あの晩
君は
裸足で
きっぱりと
立っていた

月のない夜で
やたらと星が
たくさん光っていた

草すら見捨てた
その場所に
君は独りで
立っていた

君の両手の
赤いハイヒールが
夜にぼんやり浮かんでいた

寒い夜で
君はしんと
立っていた

あの晩
君の後ろ姿は
どこまでも
どこまでも
正しかった

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