北海道医療新聞社

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看護職向け月刊誌:ベストナース

7月号

特集

病院看護師が訪問看護ステーションで研修

訪問看護ステーション出向支援事業の取り組みと成果

 2025年とその後を見据えた社会保障制度改革が進む中、「ときどき入院、ほぼ在宅」を視野に入れた地域包括ケアシステム構築において、病院と在宅の看看連携の充実は一つの鍵となっています。
 公益社団法人日本看護協会では、2015年度から病院看護師が地域の訪問看護ステーションに出向する事業に取り組み、退院支援・在宅療養支援に向けた意識の変化など、大きな収穫を得ています。北海道においても公益社団法人北海道看護協会が道の委託事業として2018年度から出向支援事業に取り組んでおり、昨年度は3圏域5施設で事業を展開。出向した看護師がさまざまな学びを得て自施設での活動に活かしています。同事業は、病院と訪問看護ステーション双方にとって有益となり、互いがWin Winとなる関係のもとで事業が展開されることを目指しており、そうした関係の構築が地域の医療・看護・介護を創り、守ることにつながっていきます。
 本号では、北海道における事業の概要を紹介するとともに、出向支援事業に参加したNTT東日本札幌病院と灯-あかり-訪問看護それぞれの管理者の方に事業の成果と展望についてお伺いしました。



北海道初開催!日本看護協会通常総会、全国職能交流集会ダイジェスト

 公益社団法人日本看護協会(福井トシ子会長)は6月6日、7日、函館市の函館アリーナで2019年度通常総会並びに全国職能交流集会を開催しました。北海道では初めての開催です。全国から代議員、会員など約2700人が参加。冒頭あいさつに立った福井会長は、国の社会保障制度改革が進む中、「あらゆる場、あらゆる人に対する良質な看護の提供が求められている」と述べ、医療と生活の両方の視点を持つ看護職の活躍に期待しました。また、2020年末まで世界各地で展開されるNursing nowキャンペーンへの協力も求めました。総会では、「看護基礎教育制度改革の推進」「看護職の働き方改革」などの4つの重点政策を決定。翌日の全国職能交流集会は、3職種が同一会場で開かれ、「地域包括ケアをデザインする看護職の連携」をテーマにシンポジウムを実施。保健師、助産師、病院・訪問看護ステーションの看護師の発表を通して地域連携、看看連携の深化へ、実践等を共有しました。通常総会・全国職能交流集会をダイジェストで紹介します。



第23回北海道抑制廃止研究会 石垣靖子氏講演

 北海道抑制廃止研究会(田中かおり会長)の第23回研究会が札幌市内で開かれました。テーマは「ケアの力を結集し、かなえよう!その人らしい豊かな日常」。北海道医療大学名誉教授の石垣靖子氏が講演したほか、病院、高齢者ケア施設から実践発表が行われました。うち、本号では、石垣靖子氏講演「人権と尊厳を護るケアのちから―高齢者・障碍者に焦点をあてて」の一部を紹介し、身体抑制のないケア創造へのヒントを学びます。



■2019年度を展望した看護戦略〜看護部長に聞く PART2
北海道大学病院、市立札幌病院、新さっぽろ脳神経外科病院
■北海道助産師会 総会
■2019年 認定看護管理者会 北海道ブロック研修会


【連載】
●エッセイ「カンフォータブルからのメッセージ」 第2回
カンフォータブル・ケア考案者 旭山病院看護師長 南敦司氏
●「看る」ということ〜看護師の私は何をする人ぞ 第4回
株式会社N・フィールド 居宅事業本部 教育専任室 精神看護専門看護師 中村創氏
●根室管内の訪問看護ステーション紹介 第2回
訪問看護ステーション根室
●気軽に 楽しく コンチネンスカフェ 第39回
●回想法で楽しくやさしく〜心療回想法の理論と実際〜
-日本回想療法学会 小林幹児会長- 
第178回 認知症は「共生」と「予防」
●誌上看護研究発表
NTT東日本札幌病院「特異的経口耐性誘導(SOTI)を受ける子どもの思い」
●ナースの暮らし応援ガイド「ヨガでリフレッシュ(61)」
トータルバランスリポ主宰 池田清美さん
●リラックス・タイム〜日本茶トピックス
[日本茶インストラクター 玉木幸男氏(お茶の玉翠園)]
●ニュースBOX
●ブックレビュー
●インフォメーション

【グラビア連載】
●3年目の決意−日々の成長が組織のチカラに−
第40回 JCHO札幌北辰病院
●Pick Up トレンド(東急ハンズ札幌店)
-最新・おすすめ〔暑さを乗り切る〕グッズ-
●エンタメガイド[映画・DVD・イベント・音楽情報]
●お取り寄せ[食べる豆ジュレドレ(十勝ヒルズショップ)]

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