岩見沢第一機関区

 岩見沢第一機関区は岩見沢駅の裏にあり、室蘭本線、函館本線、幌内線等の列車を牽引する機関車の一大基地でした。D51,C57,9600型が配置され駅のホームからも沢山の機関車の姿を見ることが出来ました。ここには2〜3度訪れています。今は機関区は廃止されてしまいましたが広い構内はそのままと言う感じで、今でも当時の面影が蘇って来ます。


岩見沢駅のホームを通過してゆくD51234です。釧路に向かう途中に岩一に寄りました。1974.8.12


岩一の機関庫の中のD511118です。1974.8.12


49615です。入換専用に右運転台に改造されており、動力自動逆転器が右側にあります。1974.8.12


岩見沢駅構内を走る69614です。時期的にみると私の流し撮り初挑戦だったようです。1974.8.12


 苗穂から転属してきたC5757です。岩見沢のC57が切り詰めデフに改造された時期に苗穂に居たためか全て切り詰めデフに改造された岩一のC57にあって唯一切り詰めされていませんでした。1974.8.12


 C57135です。この時にはこれが最後のSL旅客列車を牽引するとは予想だにしていません。1974.8.12


車庫の裏で休む2台のD51です。休車のように見えますが、ただ火が入っていないだけです。1974.8.12


 初めて岩一を訪れた時、駅ホームから撮影したD51です。はっきりとしませんがプレートの位置からD51915ではないかと想像されます。1973.2.4


同じく初訪問時、入換作業休息中の49655です。雪山で足回れが見えません。1972.2.4


同じく初訪問時の様子です。ナメクジD51が構内移動中です。1972.2.3


SL終焉も間もなくになった1975.12.1、ストライキで道内の国鉄がストップしていた日にバスで岩一を訪問しました。これが私の最後の訪問になりました。列車が動いていないのですが、機関車の火は落とされること無くいつでも走り出せるようになっていました。しかしこの2週間後に岩一のカマたちは仕事を失ってしまうのでした。ここから先はその12月1日に撮影した写真たちです。


何台ものD51達が再び走る日を待って繋がっていました。


列車が無くても構内では動いている機関車がありました。


入換用に右運転台に改造された9600も元気に走っていました。


はっきりとは見えませんが蒸機が6台繋がってゆっくりと動いていました。やはり先頭は右運転台の9600です。


車庫内のC57135です。この時まだ2週間後にさよなら列車を牽引する事は決まっていませんでした。