追分機関区は9600の基地でもありました。特に19670番台の9600には誕生以来50年余りに亘りD50やD51の時代になっても追分機関区から動く事無く歴史を刻んだカマたちがいました。それが19671〜3の3両でした。その時代もやがて終わり、19671が39679と交代で帯広機関区へ転勤、やがて19672や19673も検査切れで廃車となり、追分の入換用9600は次から次と顔ぶれが変わる時代へと突入しました。その50年の歴史を刻んだ中の1両がこの写真の19673です。テンダーの造りが初期型の面影を残す1両です。端梁にリンク・バッファーの名残を残しています。19672の写真も撮影したはずなのですが、見つけることが出来ませんでした。