農民芸術学校設立準備委員会?
 
  この紙面でもう10年以上にわたり、散々構想というか妄想というか、学校創りの夢について語ってきたが、そろそろ形にしなければならないと思い、ここで話を少し単純にしてみる。校舎はなくとも学校はできるという提言もいただき、やれることを色々とやってきたつもりでもあるが、やはり器=建物がないために十分なことができないということは、はっきりしている。何のために建物が必要かというと、この学校で学ぼうという人が寝泊りできる場所が必要であり、また365日24時間いつでも音楽の練習ができる場所、できればちょっとしたコンサートなんかも開けるような場所が欲しいということなのである。そのような場所を、「えこふぁーむ」の外に求めることも、できなくはないかもしれない。しかし、「えこふぁーむ」は、この学校のために4年前に隣接する1haの土地を手に入れた。だが、その土地代450万円の支払いはまだこれからであり、その期限は来年3月に迫ってきている。私自身は、今までの所有農地3haの借金(限度額一杯8割の1200万円)の返済も続いているので、もうこれ以上の借金も難しいし、子どもの教育費もまだまだかかる状況で、貯金を全部使い果たすわけにもいかない。さてさて、どうしたものか。
 私財をはたいて学校が創れればよいのだが、残念ながら私財より借財の方が大きい。この学校は利益を生むようなものではないから、銀行がお金を貸してくれるはずもないし、国の政策に沿った学校法人でもないから、国もお金は貸してくれない。そうなると、残された道はただ一つ。この学校の趣旨に賛同し、そのような場所が欲しいと思う個人の人たちからお金を出してもらうことだけである。
 というわけで、この学校に出資しようという人々を募ります。出資金の多寡は問いません。金額の多少に関わらず運営にも関わり、利用も大いにしていただきたいと考えています。建物が建つほどお金が集まるかどうか分かりませんが、一緒に夢を共有してみませんか?
 とりあえず、この話に乗ろうという人が3名以上集まった時点で設立準備委員会を立ち上げ、銀行口座を作ろうと思います。農民芸術学校の趣旨やカリキュラムのプランなどについては、ホームページにも載せてありますが、あくまでも構想であって全く固定的なものではありませんから、皆様の意見により、もっとよりよいものに修正して行くつもりです。
 この学校設立に加わってみたいと考えられましたら、Eメールか郵便にて、ぜひとも意志を私までお伝えください。よろしくお願い申し上げます。

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