第16回 士別公演プログラム士別市開拓110年記念事業 北海道農民管弦楽団 コンサート(第16回定期公演)
2010年1月31日(日)13時開場、13時半開演
士別市民文化センター 大ホール
主 催: 北海道農民管弦楽団コンサート実行委員会
共 催: 士別市、士別市教育委員会
後 援: 北ひびき農業協同組合、士別市文化協会、北海道新聞社士別支局、 道北日報社、北都新聞社

■ごあいさつ

  

 北海道農民管弦楽団コンサート実行委員会 実行委員長 武井 祐司


   北海道農民管弦楽団コンサートにお越しいただき、誠にありがとうございます。今回の公演にあたりましては、多くの皆様にご理解をいただき、実行委員会を立ち上げて準備を進めてまいりました。また、士別市をはじめ、多くの団体の共催・後援をいただいてコンサート開催できますことに感謝を申し上げます。
  通称「農民オーケストラ」。農業を生業としている人、農業関係の仕事に従事している人ばかりが全道各地から集まった楽団です。秋の収穫を終え、農閑期に練習を重ねて全道各地で定期演奏会を開催しています。春に種をまき、暑い夏を経て収穫の秋を迎える。豊作に喜び、大地の恵みに感謝する「収穫祭」。それには、楽器を奏で歌を歌う「音楽」がつきものでした。その大切さを現代にも伝えるべく、「農民オーケストラ」は活動されています。
  汗まみれ泥まみれになって働き、大地と共に生きる楽員。一人ひとりが持つエネルギーをここに終結し、どのような演奏を聴かせていただけるのか、楽しみであります。
  ここ士別も農業の街。同じように大地に根を張って日々頑張っている人々がいます。毎日食卓に上がる米や野菜。その先に見えるエネルギーを音楽を通して感じていただければ幸いです。  


北海道農民管弦楽団 代表  牧野 時夫


   本日は、北海道農民管弦楽団演奏会のために足をお運び下さいまして、誠にありがとうございます。このオーケストラは、全道各地の音楽を愛好する農家を中心に、農業試験場の研究員や、農政に携わる人、農協職員、農学関係の教職員や学生など、農業を支える多くのメンバーが集い、農閑期だけに活動するという、とてもユニークなオーケストラです。これまでの16年間、道内各地で演奏会を開催してきましたが、第3回の当麻町より北での演奏会は初めてです。厳寒の地において、1年で最も寒い時期での演奏会になりますが、そんな寒さを吹き飛ばすような、熱い演奏をしたいと思っています。
 北海道はこの数年来、景気低迷から脱することができず、農業も農産物の価格低迷やグローバル化の圧力で厳しい情勢が続いています。しかし、どんな時代になっても食糧生産を担う農業の大切さは変わりません。人間が生きて行く上で最も大切なものを生産しているのですから、先人が苦労して開拓した農地を守り、環境に負荷を与えずに永続的な生産を可能にする努力を求められています。我々農業者は、厳しい現実の中にあっても、家族のためはもちろん、そのような使命感に燃えて土と向き合っているのです。
 北海道農民管弦楽団は、なかなか報われない労働の傍らで、さらに時間をさいて楽器をさらい、農閑期に道内各地から何百キロも移動して札幌に集まって練習をしています。そして、手弁当で道内各地に出かけて演奏会を開くという活動を続けてきました。これは、決して簡単なことではありません。それでも、ここまで続けて来ることができたのは、我々自身がオーケストラ音楽というすばらしい芸術に出会って、その歓びを共有できることに感動し、そしてその感動をより多くの人に共有してもらいたいと強く願っているからです。無論、プロのオーケストラには、技術においては敵うことはないでしょう。しかし、我々でなくては表現できないようなものを伝えることができたならば、これほど幸いなことはありません。
 最後になりましたが、この演奏会のために準備をしていただいた実行委員会、士別市教育委員会ほかの皆様に感謝申し上げます。それでは、ごゆっくり演奏をお楽しみください。


■曲目解説

ロッシーニ(1792-1868)作曲 Gioachino Antonio Rossini 
歌劇「ウィリアム・テル」序曲 "Guglielmo Tell Introduzione" (1829)

   1804年にシラーが書いた戯曲による、ロッシーニ最後の歌劇(といっても彼が37歳の時の作品)の序曲。この歌劇は、スイスの独立運動を描いた4幕5場からなる大作で、序曲もそれに相応しい規模を持ち、オペラ全体を暗示するような4つの部分から成る。弓矢の名手であったウィリアム・テルが息子の頭上に置かれたリンゴを見事に打ち抜くシーンがよく知られているが、オペラ自体が上演される機会は少ない。しかし、序曲は古今東西のクラシック音楽の中でも特に有名で、特に最後の行進曲の部分は、運動会等でお馴染みであるし、現在でも映画やテレビなど様々な場面で引用され使われている。
  ちなみに日本では英語式に「ウィリアム・テル」と言っているが、フランス語またはイタリア語で歌われるので、本来は「ギョーム・テルGuillaume Tell」または「グリエルモ・テルGuglielmo Tell」と言うべきである。また、シラー原作の戯曲はドイツ語なので 「ヴィルヘルム・テルWilhelm Tell」である。
  この序曲は,通常のロッシーニの序曲のようなソナタ形式ではなく、「夜明け」「嵐」「静寂(牧歌)」「スイス軍の行進」という4つの部分から成り、交響詩を思わせるような起伏に富み、標題音楽のような分かりやすさを持っている。
  第1部「夜明け」は、チェロ五重奏にそれ以外のチェロとコントラバス、ティンパニだけが伴奏に加わるだけの編成で、品格のある響きを作り出し、嵐の前の静けさを表現している。
  第2部は、最初に弦楽器で嵐の到来を示す「疾風」が描写された後、全楽器によって「暴風雨」が表現される。この嵐が収まった後、ティンパニの遠雷が残り、フルートの静かな独奏で次の部分に移る。この「嵐」は、圧政を覆そうとした志士たちの愛国心の象徴とも考えられる。
  第3部は一転、静寂を迎えて平和な牧歌になる。牧童の歌に寄り添う小鳥のさえずりのように、コーラングレ(イングリッシュホルン)によってのどかに演奏されるメロディーに、フルートが装飾的なオブリガードを付ける。
  第4部では、スイスに平和をもたらした国軍の行進と民衆の歓喜が描かれる。景気の良いトランペットのファンファーレに続き、有名な軽やかなギャロップ風の行進曲が始まる。中間部では木管楽器が中心となって楽しげな気分を盛り上げ、最後に行進曲が戻った後、興奮を煽るかのようなコーダとなり、歓喜の中で全曲が締め括られる。

ヴェーバー(1786〜1826)作曲 Carl Maria Friedrich Ernst von Weber
アンダンテとハンガリー風ロンド ハ短調  作品35 J.(イェーンス番号)158 (1813)

  1809年にヴィオラ独奏と管弦楽のための曲として作曲され、1813年にファゴット(バスーン)独奏用に書き換えられた。その独特な音色を生かした、やや陰鬱な雰囲気のアンダンテと、軽快で華やかな技巧が見せ場を作るロンドからなり、1811年に作曲された協奏曲とともにファゴット独奏の名曲として広く親しまれている。ファゴットの協奏曲はレパートリーが少なく、ウェーバーの作品はモーツァルトのものと並び最もよく演奏される。また、ウェーバーのアンダンテとハンガリー風ロンドには、ヴァイオリンの独奏曲のJ.79もある。
  今回は、士別出身で札幌中心に活躍している三木多恵子さんの独奏により、ファゴットという楽器の魅力を存分に知っていただければ幸いである。

ビゼー(1838〜1875)作曲 Georges Bizet
  歌劇 「カルメン」" Carmen" (1875)

  オペラ「カルメン」は、メリメの小説「カルメン」を基にして、原典版は音楽の間を台詞でつないでいくオペラ・コミック様式で書かれていた。しかし、1875年パリ・オペラ=コミック座での初演時には不評で、初演から間もなくビゼーが37歳の若さで死去した後に、台詞部分をレチタティーヴォに改作したギローによる版で上演されてから次第に人気を博すようになった。  劇付随音楽「アルルの女」と並ぶビゼーの代表作であるだけでなく、フランス語で上演されるオペラの中で、飛び抜けて上演機会の多い作品。しかし、舞台はスペインであり、ビゼーはエキゾチックな雰囲気を上手く表現している。  自由奔放、今で言うところの肉食系女のカルメンと、ストーカー男ドン・ホセによる殺人事件という悲劇的な結末。とても道徳的とは言い難い、当時としてもかなりスキャンダラスな内容で、相当に物議をかもしたはずだが、その魅力的な音楽によって、数あるオペラの中で、現在でも極めて人気の高い作品になっていて、映画化も度々されている。  そして、これもよく演奏される組曲『カルメン』は、フリッツ・ホフマンが、オペラ各幕の前奏曲や間奏曲から6曲を選んだ第1組曲と、有名なアリアなどを6曲選んで本来の独唱部分をコルネットやヴァイオリンなど色々な楽器にアレンジし直した第2組曲とがあって、本日は、その両組曲の中から5曲を選んで演奏する。

<物語のあらすじ>
第1幕:ジプシー の女工カルメンは、セビリア の煙草工場で喧嘩騒ぎを起こし牢に送られることになった。しかし護送を命じられた伍長ドン・ホセは、カルメンに誘惑されて彼女を逃がす。カルメンは酒場で落ち合いましょうと言い残して去る。
第2幕:カルメンの色香に迷ったドン・ホセは、婚約者ミカエラを振り切ってカルメンと会うが、ドン・ホセに嫉妬した上司ともめ、ジプシーの密輸団に身を投じる。しかし、そのときすでにカルメンの心は、闘牛士エスカミーリョに移っていた。
第3幕:ジプシーの女たちがカード占いをしていたところ、カルメンが占いをすると不吉な結果が出る。密輸の見張りをするドン・ホセを、婚約者ミカエラが説得しに来る。思い直すように勧めるミカエラを無視するドン・ホセに、ミカエラは切ない気持ちを一人独白する。カルメンの心を繋ぎとめようとするドン・ホセだが、カルメンの心は完全に離れていた。
第4幕:闘牛場の前にエスカミーリョとその恋人になっているカルメンが現れる。エスカミーリョが闘牛場に入った後、1人でいるカルメンの前にドン・ホセが現れ、復縁を迫る。復縁しなければ殺すと脅すドン・ホセに対して、カルメンはそれならば殺すがいいと言い放ち、逆上したドン・ホセがカルメンを刺し殺す。

(1)トレアドール(闘牛士)
 第1組曲第6曲(終曲)・・・第1幕への前奏曲前半
カルメンの中で最も有名な曲、途中エスカミーリョの歌うテーマが出てきて、再び行進曲に戻る。
(2)プレリュード(前奏曲)〜アラゴネーズ
 第1組曲第1曲・・・第1幕への前奏曲の後半〜第4幕への間奏曲
 不吉な結末を暗示させるかのような冒頭に続いて、アラゴン(スペイン北東部)地方の3拍子の舞曲となる。カルメンが、カスタネットをたたきながらフラメンコを踊っているシーンが思い浮かぶ。
(3)ハバネラ  第2組曲第2曲・・・第1幕より
 ハバネラは、19世紀に流行したキューバ(首都ハバナ)の舞曲で、当時スペインでもブームになり、のちにアルゼンチンに渡ってタンゴの元にもなった。主人公カルメンは、チェロの奏するハバネラのリズムにのって「恋は野の鳥〜」と歌い、自分に関心を示さないホセを誘惑する。この歌詞はビゼー本人によるものだが、メロディーはスペインの作曲家イラディエールのものを引用し、歌手の求めに応じて何度も書き直したとのこと。後半部分では、カルメンの歌に応じて、「ご用心!」という言葉で合唱の合いの手が入る。
(4)闘牛士の歌  第2組曲第4曲・・・第2幕より
 闘牛士エスカミーリョの歌うパートをコルネット、本日はトランペットで代用して演奏する。
(5)ジプシーの踊り(ボヘミアン・ダンス)第2組曲第6曲・・・第2幕より
 ジプシーは、古くからヨーロッパにいる放浪民族で、ハンガリーやチェコ(ボヘミア地方)からスペインにかけて移動していたが、現在では定着している人も多い。エスキモー(イヌイット)やブッシュマン(コイサンマン)などと同様に差別的呼称とされ、ロマ族と呼ぶのが正式になった。一方、ジプシー音楽という言い方は現在でも広く使われている。  タンバリンが活躍し、テンポはどんどん加速してクライマックスに達して終わる。ロマ族の人たちが野外で激しく踊る様子が目に浮かぶようだ。

シベリウス(1865〜1957)作曲 Jean Sibelius
交響曲第2番 ニ長調 作品43 (1901)

 フィンランドの作曲家シベリウスには番号付き交響曲が7曲ある。成功を収めた第1番には、まだチャイコフスキーの影響が強く残っていたが、第2番ではシベリウスらしい個性がかなり随所に現れてくる。しかし、まだ3番以降のような独自の境地ではなく、古典的なシンフォニーの色も濃く残しており、魅力的な旋律と確かな構成美、巧みなオーケストレーションや劇的な内容によって、7曲中最もポピュラーな作品となっている。それだけでなく、20世紀以降に作曲された世界中の交響曲の中で、最も頻繁に演奏されている曲でもある。北海道は、フィンランドと気候風土が似ているためか、特に愛好者が多く、演奏される機会も多いようだ。我々も以前に第1番を演奏しているが、この第2番も団員の人気が高く、今回初めて取り上げることになった。
 シベリウスは1901年2月から3月にかけて、家族を連れてイタリア へ長期滞在の旅に出て、ジェノヴァ 郊外のリゾート、ラパッロでこの作品の作曲を進めた。厳寒のフィンランドに比べ温暖なこの国を彼は「魔法がかかった国」と評し、スケッチの筆は急速に進んだ。また、この国の様々な伝説や芸術作品も彼の創造力を刺激した。第2楽章の楽想はフィレンツェ での印象やドン・ファン 伝説にインスピレーションを得たと言われる。また、ローマ 滞在中にパレストリーナ の音楽に多く触れ、その対位法技法から多くを学んだ。しかし、彼はこの作品をイタリア滞在中に完成させることはできず、フィンランドに戻ってから1901年末に完成。初演は、1902年3月8日ヘルシンキで作曲者自らの指揮で行われ、直ちに追加公演が行われたほど大成功を収めた。
第1楽章:アレグレット
        寄せては返す波のような弦楽器の音型に乗り、木管楽器の印象的な第1主題が現れ、ホルンが応答する。その後、幻想的なエレジーを弦楽器が奏でた後、木管楽器によって力強いトリルが印象的な第2主題が提示され、第1主題と交錯しつつ展開して、やがて情熱的なうねりとなってオーケストラ全体へと波及する。主題がやや凝縮されて再現された後、最後は潮が引くように静かに楽章を結ぶ。
第2楽章:アンダンテ・マ・ルバート
 ティンパニの静かなトレモロに続き、コントラバスとチェロによる深遠なピチカートに乗って2本のファゴットによって提示される第1主題は、「ドン・ ファンと石の客」から着想されたと言われる憂いを帯びた幻想的なもの。金管による「最後の審判」のコラールの後、ヴァイオリンで提示される安らかな第2主題は、雲の間から光が差してくるような印象的な部分。フィレンツェでインスピレーションを受けた慈悲に満ちたキリストのイメージとも、青く穏やかな地中海のイメージとも言われる。両主題が再現された後にコーダに入り、荘厳のうちにこの楽章を結ぶ。金管楽器の扱い方や、光と闇が交互に出て来て,次第に高揚していく雰囲気には、ブルックナーの交響曲の影響もみられる。
第3楽章:ヴィヴァーチッシモ(スケルツォ)〜レント・エ・スアーヴェ
 弦の急速な動きからなる吹雪のように荒々しいスケルツォ(イタリアの舞曲タランテラにも似る)が延々と続き、全体に発展し炸裂したところで突如流れが止まり、ティンパニの弱音に導かれ、オーボエが旋律を奏でるしみじみとした牧歌的なトリオになる。この雰囲気はスケルツォが再帰して打ち破られ、ホルンが最終楽章の主題を先取りしたフレーズを一瞬浮かび上がらせ、再びトリオに戻る。その後、スケルツォのモティーフの変形を伴いながら、最終楽章のテーマ断片を低弦とホルン中心に徐々に盛り上げて行き、ベートーヴェンの第5交響曲のように、最終楽章に切れ目なく突入する。
第4楽章: アレグロ・モデラート(フィナーレ)
 一気に霧が晴れ、澄み切った青空のような開放感に溢れる。弦楽器の伸びやかで力強い第1主題にトランペットが勇壮に応え壮麗に盛り上がった後、徐々に静かになり、低弦がうごめくようなオスティナート(同じ音型の繰り返し)の伴奏に乗って、木管楽器が静かでもの悲しげ、それでいて内なる力を秘めた第2主題を互いに呼び交わして行く。その後、2つの主題がドラマティックに展開して次第に高揚し、じわりじわりとエネルギーを増し、ついには長調に転じ、最後には管弦楽全体が朗々と力強く鳴り響いて、勝利の賛歌を歌い上げる
この曲については、当時ロシアの圧制からフィンランドの解放を願う気持ちを表現したものとも理解されたようであるが、シベリウス自身はそのような具体的なイメージの存在を問われて、それを否定した。言葉を用いない純音楽では、聴くものそれぞれが、それぞれの感じ方でイメージすれば十分なのかもしれないし、もっと心の内面を表現したかったのかもしれない。いずれにしても、長く暗い冬を乗り越えた先に、ようやく暖かい春を迎えることができる、フィンランドと同じ、そういう厳しい北国に住む我々にとっては、このシベリウスの音楽には非常に共感できるものがある。
 この曲は、決して演奏の易しい曲ではないが、2管編成(同じ種類の木管楽器が2本ずつ)という古典的なオーケストラの規模でありながら、マーラーやブルックナーのような3管以上の大編成の交響曲にも負けない迫力を持っているし、弦楽器、木管楽器、金管楽器、打楽器(ティンパニのみ)の各パートが、各々その特色をいかんなく存分に発揮することができるという意味においても、演奏者にとって、とりわけ演奏しがいのある曲であるとも言える。

■出演者プロフィール

指揮 : 牧野時夫     1962年大阪府生まれ、山梨県で少年時代を過ごす。4歳よりヴァイオリン、ピアノを習う。北海道大学農学部卒業、同大学院修士課程修了(果樹蔬菜園芸学)。北海道大学交響楽団、北海道交響楽団、山梨交響楽団でコンサートマスター、岡山交響楽団でアシスタント・コンサートマスターを務める。
  本州のワイン会社にてブドウの栽培・育種の研究後、1992年余市町に有機農園「えこふぁーむ」を開設し、ブドウを中心に数百種類の果樹・野菜を無農薬栽培。1994年日本有機農業研究会の仲間と共に、北海道農民管弦楽団を設立、同代表・指揮者、作・編曲も行う。余市室内楽協会代表・コンサートマスター、CFバロックアンサンブル・コンサートマスター。また小樽室内管弦楽団との共演、学校や施設でのコンサート等、道内各地で年間20回以上の演奏活動を行っている。
 北海道有機農業研究会運営委員、しりべしなんでも百姓くらぶ会員

ファゴット独奏:三木多恵子   士別市出身。北海道教育大学札幌校芸術文化課程音楽コース卒業。フィンランド国立シベリウス音楽院に交換留学生として一年間在籍。留学中、ソロリサイタルを開催。同大学卒業演奏会、札幌市民芸術祭新人音楽会、kitaraのサマーコンサート等多数出演。旭川市新人音楽賞受賞。現在は札幌を中心に演奏活動を行っている。これまでにファゴットをJ.サルッカ、坂口聡、コントラファゴットをE.スオマライネン、室内楽をI.マンスネルス、内田輝の各氏に師事。

■出演者

指揮 牧野 時夫(余市)

第1ヴァイオリン
*野村 聡(千歳)
井坂 有美子(札幌)
栗島 和巳(札幌)
高橋さおり(札幌)
橋田 栄(札幌)
林 ひかる(札幌)
古谷 甫(小樽)
松原 寿晴(札幌)
水谷 侑子(札幌)
村松 由美子(札幌)
山口 夏樹(札幌)

第2ヴァイオリン
*山本 芳幸(札幌)
石川 真滋(池田)
北市 不二佳(小樽)
久保田 睦(札幌)
舘巖 晶子(余市)
高橋 幸治(当別)
中岡 亮子(余市)
廣田 洋子(小樽)
山口 美緒(札幌)
山口 奈緒(札幌)
山本 智美(札幌)

ヴィオラ
  *清水 友紀子(札幌)
清水 三佐子(小樽)
菅井 琢哉(帯広)
高嶋 恵子(仁木)
花本 威士(札幌)
福田 淳(札幌)
古谷 洋子(小樽)
川原 信太(江別)

チェロ
*石埜 正穂(札幌)
岡村 篤(札幌)
越智 恵美子(札幌)
椎名 拓海(江別)
平野 令緒(札幌)
二川 俊哉(富良野)
村上 朋広(札幌)
吉田 幸司(浜頓別)

コントラバス
*西野 和秀(札幌)
石橋 明浩(札幌)
堀澤 真美子(札幌)
茂垣 匠(江別)

フルート/ピッコロ
*桜庭 麻由子(北広島)
鎌田 えりか(夕張)
広瀬 久美子(鹿追)
寺島 隆司(余市)

オーボエ/コーラングレ
*菊池 真哉(沼田)
 石田 浩子(小樽)
桜庭 基人(北広島)

クラリネット
*稲川 裕(南幌)
伊藤 章博(札幌)

ファゴット
*皆木 友和(北広島)
高嶋 孝寛(仁木)

ホルン
*助乗 慎一(岩見沢)
牛嶋 雅文(中富良野)
岡村 雄一(札幌)
藤田 勉(中富良野)
奈良 匡己(網走)
皆木 真利子(北広島)
笠 小春(札幌)

トランペット
  *佐藤 導謙(下川)
奥村 理(共和)
金田 勇(札幌)
川合 拓男(芽室)

トロンボーン
*鎌田 利郎(夕張)
浅田 真(音更)
奈良 正浩(礼文)

チューバ
*乙部 裕一(北斗)

パーカッション
*溝延 学(岩見沢)
近田 亜佐子(札幌)
広瀬 篤(鹿追)
山谷 祐介(札幌)

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