2014/10/5━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 幽玄の森羅万象の散歩道 動物行動学からの性♂♀の話・動物・植物・環境・宇宙・時間・哲学 興味のおもむくまま“みかりん”の しゃべりんぐ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━目指せ1万部! ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆         やまねこ通信 E=MC二乗                                vol.208 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ こんにちは。 みかりんです。 私はここ数年、夏山登山をするようになって、夏がとても楽しみになりました。 今年も色々な山に登ってきました。 その中でも印象的だったのがアポイ岳という山です。 私は登山のあとは「面白かった〜」って思って写真整理をして 体力回復に努めて、次はどこに登れるだろうと思いを巡らす事になるんですけれど、 アポイ登山のあとは違いました。 もう色々調べまくっていました。 だから今日の話題は、ちょっと遅い夏休み自由研究の発表みたいなものです。 今日の話題は「山と石ころのドラマの話」です。 ここに↓バックナンバーがあるよ。『内容一覧』という所をクリックしてみて。 http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm 「ラジオ山猫通信」も、ここから聞くことができます。↑ ━■山と石ころのドラマの話━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ アポイ岳は襟裳岬のちょっと西側にあります。 襟裳岬って北海道の太平洋側の尖がった所ね。 アポイ岳の標高はそんなに高くありません。 800mちょっとくらいで2時間半程で登れます。 登山道はとても整備されていて登りやすくて、 たぶん地元小学生も登っている山でしょう。 去年の3月、東日本大震災から2年が経ったという事で やまねこ通信vol.171で、地震の話をしました。 その時、私、アポイ岳の話をしているんですね。 「アポイ岳っていうのは地中の深いマントルが出てきて固まった、  世界でも珍しいタイプの山だ」と説明していました。 その時から私の中でアポイ岳にいつか登ってみたいと思うようになっていました。 今年の6月、アポイ岳に登る機会が来ました。 札幌から高速道路に乗って片道4時間です。 山に登っているよりも移動時間の方が長いという行程です。 登山をする人は高山植物に詳しい人が多くて、 花の名前を次々言って歩く人がいます。 花を見つけると熱心に写真に撮る人も多いです。 高山植物が好きで山を始めた人もいますし、 登山をするうちに高山植物の魅力にはまっていった人もいます。 登山者が登る山を決めるのに、高山植物が見ごろの時期だからというのが 理由のほとんどだったりする人の多いこと。 山登りする人たちの話題が、高山植物の話になると 私はいつもぼんやりしていました。 別に高山植物が嫌いじゃないけれど、そんなに熱心になれないというか。 私は何が面白くて山に登っているんでしょう。 最初は体力のない自分でも頑張ったら登れるっていうのが面白かったんです。 そんな時いつも見ていたのが石だったり岩だったりなんです。 物凄く大きな石が高い山の上にごろごろあります。 まるで川原の石のような丸っぽい石ばかりがある所もあれば ゴツゴツと角ばった石ばかりが続く所もあります。 そう私は石ばかり見ていて、石を面白いと思っていたんですね。 そういう私の興味のありようがはっきりしたのがアポイ岳登山でした。 アポイ岳は固有の高山植物がたくさんある花の山です。 高山植物好きには外せない山です。 アポイアザミ、アポイカンバ、アポイツメクサ、アポイアズマギク、 他にもアポイの名前が付く固有種がまだまだたくさんあります。 日本の花の百名山にも入っています。 だから花好きな人にとって一度は登らなきゃならない憧れの山です。 でもアポイ岳は花好きだけが憧れる山ではありません。 地質学的に世界にも珍しいタイプの山で、 そういう石の研究者が一度は登りたい山でもあるんです。 私が登った時はそういう前知識もあまりなくて、 ただ緑色の石を見つけては喜んでいました。 そう。私は花の百名山に登っていながら石ばかり見ていたのです。 アポイ岳は不思議な山でした。 普通はふもとの方に樹林帯があってどんどん登っていくと 樹林帯が切れる所があります。 もうこれ以上標高が高いと木は生えないという場所です。 北海道の山はそれがだいたい1000mくらいから樹林帯が切れて、 そこから一気に展望がよくなります。 木が邪魔で見えなかった景色が一気に広がります。 「おお、もうこんなに登ったのか」と感激する一瞬です。 樹林帯が切れると瓦礫が続きます。 植物はハイマツという背の低い松の仲間が這うように生えています。 そして頂上付近にはもうハイマツも生えていない瓦礫と岩と石です。 これが普通の山です。 アポイ岳は違いました。 樹林帯が切れたのが5合目の標高にして380mの所です。 ずいぶん低い所で樹林帯が切れています。 ここから瓦礫とハイマツと高山植物のお花の世界になります。 こういう石ばかりが続く所をガレ場といいますが、 このガレ場の石が緑色をしているのが私には興味深くてしょうがありませんでした。 実は磁石を持っていたんですけれど、 落ちている緑色の石が磁石にくっついた事にも驚きました。 手に持った感じは大きさの割りに重かったです。 覚えておいて家に帰ったら調べてみようと思いました。 それからアポイ岳の頂上も不思議でした。 普通は樹林帯が終わってガレ場やハイマツ帯になったら、頂上は何もない岩場です。 日が照っていたら景色は絶景ですけれど、 太陽が遮ることがなくて厳しい日差しです。 それがアポイ岳は頂上付近だけシラカバの樹林帯だったのです。 木陰が涼しくて気持ちよかったのです。 セミが鳴いていました。 頂上には説明文のプレートがあって 「下の方で一度森林限界に達しているにも関わらず、  頂上になぜ樹林帯があるのかはアポイ岳の謎とされています」 と書かれていました。 まずアポイ岳の場所から説明します。 北海道にはいくつか山脈や山地があります。 代表的なのが日高山脈です。 北海道の真ん中からあたりから南北に走っている山脈で、 太平洋に向かって尖がった襟裳岬あたりまで山々が連なっています。 アポイ岳は日高山脈の最南端にあります。 襟裳岬のちょっと西側です。海辺の山です。 アポイ岳が380mくらいの低い所から樹林帯が切れて、 高山植物とハイマツ帯になる理由のひとつが、 この海辺からの風にあるかもと言われています。 それと重要なのはアポイ岳が他の山と全く違う出来方に理由があるからかもしれません。 どちらにしても、頂上に再び樹林帯がある説明はできません。 アポイ岳が独自の成り立ちをしている説明の前に、 日高山脈の成り立ちの説明をしますね。 山ができる原因はふたつあります。 ひとつは火山が噴火して山が出来る場合。 もうひとつが、 地面が横から押したり引いたりされて割れ目が出来て(これを断層といいます) 片方がのし上がったりする場合です。 日高山脈は、断層が出来て片方が持ち上げられる形で山になりました。 恐竜たちが地球上で繁栄していた頃、今とは陸地の形は全然違っていて、 日高山脈の所は海でした。 それから恐竜が滅びてしばらく経った5000万年前ころ、 地下深くで日高山脈のモトができます。 深い所で800度にまで熱くなって、熱や圧力で岩石の構造が変化してきました。 それから4000万年前の頃には、地上では石炭のもとになる植物が繁茂していました。 この頃に東西ふたつのプレートがぶつかります。 ぶつかったあとも、こすり合うように動き続けます。 この時に高温で動きやすくなっていた日高山脈のモトが だんだん浅いところまで上がってきます。 でもまだ山にはなっていません。 それから1200万年前頃。 今度は東側のプレートが西側のプレートのほうへ押し付けられるようになります。 この時、だいぶ地上近くまで上がってきていた日高山脈のモトは、 東方面から押されてことで完全にめくれ上がってしまったんです。 たとえば分厚い雑誌を背表紙のほうから押していくと、 本が何かにぶつかってそれ以上進めなくなると、 本のページが切り口の所を見せるようにめくれてしまうのと 同じような事が起きたんです。 日高山脈は、地面の断面をべろっとめくれて見えるように山が出来てしまったんです。 東側のプレートが西側のプレートに乗っかっちゃって、 断面がめくれ上がっちゃったんですね。 だから、地下のプレートの浅いところから深いマントルの上のほうまでの岩石が 東西に順序良く横倒しに並んでいるんです。 地面のすぐ浅いところの石から、深さ20kmの所で出来た石まで、 東西に山を歩くだけで見る事ができるんです。 このような場所は世界的に見てもほとんどなくて 地球内部の様子がわかる貴重な山々が日高山脈なんです。 この東の方から押してくる力というのは、現在でも働いていて、 年間数mmという距離で日高山脈は西へと移動しています。 地下深くの様子が地表で見えるとか、まだプレートが押してるとか知って、 わくわくがとまりません。 地下深くっていうのは高温で高圧な所です。 石っていうのはいろんな鉱物やら古い石のかけらやら、 さまざまな材料でできています。 温度が高くなってきた地下の、 山を作るような大きな断層のそばの石はどうなるんでしょう。 日高山脈には西側に大きな断層があります。 この断層の近くに、何千万年も前に断層が動いたときに、 当時300度くらいの温度だった石が見えています。 これは「断層の石マイロナイト」と呼ばれています。 このマロナイトとは別に、もう少し浅いところで出来る石もあります。 シュードタキライトという石です。 このシュードタキライトっていう石はね、地震の化石とも言われているんです。 断層が地震で急激に動いたときに、 周りの石が壊れるのと同時に摩擦熱で石が一部融けます。 固体が液体になるんです。 この融けた石が周りの割れ目に入っていきます。 そして融けた石より周りの岩の方が温度が低いので、 一瞬のうちに冷やされてまた固まります。 日高でもこの地震の化石シュードタキライトが観察できるんです。 なんかものすごいエネルギーですね。 地震のエネルギー、地下深くの高熱のエネルギー。 地下深くではこんなドラマがあるんですね。 そして山々がどんどん出来ていた数千万年前ってどんな様子だったんでしょう。 そこには逃げ惑う動物がいたんでしょうか。 色々と想像してしまいます。 現在でもどこかで大きな地震があれば、 たぶん地下の深い所ではこういう地震の化石のような石が出来ているでしょうね。 さて、そろそろアポイ岳がどれだけ特殊なのかっていう話に向かっていきますね。 日高山脈では、かんらん岩という岩が見られる場所があります。 かんらん岩は、かんらん石という鉱物を多く含んでいます。 このかんらん石っていうのは、マントルを作っている石だと考えられています。 マントルっていうのは、地球の内部の8割以上を作っているもので、 長い時間で見れば対流してぐるぐると回っているとされています。 このかんらん岩が綺麗に結晶化したものが、ベリドットと名前の宝石です。 8月の誕生石にもなっています。 このかんらん岩の特徴は、重い、風雪に強い、美しい。の3点です。 こんな特徴を持つので建築資材や製鉄や鋳物などにも広く利用されています。 そしてこのかんらん岩の砕石場は、日本に二ヵ所しかなくて、 それが日高町の岩内岳と、様似町のアポイ岳なんです。 日高町岩内岳は、日高山脈の西側にあります。 様似町アポイ岳は日高山脈の南端。 どちらも日高山脈が形作られた時の影響でしょう。 マントルという深い所にあるかんらん岩が地表に出てくるためには いくつかの方法があります。 まず、火山のマグマがつれてくるっていう方法です。 マグマが上昇してくるときに、まわりにあるかんらん岩のカケラを 引っ掛けてくることがあります。 秋田県の男鹿半島の先端付近にある淡水湖がこのタイプとして有名です。 もうひとつが、大きな断層が出来るという日高山脈のタイプです。 とても深い所まで広がっている断層の働きで、深い所の岩石が見えている場合です。 山脈を作った断層沿いにそういう場所ができます。 かんらん岩っていうのは、ある程度の温度…といっても300度とか400度ですけれど、 そのくらいの温度と水分があると蛇紋岩という石に変わってしまいます。 だから地球の奥深いところから上昇してくる間に かんらん岩は蛇紋岩になってしまうという事がよくあるんです。 でも日高山脈で見られるかんらん岩は、 新鮮なまま、つまり蛇紋岩に変わっていないという事が大きな特徴なんです。 中でもアポイ岳周辺は新鮮なかんらん岩が見られるという事で世界的にも有名で、 アポイ岳のある様似町で、かんらん岩の国際学会が開催された事もあります。 私は新鮮なかんらん岩っていう意味がわからなくて、 石に新鮮も何もないだろって。 でも調べてやっと判りました。 アポイ岳は登山コースがとても整備されていて登りやすい山です。 でもそれだけ登山コース以外に、はみ出て登ることは厳しく制限されています。 それは固有の植物を守るためで、そういう制限する以前は、かなり荒らされて 今やっとここまで回復しましたと書かれたプレートがありました。 登山コースに定められた場所では、 「新鮮なかんらん岩と蛇紋岩のコース」と大きく書かれた標識もありました。 私にはパッと見てもこれが蛇紋岩でこっちがかんらん岩という区別はつきません。 ふたほうとも緑色をしていて、 手に持った感じが大きさの割りに、ずしりと重かったです。 かんらん岩は、他の石に比べてクロムやマグネシウムを多く含んでいます。 だから特殊な植物が生えています。 全体がかんらん岩で出来ているアポイ岳が、 不思議な植物の生えかたをしている原因は、このあたりにあるんでしょう。 私たちヒトは火星探査機を飛ばして、 火星の表面の映像を見る事が出来るようになりました。 火星は5500万km離れたところにあります。 そんな遠くの事が判るのに、自分の足元の数十km下の事はよくわかっていません。 数十km下のマントルの世界は、人類にとって火星よりも遠い世界なんです。 全体がかんらん岩で出来ているアポイ岳に立つことは、 マントルそのものの上に立っているのと同じなんですね。 アポイ岳は、地球内部の様子を知ることが出来る場所でもあるし、 億万年の地球の息吹を感じる事が出来る所でもあるんですね。 今回、興味の赴くまま調べて色々感じる事がありました。 今暮らしている地形があるでしょ。 坂があるとか山がこんな形で見えるとか川が流れているとか。 そんな起伏なんてないもんねという平野のど真ん中にだって、 そういう地形になったという数千万年の、時には億万年レベルのドラマがあって、 今の形になっているんだっていう事を改めて実感したのです。 そこに落ちている石ころにも、 私たち人間のタイムスケールでは計り知れない長い時間の旅があるんです。 風や雨や波などで丸くなった石の時間。 高温高圧にさらされてどろどろになった過去もあったかもしれない。 山が山になった理由。 今は山でも昔は海の底だった過去。 高い山の頂上に巨石がある事が多いんだけど、 それは誰が運んだのでもなく、溶岩が固まったものなのでしょうし。 今ある地形、目の前にある石ころは、地球の息吹そのものなんですね。 あなたの足元の石ころを見てください。 その石ころには気の遠くなるような長い時間の旅の果てに 今、あなたの足元にあるんです。    * * * * *  * * * * *                                                固有の植物を多く持つその山は、 地下深くマントル層からやってきた緑の石の山だった。 山は昔、海だったし、石は融けてどろどろだった。 億万年の時間は想像するしかないけれど 目の前の石には時間の記憶がある。 遠い火星の事は判るけれど 深い海の底や地中深くの事はわからない。 山の形に意味がある。そういう形になった歴史がある。 それは地球の息吹のエネルギー。 私たちがいなくなったあとも山は存在するし 石ころもそこにあるだろう。ずっとあるだろう。 山と石は億万年の物語をつむぎ続ける。          ━■みかりんの叫び━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「バカマツタケ」 私は野生のキノコは、ラクヨウキノコしか見分けが付かなかった。 ラクヨウは私がフィールドとしている森に生えていて、イヌを飼っている時は 秋には、ラクヨウを採りながらイヌの散歩をしていた。 でもどんなに朝早く起きて犬と森に行っても、早起き老人たちには敵わない。 雨降りの次の日などは朝もやの中から、キノコをたくさん取った帰り道の 老人たちとすれ違う。 ラクヨウは傘の裏が黄色いスポンジ状で、全体がヌルっとしていて、お味噌汁にすると とてもおいしい。 このキノコだけは見分けられて安心して採っていた。 * * * 今年の8月末、私は手稲山という札幌のどこからも見える山にひとりで登った。 下山の時に、かがんで何かを採っているおじちゃんがいた。 「キノコを採っているのですかぁ」と私は話しかけてみた。 「そうだよ。ぼりぼりだ。正式名はナラタケ。あんたも採りなさい」 と、袋とナイフを私に渡そうとする。 「いえいえ、私は…」と尻込みすると 「あんたはそっちのを採りなさい」と指示される。 どうもキノコを採らずにここを通るのは難しそうだ。 私は指示に従った。 おじちゃんは、ぼりぼりの特徴、見分け方、間違いやすいキノコとの違い、料理法など いろいろ私にレクチャーしてくれて、おかげで私はラクヨウに次いで、 ボリボリの見分け方を身につけた。 ある程度採ると、おじちゃんは「よし!」と言って解放してくれた。(笑) もちろんその日は、自分で採ったボリボリでお味噌汁を作った。 素晴らしくおいしかった。 * * * そう離れていない所に住む友人が「毎年マツタケを採っててさ…」と言う。 「えぇ? 何それ。マツタケ?」と私が言うと 「採れたら持ってきてやる」と言っていた。 ある日、出先から帰ってくると玄関先に袋がぶら下がっていて、 中からは、永谷園のマツタケのお吸い物の香りがする。 みるとマツタケっぽい立派なキノコが2つ入っていた。 こんな所でマツタケなど採れる訳がない。というのが私の認識だ。 北海道でマツタケっていうと、まぁ採れたとしても道南のごく一部という のが私の認識だった。 調べてみると、わずかだけれど、平取町や阿寒方面や十勝岳山麓などで 北海道でもマツタケは採れるらしい。 本州ではマツタケはアカマツ林で採れる。 北海道ではエゾマツ林やトドマツ林で採れる。 でも、私の近所の森でマツタケ????? ありえん。 わからない事はグーグル先生に。 わかった。 あのキノコの正式名はバカマツタケ。 松林ではなく雑木林に生えるし、本家よりも少し発生時期が早いので 馬鹿なマツタケでバカマツタケというものらしい。 ひどい名前だ。 しかも学名にもbakamatutakeが採用されている! アホウドリ、バカ貝、バカマツタケ。ニンゲンに怒って良いと思うよ。 バカマツタケは、とてもおいしかった。 天ぷらにして食べた。 キノコの秋。 恵みに感謝。 ━●編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★このメルマガを編集していて、「みかりんの叫び」でバカマツタケの話を書いている最中に  御嶽山噴火のニュースが入ってきて、その被害にただただ驚いています。  キノコの話なんか書いている場合じゃないと消しかかったけど、  御嶽山噴火について報道している以外の事は知らないから書けないし。  最終的な被害の人数が何人になるかはこの原稿を書いている時点ではまだわかりません。  天気の良い週末のお昼直前だった事が被害を大きくしてしまいました。    どんなに万全に観測機器を張り巡らせても、  軽々と超えてくる自然の猛威を見せ付けられました。  自然は平等に優しく、平等に残酷。  地球の表面に住まわせてもらってるって感覚を改めて感じています。  今号のメイン記事が「山と石ころのドラマの話」で、前号のみかりんの叫びで  「山体崩壊」について書いた、初心者登山趣味の私としては、被害の大きさに  心を痛めています。    今後の救助活動が順調に進みますように。   亡くなった方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。 ★今年の8月末、北海道新聞の朝刊の一面に「アポイ岳ジオパーク候補」という記事が  大きく載りました。 ジオパークとは地質公園という意味です。  アポイ岳周辺は、国内版の日本ジオパークに認定されています。  そして9月に正式に「世界ジオパーク」に推薦されることになりました。  アポイ岳が、世界ジオパークに認定されれば、  道内では洞爺湖有珠山周辺に続いて2つ目、国内では7つ目になります。  予期しなかったけれど、アポイ岳を語るのにはタイムリーな話題だったようです。   ★ラジオ山猫通信がリアルタイムで、  パソコン、スマートフォンから聴けるようになりました!  http://www.radiokaros.com/simulradio/  ↑ここがカロスのサイトの「インターネット放送聴取方法」のページです。  パソコンからスマートフォンから、カロスの放送を聞く方法が載っています。  http://www.simulradio.jp/  ↑ここがサイマルラジオのサイトです。  ここから全国のコミュニティーラジオが聞けるようになっています。    このサイトを開いたらちょっとスクロールすると「北海道」という場所があって  その下の方に「ラジオカロスサッポロ」という場所があります。  そこの「放送を聴く」をクリックするとメディアプレイヤーが立ち上がって、  リアルタイムに放送を聴くことが出来ます。  ラジオ山猫通信は、第一月曜日と第三月曜日の19:00〜19:30です。  明日19:00に「ヒグマの話3」が  リアルタイムで聞くことができます。  バックナンバーは、「やまねこ通信 E=MC二乗」のサイトの「ラジオ山猫通信」の  場所から、いつでも好きな回のお話を聴くことが出来ます。   ★今回のこの「山と石ころのドラマの話」は、  ネットでいつでも好きな時に聞くことができます。  http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm  ここの右側「ラジオ山猫通信」をクリックしてスクロールして  「山と石ころのドラマの話」をクリックすると聞けます。  すぐに聞けない人は、じっと待ってみて。きっと聞けます。  http://crashlanding.under.jp/rajiyama1006.mp3  直接URLはここです。  今回の文は、おおむねラジオ原稿そのままです。  ラジオ用をメルマガ用に書き換えているけどね。 ★vol.208の参考書籍&参考サイト    断層にまつわるお話〜日高山脈は断層でできた山ですよ〜    日高山脈の成り立ち http://www.town.hidaka.hokkaido.jp/hmc/etc_nhk_radio_Apr.htm    幌満のかんらん岩    http://www5.plala.or.jp/tepuia/stonetrek_horoman01.html    アポイ岳ジオパーク 火星より遠いマントルが見えるアポイ岳    http://www.apoi-geopark.jp/apoi/theme_a.html     ★予告です。 10月5日放送「ヒグマの話3」  (ネットにUP予定は10月19日)(収録終わった) 10月19日放送「太陽系とか宇宙とかの話」  (ネットにUP予定は11月3日)(書き終わった) 11月3日放送「縄文の最先端技術の話」  (ネットにUP予定は11月17日)(書き終わった) 11月17日放送「家畜化の話」  (ネットにUP予定は11月30日)(書き終わった) 12月1日放送「マンモスの話」  (ネットにUP予定は12月16日)(まだ構想もなし、これから書く) ★ラジオ放送が月二回隔週であります。  最初はメルマガを元に原稿を書いてたけど、  今は、書き下ろし原稿です。  それをメルマガに転用するという逆転現象が  最近のメルマガ版「やまねこ通信 E=MC二乗」であります。 ★どうぞお時間のある時に「ラジオ山猫通信」も聞いてみてください。  2009年9月から始まった「ラジオ山猫通信」  どこまで続くんだ?  ここまで来たらいける所まで行ってしまえ!  最近は、トチらずスラスラよどみなくしゃべっているように聞こえます。  慣れてきたのです! ウソです。(笑)  編集で直して貰っているんです。 そのためずいぶん聞きやすくなっています。  決して私のしゃべりが上達したのではありません。  編集がうまくなったのです!(キッパリ) ★私はいつも「やまねこ通信 E=MC二乗」の事が頭の隅にあります。  次回テーマは何にしようかと常に思っています。  「やまねこ通信 E=MC二乗」は、私みかりんを構成している大事な要素です。 ★「やまねこ通信E=MC二乗」では、あなたからの投書を受け付けています。  動物・植物・環境・宇宙・時間・哲学このメルマガの趣旨に合うような投書を  気軽にメールに書いてね。  過去に取り上げた記事からの話題も歓迎しています。 蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹     ★彡★彡★彡★彡★彡『蟹屋 山猫屋』★彡★彡★彡★彡★彡 生まれも育ちも北海道育の“みかりん”が、北海道の味覚を全国の方に広めるために 『蟹屋 山猫屋』を立ち上げました。一級品の道産品をお手ごろ価格でネット販売! 読み物としても楽しめるものを目指しているよ。    登録はここ→ http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/kani/   山猫屋の蟹は冷凍ガニではありません。ボイルしたてを食卓に直送! 蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹    ↑↑↑  私、みかりんのもうひとつのメールマガジン。  北の味覚。海産物。蟹おいしいよ〜。海水ウニもありますよー。  予算はこれくらい。食べる人数はこれくらい。と教えてくれたら、その中で  できる限りのご提案をします!山猫屋の蟹は冷凍物は扱っておりません!  さぁ、タラバ食べたいよう、毛ガニ食べたいようのメールをみかりんに書こう。  タラバも毛蟹も良いのが入荷してきています。  北の食材たちは脂が乗っておいしいです。  この機会に、どうぞ冷凍ではない蟹を!  ご贈答に、山猫屋の海産物を。 それじゃ、今回はここまで。 あなたのお便り待ってます。 daichi-m@phoenix-c.or.jp じゃね。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「差別やじで職失い自宅には投石」というニュースタイトルを見て 「差別や痔で職失い自宅には投石」と読んだ私。(笑) いったいどんな事件なんだと脳内ですごい映像が浮かんだのは内緒。 (ブラジルサッカーで「差別ヤジ」という野次を飛ばす事でのトラブルのニュース) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○ やまねこ通信E=MC二乗 vol.208  2014年10月5日発行 http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm ○発行編集者 みかりん daichi-m@phoenix-c.or.jp ○発行システム: インターネットの本屋さん「まぐまぐ」ID:0000052530 http://www.mag2.com/ ○登録/解除 http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm ○やまねこ通信は、素人みかりんが趣味で発行しているもので、情報の正確さには  まったく自信がありません。引用して弊害が起きても責任は持てないよ。  それから誤字脱字変換ミスは大目に見てね。気を付けるけれどさ。えへ。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━