こういう時にはこういう運動
(腰痛編)

理学療法士 田口暢秀

(図多用のため少々重めです。ご了承下さい)





はじめに

今回は腰痛のケアの仕方を運動(筋力トレーニングとストレッチングが主になると思うのですが)をご紹介して、そして日常生活での注意点もあわせてお話ししていきたいと思っています。

私たちがよく痛みを感じたり、慢性的に悩まされている身体の部位としては、主に肩と腰ということになります。この痛みについてのメカニズムと原因については諸説さまざまあります。しかし、慢性的な腰痛の原因として例えば次のようなことが挙げられます。




1.日常動作における腰に負担のかかるような身体の使い方

例を挙げて説明しましょう。以下のようなことに気をつけるだけでも十分に腰痛に対するケアはできるのです。




































2.柔軟性の欠如

では、ここでストレッチングの実際を説明したいと思います。ここで注意することは3つあります。1つは痛みをこらえてまで、無理してストレッチをしないということです。息を止めてまで我慢しなければならないようなストレッチは厳禁です。残りの2つは、身体の曲げ伸ばしの際にむやみに反動をつけないということと、各自の部位・目的にあったストレッチを選択するということです。また、ここで重要になってくるのは骨盤の後傾訓練です。これは、お腹に力を入れベルトの部分が床につくようにします。








3.腹筋や背筋の筋力不足(特に腹筋)

ここでは、特に腹筋でも腰痛の方々に最も負担のかからない腹圧の上昇訓練を説明したいと思います。これを十分マスターすれば、先程説明した骨盤の後傾訓練は特に単独では必要なくなってきます。




4.オーバーウエイト

これについては、腹筋などのトレーニングを重ねていただくことのほかに、日常生活においてはさらしなどを巻き、先程説明した腹圧を高める運動を十分に実施することが必要不可欠でしょう。




5.その他

その他の理由として、身体のアライメント(骨配列などのことで、左右の足の長さが違う、骨が曲がっているなど)の不良、睡眠不足や慢性疲労の蓄積などが挙げられます。また、時々見掛けるのは腰自体に原因があるのではなく、膝や足首に慢性的な怪我をかかえ、その負担が腰に来ているという方々です。 これらの理由の場合は、簡単に見つけることはできませんので、専門家の意見を聞くのもいいかもしれません。




引用文献
 ボブ・アンダーソンのストレッチング
  TJ BOOKS 2:Book House HD
 リハビリテーション技術全書第2版
  医学書院
 トレーニング・ジャーナル
  1996年7月号:Book House HD

参考文献
 トレーニング・ジャーナル
  1997年4月号:Book House HD




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