有機農園「えこふぁーむ」の概要 

 生態系(エコシステム)を尊重した有機栽培(無農薬・無化学肥料)を大原則とし、えこふぁーむ(Makino Ecological Farm)と命名しました。単に安全で美味しい食品を生産することを目的とするのではなく、経済効率のみを優先する近代農業に対抗して、すべての生命を尊重して環境と健康に配慮し、自給的かつ共生的な社会を目標にした実践運動としての農場です。有機農業を行うためには、有機物を循環させたり動植物の相互作用を有効に利用した生態的栽培を行う必要があることとはもちろんですが、消費者との有機的なつながりをも重視しなければ経済的にも成立しません。大量生産・大量消費とは正反対の等身大の農業を心掛け、多品種少量生産に徹しています。農業と芸術の融合を目指して、「農民芸術学校」開校準備中です。北海道農民管弦楽団事務局もやっています。

設立:   1992年4月    面積:  4.0ha
所在地: 〒046−0002 北海道余市郡余市町登町1178
代表者:   牧野 時夫
電話/FAX:  0135−22−7431
メール:  m-ecofar☆phoenix-c.or.jp(☆を@に変えてください)
ホームページ:  http://www.phoenix-c.or.jp/~m-ecofar/
郵便振替口座: 02700−0−27139 (加入者名:牧野時夫)
栽培品目(2011年現在):
  • 露地ブドウ 100a (キャンベル、ポートランド、スチューベン他20数品種)
  • ハウスブドウ 15a (ブラック・オリンピア、ロザリオ・ビアンコ他60数品種)
  • ワインブドウ 10a (ケルナー、ヤマブドウ交配種ほか10数品種)
  • リンゴ 25a (ハックナイン、北斗、紅玉ほか10数品種)
  • サクランボ 20a (佐藤錦、天香錦、南陽ほか10数品種)
  • ナシ 10a (グランド・チャンピオン、ブランディワイン他10数品種
  • プラム・プルーン・モモ・ウメ・アンズ10a (大石早生、あかつき他10数品種)
  • ベリー類 10a (ラズベリー10数品種、ブラックベリー数品種、カーランツ数品種、ブルーベリー数品種、ハスカップ数品種)
  • ナッツ類 10a (クリ数品種、クルミ、ヘーゼルナッツ、ギンナン)
  • イチゴ 10a (北えくぼ、けんたろう)
  • アスパラガス 5a (ポールトム、グリーンタワー)
  • カボチャ 15a (雪化粧、メルヘン、プッチーニ他)
  • ジャガイモ 10a (キタアカリ、男爵、メイクイーン、インカ三兄弟)
  • その他野菜・ハーブ類 40a (キャベツ・ナス・バジルなど数10品目)
  • ハウス野菜 2a (パプリカ、ミニトマト各種)
  • 麦・雑穀・豆類 35a (小麦、ライ麦、大豆、花豆ほか)


合成農薬は全く使用せず、天然の農薬(木酢液)も、原則的に使用しません。リンゴについては、石灰硫黄合剤を休眠期に1回散布しますが、生育期間には全く資材を散布しません。パラフィン紙の袋掛けのみ行っています。肥料は果樹・野菜を問わず、自然卵養鶏の鶏糞を中心に、各種有機質肥料を使用し、果樹においては雑草草生による土作り、野菜においてもある程度雑草を生かした輪作・間作体系を主体にしています。堆肥は厩肥なども用いますが、雑草・作物残渣を中心にして作っています。
 販売方法は、ワインブドウ以外は9割以上消費者への直売(宅配便で全国発送のほか、小樽での定期的な野菜市など)で、一部自然食品店やレストランなどに卸しています。農産物の案内のためだけでなく、消費者に広く農業についての理解を深めてもらうために、「えこふぁーむ・にゅーす」を毎月発行しています。郵便振替口座に1500円お振込みいただければ毎月郵送いたします。メール発送は無料です。
 将来的には、家畜を飼い農園内での有機質循環を行い、現在トラクターで行っている草刈りも家畜に任せたいと思っています。研修生も受け入れています。

 写真(左上より) 1.えこふぁーむ前のコイの池
    2. 魚のアラと雑草、腐葉土での堆肥つくり
    3.野菜畑(右側はブドウ棚)
     4.袋掛けをしたリンゴと、マルチをしたカボチャ
    5.ブドウの房つくり
     

>>>>Tena.jp.com「農と食」に紹介された「えこふぁーむ」

余市シリパ岬に二度沈む夕陽ニッカウヰスキー余市蒸留所
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