札幌厚生病院、旭川厚生病院、札幌共立五輪橋病院、恵佑会札幌病院、洞爺温泉病院、北見赤十字病院、函館おしま病院、札幌ひばりが丘病院
特定非営利活動法人日本ホスピス緩和ケア協会では、全国のホスピス・緩和ケア病棟で行われている質向上の取り組みを評価し、認証する制度をスタート。今年初めて認証を行い、全国の正会員320施設のうち161施設(50・3%)が認証を受け、北海道でも正会員18施設中10施設(55・6%)が認証を受けました。同協会が評価する質向上の取り組みとは、
(1)施設概要・利用状況調査への取り組み…「質の管理」=協会が毎年行っている臨床指標を含む「施設概要・利用状況調査」に回答し、調査結果を協会のホームページを通じて社会に広く公開します。社会からの信頼を得ることにつながります。
(2)自施設評価共有プログラムへの取り組み…「質の向上」=2016年度から協会が行う「自施設評価共有プログラム」を2年に1回(隔年)実施します。「自施設評価共有プログラム」は、多職種で自施設の評価を行い、多職種の話し合いを通じて自らケアを見直し、問題点を見つけて、ケアの質を改善していこうとする自らを律する取り組みです。
(3)第三者評価、遺族調査への取り組み…「質の評価」=協会加盟施設は、第三者からの評価として公益財団法人日本医療機能評価機構の緩和ケア機能評価、または遺族による評価(J‐HOPE)を受けてください。第三者や遺族からの評価を謙虚に受け止めて、さらなる質向上を図っていくことにより、社会からの信頼を得ることができます。
―の3点。今年認証を受けた施設が5月の同協会北海道支部年次大会シンポジウムで発表した取り組みと併せて、その他の同協会加盟病院(認証を受けた病院、これからの病院)の取り組みも紹介し、緩和ケア病棟の質改善について考えます。
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