こうやって心は
死んでいくんだな と思う
東京の電車の中

ぎょろりと
眼をみひらいていると
案外小さい
東京タワーが
眼の端に映る

夜の新宿を
少しだけ外れると
あんなに明るかったネオンも
あんなにひしめき合っていた人混みも
なくなってしまって
ぽかんとしてしまう

君の自転車の後ろに
乗せてもらって
夜を行く

二人乗りの自転車は
ガタガタ揺れて
君の肩にのせる手に力が入る
ぽかんとした私の心に
風が吹く



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