。 他はうしろの方で「まだかなーまだかなー」と待っているか、横からくちばしを出して、 威嚇されたり、諦めて別のゴミ集積所に行ったりしています。 ゴミが回収されて人通りが増えてくると食事時間は終わりです。 集団で過ごせる公園などで休憩タイムです。 ここで水浴びしたり、喧嘩したり、おやつを探したりと気ままに過ごします。 朝、隠したものを食べるのもこの時間です。 子育て中のカラスは、隠したものを雛に与えたりもします。 夕方になるとカラスたちは集団でねぐらに集まります。 この集団はハシブトとハシボソが混じり合っています。 ねぐらは神社や大きな公園で、小さい集団で数百羽。 大きな集団では数千羽にもなります。 この集団は秩序だったものではありません。 集まって騒ぐだけで、規律も統一もない群衆です。 烏合の衆という言葉の元になった集団です。 若いカラスなんかはあちこちのねぐらを転々としているみたいです。 どうかすると夜中でも「やっぱあっちに行くわ」とねぐらを変えることもあります。 どうも若いカラスは、あっちの集団こっちの集団と渡り歩いて、 地域のカラスとだいたい顔見知りで、ねぐらは社交場のような役割もあるみたいです。 雛を育てている最中のカラスは、集団のねぐらに行くのかというと、 行く個体もあるみたいだし、雛と過ごす個体もいるみたいなのです。 という自信のない言い方をしたのは、カラスはかなり高いところに巣を作るし、 体が黒くて夜の暗闇では観察しようにも見えなくて、よくわからないのですね。 闇夜のカラスを詳しく観察した人はまだいないのです。 カラスはよく遊びます。いえ、他の動物も遊ぶんでしょうけれど、 人間にもわかりやすくカラスはよく遊ぶ姿を見せてくれます。 滑り台で滑ったとか、雪の上を背中で滑ったとか、 その時、また歩いて登ってまた滑り降りるを繰り返したなどという目撃報告は いくつもあります。 例えば仔ネコのじゃれつく遊びは狩りの練習ともみる事が出来ます。 でもこういうカラスの遊びは…なんか純粋な遊びに見えますよね。 私の見かけた欽ちゃん走りの練習をしていたカラスの行動も、 狩りとかそういうものに繋がらない純粋な遊びです。 羽を広げてふわっと浮き上がる行動もよくやります。 これは飛行訓練と言えそうですけれど、電線に逆さにぶら下がったり、 そればかりじゃなくて鉄棒みたいにグルンと回転したりするのは…遊びっぽいです。 突っつく引っ張るというのはよくやります。 旅行者のリックサックのチャックを開けて、食べ物を失敬っていうような事も 難なくやってのけます。 遊びの延長でやっていたら、色々できるようになっちゃったって感じです。 遊びに見えたけれどそうではなかったという事もあります。 数年前の事件で、神奈川県のJR線で、謎の置き石事件が何件か報告されました。 この事件は捜査の結果カラスの仕業という事がわかりました。 どうしてカラスがこんな事をしたんでしょう。 カラスの遊び説、JRに巣を取り壊されたことの仕返し説も出ました。 線路には石が敷き詰められています。 カラスがこの石の下にエサを隠す時、石を持ち上げてレールがちょうど良い高さに あったから置いたというのが結論という事になりました。 カラスのエサを隠す習性が、置き石事件になったんです。 遊びと習性。カラスにとっての行動を人の基準ではかるのは難しいです。 私たちはこういう事ではないかと想像しますけれど、 ホントのカラスの気持ちとはズレているのかもしれませんね。 カラスの勝手でしょっていう事です。 今日は、ハシブトガラスとハシボソガラスの2種類に絞ってお話しました。 でも日本にはカラスの仲間は他にもいます。 北海道に渡ってくるワタリガラス。 九州にはミヤマガラスと、コクマルガラスが冬鳥としてやってきます。 そして全然カラスじゃないのに、黒いっていうだけで、 カラスって呼ばれている鳥がカワガラスと、ウミガラスです。 他にも黒いっていうだけでカラスの名前を持つものに、 カラスヤンマ、カラスアゲハ、カラス貝があります。 黒い訳じゃないのにカラスの名がつくものにカラスウリ、 製図用のペンのカラス口(からすぐち)、カラス天狗なんていうものもいますね。 人と身近な所にいるカラスには慣用句も多いです。 「カラスの行水」、「今泣いたカラスがもう笑った」なんていうのは 子どもの頃、よく言われたものでした。 今ではカラスの足跡に気をつけなければというお年頃です。(笑) カラスの話はまだまだ尽きません。また別の機会にお話しましょう。 それでは最後に高杉晋作が作った色っぽい都々逸で今日はお別れしましょう。     三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたい。    * * * * *  * * * * *            カラスは黒い           カラスはうるさい           カラスは散らかす           カラスは遊ぶ           カラスは器用           カラスは賢い           カラスは掃除屋           カラスはタネを撒き森を育てる           権兵衛がタネ撒きゃ           カラスがほじくる ━■みかりんの叫び━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「しんかい6500の活躍とアトランティス妄想」 2013年5月7日「大西洋にアトランティスの痕跡?しんかい、陸特有の岩発見」という ニュースが世界に向けて発信されました。 ==================== ブラジル・リオデジャネイロ沖の大西洋で、かつての陸地の痕跡とみられる岩石が見つかった。 日本の潜水調査船「しんかい6500」が調べた結果で、 伝説の古代大陸アトランティスのような大昔の大陸が海底に沈み込んだ可能性もあるという。 海洋研究開発機構が7日、発表した。 今回の調査地点付近には幅千キロほどの台地状の隆起した地形があることがわかっているが、 どのようにできたのかはわかっていない。 今回、海底の崖を調べると、海底の薄い地殻で見つかる玄武岩ではなく、 大陸の厚い地殻の中で見つかる花崗岩(かこうがん)でできていることがわかった。 花崗岩は、約10億年前にできたとみられている。 1億年以上前、プレート運動で現在の南米大陸とアフリカ大陸がつながった超大陸が 分裂して大西洋ができた時、割れた超大陸の一部として、 数千万年前には沈んだと推定している。 ==================== 日本では縄文時代が1万年続いていました。 キリストが生まれて2013年経ちました。 世界四大文明も4000年〜5000年前くらいのものでしょう。 仮にアトランティス文明ってものがあったとして、伝説の通りに沈んだとしても 沈んだ時期は約1万2千年前です。 うん。この時期なら文明と言われるものが、まったくないとは言い切れないでしょう。 でもね、今回発見されたものは「数千万年前には沈んだと推定している」もの。 これをアトランティス文明がそこにあった証拠にはならないでしょう。 「いや、人類は高度な文明を築いて一度または何度も滅びて再生しているのが 今の文明なんですよ」 と、脳内で展開されるナウシカに代表される世界観を語るのは自由ですけど。(笑) 数千万年前っていうと、6000万年前で、霊長類の原猿類がやっと誕生したかなっていうくらい。 恐竜の絶滅が6500万年前と言われています。 アトランティスは、古代ギリシャの哲学者プラトンが著書に記した伝説の大陸。 そしてプラトンもエジプトの神官ソロンが言っていたという又聞きです。 でもエジプト側にはそんな記録はないんですよ。 プラトンがちょっと書いたことが、数千年経っても人類の夢として語り継がれています。 または振り回されています。(笑) アトランティス文明は置いておくとしても、純粋に大陸移動の痕跡として重大発見でしょう。 海底は宇宙なみに未知の領域です。 宇宙より近くにあるけれど宇宙よりも判っていないことも多いんです。 宇宙や海に限らず、今の時点で人類が知ってることなんて、 真実全体の量からしたらほんのわずかなものでしょう。 それにしても驚いたのは、この発見のニュースは、日本のしんかい6500が活躍していた って事です。 しんかい6500は各国との共同研究で世界一周中なんですね。 しんかい6500の今年の予定を調べてみました。 2013年1月5日横須賀出港、 1月〜3月インド洋海溝、調査 4月〜5月ブラジル沖、調査 6月〜8月カリブ海、調査 8月〜9月電池交換のため一時帰国 10月〜11月トンガ海溝、ケルマディック海溝、調査 12月横須賀帰港 しんかい6500のサイトに 【しんかい6500の主な経歴】って欄があったのですけれど、そこに書かれていた 「1998年11月 南西インド洋海嶺にて新種の巨大イカを発見」 というのを見つけて、なごみました。(笑) 地球の構造を海底から探る科学の粋の結集で世界で活躍する「しんかい6500」は アトランティス妄想と巨大イカというおみやげをも持ってきてくれる素敵な海底探査船。 ━●編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★メイン記事のさいごの方で 「カラスの話はまだまだ尽きません。また別の機会にお話しましょう」と書いています。 とても興味深いカラスの話があって、 その内容を6月16日放送「目からウロコの環境の話」(ネットに配信UP予定は7月1日)で 紹介する事が出来ました。 東京のカラスは、毎年たくさん駆除しています。 でも全然減ってないんですね。その理由を語っています。もうちょっと待ってね。 ★今回のこの「カラスの話」は、ネットで聞くことができます。  http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm  ここの右側「ラジオ山猫通信」をクリックしてスクロールして  「カラスの話」をクリックすると聞けます。  すぐに聞けない人は、じっと待ってみて。きっと聞けます。  http://crashlanding.under.jp/rajiyama0506.mp3  直接URLはここです。  今回の文は、おおむねラジオ原稿そのままです。  ラジオ用をメルマガ用に書き換えているけどね。 ★vol.175の参考書籍と参考サイト          カラスの教科書   著/松原 始   雷鳥社          JAMSTEC(独立法人海洋研究開発機構)          http://www.jamstec.go.jp/j/                                     ★予告です。 5月20日放送「ミツバチの話」(収録終わった)  (ネットにUP予定は6月2日) 6月2日放送「雨の話」(なんとか書き終わった)  (ネットにUP予定は6月16日) 6月16日放送「目からウロコの環境の話」(書き終わった。面白いと思う)  (ネットにUP予定は7月1日) 7月1日放送「植物は音楽を聞くのかの話」(書き終わった。面白いと思う)  (ネットにUP予定は7月15日) 7月15日放送「イカの話」(まったく書いてない。構想もない。書けるのか)  (ネットにUP予定は8月5日) ★ラジオ放送が月二回隔週であります。  最初はメルマガを元に原稿を書いてたけど、  今は、書き下ろし原稿です。  それをメルマガに転用するという逆転現象が  最近のメルマガ版「やまねこ通信 E=MC二乗」であります。 ★どうぞお時間のある時に「ラジオ山猫通信」も聞いてみてください。  丸3年を過ぎ4年目を目指しています。  最近は、トチらずスラスラよどみなくしゃべっているように聞こえます。  慣れてきたのです! ウソです。(笑)  編集で直して貰っているんです。  そのためずいぶん聞きやすくなっています。  決して私のしゃべりが上達したのではありません。(キッパリ) ★私はいつも「やまねこ通信 E=MC二乗」の事が頭の隅にあります。  次回テーマは何にしようかと常に思っています。  「やまねこ通信 E=MC二乗」は、私みかりんを構成している大事な要素です。 ★「やまねこ通信E=MC二乗」では、あなたからの投書を受け付けています。  動物・植物・環境・宇宙・時間・哲学このメルマガの趣旨に合うような投書を  気軽にメールに書いてね。  過去に取り上げた記事からの話題も歓迎しています。 蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹     ★彡★彡★彡★彡★彡『蟹屋 山猫屋』★彡★彡★彡★彡★彡 生まれも育ちも北海道育の“みかりん”が、北海道の味覚を全国の方に広めるために 『蟹屋 山猫屋』を立ち上げました。一級品の道産品をお手ごろ価格でネット販売! 読み物としても楽しめるものを目指しているよ。    登録はここ→ http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/kani/   山猫屋の蟹は冷凍ガニではありません。ボイルしたてを食卓に直送! 蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹    ↑↑↑  私、みかりんのもうひとつのメールマガジン。  北の味覚。海産物。蟹おいしいよ〜。海水ウニもありますよー。  予算はこれくらい。食べる人数はこれくらい。と教えてくれたら、その中で  できる限りのご提案をします!山猫屋の蟹は冷凍物は扱っておりません!  さぁ、タラバ食べたいよう、毛ガニ食べたいようのメールをみかりんに書こう。  タラバも毛蟹も良いのが入荷してきています。  北の食材たちは脂が乗っておいしいです。  この機会に、どうぞ冷凍ではない蟹を!  ご贈答に、山猫屋の海産物を。 それじゃ、今回はここまで。 あなたのお便り待ってます。 daichi-m@phoenix-c.or.jp じゃね。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 夕方、チャイムが鳴って玄関に出てみると…。 遠ざかっていく寿司屋の出前さんの後ろ姿が。 その人、私に気付き慌てている。 「すみません!家を間違えてチャイムを押してしまいました!」 寿司桶を持って車に乗り込んで行ってしまった。 寿司屋のピンポンダッシュ。(笑) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○ やまねこ通信E=MC二乗 vol.175  2013年5月20日発行 http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm ○発行編集者 みかりん daichi-m@phoenix-c.or.jp ○発行システム: インターネットの本屋さん「まぐまぐ」ID:0000052530 http://www.mag2.com/ ○登録/解除 http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm ○やまねこ通信は、素人みかりんが趣味で発行しているもので、情報の正確さに はまったく自信がありません。引用して弊害が起きても責任は持てないよ。 それから誤字脱字変換ミスは大目に見てね。気を付けるけれどさ。えへ。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━