白石ばやしと上手稲
 

上手稲のはじまり

 明治5年、仙台藩白石城主(現在の宮城県)片倉家の家臣、三木勉ら47戸(241人)が集団移住し開拓の鍬を入れ、発寒村から分かれて手稲村(語源はアイヌ語の「テイネ・イー濡れている所、湿地」からきている)を開村し、後の明治7年星置を分離して下手稲村、他を上手稲村と称した。明治9年、心のよりどころを求めて小社を建て「上手稲神社」と公称して神祭りを行なって今日まで開かれて来た土地です。当時神社は、中の川の沢地の一角にあり「宮の沢」という地名もここから生まれました。

おはやし会の設立

 明治9年より数えて120年の記念の年を間近に控えた平成6年、意義深い年に上手稲の歴史をたどり、昔の苦労と偲び、先人たちの功績を称えようと、仙台白石地方に伝わる「白石ばやし」の録音テープを送って頂いて、平成7年より、「上手稲神社おはやし会」と名付けて会員を募集し、練習が始りました。そして平成8年9月15日の、創祀120年記念大祭では15名の小学生が、境内はもとよりおみこしと共に地域各所にて「白石ばやし」の笛・太鼓の音を響かせました。

おはやし会の活動

 現在、星野先生(道央雅楽会会員)の指導のもと、小学校低学年5名・高学年3名・中学生2名・高校生8名・大学生1名・世話人5名の合計25名にて、下記の行事に加え月2回程度(低学年は月4回)の練習を行いながら活動しています。

1月1日 歳旦祭 巫女舞奉納(女子2名)
1月上旬 楽始め 本殿奉納・お楽しみ会
9月14日 宵宮祭 本殿・特設舞台奉納
9月15日 例大祭 本殿・お旅所祭奉納
12月中旬 楽納め 本殿奉納・お楽しみ会
     
 

上手稲神社おはやし会  会員募集のお知らせ

 上手稲神社おはやし会の活動も、地域の皆様の深いご理解とご協力により7年目を迎えました。
 昨年は20名の会員が月2回程の練習を行ないながら、9月の秋祭りでの演奏、12月の納会、1月の楽始め、特別養護老人ホーム慰問等の活動をしてまいりました。
 又、11月には思いがけずもNHK地域特集番組【金曜ひろば640】に地元のサークルとして出演する機会を頂き、生放送に出演した子供たちは大きな思い出を作ることが出来ました。
 今後も「白石ばやし」「まつりばやし」を通じて地域の歴史を見つめ、子供たちの心の中に故郷をつくってほしいと願っております。
 そこで本年度も新規の会員を下記の通り募集いたします。
 おはやし・お祭りが大好きなお子様をはじめ大人の方々の入会もお待ち致しております。

1、 募集対象 小学生・中学生・高校生及び大人の方
(性別・年齢は問いません)
2、 募集人数 10名程度
3、 練習日時 月2回程度 水曜日 16;00〜16;45
(但しお祭りの前はこの限りではありません)
  場所 上手稲神社社務所
4、 入会金等 無料
(笛は貸出し致しますが、ご自分で購入希望の方は実費3千円程度)

申込・問い合せ:上手稲神社
札幌市西区西野290−257  電話 (661)−6233番


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