C62 3牽引雪祭り臨時列車


 昭和47年に僚機C622と重連で「C62 2さよなら列車」を牽引した後、休車となっていたC623号機ですが、鉄道友の会の延命運動の結果、検査を受けて復活、昭和48年の2月4日たった一日だけ雪祭り臨時列車を牽引して小樽-岩見沢間を往復しました。その後は暫く山線の普通列車を牽引していましたが、結局廃車となってしまいました。しかしその延命運動が無ければ後の復活は無かったのではないかと考えています。
 当時金銭的な問題で山線にも、C622さよなら列車にも行けなかった私は何とか親を説得して岩見沢まで撮影に出かけました。と言っても当然車など持っている筈も無く岩見沢駅から徒歩圏内での撮影を余儀なくされました。そのため煙も迫力も期待できず、それどころか逆光での撮影となってしまいました。これが私のC62との最初の邂逅であったのですが、どうしてもネガが行方不明でプリントからの取り込みとなり、あまり良い写真をお見せできず申し訳ありません。それもたった2枚で重ねて申し訳ありません。
 これがC623が営業列車を牽引して岩見沢に入った最後となりました。


岩見沢駅に滑り込もうとする雪祭り臨。本当に真逆光です。


岩見沢機関区で憩うC623です。なぜか跨線橋から下に降りて撮影した記憶がありません。バカな事をした物です。