2014/4/6━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 幽玄の森羅万象の散歩道 動物行動学からの性♂♀の話・動物・植物・環境・宇宙・時間・哲学 興味のおもむくまま“みかりん”の しゃべりんぐ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━目指せ1万部! ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆         やまねこ通信 E=MC二乗                                vol.196 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ こんにちは。 みかりんです。 北国にも遅かった春がやってきました。 ガラス越しの日の当たる所にいると気持ちいいですね。 ストーブの暖かさとは全然違います。 朝、目が覚めて、太陽の光を浴びて体温を上げてから行動する動物たちがいます。 ミーアキャットとかカメレオンとかイグアナとか。 なんかね、4月のガラス越しの日を浴びているとね、 そういう動物たちの気持ちがよくわかります。暖かいっていいなぁ。 さて、今日の話はまずイグアナから始まりますけど、 イグアナの話をしたいのではありません。 もうちょっと規模の大きい話で、たとえば新しく島が生まれたり、 または島が沈んだりすると、生き物たちは大変です。 または大陸と大陸を繋ぐような細長い陸地が生まれたら、 生き物にどういう事が起きるのでしょう。 今日の話題は「地球の変動と生き物の話」です。 ここに↓バックナンバーがあるよ。『内容一覧』という所をクリックしてみて。 http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm 「ラジオ山猫通信」も、ここから聞くことができます。↑ ━■地球の変動と生き物の話━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 南米大陸のエクアドルっていう国は海に面していて、 そのエクアドルから西に1000kmほどの島々をガラパゴス諸島と言います。 そこに2種類のイグアナがいます。 陸イグアナと海イグアナです。 陸イグアナは肉厚のサボテンを食べます。 海イグアナは潜ることが出来るので、海底の岩に張り付いた海草を食べたりしています。 そして波に流されないように爪が鋭く、岩場にしっかりと食い込ませる事が出来ます。 尻尾の形も泳ぎに適応した形になりました。 海イグアナと陸イグアナは色も違います。 陸イグアナは明るい茶色。 海イグアナは黒っぽい色をしています。 海イグアナは、もともと陸イグアナだったのだろうと推測されています。 それが餌が少なくなった時代があって、陸の植物が少なくなった時に海へ向かった一団が 海イグアナとなったのだろうと言われています。 ガラパゴスのイグアナたちは、それぞれが暮らしている所に合った性質になっています。 どれだけ長い時をその土地に馴染んで何世代にも渡って暮らしていたのだろう。 と、ずっと人々は思っていました。 でもDNA解析っていろんな事が判ってしまうんですね。 ガラパゴス諸島の陸イグアナと海イグアナは、両方とも、その棲んでいる島よりも 古い年代から存在しているって事がわかったんです。 ガラパゴス諸島は3百万年〜4百万年くらい前に出来た島です。 ここのイグアナたちはそれよりももっと古く、だいたい1千万年前〜2千万年前から 存在しているんです。 このガラパゴスのイグアナたちは、もともと南米大陸に棲んでいたイグアナたちと 親戚関係にある事はわかっています。 という事は、大陸の親戚たちから別れた後、島の生活に順応して、 今の陸イグアナと海イグアナとして特殊な変化を遂げて新しい種類になったと考えられます。 だから島ができてから、イグアナは島の生活に順応しなきゃならないんです。 それがどうして、島よりもイグアナの方が起源が古いの?  もう!DNA解析さえしなかったら、こんな矛盾に悩む事もなかったのに。 この謎は、こう解釈されました。 ガラパゴスの陸イグアナと海イグアナたちは、ガラパゴスの近辺のどこかにあった もっと古い島で暮らしていた。 でもその島は今は水没している。という仮説です。 2003年、ガラパゴス周辺の海底山脈からサンプルの岩石を分析して、 このあたりの島々は少なくとも1700万年に渡って海面から顔を出していたと 判断されました。やっと長年の謎が解けました。 このイグアナの件はとても興味深い例です。 その地域に棲んでいる生物を調べる事で、太平洋の海底から、 かつて海の上に顔を出していた海の山の存在とその場所の証拠を見つけたのですから。 似たようなケースにハワイ諸島があります。 去年の11月に「高い山の話」をした時に、ハワイ諸島のマウナ・ケア山の話をしました。 マウナ・ケア山は、海底面から測ると1万200mの高さがあります。 山全体の高さでは、世界一の高さです。海面から顔を出している高さは、 エベレストの半分ほどですけれどね。 で、このハワイ諸島のあたりでは数十万年ごとに新しい山岳島が生まれていて、 北西方向にある古い島は沈み続けているんです。 それから「次のハワイ島」と呼ばれている海の中の山もあります。 それはロイヒ海山という海中活火山で、その山頂はまだ海面の下1kmの所にあります。 このロイヒ海山はこのまま噴火を続けて成長していけば、 10万年以内には海の上に顔を出すといわれています。 今紹介したハワイ諸島やガラパゴス諸島のように、 海面から出たり沈んだりするような土地では、生物たちは大変です。 島が生まれて、その島に植物が生えて生活できるようになるまで。 それから島が沈んでしまうまで。生物は必死に環境に順応します。 時間との戦いです。 でも沈んでしまったら、そこの動植物も一緒に沈む運命です。 生き残れるのは、新たに出来た島に開拓グループを 送り込むことができるものたちだけです。 ええと。いきなりですけれど、海峡と地峡の説明をします。 海峡っていうのはよく聞くからわかりますよね。 津軽海峡とか、関門海峡とか。 海峡っていうのは、陸と陸に挟まれた狭い海の事です。 それでは地峡っていうのは、海と海に挟まれた狭い陸の事です。 たとえばね、北米大陸と南米大陸の間は細長い陸地でかろうじて繋がっています。 ここはパナマ地峡といいます。 それから今はベーリング海峡と呼ばれている所あるでしょ。 ユーラシア大陸と北米大陸の間の海。 今のアラスカの半島と東シベリアの半島の間の海をベーリング海峡と言いますけれど、 昔、ある時期、ここは繋がっていてベーリング地峡になっていた時期がありました。 大陸と大陸を結ぶ橋のような地峡。 これが生物たちの運命を大幅に変えます。 昔、北米大陸と南米大陸は離れていました。 そこを渡れる動物もいなくて、まったく別の進化を遂げた動物たちがそれぞれの大陸に いたんです。 南半球には、南米大陸とオーストラリア大陸と南極大陸があります。 これらはみんな離れています。 それに比べて、北半球の大陸は繋がっているんです。 ユーラシア大陸とアフリカ大陸は繋がっていますでしょ。 それから北米大陸とユーラシア大陸も、 先ほど説明したように、今のベーリング海峡の所が橋のように狭い地峡になって 繋がっていた時期がありました。 っていう事は、北米大陸、ユーラシア大陸、アフリカ大陸…インドもヨーロッパも 全部含みます。それらが全部繋がっていました。 この時、哺乳類は数も種類も増やしていきました。 強い肉食獣が現れると逃げ足の速い草食獣が現れます。 この広い広い土地で哺乳類たちが切磋琢磨して能力を研ぎ澄ます方向に進化をしていた頃、 隔離されていた南米大陸では、他の大陸から進入してくる動物が滅多にいないので、 哺乳類はかなり特殊なものが独自の進化をしていました。 たとえばナマケモノやアリクイやアルマジロの先祖たちです。 これらはどこから来たかというと、南米大陸がアフリカ大陸と分かれるとき、 共通の祖先から分かれたものです。 それから、テンジクネズミの祖先もやってきました。 そうして1000万年ほど隔離された南米大陸は、不思議な動物たちばかりになりました。 たとえばゾウほどの大きさのゆっくり地上を歩く巨大なナマケモノ。 小型戦車ほどの大きさで尻尾にトゲがあるアルマジロ。 バイソンほどの大きさのテンジクネズミの仲間。 体重が1トンもある巨大なげっ歯類。 有袋類もいました。 湾曲した牙を持つヒョウのような有袋類。 それから飛べない巨大な鳥は高さ3mもありました。 かつての南米大陸には、このように草食動物に驚くべき大きさのものが多かったのです。 それは肉食獣が少なかったのが原因かもしれません。 だから彼らの動きは遅くてのんびりとしていて、やたらと大型で無防備だったのです。 こののんびりで独自の動物たちっていうのは、今のニュージーランドやオーストラリアの 動物たちと似ています。 天敵が少なくて、隔離された環境に適応した動物たちです。 こうした動物たちは数百万年前まで南米大陸に生存していたんです。 そして大きな変化が起きます。 パナマ地峡が隆起して、南米大陸と北米大陸が細い陸地で繋がってしまったんです。 その時、どんな事が起きたのか。 隔離されていた南米大陸の大型でのんびり動く生物たちは、 パナマ地峡で北米大陸と繋がってしまいました。 そこから運命は変わります。 ユーラシア大陸、アフリカ大陸、北米大陸と繋がる広大な面積で、 競争に明け暮れていた、狡猾で俊敏で、歯と牙で勝ち抜いてきた動物たちが、 南米大陸に入ってきたんです。 数百万年前の大事件です。 化石からわかることですが、この時、北アメリカの肉食動物がどっとなだれ込んできました。 サーベルのような牙を持ったネコ科の動物、クマ、たくさんの犬科の動物、 大型のライオンもゾウの仲間も入ってきました。 草食動物もやってきました。 その子孫がリャマやアルパカなどのラクダの仲間たちです。 北米大陸に棲んでいたこのラクダの祖先は、ベーリング地峡を通って、 モンゴルやアラビアやアフリカにも渡りました。 そして現在では、ラクダの仲間は北米大陸にはいません。 ラクダの仲間がいる南米大陸と中央アジアではあまりに離れすぎています。 ベーリング地峡を渡ってユーラシア大陸に向かってラクダになったグループと、 パナマ地峡を渡って南米大陸に渡ってアルパカやリャマになったグループは、 体の作りから共通の祖先を持つとわかっていたけれど、 北米大陸に化石がなかったら、地域的に離れすぎていたので、謎だった事でしょう。 同じルートをバクも通っています。 バクも北米大陸の動物だったけれどパナマ地峡を渡ったグループと ベーリング地峡を渡ったグループがいて、渡った先で繁栄して、 元の北米大陸に残ったものたちは絶滅しています。 パナマ地峡が隆起した時、このように北米大陸から南米大陸へ多くの動物たちが 渡っただけではありません。 逆のコースの南米大陸から北米大陸に渡った動物たちもいました。 パナマ地峡が開通して、堰を切ったように動物たちが大移動したんです。 これを「南北アメリカ大陸大交差」と呼ぶ人もいます。 南米大陸から北米大陸に移動して繁栄したものもいました。 地上を歩く大型のナマケモノの一種はアラスカまで到達しています。 オポッサムなどの小型の有袋類も驚くほどの競争力を見せました。 ここまで、お話したのは陸の動物たちの事です。 大陸間を細い陸地が橋のように繋いで、別の大陸へ移動して勢力を広げて行きます。 海の生物には、そんな制約はありません。 好きにどこでも泳いでいけば良いでしょ。と思います。 でも、海にもそういう行動の制約ってあるんですね。 それは何かというと、やっぱりパナマ地峡なんです。 それまでカリブ海と東太平洋は繋がっていました。 それがパナマ地峡が隆起して海の行き来は出来なくなってしまいました。 かつては同じグループだった魚やエビやカニや貝などが、 東太平洋のものと、カリブ海大西洋のものに分かれていったんです。 地球の地殻の変動というダイナミックな変化で、 そこに棲む生き物が影響される話を紹介しました。 南北アメリカ生物大交差では、北米大陸からやってきた捕食者たちに 南米大陸の動物たちは、苦戦した話を紹介しました。 その中で生き残った南米大陸の動物たちには共通した生活習慣がありました。 それは木の上で生活していた動物たちです。 南米大陸の熱帯雨林に広がるジャングルは、木が鬱蒼と生い茂るとても特殊な環境でした。 生活空間は平面ではなく高さのある三次元です。 気候の暖かさと、桁外れの雨の量は、植物にはとても好条件なので、 熱帯のジャングルでは何重にもツタや木々やありとあらゆる木が生い茂って、 それは外からやってくる多くの植物や動物や人間さえも 超えられない壁になる事があります。 たとえば同じく熱帯雨林のニューギニアのジャングルでは、 鳥も動物も昆虫も、移動して食料や仲間や新たな棲みかを見つけるのがとても大変です。 だから、熱帯雨林の動植物はとても色鮮やかなものや、鳴き声が大きい動物が多いんです。 オウムやオオハシなどの鳥の声や色。 それから世界一声が大きいホエザル。 こういう動物が騒々しくてド派手な姿をしているのは、 やたら生い茂っているジャングルの中で仲間を見つけやすくするためなんです。 そのくらい熱帯雨林の植物があまりに鬱蒼としていて、 なかなか通り抜けることはできません。 実際、ニューギニアやアマゾンの原住民が小さい部族で社会を形成したのも、 彼らの多くが20世紀になるまで発見されなかったのも、 分厚く茂った熱帯雨林のせいなんですね。 ニューギニアにヨーロッパ人が初めて上陸したのが16世紀。 19世紀後半には植民地政府も設立されました。 その設立されたニューギニアからわずか185kmの所に、 人口5万人以上の大規模な原住民の石器時代の生活をしている集落が発見されたのが 1938年。20世紀に入ってからなんです。 この発見は今もなお人類学上の驚くべき発見です。 たとえば20世紀後半、ニューギニアのクマワ山という山に調査団が行こうとしました。 11km内陸に進むだけなのに2週間の時間がかかりました。 または内陸160kmの山へ向かおうとした事もありました。 でも13ヵ月かかって70kmしか進めなくて引き返しました。 ヨーロッパ人は、南極点にも北極点にも到達しているのに、 ニューギニアの中心に到達するのはそれより遅れているんです。 このジャングルを通り抜ける事の困難さは、 ニューギニアの部族を外界から隔離しただけではなくて、部族同士も隔てていました。 ニューギニアには、それぞれの谷に別の部族がいました。 それぞれ別の言葉を話し、服装も習慣も子育ても迷信も病気も道徳も全部違っていました。 そのバリエーションはとても多くて、ニューギニアにはおよそ1000もの言語があります。 ヨーロッパ全体でも50しかないのと対照的です。 こうした隔離されたような部族に生まれた人々は、 生まれた場所から15km以上離れた場所に行こうとはしません。 1930年に発見されたニューギアの人は、発見前の生活についてこう語っています。 「我々は遠くの場所は見たことがなかった。みな山のこちら側しか知らなかった。 それに我々以外に人間はいないと思っていた」 地球の地殻変動などで隔離されたのとはちょっと違うけれど、 行き来の出来ないような所で隔離されて生きていたという意味では、 20世紀に入って発見されたニューギニアの部族の人たちは、 ガラパゴスのイグアナたちや、南米大陸に封じ込められて独自の進化を遂げた大型の ゆっくりした動物たちと、似たようなポジションでした。      * * * * *  * * * * *                                        イグアナの祖先は         沈みゆく島に見切りをつけ         新天地を求めて今の島に行き着いた         沈む島があれば、海底から隆起する島もある         大陸は繋がり動物たちが大移動する         別天地で繁栄する動物もいれば、滅ぶ動物もいる         行く手を阻む鬱蒼としたジャングルの奥深くに         世界の広さを知らない人々がいた         広い世界を阻む海陸ジャングルは生き物にとって壁         島より古い起源を持つイグアナは         人間たちに謎を投げかける         見えている現象から何かわかるかい?と ━■みかりんの叫び━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「福島の生態系」 先週3月24日の産経新聞のネットニュースに、 「福島県沖 網にかかる魚の量3倍に 漁自粛で定置性のカレイなど増加」 という記事が載っていました。 福一原発事故のため行行が自粛されている福島県沖で、 51種類の対象魚種全体でみると約3倍の数に増えているという事が、 試験操業してみてわかったんです。 方法は、1時間あたりに網にかかった魚の量を、事故後の自粛の前と比べた結果です。 特に目立って増えているのが、定着性の魚です。 ババガレイ、アカガレイ、キアンコウは、5.5倍〜6.8倍に。 ヒラメは13.8倍です。 事故の前年がヒラメの数が増える年に当たったため(そういう年があるんですね)、 漁の自粛でそれらがそのまま生き残ったんですね。 と、この記事を読んで思い出したのがそれより前に全国ニュースで取り上げられた 福島の避難区域で人がいなくなった地区でイノブタが発生しているニュース。 人が忽然といなくなって、豚舎から逃げ出したブタと野生のイノシシが 交配して生まれたイノブタの目撃例が相次いでいる事。 どうもかなりの数に増えているらしい。 体毛は剛毛で牙も持っている。 ブタも牙は生えるんだけど人間によって切られているんだね。 この地域でイノブタが増えることによって何が問題かというと イノシシの繁殖シーズンは年1回で、だいたい4〜5頭産む。 イノブタは、ブタの多産な性質を受け継いでいて、年に2〜3回の出産ペースで 10頭前後の子を産むんです。繁殖力が強いんですね。 そしてイノシシほど人を恐れないんです。 人の手放した家屋や田畑にどんどん侵入してくるんです。 だから、将来、被災地に人が戻ろうとした時に大きな障害になるでしょう。 それと、繁殖力が強いので、本来のイノシシが駆逐されてイノブタ優勢になるかもですね。 福島だけじゃなく他県にも広まっていく可能性もありますね。 ブタはもともともイノシシを人が家畜として改良したものです。 多産で人を恐れないようにしたブタの性質を受け継ぐイノブタ。 人が数年いない間に、今までいなかった生き物がそこで命を繋いでいます。 ニュースでは数匹の子連れのイノブタの映像を見ました。(仔っこ、かわいいです) ニュースでは「ただちに駆除を」と呼びかけていました。 ニュースが言いっぱなしなのは今に始まったことじゃないから驚かないけれど、 これは難しいなと思いました。 人の出入りが制限されている中で誰がどうやって駆除するの? 駆除したイノブタはどう処理するの? 多産の性質も人を恐れない性質も、人が改良して作り出したもの。 土地を汚染させて放り出し、そんな中でも命を繋いでいく生き物たちは 新たな生態系を模索しているんだなぁと、ちょっと感傷的に思ったり。 数年漁業をしなかったら魚はとても増えることが判りました。 人がいなくなった里では、いままでいなかった獣が繁殖しているのが判りました。 もちろん避難地区で残された家畜問題は、ウシ、ウマ、イヌ、ネコそれぞれに そんな能天気な事を言っている場合ではないのは知っています。 今回ここで言いたかったのは、人が管理していた地域で、人が管理放棄をした時、 どんな生態系になっていくんだろうみたいな話です。 ━●編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★メイン記事の「地球の変動と生き物の話」と今回のみかりんの叫びの「福島の生態系」は  言わんとする事は似ています。変化する環境で生物の栄枯盛衰があるし、  与えられた環境で生物は生き残りを賭けて生き延びようとするっていうことです。 ★このメイン記事は、HPから聞けるんですけれど、  言いにくかったですよ「陸イグアナと海イグアナ」って何度も言ってるんですけれど  これが言いにくい。  そんなに滑舌が良いほうではないんで、毎回言いにくい単語に手こずっています。  「陸イグアナと海イグアナ」みなさん連続3回すらすら言えます?  私は今も無理です〜。(笑) ★ラジオ山猫通信がリアルタイムで、  パソコン、スマートフォンから聴けるようになりました!  http://www.radiokaros.com/simulradio/  ↑ここがカロスのサイトの「インターネット放送聴取方法」のページです。  パソコンからスマートフォンから、カロスの放送を聞く方法が載っています。  http://www.simulradio.jp/  ↑ここがサイマルラジオのサイトです。  ここから全国のコミュニティーラジオが聞けるようになっています。    このサイトを開いたらちょっとスクロールすると「北海道」という場所があって  その下の方に「ラジオカロスサッポロ」という場所があります。  そこの「放送を聴く」をクリックするとメディアプレイヤーが立ち上がって、  リアルタイムに放送を聴くことが出来ます。  ラジオ山猫通信は、第一月曜日と第三月曜日の19:00〜19:30です。  明日19:00に「スズメの話」が  リアルタイムで聞くことができます。  バックナンバーは、「やまねこ通信 E=MC二乗」のサイトの「ラジオ山猫通信」の  場所から、いつでも好きな回のお話を聴くことが出来ます。   ★今回のこの「地殻の移動と生物の話」は、  ネットでいつでも好きな時に聞くことができます。  http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm  ここの右側「ラジオ山猫通信」をクリックしてスクロールして  「地殻の移動と生物の話」をクリックすると聞けます。  すぐに聞けない人は、じっと待ってみて。きっと聞けます。  http://crashlanding.under.jp/rajiyama0203.mp3  直接URLはここです。  今回の文は、おおむねラジオ原稿そのままです。  ラジオ用をメルマガ用に書き換えているけどね。 ★vol.196の参考サイト なぜシロクマは南極にいないのか    化学同人       -生命進化と大陸移動説をつなぐ-    著/デニス・マッカーシー                         訳/仁木めぐみ    ★予告です。 4月7日放送「スズメの話」(収録終わった)  (ネットにUP予定は4月21日) 4月21日放送「炭素が巡る ダイヤモンドの話」(書き終わった)  (ネットにUP予定は5月5日) 5月5日放送「物語の中の動物の話」(書き終わった)  (ネットにUP予定は5月19日) 5月19日放送「古代DNAの話」(書き終わった)  (ネットにUP予定は6月2日) ★ラジオ放送が月二回隔週であります。  最初はメルマガを元に原稿を書いてたけど、  今は、書き下ろし原稿です。  それをメルマガに転用するという逆転現象が  最近のメルマガ版「やまねこ通信 E=MC二乗」であります。 ★どうぞお時間のある時に「ラジオ山猫通信」も聞いてみてください。  5年目に突入の「ラジオ山猫通信」  どこまで続くんだ?  ここまで来たらいける所まで行ってしまえ!  最近は、トチらずスラスラよどみなくしゃべっているように聞こえます。  慣れてきたのです! ウソです。(笑)  編集で直して貰っているんです。 そのためずいぶん聞きやすくなっています。  決して私のしゃべりが上達したのではありません。  編集がうまくなったのです!(キッパリ) ★私はいつも「やまねこ通信 E=MC二乗」の事が頭の隅にあります。  次回テーマは何にしようかと常に思っています。  「やまねこ通信 E=MC二乗」は、私みかりんを構成している大事な要素です。 ★「やまねこ通信E=MC二乗」では、あなたからの投書を受け付けています。  動物・植物・環境・宇宙・時間・哲学このメルマガの趣旨に合うような投書を  気軽にメールに書いてね。  過去に取り上げた記事からの話題も歓迎しています。 蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹     ★彡★彡★彡★彡★彡『蟹屋 山猫屋』★彡★彡★彡★彡★彡 生まれも育ちも北海道育の“みかりん”が、北海道の味覚を全国の方に広めるために 『蟹屋 山猫屋』を立ち上げました。一級品の道産品をお手ごろ価格でネット販売! 読み物としても楽しめるものを目指しているよ。    登録はここ→ http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/kani/   山猫屋の蟹は冷凍ガニではありません。ボイルしたてを食卓に直送! 蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹    ↑↑↑  私、みかりんのもうひとつのメールマガジン。  北の味覚。海産物。蟹おいしいよ〜。海水ウニもありますよー。  予算はこれくらい。食べる人数はこれくらい。と教えてくれたら、その中で  できる限りのご提案をします!山猫屋の蟹は冷凍物は扱っておりません!  さぁ、タラバ食べたいよう、毛ガニ食べたいようのメールをみかりんに書こう。  タラバも毛蟹も良いのが入荷してきています。  北の食材たちは脂が乗っておいしいです。  この機会に、どうぞ冷凍ではない蟹を!  ご贈答に、山猫屋の海産物を。 それじゃ、今回はここまで。 あなたのお便り待ってます。 daichi-m@phoenix-c.or.jp じゃね。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ この3月でパソコンXPサービス切れと、消費税5%から8%へ。 重い腰をあげてパソを7に買い換えた。 掃除機をかけたらものすごい悲鳴のようなモーター音。 お前も買い替えなのか? もう!消費税前貧乏〜。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○ やまねこ通信E=MC二乗 vol.196  2014年4月6日発行 http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm ○発行編集者 みかりん daichi-m@phoenix-c.or.jp ○発行システム: インターネットの本屋さん「まぐまぐ」ID:0000052530 http://www.mag2.com/ ○登録/解除 http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm ○やまねこ通信は、素人みかりんが趣味で発行しているもので、情報の正確さには  まったく自信がありません。引用して弊害が起きても責任は持てないよ。  それから誤字脱字変換ミスは大目に見てね。気を付けるけれどさ。えへ。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━