愛みたいな顔をして
立っている人がいる
その人に手を振ることもなしに
歩き続ける人もいる
行きたい場所なんて
何処にもないけど
帰りたい場所ならある
そんなふうに
思える幸せ
立っている人を通り過ぎて
たどり着いた野原で
つゆくさを摘む
泣きも叫びもせずに
私のせいでつゆくさは
命を終える
その野原に
愛みたいな顔をした人が
やってきて
つゆくさを摘む私を見てる
愛みたいな顔で
じっと見ている
詩トップに戻る
がらんどう図鑑表紙に戻る