北海道医療新聞社

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看護職向け月刊誌:ベストナース

8月号

特集

市立札幌病院の実践より

コロナ禍における新たな研修スタイル模索

人材育成に待ったなし、3密を回避し学習機会確保

 新型コロナウイルス感染症により院内研修の中止や規模の縮小が強いられるなど、病院等各施設の苦悩が続いています。新卒者研修や医療安全研修など人材育成に欠かせない研修は「待ったなし」で適宜実施していくことが求められ、コロナ禍において感染拡大防止策の徹底と職員の学習機会確保の両立は頭を悩ます大きな問題となっています。こうした中、感染症指定医療機関として新型コロナウイルス感染者の治療を続けている市立札幌病院(向井正也院長・千葉美恵子看護部長、672床)では、研修委員会が作成した研修開催基準をもとにこのほど令和2年度シミュレーション教育指導者研修を実施。プログラムの変更をはじめ、演習はグループワーク形式を避け個室等に移動した個人ワークで実施するなどさまざま工夫を凝らしながら、職員の学習の場を提供しました。今後も続くことが予想される「コロナとともに生きる」時代において、研修をはじめとしたさまざまな事業をどう継続実施していくか。市立札幌病院の実践から学びます。


コロナ禍の中、 妊産褥婦・子どもを守る

一般社団法人北海道助産師会 高室典子会長に聞く

 新型コロナウイルス感染症により、妊産褥婦を支える助産師の業務にもさまざまな影響が出ています。妊娠・出産・育児において精神面を含めた多面的なサポートは重要ですが、コロナの影響で子育てに強い不安を抱き「コロナ鬱」になる母親も増える傾向にあるといいます。本号では、一般社団法人北海道助産師会の高室典子会長に、コロナ禍における妊産褥婦の現状、助産師会の取り組みなどについて話を伺いました。


4月に開業した訪問看護ステーションの奮闘

訪問看護ステーショングロース(札幌市中央区)

小児から高齢者まで人工呼吸器装着患者を積極的に受け入れ予定

 人工呼吸ケアを一つの強みとして今年4月に札幌市中央区にオープンした株式会社進幸 訪問看護ステーショングロース(岩間旭所長)。新型コロナウイルス感染症対策で国の緊急事態宣言下での門出となり、営業も思うようにいかない状況が続きましたが、「在宅での生活の質を高めるケアを提供したい」という思いのもと、土日祝日の受け入れを積極的に行うなど地道な努力を重ねており、利用者の数も徐々に増えてきています。


■2020年度の看護を展望〜続・看護管理者に聞く
市立釧路総合病院、市立根室病院、JCHO札幌北辰病院、聖ヶ丘病院、岩見沢市立総合病院
■令和2年度 北海道看護協会通常総会(概要)その2
■コロナ禍の中で地域を守る〜訪問看護の実践より その2


【連載】
●気軽に 楽しく コンチネンスカフェ 第52回
●地域をつなぐ〜ベネレイトの実践より 第39回
●回想法で楽しくやさしく〜心療回想法の理論と実際〜
-日本回想療法学会 小林幹児会長-
第191回 高齢者独居とフレイル
●誌上看護研究発表
岩見沢市立総合病院「デスカンファレンスに参加した看護師の体験」
市立根室病院「A病院における変則2交代制勤務の導入」
市立釧路総合病院「慢性心不全終末期患者における意思決定支援についての考察〜アドバンスケアプランニングの視点から振り返る〜」
札幌医科大学附属病院「パートナーシップ・ナーシング・システム定着に向けた多角的評価の実施」
●ナースの暮らし応援ガイド
「ヨガでリフレッシュ(74)」
●リラックス・タイム〜日本茶トピックス
[日本茶インストラクター 玉木幸男氏(お茶の玉翠園)]
●ニュースBOX
●ブックレビュー

【グラビア連載】
●3年目の決意−日々の成長が組織のチカラに−
第53回 帯広第一病院
●Pick Up トレンド(東急ハンズ札幌店)
-最新・おすすめ〔夏のドリンク〕グッズ-
●エンタメガイド[映画・DVD・イベント・音楽情報]
●お取り寄せ[札幌の味かまぼこ詰合せ7個入り(蒲鉾のかね彦)]

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