今月の旬


また時間が空いてしまいました、すみません
取材は8月、緑のきれいな時期でしたが、今はもう冬、、、
自分の足元を見つめ直す作業の中で、食の素
材から抜け出して建築の素材の現場を尋ねました
切っ掛けはRestaurant MiYa-Vieのオブジェ
北海道出身ではない横須賀さんは身近ではなかっただろうこの素材を見つけ素敵に使っています
昔は建物の基礎やお墓、倉庫に多く見ましたが、、、
札幌軟石、どんな仕事が見られるでしょう?
93回目のレポート、始めます

 

2010年 やっぱり番外かなぁ
「 札幌軟石 」

車から降り
案内された石切り場でその風景と出会った
大きいのだが街中の建築物と違いどこか柔らかだ
山の稜線以外はほとんどが直線なのだが、
柔らかく優しさを感ずる
鳥の声しか聞こえないところで微かにモーターの音がする
眺めていると少しずつ機械は前に進む、少しずつ
レールを正確にセットして
チェンソーが真っ直ぐ下に伸びた様な機械で
レールに沿って石を切る
それでも石に流され真っ直ぐに切るのは難しいという
周辺の様子や音を聞きながら
機械の調子もみながら
時には羽も研ぎ
少しずつ切り出していく

切り出した原石を仕上げる
表面の仕上げで様々な表情を宿す
チェーン挽き、手によるビシャン、
ダイヤ切り、こぶだ出し
ツル目、コタタキ、
機械を使ったビシャン仕上げ
力のいる仕事なのはその屈強な筋肉をみて一目で分かる
技術も手間もかかる仕事だ
磨き上げも
ダイヤモンドを埋め込んだ大きな刃で切るのも
相手は石、力がこもる
 
仕事に使う道具も見せていただいた
見たことに無い使い込まれた道具にワクワクする
切り出された石は仕上げを待つ
その一角には軟石製の窯もあり
パンやピザを想像させられる
他にも吸水性の高い鉢も、、
建材以外の利用もあるのか
面白い素材だ

 

 

今回お話をお伺いしたのは辻石材工業株式会社
札幌軟石採掘加工の村井均部長
強面の印象だが初対面の私にも快く応えてくれた
日に焼けた黒い肌が日々の仕事を物語る
屈強の男たち、実は優しいのだ
そんな村井部長、「石の目」を教えてくれた
ハンマー一つで石を二つに割るのだ
そう力も入れずにカツンとやるとパカッと、
お見事!

素敵な素材がこんなに身近にあった
木も大好きな素材なのだが
軟石の魅力もまたほっておくことが出来ない
帰りには車に詰めるだけの軟石を分けてもらい
事務所で使うことにする
あの窯、欲しいな、
この地の小麦を使い
あの窯でパンを焼いたら
この地の味になるんだろうか
軟石が出来た当時の火山活動はどんなだったんだろう
これからも軟石が出来る様な火山活動があるのだろうか、、、

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