私が追分機関区で初めて撮影した機関車がこの39697号機でした。この機関車は追分機関区に大正時代から50年来配属されていた19671号機と交換で帯広機関区に移動してきた機関車で、ある意味外様と言える機関車でもありました。この後この39697号機は早い段階で廃車されてしまいましたが、帯広に移った19671号は帯広機関区無煙化まで残り広尾線SLお別れ列車を牽引し愛国駅に保存されました。まさに対照的な2両と言えると思います。
 最近になって気が付いたのですが、この39697号機はパイプ煙突化されている以外に煙室扉周囲の手すりがなく一部に取っ手が付けられているだけと言う変形機でした。
 この場所は今ですと駅構内を跨ぐ跨線橋の少し苫小牧寄りの辺りになります。