2002/6/10━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 幽玄の森羅万象の散歩道 動物行動学からの性♂♀の話・動物・植物・環境・宇宙・時間・哲学 興味のおもむくまま“みかりん”の しゃべりんぐ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━目指せ1万部! ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆         やまねこ通信 E=MC二乗                                vol.70 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ こんにちは。 みかりんです。 今回の、やまねこ通信は、新しい事を試みてみようと思う。 希望者にもれなく『やまねこ通信 <番外編>』を配信してみようと思い立ったん だ。 詳細は、編集後記の三番目の★に書いてあるよ。 新しく登録して下さった人、はじめまして。  ここに↓バックナンバーがあるよ。『内容一覧』という所をクリックしてみて。 http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm ━■星の距離を計る話━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ すみません。(と、のっけから謝ってしまおう) これからお話するのは、とても面白い話なのですが、どうにも詳細が判りません。 この話を紹介したくて、色々調べてみたのですけれど、どうにも判りませんでした。 でも、うろ覚えでもいいから紹介したいのです。 不備だらけです。ご了承下さい。 17世紀、地球から太陽までの距離が判らなかった。 でも地球から金星までの距離さえ判れば、太陽までの距離は算出できる所まできてい たんだ。 それでなんとかして金星までの距離を知るため、その距離を求める『ビーナス・プロ ジェクト』が発足した。 ドイツ人天文学者ケプラーが、金星が太陽面を通過すると計算したのが1761年。 これは望遠鏡で観測可能な天体現象だ。 それに向けて北極付近と、太平洋の島と、アメリカ大陸と3ヶ所に探検隊が出発した んだ。 観測方法は、視差を利用するもの。 右目と左目を交互に閉じてみると、近くにあるものは見える位置が大きく変わるけど 遠くのものはあまり変化しない、その原理を利用するもので、この方法は現在三角測 量と呼ばれているんだ。 つまり観測する位置によって金星の通過する経路が違ってくるはずで、それを用いれ ば金星までの距離が求められるはず。太陽と金星の接する点の指定方法や金星自体の 直径など、問題はいくつかあったものの、できる限りの精密な計算によって問題点を 解決していけば他の方法よりははるかに正確な測定が可能だと考えられたんだ。 この探検隊は1隊が数十人からなる隊で、数ヶ月から1年をかけて、目指す地点に その当時の最高級最大級の望遠鏡を持って出かけたんだよ。 この観測地点に辿り着くまでに半分以上が絶滅した隊もあったり、現地人に襲撃を受 けて殺されたり、ペストで次々と倒れたり、スパイではないかと疑われて観測地点に 行くのを阻まれたり。 数十人いた隊員は、数人まで減りながらも観測データを持って帰ってきたんだ。 1769年に再び観測チャンスが巡ってきて、それらを元に多くの天文学者が数年かけて 金星までの距離を算出したんだ。もちろん誤差はあったよ。 もっと正確な距離の算出は、1874年と1882年に再び金星が太陽面を通過したとき、写 真技術が発達する時代まで待たなければならなかったけれど。 私は、この話を知った時、科学と冒険が切っても切り離せない時代があったんだ!  という事に感銘を受けたんだよ。 かつて科学は命がけの冒険だったんだ。 旺盛なバイタリティー、未知のものへの飽くなき渇望と冒険心。科学は冒険心に支え られていたんだよ! ちょっと調べてみたら、この時代こういう事は他にもたくさんあったよ。 1735年、地球の形体が赤道方向にふくらんだ扁平である(ニュートン)のか、極方向 に長い楕円体(カッシーニ)なのかの問題に、実証的に終止符を打つために、何年に も渡ってフランスの若者が、当時のスペイン王国のペルー副王が管轄する赤道直下の アンデスの地や極地に、冒険の旅にでているんだ。 もちろんそれは知的好奇心だけの話ではない。政治的な条件がある。 スペインの黄金時代は去っていたもののフランスにとっては、アンデス(現エクアド ル)は異国のスペイン領。 およそ1年後に中南米諸国がスペインから独立するこの時期、経済的社会的不安定期 で、列強との競争、植民地貿易も他国の商人に移ろうとして、本国スペインと植民地 も対立していた時代。 遠征隊の母国フランスも、太陽王ルイ14世の時代は過ぎ、絶対王政の矛盾が表面化 して、半世紀後に起こる革命を予言することができるような状態。 そんな時期にルイ15世が、莫大な費用をかけてペルーや極地に遠征隊を送ることを 承諾したのも、裏には当時に植民地競争が絡んでいたんだ。 測量の現地に当直するまで大西洋を越えて数ヶ月。その自然的条件、政治的条件、 経済的条件、社会的条件。それらを克服しての冒険が科学だったんだ。 日本では、これから50年後、17年の余生をかけて伊能忠敬が日本全土の測量という 大事業を遂行するんだ。 ※金星が太陽面を通過するのは、8.0年、121.5年、8.0年、105.5年…と変則的な周期 で地球から観測できます。 1639年12月の次は1761年6月、その後は1769年6月、1874年12月、1882年12月に金星の 太陽面通過が観測されました。 20世紀には一度も見られなかったのです。次は2004年6月8日に見ることができます。 でも日本では完全に通過し終わる前に日が沈んでしまうらしいのです。もう少し待っ てもいいというなら、次は2012年6月6日です。 ━●みかりんの叫び━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「クローン」 今年4月。アラブの大富豪のクローン人間が年内にも産声をあげるというニュースが 世界中を駆け巡った。 とうとうそういう時代に突入してしまった。 そういう時代が来るだろうという予感と違和感で私は、 2001年2月、「やまねこ通信 vol.11」で、クローン人間特集号を組んだ。 2001年の12月、トラ猫の代理母から三毛猫の赤ちゃんが生まれた。これは世界初の クローン猫。猫の名前はCC(カーボンコピー(複写)の頭文字)。 2002年3月には、仏国立農業研究所がクローンウサギに成功した。 クローン動物は、6年ほど前にクローン羊「ドリー」に始まって、マウス、ウシ、 ヤギ、ブタと家畜を中心に進んでいたんだ。 成功させるには、生殖の仕組みが詳しく判っていて簡単に卵子が得られる環境が必要 なんだよ。だから家畜はその条件を満たしていたんだね。 で、ウサギは家畜ほど研究されていないのに成功したのは、家畜で培われていたク ローン技術によるところが大きい。 量産技術も進歩しているんだ。日本だけで約300頭のクローン牛が生まれているん だ。 クローン家畜はもうそれほど珍しくなくなってきているってことだ。 さて、クローン猫のCCが象徴しているのはその目的の変貌なんだよ。 これまでは家畜中心とするクローンだった。目的は、おいしい肉、よく乳がでる家畜 の量産で、研究費は国などの公的機関が出してきたんだ。 CCは違う。研究費はひとりの資産家が出資。死んだ愛犬をクローンでよみがえらせた いと、多額の資金を大学に提供したんだ。(猫は前段階の実験なのかな) ペットを心の友とする人は多い。ペットが死ぬと仕事などが手につかなくなるペット ロス症候群も知られている。 つまり、金持ちが強く願えば、クローンペットが作られてしまうことをCCは示してい るんだよ。 クローン人間はアラブの富豪がイタリア医師の力を借りて生み出そうとしている。 米国の富豪が大学の協力でクローンペットを作ろうとしている構図は、似ている。 クローン人間の禁止の理由は「安全性が確立されていないから」というのが理由のひ とつ。 それじゃぁ、技術進歩で安全性が確立されたら「ペットがよくて、人間がダメ」とい う理屈が通るかどうか。 ヒトへの応用を阻む技術の壁は、どんどん低くなってきている。 「できる」ことは「やっていいこと」ではないといくら一般論で論じたり禁じても 「できる」ことは「やってみる」という事をしてきたヒト。 ヒトは、今まで直面したことのない岐路に立っている。 と、ここまで書いてニュースが入ってきた。 4月28日(英国紙サンデータイムス) 世界初のクローン動物、羊のドリーを作ったイアン・ウィルムット博士が、これまで 作られたクローン動物すべての遺伝子に何らかの異常がありとみられるとの調査結果 を発表した。 博士は世界のクローン動物を追跡調査したんだ。 「問題が広範囲に発生しており、果たして完全で正常なクローン動物がいるのかどう か」 そして、イタリアや米国医師が進めているクローン人間作りに対し、遺伝子欠損を伴 う危険が大きいと警告。 でも、この方面の動きは止まらない。 妊娠を成功させたイタリア医師は、不妊カップルのためと宣言している。 一方、臓器や組織を再生する医療研究がクローン技術を発展させている一面もある。 米国のバイオ企業は、ヒトクローン胚の作成に成功した。 今後ES細胞づくりを目指すとしているんだ。 5月29日(シドニー28日時事) 絶滅したと見られるタスマニアタイガー(和名:フクロオオカミ)の1866年製の胎児 標本をもとにクローン再生に取り組んでいるオーストラリア博物館は、遺伝子複製に 成功したと発表した。 10年以内にクローンのタスマニアタイガーを誕生させるつもりらしい。 タスマニアタイガーはオーストラリア特有の有袋類の肉食獣で、羊を襲うことから 捕獲が進み、動物園で飼育されていたものが1936年に死亡して以来、生存情報はない んだ。 絶滅動物のクローン再生については、私はやまねこ通信のvol.7「マンモス復活せ ず」で熱く語っている。 そうか。タスマニアタイガーか。マンモスよりはずっといいけど、ここは微妙な所だ な。 ━●ネイティブ日本人の思想(10)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「永遠の循環はエコロジー」 人間を「あの世とこの世との永遠の旅人」として考える世界観は、永遠への信仰が あるんだろうな。 人間は個としては死ぬけれど、種としては永遠に生きるよね。魂の不死という代わり に、遺伝子の不死と言いかえればこのような世界観は現代科学と整合性を持っている のに気付く。 私たちの生命はアメーバーの生命にも通じている。アメーバから現代のヒトまで無限 ともいえる生命がある。私たちの生命には悠久の過去と悠久の未来が含まれているん だ。 私たちの遺伝子は子となり孫となり、またその子となり孫となり、無縁の他人の遺伝 子と交わって生まれ変わって、死に変わって悠久にして果てしない。 生命っていうのはそういう永遠性をはらんでいる。無数の生命の遺伝子の永遠の時間 の中の結果で、今ここに私という命がある。 人間を絶対化して現在を絶対化した現代文明は、こういう永遠性を忘れてしまったん だろう。永遠を持たない人間観は孤独で欲求不満だ。自分の心の中にただ孤独な自分 だけがあり、永遠の輪の中にいないからだ。 もうちょっと平たく言うと、自分の欲望を満たすだけで、この世を住めないようにす るなんて事は、循環の思想の中にいたら出来ないことだ。     地球環境は祖先から譲り受けたものではなく、     私たちの子孫から借り受けたものである 多くの人たちがそう思うことができれば。 ネイティブ日本人の思想を知るにつけ、この思想は、エコロジーで合理的で現代で 今もっとも必要な考え方かもしれないと思ったんだ。 ━▲やまねこ投書箱━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [Cage]  vol.68のやまねこ通信でのクマの話、vol.41でツキノワグマレポートを書いた身と  しても興味津々で読んでいました。  ところで、そのレポートでお話した信州のツキノワグマの捕獲と駆除の話を、  北海道のヒグマの話と合わせてNHKで特集するみたいです。 --------------------------- 上記のような情報をCageさんから得て、去る5月29日NHK「クローズアップ現代」を観 ました。 「駆除か管理か 模索続くクマとの共存」というテーマで軽井沢の別荘地のツキノワ グマと、北海道の道南のツキノワグマのふたつに焦点を当てて番組が構成されていま した。 ツキノワグマとヒグマに共通する事として、全体の総数は減っているのに事故は増え ているという現象です。 人里まで降りてきて別荘地の生ゴミをあさる事を覚えたツキノワグマ。これを捕獲し トウガラシスプレーでお仕置きし、奥山に返す方法を試みているけど、追跡調査で は、町に戻る熊がいる事が判明したんだ。 何度も繰り返す常習犯は駆除することになる。でも駆除したクマの縄張りに、別のク マが入ってきて、やっぱりゴミをあさる。 野生のツキノワグマをゴミで餌付けしていることになってしまっているんだ。 ツキノワグマは、もともと食性は山菜やドングリなどの植物質が中心なんだ。それが ゴミをあさることで、脂ものや甘い物などクマの習性さえも変わって来つつある。 一方、ヒグマ。北海道の渡島半島では、四半世紀ぶりに3人もの死者が発生したので 12年ぶりに今年から春熊駆除に踏み切ったんだ。 もちろん規制がある。対象は成オス熊。これは以前、メスや子グマも無差別に駆除し て大幅に頭数を減らしてしまい、回復が難しくなった経験があるためなんだ。 で、期間を決め成オス熊を対象に駆除をした。 結果は惨憺たるものだった。期間中駆除したヒグマは4頭。その内3頭がメス。 クマを見つけて撃つ咄嗟の瞬間に、オスだろうかメスだろうかと判断できるハンター などいないという事実。 期間を決めたが、例年なら足跡が雪に残って見つけやすい季節なのに、今年は雪溶け が早く足跡から追えなかったこと。 それが4頭という少ない駆除とその内3頭がメスという裏目に出てしまった。 野生動物のコントロールってのは、なかなか思ったようにはいかないんだ。 vol.68で私は > 豊かな森とは、クマのいる森だと思います。 > 豊かな森がある国で暮らしたいです。 と、書きました。その言葉を受けて豊かさについての投稿を紹介。 --------------------------- [口先天風]  価値観であり、活きた背景の違いなのでしょうか。  お金って、全てのエネルギーが一旦「お金」に集約されてその「お金」を使うこと  で次の別のエネルギーへと変わる。  そんなエネルギーの伝達手段としては便利な道具だけど、この「お金」って貯蓄が  出来るのが特長で厄介な部分。  で、いつのまにか「豊さ」=「お金の量」になっちゃう。  学校とかで、もっと通貨についての勉強をさせるべきだと思うけどなっ。 --------------------------- 今、日本が選択しているシステムは資本主義です。 これを押し進めていくと経済至上主義になります。これをもっと極端にすると 拝金主義になります。拝金教ですね。 金持ちが幸福で貧乏人が不幸だという拝金教を信じてしまった所に現在の日本人の 不幸があるんでしょう。 そして権力を持ったものが幸福で、持たない者が不幸であるとか、健康なものが幸福 で病人が不幸という意識がはびこって、平等という名のもとに、身分制度を作って しまっているようだ。 金持ちでも幸福な人もいれば、不幸な人もいる。 貧乏人でも幸福な人もいれば、不幸な人もいる。 「豊さ」=「お金の量」ではないという単純なことが判らなくなってしまっている。 本当の豊かさについて、思い違いをしないようにしなければなりません。 クマのいる森を持つ国に住んでいる豊かさを感じ、維持しなければなりません。 最近、やまねこ通信は、何故かクマづいているね。(笑) 次の投書もクマの話題を頭に色々と。 --------------------------- [ぽん]  vol.68のクマが気を使っている話、あれは涙ぐましく思ったから(いい話だった)  ほんと、人間の目の届かないところで幸せに暮らしてね、っておもうね。  vol.67のトドとアシカの話でね、以前に北海道の土産にもらったトド缶を思い出し  たよ。  トドの絵が描いてあって、大和煮風にしてあるの。  なんか脂が臭くておいしくはなかったけど、缶のコピーが泣かせた。  「トドは漁場を荒らす害獣ですから、それを駆除しています」みたいな。  絶滅危惧種でも、獲っていいエリアなら害獣でもまかり通るんだね。  まぁ、たまたま獲れちゃったもんなら、ありがたく食べればいいだろうと思うけ  ど。  そういえば、ホタルイカも天然記念物として認定されているエリアは捕獲禁止で、  その他のエリアで水揚げして食べるんだってね。  不思議だね。そんななら区切って認定せず、広く捕獲量制限をすればいいのに。  私もシャーマニズムとか原始宗教みたいなモノの考え方が気に入ってて、日本の  神道も元は、八百万の神って考えですべてのモノに神性が宿っているでしょ。  ああゆう考えが好きだ。  すべてのモノに御霊がある。それをあがめ、うやまう。  そういう気持ちを持ち続けていたら、人間はここまで自然を破壊し、いまさらのよ  うに自然を保護するというような傲慢な気持ちはいだかなかったんではと思う。  別に右翼じゃないけれど、日本書紀とかおもしろいと思うけどね。  ああいうことをすべて右傾化と決めつける風潮のほうが危険だと思うな。  そのあたりはやまねこ通信も語ってたけどね。 --------------------------- 私もトドの絵の描いてある缶詰を見たことがあるよ。 食欲がわく絵柄じゃなかったけどね。(笑) トドは世界的に見て絶滅危惧種なんだ。トドは北海道では珍しくなく見ることができ る動物で、体は体長4m、体重1トンもあり、群で暮らし、漁場を荒らすのでかなり深 刻な被害がでているんだ。トドは、網にかかった魚を食べるだけでなく、網をズタズ タにするからね。 でも相手は、絶滅危惧種。音で脅して追い払うしか今のところ手はないんだ。 生活圏が隣接している野生動物との共存は、本当に難しい。 さて。「ネイティブ日本人の思想」については、ぼつぼつ投書が来ていたのですが、 今までやまねこ通信に載せなかったのは、ワザとです。意識的でした。 個別には、返事を書いていたけれど。 それはこのコーナーの最終回である今回が、自然科学の話として締めくくられるから なんだ。この10回目のためにそれまでの9回があったんだよ。 だって科学マガジンなのに怨霊だの悪霊だの鎮魂だのという単語が並ぶのもなんだか ねぇっていう美意識みたいなものがあったんだ。 ━●編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★そうそう、「星の距離を計る話」でこの時、遠征隊が持ち帰った地球の形体の計測 結果はね、南北方向が40km短いという結果。 とても微少ながらニュートン理論の正しさが証明されたんだ。 ★「ネイティブ日本人の思想」は今回でお終いです。 ふぅ。なんとか書きたいところで軟着陸できたぞ。 ねっ! 自然科学マガジンっぽい締めくくりまで持って行けたでしょう! 土着な日本人の生命観は、今風なエコロジーなんですよ。 ★自然科学系マガジン「やまねこ通信 E=MC二乗」の正規枠で、これ以上の突っ込ん だ民俗学系の話はあんまりだと思う。 あんまりだとは思うけれど、これを書き進めるうちに知った「何故日本人は、仏教と 神道の二重構造なのか」とか「あの世観と竜宮城の関係」とか「猛威をふるっていた 一神教から、これからは多神教の時代へ」などの話を、番外編として希望者に もれなく配信しようと思いました。 希望者は、件名を「番外編希望」と明記してメール下さい。 その時、簡単な感想(分野は問わない)を書いてくれると、ちょっと嬉しい。 ★「やまねこ通信E=MC二乗」では、あなたからの投書を受け付けています。  動物・植物・環境・宇宙・時間・哲学このメルマガの趣旨に合うような投書を  気軽にメールに書いてね。  過去に取り上げた記事からの話題も歓迎しています。 ★vol.70の参考文献       「地球を測った男たち」 Libro    フロランス・トリストラム       2002年4月14日付け日本経済新聞       2002年4月29日付け北海道新聞       2002年5月28日付け読売新聞      「日本人の魂」     光文社   梅原 猛        「森の思想が人類を救う」小学館   梅原 猛      「神道の聖典」     すずき出版 ひろさちや+上田賢治 ★次回配信予定は6月20日です。 ★みなさんの中にメールマガジンを発行している方はいませんか?  相互で宣伝しあいませんか?  連絡ください。 実は最近、私、みかりんは、ここで↓働いています。 6月6日にオープンしたばかりのお店です。 蟹を中心に北海道の味覚を全国に広める仕事です。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ◆北海道札幌中央卸売市場発!◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★彡『北の市場座』★彡 http://www.ichibaza.net/index.htm 北海道の台所、札幌中央卸売市場。 朝一番で競り落とした鮮度抜群のうまさを、全国各地にお届け致します。 あなたもご自宅で北海道の味わいをお楽しみください! 今は、オープン記念で夕張メロンを特価で販売中だよ。 やまねこ通信を見て、メロンを買うっていう人には、粗品進呈だいっ。 http://www.ichibaza.net/index.htm の購入フォームから注文して その主旨を私に知らせてね。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ それじゃ、今週はここまで。 あなたのお便り待ってるよ。 daichi-m@phoenix-c.or.jp じゃね。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ サッカーワールドカップで人々が狂喜乱舞する。 私は、いままで狂喜乱舞したことがない。 これからもたぶんしないだろう。ちょっと羨ましかった。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○ やまねこ通信E=MC二乗 vol.70  2002年6月10日発行 http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm ○発行編集者 みかりん daichi-m@phoenix-c.or.jp ○発行システム: ◆インターネットの本屋さん「まぐまぐ」ID:0000052530 http://www.mag2.com/ ◆メルマガ発行サービス「メルマガ天国」ID:3743 http://melten.com/ ○登録/解除 http://www.phoenix-c.or.jp/~daichi-m/yamaneko/yamaneko.htm ○週刊やまねこ通信は、素人みかりんが趣味で発行しているもので、情報の正確さに はまったく自信がありません。引用して弊害が起きても責任は持てないよ。 それから誤字脱字変換ミスは大目に見てね。気を付けるけれどさ。えへ。 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