2013/9/15━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 幽玄の森羅万象の散歩道 動物行動学からの性♂♀の話・動物・植物・環境・宇宙・時間・哲学 興味のおもむくまま“みかりん”の しゃべりんぐ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━目指せ1万部! ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆         やまねこ通信 E=MC二乗                                vol.183 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ こんにちは。 みかりんです。 今年の札幌の夏は、やたら雨が多かったです。 ゲリラ豪雨、鳴り止まないカミナリ。 ずっと上空が不安定でした。 だからなのか、最近、満天の星空を見たくてたまりません。 最後にそんな夜空を見たのはいつだったかな。 さて、9月の今頃でしたら明け方の東の空に火星が見えるはずです。 早起きして火星を見たいです。 なぜ火星かと言うと、オランダの民間会社が火星に移住する人を 募集しているからです。 今はもうそんな時代なんですね。 どうしてもヒトは宇宙を目指すようです。 なぜ、ヒトは宇宙を目指すのか。 その事を私はずっと考えていました。 そしてある結論までたどり着いたので、今日はその話をします。 今日の話は「おばあさんの存在が火星移住の原動力になった話」です。 で、今回は3部作になっていて 次回は「縮む世界で生き延びる話」、 その次が「太陽に依存しない生物とヒトの目的の話」です。 濃い内容が3回続く、その第一回目です。 ここに↓バックナンバーがあるよ。『内容一覧』という所をクリックしてみて。 http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm 「ラジオ山猫通信」も、ここから聞くことができます。↑ ━■おばあさんの存在が火星移住の原動力になった話━━━━━━━━━━━━━ ヒトって他の動物とずいぶん違う所がいくつもありますね。 まず直立二足歩行でしょ。でもダチョウだって直立二足歩行ですよね。 それじゃね、ヒトは哺乳類にしては極端に毛が少ないっていう特徴もありますね。 でも哺乳類にも、ハダカデバネズミという毛がほとんどない動物もいます。 それから体重の割に脳が大きいですね。 霊長類っていうのは他の動物に比べて、 脳の割合が大きいんですけれどその中でもヒトは断然大きい脳を持っています。 それとね、もうひとつ大事なヒトの特徴として、 寿命が長くて成長がゆっくりしていて、 そしてかなり繁殖力が高いって事があげられるんです。 ヒトは、10万年以上も前にアフリカ大陸の東側に発生しました。 それから何万年かはアフリカ大陸にいたんですけれど、 5万年前にアフリカを出たグループがありました。  これを出アフリカと言います。 出アフリカから数万年で、ヒトは狩猟採取生活をしながら、 人口を増やしながら世界中に広がっていったんです。 狩猟採取生活でまるまるその土地に依存しきって生活するっていうのは、 その土地がヒトを養う事ができる人数に限界があるっていう事です。 よくね、教科書なんかに、動物を追いかけて世界中に広がっていきましたというような 書き方をしているけれど、それは違うと思うんです。 獲物になる動物が豊富にいればその土地にとどまります。 拾える植物の実が豊富にあればその土地にとどまっているはずです。 狩猟採取で生活するには、増えていく人数にその土地の恵みが追いつかないんですね。 で、とどまるグループがいれば、その土地を見限って新しい土地を探すグループも いたんです。 そうやって飽和状態の人数になると、出て行くグループがいたという感じで、 追い出されるように世界中に広がっていったんです。 そしてどうも2万年くらいで世界中にヒトは広がりました。 一世代を20年として計算するとたった1000世代で世界中に広がったことになります。 あっという間です。  そうして、狩猟採取生活での人口は、そこで飽和状態になったと思うんです。 それでも人口は増えようとします。 そして1万年前に農耕と牧畜がはじまって、食料の保存ができるようになり、 ますます人口を増やしていきました。 動物の繁殖の戦略にはふた通りあります。 ひとつはネズミのように、オトナの体が小さくて、子どもの成長速度が速くて、 死亡率が高くて、たくさん産んで何匹かがオトナになればいいやという方法。 魚なんかもこれですね。 タマゴの時や小魚のときは、他の動物に食べられることを見込んで、たくさん産みます。 もうひとつの方法は、ゾウとかヒトとかクマのように、オトナの体が大きくて、 成長速度が遅くて、死亡率が低くて親が子の世話をする寿命が長いタイプです。 少しの子どもを大事に手間をかけて確実に育てるやりかたですね。 食べられることを見込んでたくさん産む方法。 たとえばマンボウは1回に3億個の卵を産みます。 でもほとんどが食べられて大人になるのは1匹か2匹。 1回のお産で1匹か2匹を大事に育てる方法と、結果はあまり変わらないんですね。 どっちが良いという事ではないようです。 それでね、ヒトやチンパンジーやゴリラやオラウータンなどの霊長類は、 少なく産んで大事に育てる方法をとっているグループの中で、 もっともこの方法を極めています。 特にヒトとチンパンジーは霊長類の中でも、この方法を精一杯使っています。 だからヒトは、本来どんどん個体数が増えていく動物ではないんです。 ヒトももともとはそのような類人猿の一員であったのに、 どうしてこんなに増えてしまったんでしょう。 現在は70億人を越えたようです。 もちろん増えだしたのはごく最近のここ数十年です。 実は、さっきあげた他にも、ヒトと他の動物が決定的に違う所があります。 チンパンジーを含めて、他の動物は繁殖年齢が終了してしばらくした所で 寿命が尽きます。 繁殖年齢と寿命は一致するんです。 繁殖が終わって何年も生き続ける動物はいません。ヒトだけです。 ヒトの女性の最長寿命はだいたい100歳です。 狩猟採取生活でも、もっとも長生きするヒトは90歳ぐらい生きます。 ヒトの女性には更年期っていうのがあって、ある日、排卵が止まってしまいます。 どんなに頑張っても50を過ぎてから子どもを産むっていうことは、ほとんどないです。 ヒトの女性は繁殖年齢が終わってから倍の時間を生きるんです。 これは進化的にも不思議な事です。 繁殖年齢が終わっても健康で生き続ける性質は、ヒトという動物の特徴でしょう。 ここに何か進化的に有利に働く事があるんじゃないか。 この疑問に対する答が、数年前から言われるようになった「おばあさん仮説」です。 女性が自分の出産子育てから解放されたあと、その知恵と経験を生かして 自分の娘や血縁者の子育てを援助することによって、 結局は繁殖成功度を上げる事ができるという仮説です。 女性が自分の寿命ギリギリまでを繁殖に使えば、 ある程度の数の子どもを残すことはできます。 でも進化の上での繁殖の成功は、別に自分の子どもの数だけで決まるのでないんです。 自分と同じ遺伝子コピーは、自分の血縁者の繁殖でも広まります。 現在の狩猟採取生活をしている人々で、このおばあさん仮説を検証した報告があります。 おばあさんは知恵と経験で、効率よく植物を集めて、母親がひとりで採取するよりも 多くの食べ物をもたらします。 おばあさんが赤ん坊の世話することで、母親の労力が軽減されて母親が活動的になります。 集団の中の社会対立や問題の乗り切り方なども、 おばあさんの持っている暮らしの知恵で乗り越えることがたやすいという報告です。 それと、ヒトの女性は、類人猿に比べて出産間隔が短いんです。 チンパンジーが5〜6年です。ヒトは2〜4年で次の子を産みます。 ヒトのほうが多産の傾向があるんですね。 おばあさんのもたらすエネルギーが、チンパンジーよりも赤ん坊の離乳期を早めて、 繁殖間隔を短くして、次の子を産むことができるようになったのではないか。 これが「おばあさん仮説」です。 反論もあります。だから仮説なんです。  繁殖年齢が終わって、まだかなりの時間を健康で生き続けるのはヒトだけと くり返して言いましたけれど、実はヒトの他にもう一種います。 ゴンドウクジラです。 繁殖年齢の過ぎたゴンドウクジラのメスも長生きして、 仲間の子育てを助ける役目をしています。 話は変わります。 去年の8月、不思議なニュースが世界配信されました。 オランダの民間団体マーズワンが2023年には火星に人を移住させる計画があるとして、 近く、移住者の募集を始めたいというニュースです。 なんじゃ、そりゃです。 そして本当に今年1月募集がはじまりました。 募集条件は、身体が健康で知的である18歳以上の男です。 8年間の訓練があります。 そしてこれは片道切符だという事です。 火星に到着したら地球に帰る計画はないんです。 行きっぱなしです。地球人をやめて火星人になるって事です。 現時点で想定60億ドルかかると予想しているようです。(日本円で6000億円?) この多額の資金は、この計画の進んでいく様子を放送する事で入ってくる収入や 寄付などで集めるといいます。 2013年に募集。そして火星移住先の住居の複製を作ってそこで訓練を行う。 2014年火星との通信用の宇宙衛星の打ち上げ準備。 2016年火星住居用の物資を打ち上げ開始。総重量2.5トンを予定。 2018年住居地を探査するロボットを火星に送り込む。    その探査映像は365日24時間放送される。 2022年全部で6機の着陸船が火星に到着。    エネルギー、水、呼吸用の大気を供給する装置や食料などを持ち込む。    その様子も地球で放映。     同年9月最初の4名が出発する。 2023年最初の4名が降り立つ。    太陽電池パネルの組み立てを行なう。    数週間後に5つの追加貨物が到着。 2025年第二陣の4名が火星に到着。    先に到着した人たちが完成させた住居に入る。 と、まぁ、こんな計画のようです。 計画通りに行くと10年後にもう地球に帰ってくることのない4名が火星にいることに なります。 これマーズワン計画っていうんですけれど、戻ってこない火星の入植者なんですね。 最初のうちこそ衣服やコンピューターや、コーヒー紅茶チョコレートなどの嗜好品は 供給便で送るらしいんですけれど、いずれは全部現地調達で完全に火星に根を 下ろすことを目的としています。 火星に到着した最初の男女4人は、火星でその後の人生を過ごして、 酸素や水を作って野菜や昆虫を育てて、自給自足の生活をしながら、 第二陣の人々の居住地を作ります。そうやってコロニーを作っていく予定です。 この計画は素人の私がみても無茶に思えます。 たとえばこれから3年後の2016年には2.5トンもの物資を火星に送り込むことに なっています。 去年、話題になったNASAが送り込んだ火星探査機キュリオシティーは、 900kgの重量です。 この3倍もの物資を無事に送り込むって相当な技術が必要と思います。 どうして3年後なんて言って急ぐんでしょうね。 でもこの特攻隊のような計画の募集に、100以上の国や地域から1万人以上が 応募しているというんです。 命がけのまたは命を捨てるような選択肢です。 そんなに火星の先発隊は魅力的なんでしょうか。 と、不思議に思っていたら、 火星移住計画はこのオランダのマーズワン計画だけではないんですね。 アメリカ航空宇宙局NASAも、火星へ人間を送り込むことは20年以内に出来ると 考えていて、本格的なシミュレーションを行っているんです。 NASAが火星移住のためのシミュレーション実験の参加者を募集した所、 700名以上の応募者があったんですね。 その中から6名を選んで、今年3月から4ヶ月間、もしここが火星だったらと想定しながら ハワイの山にある研究基地で現在過ごしています。 現在火星移住を見据えて活動しているのは、私は、このオランダのマーズワン計画と NASAの2つだけだと思っていたのです。 で、調べていくともう1社あったんです。 アメリカの民間会社ベンチャースペースX社は、今世紀前半の火星移住を目指していて、 なんと!地球から8万人を移住させる計画を去年十一月に発表していました。 最初は10人未満の少人数で移住して、多くの人が自給自足できる居住区を つくる計画です。 この会社の最高責任者はツイッターにこう書き込みました。 「常軌を逸しているように聞こえるのは分かっている。  だが人類が複数の惑星で暮らすことを望むなら、  多くの人を火星に運ぶ方法を考える必要がある」 私は、オランダのマーズワン計画は正直無謀だと、なんてめちゃめちゃな事を 言い出すんだろうと思ったんです。 でも、今私の知る限り3つの団体が人類の火星移住を見据えて動き出しています。 もしかしたら私が知らないか、または、まだ発表になってないだけで、 他にも計画があるかもしれません。 そしてどの計画の募集にも、信じられないくらいの多くの人々が応募しています。 これはもう止められない人類の動きのようにも感じます。 いったい何が起きているんでしょう。 そこで思ったのが出アフリカです。 人類は環境に対して人口が飽和状態になるたびに、移住して生活圏を広げてきました。 人類は人口が増えやすいんです。 それはおばあさんが手伝うからという「おばあさん仮説」が正しいとすると、 出アフリカはおばあさんの持つ力です。 現在70億人を越える人口を抱える地球は、人間を養っていくにはもう飽和状態でしょう。 何万年もの大昔、生まれ故郷のアフリカを出て世界へ散らばっていった人類は、 ここまできました。 飽和状態になった今、火星移住に目を向ける計画や応募する人々が増えるのは、 もしかしたら人類の持つ根源的な欲求なのかもしれません。 私は今進行している3つの計画が成功するとはとても思えません。 去年火星に到着した探査船キュリオシティーの放射線測定器が、 火星と地球を360日で往復すると、被爆線量が780mmシーベルトになるとわかったと 発表しました。 火星に滞在すると被爆線量はもっと増えることになります。 1年間で1mmシーベルトが基準と言われているのに、その780倍です。 この放射線の問題以外にも、現時点では問題点はものすごくあるでしょう。 でもこの3つの計画が頓挫しても次の計画がまた出てくると思います。 どうも大きな流れがそういうふうに動いているように感じています。 いつの日にか火星移住…または火星じゃなくても、地球以外の星に人類が 住むことになるためには、たくさんの犠牲が伴うでしょう。 それでもこの方向に行く流れはもう止まらないと思います。 たとえば現在人口が70億人もいなくて余裕でスカスカだったとしたら、 土地がまだまだ無限とも思えるほどに目の前に広がっていたら、 火星に移住しようなんて思わなかったと思うんです。 おばあさんの助けを借りて人口を増やしていって飽和状態になったのなら、 今、地球以外の星に移住しようともくろむのも、 おばあさんの存在があったからなのかもしれません。    * * * * *  * * * * *                                            初めて海から陸に上がった生物のように            新しい場所を求めて命は一歩を踏み出した            生まれ育ったアフリカの土地を出ると決めた            何万年も前の最初の一歩が現在へ繋がる            命は増えて、そして広がろうとする            どうしてヒトは宇宙を目指すの?            おばあさんは答える            初めて宇宙へ出ることができる生命体としての            義務だからだよ ━■みかりんの叫び━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  「生物学からみた 反 野田聖子 反 石原新太郎 論」 いや、政治の話じゃないです。 野田さんの50才過ぎての出産と、石原さんのいわゆる『ババァ発言』、 「子供を産まない女に、生きている価値は無い」「生殖能力失った女が生きるのは無駄」 という発言に、今回のメイン記事「おばあさんの存在が火星移住の原動力になった話」は 真っ向から対立する話なのです。 まず野田聖子氏。 メイン記事中で、ヒトは50歳以降ではまず出産しないと書きました。 政治家の野田聖子さんが51歳で、現代医療を駆使して無理やり出産しました。 ディアはこぞっておめでたい話としてニュースを取り上げました。   私はすごく不自然で嫌な感じを受けました。 生き物は、産むのにちょうどよい時期というものがあります。 お産は大変な事であるのも確かで、体力をものすごく使うどころか産めばそれで 終わりというものでもなく、お産自体よりも体力を使う子育て生活がその後に 待っています。 若い時期ならそれも割りと容易に体力で乗り切ることが出来ますし、 体がそのように出来ています。 誤解を恐れずにもっと言えば、結婚したものの子宝に恵まれず、つらい不妊治療生活に 入る夫婦がいます。 その一方で10代の子が望まない妊娠をして、どこかのトイレで産み落とすニュースは 頻繁に流れます。 どうして望む人に妊娠しないで、望んでいない人が妊娠するのか。 その答えは明白です。年齢です。 最近は結婚年齢が上がってきています。 女性が30歳になってから結婚なんて珍しくもありません。 30年くらい前は、婚期は24歳がひとつの区切りで25歳過ぎると、 売れ残ったクリスマスケーキに例えられていました。 江戸時代だと18歳だと「行き遅れ」でした。 たぶん生物としてヒトは、10代半ばから20代前半くらいが出産に向いているのでしょう。 それが今の社会構造と合わなくなってきているんですね。   子どもを作らない人生ももちろんアリです。現代は選択肢の多い時代です。 子どもを作らない人生を選択したのなら、そこで充実すれば良い。 現代医学を駆使して、50代での妊娠出産子育ては無理ってもんです。 そういうふうに体はできていません。   女性の50代は、更年期で骨粗しょう症になりがちな時期です。 50代の女性の骨は出産に適していないし、普通にしていても疲れがちなのに 体力勝負の子育ての力はありません。 50代はサポートする側のポジションです。   そして石原新太郎氏の発言 「子供を産まない女に、生きている価値は無い」 「生殖能力失った女が生きるのは無駄」   この突っ込みどころ満載の発言は…同じ土俵に立つのも無意味と思えるので あえてスルー。 「おばあさん仮説」が正しいとすると、 人類の発展にはおばあさんは欠かせなかったという事になります。 まずは、「おばあさん仮説」の補足を。 たとえば、10歳で繁殖が終わって20歳まで生きる動物がいるとします。 この動物は10歳で繁殖が終わったんだから、 10歳で死んでも20歳で死んでも残せる子どもの数には変化がありません。 そこで10歳から20歳の間に子どもを残すという、つまり繁殖年齢が上がるという ような突然変異が現れたら、その方が有利だからそういう形質が広まります。 すると繁殖年齢と寿命は一致します。 または、繁殖が終わった10歳から20歳の間の死亡率が高くなるような突然変異が あったら、10歳から20歳の間は繁殖しないんだから、 その間に死んでしまっても進化的にはなんら変わりはないんで、 そのような遺伝子も広まると、やっぱり繁殖年齢と寿命は一致していきます。 だから、繁殖年齢と寿命は一致するはずなんですね。 でも、ヒトは一致しない進化を選んで繁栄したんです。 ヒトとゴンドウクジラのメスは例外で、繁殖年齢の過ぎたメスは、 身内の(おもに娘の、または親類筋の)子育てをサポートします。 サポートされた個体は子育ての成功率が高くなります。 自分の寿命ぎりぎりまで産み続けるより、 効率よく自分と共通のDNAを残せるんです。   生物学からみた「反野田聖子、反石原新太郎 論」でした。 ━●編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★2020年東京オリンピック決定。  7年後か。  関東圏はここに来て色々不安材料が揃っているよね。  地震、富士山噴火、竜巻、原発関連etc。  7年間無事でいれるかな。     で、まず目の前にある問題。  ボート・スラローム競技の候補地に葛西臨海公園が上がっています。  葛西臨海公園は東京湾に面した都立公園。    ここ野鳥のサンクチュアリとしても有名な所なんですね。  オオタカ・ウグイス・ヤツガシラなど226種の鳥が観測されています。  中にはクロツラヘラサギという絶滅危惧種の鳥もいます。  渡り鳥たちの休憩ポイントにもなっています。  東京都の猪瀬知事は、野鳥の会を説き伏せようとしているようです。    ここは野鳥の会を応援したいところだ。  ★ラジオ山猫通信がリアルタイムで、  パソコン、スマートフォンから聴けるようになりました!   http://www.radiokaros.com/simulradio/  ↑ここがカロスのサイトの「インターネット放送聴取方法」のページです。  パソコンからスマートフォンから、カロスの放送を聞く方法が載っています。  http://www.simulradio.jp/  ↑ここがサイマルラジオのサイトです。  ここから全国のコミュニティーラジオが聞けるようになっています。    このサイトを開いたらちょっとスクロールすると「北海道」という場所があって  その下の方に「ラジオカロスサッポロ」という場所があります。  そこの「放送を聴く」をクリックするとメディアプレイヤーが立ち上がって、  リアルタイムに放送を聴くことが出来ます。  ラジオ山猫通信は、第一月曜日と第三月曜日の19:00〜19:30です。  明日9月16日19:00から「縮む世界で生き延びる話」が  リアルタイムで聞くことができます。  バックナンバーは、「やまねこ通信 E=MC二乗」のサイトの「ラジオ山猫通信」の  場所から、いつでも好きな回のお話を聴くことが出来ます。   ★今回のこの「おばあさんの存在が火星移住の原動力になった話」は、  ネットでいつでも好きな時に聞くことができます。  http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm  ここの右側「ラジオ山猫通信」をクリックしてスクロールして  「おばあさんの存在が火星移住の原動力になった話」をクリックすると聞けます。  すぐに聞けない人は、じっと待ってみて。きっと聞けます。  http://crashlanding.under.jp/rajiyama0902.mp3  直接URLはここです。  今回の文は、おおむねラジオ原稿そのままです。  ラジオ用をメルマガ用に書き換えているけどね。 ★vol.183の参考書籍       ヒト、この不思議な生き物はどこから来たのか                      著/長谷川眞理子                         ウェッジ選書11      ★予告です。 9月16日放送「縮む世界で生き延びる話」(収録終わった)  (ネットにUP予定は10月7日) 10月7日放送「太陽に異存しない生物とヒトの目的の話」(書き終わった)  (ネットにUP予定は10月21日) 10月21日放送「海流と漂流とアホウドリの話」(書き終わった)  (ネットにUP予定は11月4日) 11月4日放送「高い山と深い海の話」(仮題です。まだ、何も考えてない)  (ネットにUP予定は11月18日) ★ラジオ放送が月二回隔週であります。  最初はメルマガを元に原稿を書いてたけど、  今は、書き下ろし原稿です。  それをメルマガに転用するという逆転現象が  最近のメルマガ版「やまねこ通信 E=MC二乗」であります。 ★どうぞお時間のある時に「ラジオ山猫通信」も聞いてみてください。  9月2日の放送で、丸4年目でした。  5年目に突入の「ラジオ山猫通信」  どこまで続くんだ?  ここまで来たらいける所まで行ってしまえ!  最近は、トチらずスラスラよどみなくしゃべっているように聞こえます。  慣れてきたのです! ウソです。(笑)  編集で直して貰っているんです。 そのためずいぶん聞きやすくなっています。  決して私のしゃべりが上達したのではありません。  編集がうまくなったのです!(キッパリ) ★私はいつも「やまねこ通信 E=MC二乗」の事が頭の隅にあります。  次回テーマは何にしようかと常に思っています。  「やまねこ通信 E=MC二乗」は、私みかりんを構成している大事な要素です。 ★「やまねこ通信E=MC二乗」では、あなたからの投書を受け付けています。  動物・植物・環境・宇宙・時間・哲学このメルマガの趣旨に合うような投書を  気軽にメールに書いてね。  過去に取り上げた記事からの話題も歓迎しています。 蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹     ★彡★彡★彡★彡★彡『蟹屋 山猫屋』★彡★彡★彡★彡★彡 生まれも育ちも北海道育の“みかりん”が、北海道の味覚を全国の方に広めるために 『蟹屋 山猫屋』を立ち上げました。一級品の道産品をお手ごろ価格でネット販売! 読み物としても楽しめるものを目指しているよ。    登録はここ→ http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/kani/   山猫屋の蟹は冷凍ガニではありません。ボイルしたてを食卓に直送! 蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹    ↑↑↑  私、みかりんのもうひとつのメールマガジン。  北の味覚。海産物。蟹おいしいよ〜。海水ウニもありますよー。  予算はこれくらい。食べる人数はこれくらい。と教えてくれたら、その中で  できる限りのご提案をします!山猫屋の蟹は冷凍物は扱っておりません!  さぁ、タラバ食べたいよう、毛ガニ食べたいようのメールをみかりんに書こう。  タラバも毛蟹も良いのが入荷してきています。  北の食材たちは脂が乗っておいしいです。  この機会に、どうぞ冷凍ではない蟹を!  ご贈答に、山猫屋の海産物を。 それじゃ、今回はここまで。 あなたのお便り待ってます。 daichi-m@phoenix-c.or.jp じゃね。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「こうのとり大気圏突入」の見出しに驚く。 国際宇宙ステーションから離脱した日本の無人補給船「こうのとり」4号機だった。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○ やまねこ通信E=MC二乗 vol.183  2013年9月15日発行 http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm ○発行編集者 みかりん daichi-m@phoenix-c.or.jp ○発行システム: インターネットの本屋さん「まぐまぐ」ID:0000052530 http://www.mag2.com/ ○登録/解除 http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm ○やまねこ通信は、素人みかりんが趣味で発行しているもので、情報の正確さには  まったく自信がありません。引用して弊害が起きても責任は持てないよ。  それから誤字脱字変換ミスは大目に見てね。気を付けるけれどさ。えへ。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━