やる気について

講師:作業療法士 石田さえ子



1.はじめに



今日は「やる気について」ということでテーマを選んだんですが、身近でよく使う、特にこういうリハビリの中ではキーワードですよね。「やる気にさえなれば何でもできる」とか、「やる気にならないから治るものも治らない」とかよく聞きますし、耳の痛い人もいるかもしれません。これはリハビリに限らず色々なところで、例えば子供が勉強しないとか仕事などでもよく使われます。今日をお話を聞いて皆さんが帰るときに目がきらきらしてやる気満々になるとは思いませんが、どういうことなのかなということです。

ある分野では、人はどういうときにやる気になるのかというのを研究している人がいます。例えば産業界において、人のやる気が高まれば生産性が上がるといった面でどうやったらいいかとか、教育の分野ですとか、リハビリテーションの世界でも患者さんがやる気にならないことには始まらないという部分で研究がされています。私は作業療法士なんですが、作業療法の分野でも、作業療法から見たやる気とはどういうものかという感じで今ちょっと勉強していて、その中の一部をお伝えできればということでこのテーマを選びました。

例えば何か悲しい出来事があって、やる気が全然出ない状態になるうつ状態やうつ病という病名がつく場合もありますし、脳卒中などで脳のある部分がやられることによって、やる気がでないとか全然何もしようとしなくなるという場合もあります。ただ、今日の話はそういった特別の場合は置いておいて、普通の状態でやる気がどういうふうに影響されるのか話していきたいと思います。




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