2016/1/17━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 幽玄の森羅万象の散歩道 動物行動学からの性♂♀の話・動物・植物・環境・宇宙・時間・哲学 興味のおもむくまま“みかりん”の しゃべりんぐ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━目指せ1万部! ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆         やまねこ通信 E=MC二乗                                vol.239 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ こんにちは。 みかりんです。 今年最初のやまねこ通信は、なかなかえぐい話をチョイスしました。 今日のテーマは「子殺し」です。 毎日のように流れてくるニュースには定期的?に、 子どもを虐待の上、または育児放棄して 子どもが亡くなってしまうという痛ましい報道がなされます。 法律や道徳で「イケナイコト」と厳しく律しても事件はなくなりません。 なぜ「子殺し」という事件が起きるのか。 今回はまず動物の話をしていきます。 そしてヒトの話に移っていきます。 現代の法律や道徳の規範のない所では、子育てと子殺しはどうなってるのか。 そして私たちの記憶に新しい最近の「子殺し」のニュースにも触れていきます。 ヒトは動物の仲間なんだね。 なるほど子殺しはなくならない訳だ。と解ってしまう話です。 この話題に興味を持った方は、今回私が参考にした「本当は怖い動物の子育て」という 竹内久美子さんの書いた本を読んでみてください。 超オススメ本であります。 ここに↓バックナンバーがあるよ。『内容一覧』という所をクリックしてみて。 http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm 「ラジオ山猫通信」も、ここから聞くことができます。↑ ━■子殺しはなぜ起こるのかの話━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 生き物は「種の保存や繁栄」を考えていません。 「自分の遺伝子をどうやったら最も効率よく残せるのか」を大前提に行動しています。 親の「投資」に対して、効率の良い見返りはどの選択肢かって事です。 まずパンダの話をしましょう。 パンダは約50%の確率で双子を産みます。 でも母親は1匹しか子育てしません。 これがパンダの繁殖戦略です。 第二子は、第一子が生まれてから数時間後に産まれます。 そして第一子目の子より、驚くほど小さく生まれてきます。 母パンダは、ニ頭生まれても一頭にしか興味を示しません。 見向きもしないんです。育児放棄ですね。 母パンダはもともと二頭とも育てる気はないんです。 母パンダはなぜこんな無駄にみえることをするのか。 その答えは、小さい第二子パンダは、最初に生まれたパンダが無事産まれなかった場合の スペアなんですね。 スペアに本命と同じ栄養を与える訳にもいかないので、ニ子目の子はずいぶん小さく産む ことになるんです。 でも動物園などの保護施設では子どもをすりかえて、 母パンダに預ける子どもは常に一頭にして、二頭とも育てる方向で人間が介入します。 でもね、最初のニ、三ヶ月までは何とか自分自身のお乳だけで二頭を育てることができても それ以降はどうしてもお乳が足りなくなってしまうんです。 人間の介入が入っていますから人工ミルクでその後は補いますけれど パンダは、もともと一頭を育てるようにしかプログラムされていなくて 第二子は本当に第一子に何か不測の事態が起きた場合のスペアなんですね。 で、こんな例もあります。 上野動物園のシンシンが一頭だけ生まれた子を育児放棄しました。 その子はお乳を吸う力が弱かったといいます。 遅かれ早かれ、その子パンダは死んでしまうと母パンダシンシンは本能的に察知して、 お乳をあげたり世話したりという「投資」を早めに切り上げて、 次の繁殖のためにエネルギーを蓄えた方が良いと判断したのではないかという見方です。 いくつかの動物には「着床遅延」という方法をとっているものたちがいます。 クマ、パンダ、アザラシ、アナグマ、カンガルー、コウモリ、ミンク、ラッコなどにあります。 着床遅延って私たち人間には出来ないとても不思議な現象です。 私たちの方法は、受精卵が細胞分裂を始めて細胞が300個くらいになった段階に達すると 子宮に着床します。 着床してできた胎盤を通して栄養を貰って胎児が成長していきます。 着床遅延っていうのは、受精卵の細胞が300個くらいになった状態でいったん細胞分裂を ストップさせて子宮の中を漂いながら、数ヶ月、時には1年近くも経ってから 着床するという現象です。 クマを例にお話してみます。 クマは6月から8月が交尾期ですけれど、メスはこの期間の数週間程続く発情期を 数回、不規則に繰り返します。 メスは交尾期には数頭のオスと交わっています。 だから産まれてくる子が複数いたらそれは異父キョウダイです。 これは産まれた子に免疫のバリエーションをつけるためです。 全滅を防ぐ方法ですね。 交尾した時期が違うのに一斉に産まれてくるのは、着床遅延で受精卵を子宮の中を 漂わせていて、一斉に着床するからです。 それと着床遅延には、秋まで様子見できるという利点もあります。 クマにとって秋は、冬ごもりに備えてドングリやクルミなどたくさん食べる時期です。 そして冬ごもりの最中に出産します。 エサ不足気味なら、せっかくの子どもをうまく育てられないかもしれません。 それならいっその事、受精卵を着床させずに吸収してしまったほうが無駄な「投資」を しなくてすみます。 次の例はシジュウカラです。普通に見られる小さな小鳥です。 シジュウカラは一夫一婦制の鳥です。 ペアは毎年4月から7月の繁殖シーズンに、2回繁殖します。 1回目と2回目とではヒナの死亡率に驚くほどの違いがあります。 1回目のヒナの死亡率は4%なのに2回目での死亡率は47%なんです。約半分! 春早いうちの方が昆虫の幼虫などの良質のエサが豊富です。 でもこの死亡率の差はどうもそれだけが理由ではなさそうです。 調べてみるとシジュウカラの繁殖戦略には驚くべきものがありました。 メスは卵を1日〜2日に1個ずつ、合計で数個、多いときで10個以上産みます。 1回目の、エサがじゅうぶんにある時期には、まず産みっぱなしにしておいて、 最後の卵を産み終わってからようやく抱卵します。 最初の産んだまま放っておいた卵も大丈夫なようです。 で、そうするとヒナはほぼ一斉に孵化します。 だからヒナたちの大きさに違いはありません。 2回目の繁殖は違います。 まずは1回目のときと同じようにある程度の数の卵を産んでから抱卵開始します。 でもその後も1日〜2日に1つずつ新しく卵を産み加えていくんです。 するとどうなるのか。 前半のまとめて抱卵した卵は一斉に孵ります。 その後に産み加えられた卵は順々に孵っていきます。 大きさは不揃いになります。 最後に孵ったヒナは一番小さいです。 シジュウカラ母としては、2回目の前半の卵は1回目と同じ産み方をしても大丈夫と 判断しています。でも季節が進むとそろそろエサ不足になりかけています。 ただどのタイミングでどの程度エサが不測するかは予想できません。 そういう状況で最大限の数の子を残すのにはどうしたらいいのか。 これが後半の産み方なんですね。 親から貰うエサの奪いあいに勝ちやすいのは大きいヒナで、負けやすいのが小さいヒナ。 だからエサ不足になった時の影響は真っ先に小さいヒナに現れます。 犠牲が、一番小さいヒナだけに留まるのか、もう一羽まで及ぶのか、さらにもっとなのかは その時の状況で違ってきます。 こうやってヒナの大きさに違いをつけておくと小さいものから除かれていって 全滅は防ぐことが出来るやりかたです。 こうやってシジュウカラは、得ることができるエサの状況に合わせて、最大限に子を残す 方法を追求してます。 今紹介したパンダやクマ、シジュウカラの例はメスのとった行動です。 次に紹介する例は、オスの「自分の遺伝子コピーを残す」ためにとる行動です。 まずはハヌマンラングールというインドに棲むサルの仲間でその習性が発見されました。 その後、ライオンも同じ習性を持っている事がわかり、ハレムを作る動物にはありがちの 習性と知られるに至りました。 その習性とは「動物は子殺しという行動が遺伝的に備わっていている」っていう事です。 「個体は種の保存なんてまったく考えていない」ということを強烈に示す発見です。 ハヌマンラングールの社会は、1頭のオスが数頭のメスとその子どもたちを従えているという 構造です。 こういうハレムっていうのは、オスがこれと思ったメスを一匹一匹スカウトして 築いたものではなくて、あるオスが、メスと子どもからなる集団と一緒にいた先代リーダーを 追放して群れを強奪したものです。 メスたちには血縁関係があります。 だからリーダーオスはハレムに君臨というよりは、メスと子ども集団にとって 亭主兼、用心棒というような存在です。 リーダーは普段は子煩悩です。 でもハレムの周辺にはいつも若いオスたちがうろついていて、徒党を組んでリーダーの座を 奪いにやってきます。 そして小競り合いがありますが、だいたいは若いオスは逃げていきます。 でもリーダーが衰えてきたと判断すると若いオスグループはリーダーに襲いかかります。 戦いは数日に渡る事もあります。 ここでリーダー交代が行われます。 数頭のグループだった若いオスは、強い一匹だけ残り、他は蹴散らしてしまいます。 そして事件は起きます。 新リーダーが真っ先にする事は、乳飲み子を殺すことです。子殺しが発生します。 新リーダーから我が子を守ろうと逃げ惑うメスたちも、体力差もあって 乳飲み子は次々と殺されます。 でも一週間かそこらするとメスたちは発情期を迎えます。 哺乳類のメスは普通、お乳を与えている間は発情も排卵もしないシステムになっています。 お乳を吸うものがいないとなると発情と排卵が起きます。 メスを責めることはできません。 我が子がいなくなってしまったのなら、次善の策としては、できるだけ早く発情して 新しいオスの子を作る以外に自分の遺伝子コピーを残す道はないんです。 新リーダーを責める事もできません。 もしも、彼が旧リーダーの乳飲み子を殺さずに離乳を待っていたら、 ハヌマンラングールの授乳期間の1年間をずっと待っていることになってしまうんです。 交尾のチャンスを待っていたら、次のリーダー交代劇が起きてしまうかもしれません。 リーダー交代劇は1年〜2年で起きています。 事は急がねばなりません。 ライオンも同じ構造の社会を作っています。 メスと子どもからなる群れを、オスの乗っ取りによって維持していくタイプの社会を 持つ哺乳類は、まず間違いなく子殺しが行われています。 見えない子殺し?もあります。乳飲み子は殺されてしまいますけど、群れのリーダー交代時に 妊娠中だったメスは、流産や早産やまたは吸収されてしまうという現象が起きています。 次の例。タスマニアデビルやブタには産む頭数と乳首の数は合いません。 乳首が足りないんです。産む頭数の方が多いんです。 積極的な子殺しではないけれど、弱い子は死ぬこと前提で産んでいます。 実験動物としてネズミを扱う人が気をつけることは、子ネズミをさわるときに ゴム手を、敷いた藁にこすり付けてからでないと、母ネズミは子どもを殺してしまいます。 知らない匂いが付くという事は危険な場所で子育てをするという事なので、 こんな場所で子育てしても成功しないなら、殺して食べて自分の栄養にして 次の妊娠に備えたほうが良いという判断です。 ゲラダヒヒ、ラッコ、ジリス、バンドウイルカの例などまだまだお話していきたい所だけど そろそろヒトの話をしていこうと思います。 ここからが今回のお話のメインになっていきます。 現代社会のような倫理や制約、罰則のない社会ではヒトはどのように振舞うのか。 「子殺し」がどんな状況で起きるのか。という話の核心になっていきます。 南米のボリビアとパラグアイの国境付近に住むアヨレオ族の社会を紹介します。 アヨレオ族は狩猟採取生活と焼畑農業を営んでいます。 男は妻の家族と一緒に住み、妻の父の権威下に置かれます。 でも完全な母系社会というほどでもなく、父系制が弱いくらいです。 アヨレオ族の中では、女が男と正式に結婚するまでに何人もの男と付き合ったり、 同棲したりするのですけれど、その過程でできた子を信じられないほどの高確率で殺すのです。 ある女は、17歳から22歳の間に6人の男と同棲し、生まれてきた3人の子を殺しました。 24歳の時にようやく正式に結婚すると、その後産んだ4人の子どもは普通に育てています。 また別の女は、6人殺したあとに、4人の子に恵まれてちゃんと育てています。 出産が迫った女は森に入ります。近親の女たちが立会います。 出産は、枝の上に座るか、枝からぶら下がった格好でいきみます。 赤ちゃんは柔らかくしてある地面に産み落とされます。 近くにはあらかじめ穴が掘られています。 もし、子を殺すのであればヒトの手に触れないように転がして穴に埋めます。 子を受け入れるのであれば、穴には胎盤が埋められます。 子を受け入れる、または殺すの判断は当人にゆだねられていて、どんな選択をしても 罰せられることはありません。 その判断のための文化や習慣や掟が存在しています。 アヨレオ族では、生まれたばかりの子を埋めたことがない女はいないといいます。 どういう場合に子を殺すのかという、研究者の問いに彼女らは答えました。 ・父親から確実なサポートが得られそうもないとき。   正式な結婚相手ではない男の、子を殺す理由がここにありました。   でも正式な結婚相手である時も殺すことがありました。それが以下です。 ・奇形児や双子が生まれたとき。   双子の場合はどちらかを殺します。 ・上の子と生まれた子の年が接近しすぎていて、産んだ子を育てると上の子の生存が 危うくなりそうなとき。 生身のヒトがする事だけにひたすら残酷と思えますけど、前半に登場した動物たちの 生態と似ていることがわかります。 そして若い時ほど子を殺す確率が高くて、年をとるにしたがってその確率は下がっていきます。 39歳以上になるとまったく殺さなくなります。 若いときには、まだまだチャンスがいくらでも残されていて、 人生をトータルでみて、いかに子を残すかという観点で考えればいいという考えです。 そういう選択肢がある中で、若くして産んだ子は将来の繁殖のために不利になるという理由で 殺すことも大いにあるんですね。 一方、年をとるにつれて、将来の繁殖のチャンスは減っていきます。 そうすると将来の繁殖のために、今、生まれた子を殺すとか言ってる場合ではないんです。 その後、文明化されていない60もの社会を調べると、 このアヨレオ族の「子殺し」のシステムは決して極端な例ではなく ごく普通の社会であることがわかってきました。 アヨレオ族の場合は、母に子殺しの選択権がありますが、父が実行する社会もあります。 その場合の論点は以下のようになりました。 ・赤ちゃんが男にとって、本当に自分の子かどうか。   不倫での妊娠、別部族の子、前夫の子。 ・赤ん坊の質がどうか。   奇形児、重病の子。   現在の私たちの感情はひとまず置いておいて、生きる望みのない子の世話をしても   やがて命が尽きるなら、別の子を産み育てる選択をした方がより自分の遺伝子を残せる   という理屈です。   奇形や重病の子は、「悪魔の子だ」などという迷信によって殺されます。   でも、たぶん事の本質に(次に託したほうが得)薄々気づいているんだと思います。    ・現在の環境は、子育てに適切かどうか。   双生児、未婚の母、早すぎる出産、子が多すぎる、   家族の支援が受けられない、経済的困窮、母親の死。 やっぱり前半の動物たちの生態と似ています。 次は、ブラジルとベネズエラとの国境付近に住むヤノマミ族の子殺しの仕組みを紹介します。 ヤノマミの集落には年子がいません。キョウダイは三歳以上年が離れています。 もしかして…っていう例です。 2009年にNHKで放映されたドキュメンタリー 「ヤノマミ〜奥アマゾン 原初の森に生きる〜」の取材から。 14歳の少女は年一回の集落の祭りの際に、高ぶる感情のままに複数の男と交わります。 そして父親のわからない子どもを身ごもりました。 ヤノマミの世界観では、胎児も出産直後の赤ちゃんもまだ精霊の状態です。 出産は森で、女だけの立会いの下で行われます。 産まれた赤ちゃんは、母親に抱き上げられて初めて人間となります。 抱き上げられないときには精霊として天に返すことになります。 人間にするか精霊のまま返すかは、母親である少女の判断に任されます。 理由については問われません。 二日間に渡る陣痛の末に産んだ精霊を少女はとうとう抱き上げませんでした。 取材当時、集落では新生児が病気などで死ぬ確率が30%を越えていて、 人間と認められても新生児の3人にひとりは命を落としていました。 でも集落近くに近代文明の「保健所」ができてからは、新生児の死亡率は2%を切るまでに なったのです。 でもね、集落には3歳以上離れたキョウダイしかいません。 どうやら新生児として死亡するケースは減った分、精霊として天に返すケースは 増えているんじゃないかとNHK取材班の人は言います。 現代の私たちの価値観からすれば、ヤノマミ族の振る舞いは衝撃的で残酷に感じます。 でも彼らのルール、掟では、彼らの社会にとって理にかなっているんです。 生まれたばかりの赤ちゃんを「人間」か「精霊」かに分ける判断は母親自身が下して 他者は介在しない。そして精霊と判断しても誰も非難しない。こういう掟があれば、 子殺しについて余計な苦しみを味わわずにすみます。 先に紹介したアヨレオ族の風習と同じですね。 もし、このような選択肢がなかったら、少女は義務として子を育てなければなりません。 生活苦から子育てを放棄するかもしれません。または子を連れて結婚しても その子は結婚相手から虐待を受ける可能性もあります。 子を精霊とみなすことは、悲劇を早い段階で防ぐための優れた仕組みになっているとも言える んです。 もちろん、母親が、産まれてきた子を人間としてきちんと認めたうえで育てるとしたら、 それはただ生まれてきたからしょうがなく育てるというのとは全く意味が違います。 じゅうぶんな責任と愛情を持った子育てとなります。 さて。話しを現代の日本に進めます。 日本で虐待死の児童は毎年50人前後で、ニュースとして報道されるのはごく一部です。 内縁の夫が残忍な方法で虐待して、実母が見てみぬふりするか、または虐待に加担して 死に至らしめて、しかも遺体をどこかに遺棄したというような いかにもニュースになりそうな場合です。 2010年4月〜2011年3月に起きた虐待死の日本の資料があります。 アメリカとカナダの資料もあるのですが、 同じく子どもが小さい時ほど殺される傾向にありました。 以下は日本の2010年4月〜2011年3月の虐待死の資料です。 0歳  23件 1歳   9件 2歳   7件 3歳   4件 4歳   2件 5歳   3件 6歳 0件 7歳 0件 8歳 1件 9歳 0件 続いて、加害者は誰なのか。 実母       30件 実父        7件 実母の内縁の夫 4件 実父+実母 2件 継父 1件 実母+内縁の夫 1件 実母+養父 1件 養父 3件 その他       2件 次は、いつ誰に殺されているのかを、子が生まれた当日と生後1ヶ月未満で。 生まれた当日(0日)  実母    9件             ほか    0件 生後1日〜1ヶ月未満   実母    2件             実母らしい 1件 この段階まではは子殺しするのは実母のみです。 産んだ当日に子を殺した母の年齢をみると、アヨレオ族や現代のカナダでの報告と同じで 日本でも、母親が若いほど子殺しのリスクが高いこともわかりました。 若いほど望まぬ妊娠や経済的な問題が多くて、そして繁殖のやり直しがきくからでしょう。 ところが日本では、女が30代後半になると再びピークが現れます。 しかも殺されるのが第三子である場合が最も多いんです。 この現象は、すでにいる子の生存を確かなものにするために間引きするという考えです。 アヨレオ族とカナダでも、母親の年齢とともに嬰児殺しの確率は下がっていくんですけれど 実は、35歳あたりで一旦ちょっとだけ上がる傾向がみられるんです。 さて、子が生後1ヶ月〜1歳未満になると、実父が加害者として登場します。 実母 5件 実父 4件 そして子が一歳以上三歳未満になると、最大のリスク要因が登場します。 実母の内縁の夫です。(マムズ・ボーイフレンド。母の交際相手) 実母       6件 実母の内縁の夫  4件 実父       2件 実母+実父     1件 実母+実母の内縁の夫 1件  現実の家族では、実の母と実の父が、内縁の夫よりも圧倒的に多いのに、内縁の夫の事件率は 高いです。 そして子が3歳以上になると継母や継父や養父が加害者として登場してきます。 もちろん、継母、継父、内縁の夫という条件があれば即虐待が起きる訳ではありません。 このあたりを誤解しないでください。 まだ記憶に新しいと思いますが、ちょっと前にこんな事件がニュースになりました。 小四のAちゃん(9)が、実母の交際相手(内縁の夫)に日常的に暴力を振るわれ死亡。 暴言を浴びせられ、食べ物も満足に与えず、ベランダに放置されての衰弱死です。 遺体は墓地に埋められていたところを発見されました。 Aちゃんの実母(34)には双子の女児(そのうちのひとりがAちゃん)と、 ひとつ上の姉がいたが、前夫に上の子を預けて双子を引き取っていました。 内縁の夫(38)は事件当時無職で、かつて自分のDVで離婚した際、男児(6)を引き取って います。 この事件は、 ・双子 ・多すぎるキョウダイ ・内縁の夫 ・貧困 ・DV と、虐待のリスク要因があまりに多すぎます。 実母は、虐待を見てみぬふりをしています。 これは、内縁の夫との間に将来子をなすほうを優先させた動物っぽい感覚でしょう。 もちろんそういう意識はなかったでしょうけれど。 もうひとつ、記憶に新しい事件を見てみます。 夏のある日、マンション住人が「異臭がする」と通報します。 警察官がかけつけたときにみたのは、3歳の女児と1歳の男児の変わり果てた姿でした。 部屋はゴミだらけで、エアコンも動いていない、食べ物も飲み物もありません。 ドアには粘着テープが貼られ、 子どもたちは助けを求めることもできないようになっていました。 死後数週間から1ヶ月です。 翌日、ふたり子どもたちの実母B(23)が逮捕されました。 ふたりが死亡した頃、実母Bは、サッカーのワールドカップを観戦し、海水浴をしたことなど とても楽しそうな様子をSNSに書き込んでいたことに、人々の関心が集まりました。 Bの両親は彼女が若い頃に離婚しています。Bは19歳で結婚し、夫も同い年でした。 翌年に長女がその翌年に長男が生まれます。事件当時は三歳と一歳と報じられていますが 年子なんですね。 その後、離婚して幼子の養育は若い母親にひとりにのしかかります。 離婚に際し、とてもひとりで育てられないと 夫や夫の両親に訴えるも聞き入れられませんでした。 周りからのサポートを受けられなかった彼女は、近郊の都市でキャバクラ嬢として働きます。 この頃から育児放棄の兆候がみられて、児童相談所が介入しています。 その後、さらに転居して風俗店で働くようになって育児放棄は加速していきます。 背景には、男の存在がありました。 そして数日に渡って家をあけるようになり、一時的に帰ってはコンビニで買った食べ物を 与えるまでになっていきました。 この事件は、Bの無邪気な容姿と行動のギャップで、強く印象に残っています。 その後、裁判が行われて、懲役30年の判決がおりました。 無期以外の懲役刑で一番重い罪です。現在上告中です。 現代の日本では、これはたぶん相応の刑なのでしょう。 でも、アヨレオ族やヤノマミ族の女たちにこの事件の重さについて聞くことができたら こんな事を言うかもしれません。 「さぁ、これから子どもを産むぞという年齢の女を30年も閉じ込めて、子どもを作らせ ないなんて」   今、頻繁に流れる陰惨な子どもの虐待死のニュースは、私たち人間も動物の一種としての 面を持っているという見方ができるという事でもあります。 私たちヒトも動物の一種。ヒトは遺伝子の論理のもと、手探りでどう振舞うべきかと 葛藤中なんでしょう。 動物はヒトも含めて一貫として「いかに自分の遺伝子を残すか」という命題のもとに 生きているんです。意識していなくても。 条件さえ揃ったら、我が子さえ殺すようなシステムの中で生きているらしいって事です。 でも私たちには「考える」って事もできます。 なんとか遺伝子をなだめすかして折り合いをつけて生きていけたら。 カッなったらまず、ひと呼吸。 ━■みかりんの叫び━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「走婚という見事な制度」 哺乳類は、母と子の結びつきが強いです。 だから母系制社会が基本です。 前々から思っていたんだけど、母系制社会って穏やかでなかなかいいんだよね。 人が暮らして子ども子どもを育てる上で実に多くのメリットがあるんです。 たとえば、若い女が未婚のまま父親のわからない子どもを身ごもって出産しても、 その子は一族の子どもだという事にかわりがないんだよね。 一族で育てるんです。 女が連れ子で離婚しても、出て行くのは男の方なので、子どもはやはり一族の者たちに 保護されます。 女が子連れで再婚、または事実上の再婚をしても、子どもが継父や内縁の夫からの 虐待されるというような問題も、女の一族の監視の目があるためまず発生しません。 女がもし夫以外の子を産んでも、これまた一族の子であることには変わりないんです。 子どもはどうあっても一族に歓迎されるんです。 夫は面白くなくても、妻の一族に押し切られてしまいます。 嫁と姑の確執とか小姑による嫁いじめも、父系制社会であればこそ発生するものです。 母系制社会ではそんなものもないんですね。 このほとんど完璧と思える母系制社会も、重大な問題点がひとつあります。 それは父系制社会の部族との争いに弱いっていう事です。 戦うのは男たちですね。 母系制社会での男たちはお婿さん連合となります。彼らに血縁関係はありません。 父系制社会では、男たちに血縁関係があります。 父と息子、兄弟、従兄弟や叔父、甥といった者たちの連合です。 これは戦ったら結束度といい、勇敢度といい、血縁関係にあるほうが強いでしょう。 だから、哺乳類として最初は母系制社会を作っていても、父系制社会に滅ぼされていったか、 またはそうなる前に父系制にシフトしていったかなんでしょうね。 今の時代にもね、数は少ないけれど母系制社会で暮らしている人たちはいます。 でもね、そこが他の部族が領土にしても意味がないなどの、かなりの辺境の地なんですね。 子を育てるのに良い条件が揃うからといって、母系制社会が現代にそぐわないのでしょう。 でもだからといって、現代社会のあり方が子どもを育てるのにいいかというと、 メイン記事でも扱ったように、ヒトは動物の面があって これもなかなか難しいもんだという事を知りました。 ヒトは一夫一婦、一夫多妻、多夫一妻、多夫多妻など色々試してきた歴史があります。 現代は一夫一婦を導入している社会が多いですけれど、 うまくいってるように見えても、法律でがんじがらめにしてる所をみると、 どれも動物である部分が時々頭をもたげてトラブルが起きるんだね。 何かこう良い方法ってないもんなのかな。 でね、今回参考にした「本当は怖い 動物の子育て」ていう竹内久美子さんの書いた本に 「走婚」って制度が載っていたんです。 この走婚の社会なら、子の虐待だけじゃなく、社会におけるさまざまな問題や、 そこに発生するストレスがほとんど解決して解消されているんです。 あれ?これもしかして完璧かもって思ったんで紹介しますね。 中国の四川省と雲南省の境の標高2700mもの高地に、モソ人とよばれる人々が住んでいます。 モソ人は母系制です。でも男が婿入りするわけでもありません。 モソ人は結婚という概念がないんです。 走婚とよばれる彼らの結婚形態は、夜に男が女の元へと通います。 でも子が生まれても同居しません。 古代日本の妻問婚に似ていますね。 男女の出会いがあるのは、農作業の合間や祭りの時です。 男が女に何やらプレゼントします。女が受け取ったらOKです。 夜、女は花楼という走婚用の2階の部屋で男を待ちます。 男は塀をよじ登って窓から侵入します。 この時、間違った男を招き入れないように合図を決めておきます。 イヌとかニワトリの鳴きまねなどです。 男はどんなに疲れていても、明るくなる前に帰らなければなりません。 子が生まれるとようやく母屋に出入りして、数日なら泊まることも許されます。 でも住むのはNGです。 結婚の儀式も入籍もないんですけれど、子どもが生まれて初めての満月の夜に 「満月酒」という儀式があります。 父の家族(母か姉妹)が、母親の家族を訪問して、村人を招いての儀式で 一応父のお披露目になるんだけど、中心人物である当の父親は参加しません。(笑) そういう決まりなんです。 この後、子どもが13歳になった時に大人と認められる成人式があります。 この時、走婚を始めてもいいとされて、成人式のあと、子どもは父親の実家に挨拶に行きます。 まぁ、ホントはすでに行ったことがあるんだけど、正式な訪問としては初めてなんです。 だから成人式は本当の父はこの人だよって正式に知る機会でもあります。 走婚では別れるのも簡単で、男は女の元に置いてあるわずかな荷物を引き上げるだけでいいし 女は男に「もう来ないで」と告げるか、男の荷物を戸の外に放り出すだけでいいんです。 こうして生涯の走婚の相手は、平均7人〜8人になります。 相手を選ぶのは何を重視するのかというと、女は男に地位や財産を求めることはないです。 その必要はないんです。 産まれてきた子は、自分と血縁者たちが育てるんですから。 では何を基準に選ぶかと言うと、男も女も相手に対してルックスの良さ、人柄の良さ、才能を 求めます。 こんな事を代々重ねると、美男美女でスタイルが良くてスポーツや音楽などの才能に恵まれる ように淘汰されていきます。 モソ人の女は、長期間付き合っている恋人のほかに、 短期間付き合う恋人を持つこともあります。 そんな事情だと、生まれた子どもの本当の父親がわからない事もあります。 でも女とその家系のものたちにとっては問題ありません。 その子はその家系の子であり、家系全体で育てるんですから。 子の養育は、母の他に、母方のオバ、母方のオジなどです。 母方のオジは自身が走婚をしていて、自分の子がよそにいても、一切その実子の養育には 関わりません。 育てるのは自分の姉妹の子である甥や姪なんです。 こうしてみるとモソ人の社会では、子の世話をするのがすべて間違いなく子の血縁者な ことがわかります。 たとえば、男が、女の連れ子などの血が繋がらない子を育てる事は絶対ありません。 でも自分に子どもいるかどうかに関係なく、甥や姪を育てなければなりません。 でも甥や姪は必ず自分と血が繋がっています。 モソ人の社会は母系制です。でも普通の母系制社会と決定的な違があります。 普通の母系制社会では、婿入りした男が我が子ではない子を 騙されて育てさせられるケースがまま起こりうるんです。 周りは妻の血縁者ばかりで押し切られてしまいます。 母系制では子を養育する父が、その子が実子ではない可能性があるという事で 虐待が発生するリスク要因が残っているんです。 でも、このモソ人の走婚では、この問題も解消されています。 母方のオジが父の代わりとなり心強い後見人となってくれます。 父親よりも確実に血のつながりのある母方のオジです。 そして母系制社会の最大の欠点である、集落の男がお婿さん連合になってしまうという 何かあった際の踏ん張りのきかなさがないんです。 集落の男も女も皆、血縁なんです。結束力も抜群です。 モソ人たちは60年代から70年代にかけての文化大革命の時に一夫一婦制を強いられた事が ありました。でもその後政治的な干渉が弱まると、また徐々に走婚が復活しました。 現代では女のもとにバイクで通ったり、合図の動物の鳴き声の代わりに携帯電話で 連絡をとりあっているようです。 環境が変わっても走婚の伝統はそのままなんです。 ヒトの社会は色々だなぁと、今自分がいる所だけが世界ではないと、 まずは感じてもらえればと思って紹介しました。 ━●編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★かつての日本には、双子が生まれると片方を養子に出すという習慣がありました。  これって、双子がどちらもちゃんと育つという優れたシステムだったんですね。 ★やまねこ通信のvol.202の「みかりんの叫び」で、「金魚の小宇宙」と題して  かなりしつこくお話した事がありました。  生物の次世代を残す戦略には大きく分けて2通りあって、  たくさん産んで、放りっぱなしだけど、いくつかが育てばいいやというやり方。  これをr戦略といいます。  もうひとつが、少なく大きく産んで手間をかけて大事に育てる。  これをK戦略といいます。  このr戦略のたくさん産んで放りっぱなしの作戦って、共食いを想定しているねって  よくわかったのが「金魚の小宇宙」の話です。  庭の水瓶で放りっぱなしで生まれた金魚たちは、先に孵化した金魚は  共食いでますます先に大きくなります。  生き物ってのは共食い込みで、そうやって生き抜いて来たんだなぁ。  まずは自分の遺伝子を残すっていうのは、そういう事でもあるんだと、これが本質なんだと  思ったのでした。 ★vol.239の参考にした本      本当は怖い動物の子育て   著/竹内 久美子  新潮新書512      ★ラジオ山猫通信の過去の放送 (2010年1月4日第9回放送〜2015年12月22日第152回放送)が、  パソコン、スマートフォンから聴けます。  http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm  ↑ここのラジオ山猫通信って所をクリックしたら聴けます。  1回〜8回の放送分は聴けません。  あまりにしゃべりがヘタ過ぎて、音源を貰えなかったんです。  後半になるにつれてどんどんしゃべりが上手になっているように聴こえます。  でも、それは編集がどんどんうまくなってきているんですね。(笑)  語るテーマによっては、とてもしつこくて何言ってるかわからないものもあります。(笑)  やまねこ通信ってのは読み物であって語るものではないんだなと思い知りましたよ。  でもラジオでしかやれない事もいろいろ挑戦しました。  どうぞお時間のある時に聞いてみてください。  そして過去のメルマガ版もどうぞ読んでみてください。   ★私はいつも「やまねこ通信 E=MC二乗」の事が頭の隅にあります。  次回テーマは何にしようかと常に思っています。  「やまねこ通信 E=MC二乗」は、私みかりんを構成している大事な要素です。 ★「やまねこ通信E=MC二乗」では、あなたからの投書を受け付けています。  動物・植物・環境・宇宙・時間・哲学このメルマガの趣旨に合うような投書を  気軽にメールに書いてね。  過去に取り上げた記事からの話題も歓迎しています。 蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹     ★彡★彡★彡★彡★彡『蟹屋 山猫屋』★彡★彡★彡★彡★彡 生まれも育ちも北海道育の“みかりん”が、北海道の味覚を全国の方に広めるために 『蟹屋 山猫屋』を立ち上げました。一級品の道産品をお手ごろ価格でネット販売! 読み物としても楽しめるものを目指しているよ。    登録はここ→ http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/kani/   山猫屋の蟹は冷凍ガニではありません。ボイルしたてを食卓に直送! 蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹    ↑↑↑  私、みかりんのもうひとつのメールマガジン。  北の味覚。海産物。蟹おいしいよ〜。海水ウニもありますよー。  予算はこれくらい。食べる人数はこれくらい。と教えてくれたら、その中で  できる限りのご提案をします!山猫屋の蟹は冷凍物は扱っておりません!  さぁ、タラバ食べたいよう、毛ガニ食べたいようのメールをみかりんに書こう。  毛蟹の良いのが入荷してきています。  北の食材たちは脂が乗っておいしいです。  この機会に、どうぞ冷凍ではない蟹を!  ご贈答に、山猫屋の海産物を。 それじゃ、今回はここまで。 あなたのお便り待ってます。 daichi-m@phoenix-c.or.jp じゃね。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 国際的なハッカー集団「アノニマス」。 ごめん、私は「アノニマス」って聞くとどうしても「クニマス」を思い出す。 クニマスって、さかな君が山梨県の西湖で再発見して話題になった魚だ。 アノニマスってマス科の魚かって思ってしまうんですよー。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○ やまねこ通信E=MC二乗 vol.239  2016年1月17日発行 http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm ○発行編集者 みかりん daichi-m@phoenix-c.or.jp ○発行システム: インターネットの本屋さん「まぐまぐ」ID:0000052530 http://www.mag2.com/ ○登録/解除 http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm ○やまねこ通信は、素人みかりんが趣味で発行しているもので、情報の正確さには  まったく自信がありません。引用して弊害が起きても責任は持てないよ。  それから誤字脱字変換ミスは大目に見てね。気を付けるけれどさ。えへ。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━