2019/12/1━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 幽玄の森羅万象の散歩道 動物行動学からの性♂♀の話・動物・植物・環境・宇宙・時間・哲学 興味のおもむくまま“みかりん”の しゃべりんぐ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━目指せ1万部! ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆         やまねこ通信 E=MC二乗                                vol.258 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ こんにちは。 みかりんです。 さて今日の話題は、私にはちょっと衝撃的でした。 世界の見方が変わってしまう話です。 だからタイトルを「世界の見方が変わってしまう話」としたい所だったんですけれど あまりに壮大で漠然としすぎるので「アカシアとアリ、食べられに行くネズミの話」にしてみます。 私たちがこれまで認識してきた世界は、もしかしたら本当の姿とはちょっと違うかも。 世界はもっと厳しく、生き残り戦術とはいえ、ここまでするのかというお話です。 ここに↓バックナンバーがあるよ。『内容一覧』という所をクリックしてみて。 http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm 「ラジオ山猫通信」も、ここから聞くことができます。↑ ━■アカシアとアリ、食べられに行くネズミの話━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 最初のお話の登場人物は、マメ科の樹木の「アリアカシア」と昆虫の「アカシアアリ」です。 名前が逆になっただけでこの2者の名前が似すぎています。(笑) ここでは単に「アカシア」と「アリ」と呼ぶことにします。 アカシアは、3センチもある固くて鋭いトゲを持っていて哺乳類などの動物から身を守っています。 でもこのトゲは昆虫のような小さい生物にとっては怖いものではありません。 そこでアカシアの木は、小さい生物対策としてアリをボディーガードにする事にしました。 まず、アリにとって棲みよい居住空間を提供しました。 アリにちょうど良い大きさの空洞を自分のトゲの根元の部分にあけて ここにアリの女王がやってきて、棲みつき、働きアリたちが産まれ、アリのコロニーが誕生します。 アカシアは、アリたちに食も与えます。 葉や茎にある花外蜜腺から甘くてミネラルたっぷりの蜜を出して、アリたちに与えるのです。 食と住を与えられた働きアリたちは、アカシアの木を守る行動をします。 アカシアに近寄ってくる虫を探すために常にパトロールします。 発見すると素早く攻撃して追い払います。 大きな敵に対しては、集団で襲いかかって毒液を吐きかけたり、毒針を刺したりします。 アリは他の植物からもアカシアを守る行動をします。 アカシアに他の植物のツルが巻き付くとそれを切断します。 また、周りの植物が成長するのを防ぎ、アカシアが日陰にならないようにします。 このようにアリは食と住の恩義を忘れずちゃんと恩を返すんですね。 だからアカシアからアリを駆除してしまうと、アカシアは成長をしなくなり、 1年以内にほとんどが枯れてしまいます。 もう理想的な相利共生。win-winの関係です。 と、ここで話が終わっては、やまねこ通信的じゃありません。 この理想的な共生関係にみえるその裏にアカシアのとんでもない策略があるのを 2005年にメキシコの研究チームが明らかにしました。 だから話はここから始まります。 アリがエサにする植物の液には、ショ糖などの甘い糖分が多く含まれています。 この糖を分解して消化するためには「インベルターゼ」という酵素が必要になります。 だからほとんどんのアリはこの「インベルターゼ」を持っています。 だけどアカシアの木に棲むアリは、このインベルターゼが不活性化していて、 通常のショ糖を消化できなくなっているのです。 つまり、アカシアに棲むアリは通常のショ糖は消化できないにもかかわらず、 アカシアの提供する甘い蜜は消化することができます。 なぜなら、アカシアの提供する蜜にはインベルターゼも含まれているので アリはこの蜜なら消化することができるのです。 という事は、アカシアに棲むアリは、アカシアの木が提供する蜜以外を摂取することができず、 アカシアの蜜に依存した生活を送るようになるっていう事なんです。 怖いのはこれだけではありません。 アカシアに棲むアリの成虫はインベルターゼを持っていない状態だけど 幼虫時代には、アカシア以外の蜜も消化できるインベルターゼは正常に働いているんです。 だけど成虫では不活性化しています。 アリは、いつ大切なこの酵素を失ってしまったのかというと、 それはアカシアの蜜を初めて口にしたときなんです。 アカシアの蜜にはキチナーゼという酵素が含まれいて、その酵素がアリの持つインベルターゼを 阻害していたことがわかりました。 アリはサナギから羽化すると、まずアカシアの蜜を食します。 その一口の蜜で、もう一生アカシアから離れられなくなるんですね。 アカシアの蜜は、まるで毒のようにアリの体中を巡り、 本来持っていたショ糖を消化する酵素を阻害します。 こうして、幼虫時代には持っていた、糖を分解する酵素であるインベルターゼが不活性化して、 もう一生元に戻ることはありません。 アリは、アカシアの蜜なくては生きていけない体にされてしまっているというお話でした。 もうひとつ怖いお話を紹介します。 今回の登場人物はネズミとネコです。そしてちょっとだけ人間です。 ネズミの聴力は、超音波といわれている2万ヘルツ以上の周波数も聞き取れます。 これはイヌやネコより優れている能力です。その優れた聴力で危険を察します。 ネズミの体毛とヒゲは、周囲の振動や障害物を敏感に察知することができて、 すばやく危険な場所から避難して身を守ります。 ネズミは味覚と嗅覚も優れていて、毒エサを仕掛けても、 味や匂いで察知されてなかなか毒エサにかかりません。 つまり聴覚、触覚、味覚、嗅覚に優れていて、警戒心がとても強いのがネズミという動物です。 でもその警戒心が強いネズミが、寄生虫によって警戒心がないネズミになってしまうのです。 その寄生虫とは「トキソプラズマ」という極小の微生物です。 トキソプラズマは、寄生性原生生物の一種で単細胞生物です。 ヒトやネズミを含むほぼ全ての哺乳類・鳥類に寄生してトキソプラズマ症を引き起こします。 この寄生虫はネズミにもネコにもヒトにも感染することがありますが、 ヒトからヒトに感染することはありません。 ヒトが感染するのはトキソプラズマのシスト(膜で包まれた休眠中の原虫)で汚染された動物の 生肉を食べた場合と、感染猫のフンやそれが混ざった土に触って経口感染した場合です。 口から入ったトキソプラズマは、中枢神経系や筋肉内でシストと呼ばれる形態になって 免疫系の攻撃を受けずに生存を続けることができます。 でも、トキソプラズマに感染したとしても健康な人であれば症状は出ないか、出たとしても、 風邪のような軽い症状です。(妊娠中は胎児に影響あり) 世界では3分の1もの人がこの寄生虫に感染しており、日本では約10パーセントの人が 感染していると言われています。 トキソプラズマは人間やネズミなどの中間宿主の体内で生育が終わって生殖をおこなえる段階に なると、最後の宿主であるネコに移動して、有性生殖をおこないます。 トキソプラズマは成長期に体内でお世話になった中間宿主であるネズミから、 ネコの体内に移動しなければなりません。 そのためトキソプラズマに感染したネズミは、ネコに食べられやすくなるような行動を 起しているのが判りました。。 感染したネズミは、ネコに食べられやすいように反応時間が遅くなり、 ネコの尿の匂いに誘われるようにして徘徊し、無気力になり、そして危険を恐れなくなるのです。 聴力、触覚、味覚、嗅覚に優れ、その能力プラス警戒心こそが武器のネズミが、自らネコの前に 食べられに行く行動に出るのです。 最近まで、なぜネズミの行動がこのように変化するのかは謎とされてきましたが、 2009年にイギリスの研究チームがこの謎を解く手がかりを発表しました。 この原虫に寄生されたネズミはドーパミンを分泌して恐怖がなくなり、自信と冒険心をもって 行動し、ネコを恐れず大胆不敵に行動するようになったと考えられています。 トキソプラズマのネズミの行動の操作方法は、宿主の免疫細胞に乗って、 宿主の脳内に移動しているということがわかりました。 宿主側もただ侵入を許すわけではなく、普通は口から侵入した寄生虫や病原菌は宿主の免疫で すぐに排除されて、感染が全身に広がらないようにするのだけれど、 トキソプラズマは、宿主の口から侵入し、全身に広がり、脳を乗っ取るのです。 脳は動物にとって中枢でとても大事な場所なので、脳を守るためにたくさんの関門があります。 アミノ酸・糖・カフェイン・ニコチン・アルコールなど一部の物質しか通さない仕組みが 脳にはあります。 トキソプラズマの脳に侵入する方法は、まだはっきりとは明らかになってはいません。 目に見えないほど小さな微生物であるトキソプラズマは、宿主の行動変化をおこさせ、 自分の都合の良いように操るという非常に高度な技をもっているんです。 最終宿主にたどり着くためネズミの脳を乗っ取り、ネコに食べられに行くように 行動させるトキソプラズマ。相当怖い話です。 ここからもうちょっと怖い話になります。 ネズミを大胆不敵にさせるトキソプラズマに、ヒトが感染したら行動に変化は現れるのでしょうか。 2006年にトルコで発表された研究では、トキソプラズマ感染と交通事故に因果関係があるという のです。 トキソプラズマに感染した証拠となる抗体を持つ人で交通事故を起こした人は、24.3% 感染していないで交通事故を起こした人は、6.5% 2009年チェコの研究チームでは、その差は6倍というデータもあります。 なぜトキソプラズマに感染すると事故を起こしやすくなるのか?  理由の1つとして、トキソプラズマに感染すると反応時間が遅くなるためではないかと 考えられています。 単純な反応時間を測るテストを行ったところ、感染している人々は感染していない同年代の 人々よりも反応時間が遅いという特徴もみられました。 1991年シカゴ大学の研究では、 「普通の人」の感染率は9%で、「キレる人」の感染率は22%で、感染がメンタルに影響を 与えてるのではないかというデーターが集まってきています。 興味深いのが感染がメンタルに与える影響で男女で出る症状が違うことです。 <感染している男性> 集中力の欠如、危険な行動に走る、独断的、猜疑的、嫉妬深くなる傾向 <感染した女性> 社会的で、より知的、友好的で、自分に満足しいる、自信があり、社会ルールを重んじ、 感受性や愛情が豊かな傾向 <感染した男女共通の傾向> 不安を感じる傾向 2018年アメリカの研究チームは別の視点からデータを集めました。 感染と判定された学生は、感染のない学生に比べてビジネス系の専攻を選ぶ割合が1.4倍高く、 ビジネス専攻の中でも会計や財務より経営や起業関連を勉強する割合は1.7倍となっていました。 また国別のデータでも、感染率が高い国ほど、起業活動や起業志向を高める傾向にあることが わかりました。 感染者は起業を妨げる「失敗することへの恐れ」の割合が低くなるからなのだと考えられます。 トキソプラズマに感染したネズミは猫を恐れず、不安を感じず、大胆不敵に行動するように トキソプラズマに感染した人間も似たような感情への作用が引き起こされるのかもしれません。 寄生虫に感染すると人格、性格、感情にまで影響があるのかもしれないとなると、 自分の考え、自分の中で湧き上がる感情は本当に自分のものなのか。 いや、寄生虫込みで自分なのか。 もう何が何やらです。 アリはアカシアの策略でアカシアなしでは生きていけない体にされてしまった事に 気づいていないです。 私たちヒトもアリと大差ないのかもしれません。 ━■みかりんの叫び━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「ヒグマの隣で暮らすということ」 札幌では毎年クマが出没してそのたびに地域ニュースにはなりますが、 出没した地域の人は警戒してね、くらいのもので、「近所の○○公園にクマ出たってさ」 「○○道路を横断してたって」など出没した地域の人の話題くらいにはなりますが それほど大騒ぎはしません。 それが今年8月、札幌市南区の藤野の住宅街に出没したクマは、 全国ニュースになり大きく取り上げられ、射殺という駆除になった結果に対して 全国から札幌市の対応について抗議や反対の意見が600件以上寄せられました。 ほとんどが道外からの非難の声です。 「麻酔銃で眠らせたり、箱わなを仕掛けたりして捕獲して、山に放すか動物園などの施設で 保護すべき」という内容に集約されます。もうちょっと端的にいうと「ヒグマが可哀そう」です。 かつては射殺したクマを横に誇らしげな猟師の写真が新聞紙面を飾ったものでしたが、 時代は変わりました。自然保護、動物愛護の価値観が定着したんですね。 人の意識に変化があっても、昔も今もクマはクマ。 では抗議、反対、非難の声に、ここで反論してみましょう。 【麻酔で眠らせる…無理】 尻に麻酔を撃たれたヒグマは、振り返って反撃しようとします。住宅街でそれをやったら 突進してくる可能性があって現実的ではありません。 麻酔は眠るまでに早くて15分。遅いと3時半。 住宅街で自由に歩き回るクマを相手に射程が数mの吹き矢では危険すぎます。 射程50mのガス銃でも驚いて暴れだして撃ち手に向かってくる事もあります。 【生け捕った個体を施設で飼う…無理】 ヒグマは本来群れず、成獣になれば森の中で単独で暮らします。 野生で育ったヒグマを、飼い慣らしたヒグマの群れの中に入れたら一斉に攻撃され、 殺されてしまいます。 のぼりべつクマ牧場のように、群れで飼うには1歳未満の小さい頃から慣らす必要があります。 だからこういう施設のクマはほとんどが牧場生まれなんです。 だからといって野生のヒグマを個室で飼うとストレスで体調を崩します。 ヒグマは繊細な生き物なんですね。 【山に放逐…無理】 ヒグマはものすごく食べ物に執着する動物です。 有名な「三毛別の羆事件」(https://ja.wikipedia.org/wiki/三毛別羆事件)では ヒグマが襲った人間を食べ、残りを埋めました。 クマが埋めたその残りを村人が掘り起こし葬式をあげていたら、 ヒグマが現れて暴れたエピソードがあります。 これはクマからしたら自分の獲物を横取りされたから取り返しに来ただけなんですね。 人間からしたら恐ろしい事この上ないですけれど。 今年8月の札幌市南区藤野の住宅街に出没したクマの場合、家庭菜園のトウモロコシや、果樹園の プルーンを食べに何度も現れています。 こうなると山に放してもすぐに舞い戻ってきます。 それでは住宅街に現れたクマに対して、駆除以外に現実的にどんな方法があるのでしょう。 【追い払い…?】 追い払いには5段階あります。 1)手をたたいたり大声を出す。 2)大きな音を出す火薬玉を投げる。 3)唐辛子スプレーの噴射。 4)散弾銃で花火弾を発射。 5)散弾銃でゴム弾を発射。 ゴム弾は威力があって効果が絶大なんですけれど、人里は怖いという教育的効果は長続きしない んですね。痛いけれどこれって一時的なものじゃんってヒグマが学習してしまうんです。 結局何度追い払っても出没を繰り返すことになってしまいます。 で、私の知らなかった6番目の方法が11月8日の北海道新聞に紹介されていました。 アラスカで実績をあげつつある方法で、ヒグマを追い払うために訓練されたベアドッグと 呼ばれるイヌによる追い払いです。 ベアドッグの任務は、クマが人里に出没する間際の山中でうなり声をあげ、恐怖心を与えて 「人里に近づくな」とクマに教え込むことです。 新聞では、北海道遠軽町のヒグマ対策と長野県のツキノワグマ対策で ベアドッグを導入して追い払いを模索し始めた事を紹介していました。 ただイヌの育成費は追い払いの収入だけでは賄えず、イヌを管理する担い手も育成する必要も あって、札幌市環境局でもベアドッグの導入予定はありません。 ヒグマによる犠牲者は1972年〜2002年までの30年間で死者17名、負傷者43名と記録にあります。 1962年からはヒグマの捕獲を行う「ヒグマ捕獲奨励事業」が開始され、1980年まで続けられました。 1966年からは、冬眠中のクマや冬眠明けのクマを駆除する「春グマ駆除」が開始されました。 その結果、生息数を減らすことに成功します。 そしてクマによる被害は大きく減らすことに繋がりました。 やれやれです。 でも、今度は北海道の固有種でもあるヒグマが絶滅が危惧されるレッドリストに入って しまうほどに生息数が激減してしまうことになりました。 それで慌てて春グマ駆除は1990年に廃止されました。 現在では予防駆除という形でヒグマが駆除されていますが(2017年の北海道内で5頭) ヒグマに対する考え方は駆除対象から保護対象へと変化しました。 札幌のクマ出没ニュースは確実に増えています。 でもこれは単にヒクマを駆除したとかしないとかだけではなく、人間の暮らしが変わったのも 原因としてあります。 かつては、意識せずともヒグマと人間が距離をとるように働く様々な人間の営みがありました。 里山では、薪や炭の原料として木材が生産されてていて、下草が駆られて見通しがよく、 警戒心の強いヒグマが住宅地や農地に深く侵入するのを防いでいました。 でも現在、手入れされなくなった里山や放置された農地や果樹園には、植物が生い茂り、 特に放置された果樹園には実がなり、ヒグマにとっては身を隠す場所と餌場まである状態です。 そうして里山という緩衝地帯がなくなり住宅地のすぐそばまでヒグマが来ている事に なってしまっています。 ヒグマの生態と保護を研究する道立総合研究機構の野間勉さんはこう言っています。 「ヒグマは人間を映す鏡。無知に対応すると害をもたらす。互いに理解し合えば対応に報いる」 道民はヒグマの隣に住む者です。 ずっと試行錯誤してきた歴史です。 現在も試行錯誤の真っただ中にいて答えは見つかっていません。 その上での札幌市南区藤野の住宅街での駆除だったのです。 どうして1つの駆除のニュースで、札幌市がクマの習性も何もわかっていない道外の人たちから 非難の声を浴びなければならないのでしょう。 可愛いから。可哀そうだから。このふたつの感情はヒステリックに働きます。 それはクマにとってもクマの隣に住む者にも良いことではないのです。 ━●編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★ちゃんと調べてないけれど「やまねこ通信」で一番繰り返し何度も扱っている動物は クマだと思います。 日本で最強最大の陸上動物クマ。 私は道民なのでクマと言えばヒグマで、身近で関心の深い魅力的な動物です。 北海道のヒグマは道南、道央、道東の3つのエリアに分かれて分布しています。 道南のヒグマは、チベット系。 道央のヒグマは、シベリア系(ユーラシア・東ヨーロッパ・西アラスカ) 道東のヒグマは、アラスカ系(東アラスカ)。 札幌のヒグマは道央圏のヒグマです。 実はこの3つのエリアのヒグマは、違う時代に違うルートで北海道に到達した事が DNA解析で判ってきました。 北海道は、3つの系統のヒグマがいる世界的にみても稀な場所なんです。 メイン記事の最後に引用した道立総合研究機構の野間勉さんのお言葉「ヒグマは人間を映す鏡」は クマの隣に住む道民としてまさにその通りと思います。 私はこれからもヒグマ情報に強い関心を持ちながら生活する者です。 ★vol.258の参考にしたサイト&新聞記事&ファイル      デイリー新潮 成田聡子 えげつない寄生生物   https://www.dailyshincho.jp/spe/parasite/   毎日新聞 朝刊  2019/10/29と10/30   北海道新聞 朝刊 2019/11/5/〜11/8   絶滅寸前まで追い込まれた北海道のヒグマの歴史と新世代クマのはなし   https://pettrips.minotake.life/bear-hokkaido/   円山動物園のヒグマ舎の前に置いてあるファイル      ★ラジオ山猫通信の過去の放送 (2010年1月4日第9回放送〜2015年12月22日第152回放送)が、  パソコン、スマートフォンから聴けます。  http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm  ↑ここの右側「ラジオ山猫通信」って所をクリックしたら聴けます。   ★私はいつも「やまねこ通信 E=MC二乗」の事が頭の隅にあります。  次回テーマは何にしようかと常に思っています。  「やまねこ通信 E=MC二乗」は、私みかりんを構成している大事な要素です。 ★「やまねこ通信E=MC二乗」では、あなたからの投書を受け付けています。  動物・植物・環境・宇宙・時間・哲学このメルマガの趣旨に合うような投書を  気軽にメールに書いてね。  過去に取り上げた記事からの話題も歓迎しています。 蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹     ★彡★彡★彡★彡★彡『蟹屋 山猫屋』★彡★彡★彡★彡★彡 生まれも育ちも北海道育の“みかりん”が、北海道の味覚を全国の方に広めるために 『蟹屋 山猫屋』を立ち上げました。一級品の道産品をお手ごろ価格でネット販売! 読み物としても楽しめるものを目指しているよ。    登録はここ→ http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/kani/   山猫屋の蟹は冷凍ガニではありません。ボイルしたてを食卓に直送! 蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹    ↑↑↑  私、みかりんのもうひとつのメールマガジン。  北の味覚。海産物。蟹おいしいよ〜。海水ウニもありますよー。  予算はこれくらい。食べる人数はこれくらい。と教えてくれたら、その中で  できる限りのご提案をします!山猫屋の蟹は冷凍物は扱っておりません!  さぁ、タラバ食べたいよう、毛ガニ食べたいようのメールをみかりんに書こう。  毛蟹の良いのが入荷してきています。  北の食材たちは脂が乗っておいしいです。  この機会に、どうぞ冷凍ではない蟹を!  ご贈答に、山猫屋の海産物を。 それじゃ、今回はここまで。 あなたのお便り待ってます。 daichi-m@phoenix-c.or.jp じゃね。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「還付金(かんぷきん)」と「パンプキン」が似てるのは知ってた。 先日「船箪笥(ふなだんす)」と「フラダンス」が似てるのを発見! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○ やまねこ通信E=MC二乗 vol.258  2019年12月1日発行 http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm ○発行編集者 みかりん daichi-m@phoenix-c.or.jp ○発行システム: インターネットの本屋さん「まぐまぐ」ID:0000052530 http://www.mag2.com/ ○登録/解除 http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm ○やまねこ通信は、素人みかりんが趣味で発行しているもので、情報の正確さには  まったく自信がありません。引用して弊害が起きても責任は持てないよ。  それから誤字脱字変換ミスは大目に見てね。気を付けるけれどさ。えへ。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━