北海道医療新聞社

▼バックナンバーはこちらから
看護職向け月刊誌:ベストナース

10月号

特集

札幌あすかぜ法律事務所・川北映輔弁護士に聞く

ドーナツ窒息死事件 逆転無罪判決を考える

 今年7月28日、東京高等裁判所(大熊一之裁判長)は、特別養護老人ホームに勤務していた准看護師を被告とした刑事事件について、一審(長野地方裁判所松本支部)の有罪判決を覆し、無罪を言い渡しました。間食(おやつ)で出されたドーナツを食した直後に意識を失い、その後、死亡が確認された入居者(当時85歳)について、食事介助を行っていた准看護師が業務上過失致死傷罪(刑法第211条)で起訴された事案でした。施設で食事介助に当たった職員個人が起訴され、刑事裁判で裁かれるという異例の事態に「介護の崩壊につながる」など世論の非難は高まりをみせました。本号では、この事件について、医療・介護関連の訴訟に詳しい札幌あすかぜ法律事務所の川北映輔弁護士にお話を伺い、控訴審判決のポイント、今回の事件から得られる施設側の対応などについて解説いただきました。


岩見沢市立総合病院  患者を守る、スタッフを守る、そして地域を守る

感染症指定医療機関 現場スタッフたちの闘い・思い

 新型コロナウイルス感染症(COVID−19)の患者数は、道内では少し落ち着きをみせていますが、首都圏をはじめとした全国の傾向はまだまだ予断を許さない状況が続いています。前号では、感染症指定医療機関の市立札幌病院・千葉美恵子看護部長のインタビューを掲載し、同病院におけるCOVID−19との闘いの軌跡を紹介しました。本号では、同じく感染症指定医療機関である岩見沢市立総合病院(小倉滋明院長・小林紀子看護部長、484床)の感染症病棟で実際に病棟管理を行っている看護師長、看護主任の方にインタビューし、COVID−19の感染患者に対する看護、患者、スタッフ、そして地域を守る使命感など率直な思いを伺いました。


令和2年度「看護職の賃金モデル」(日本看護協会版)研修会

講師 北海道済生会 常務理事 櫛引久丸氏

 公益社団法人北海道看護協会は9月5日、同協会で令和2年度「看護職の賃金モデル」(日本看護協会版)研修会を開催。社会福祉法人恩賜財団済生会支部北海道済生会 常務理事で公益社団法人日本看護協会 看護職の賃金に関する本会方針の導入支援委員の櫛引久丸氏が講演しました。同研修会の開催は今年度で3回目。櫛引氏は「看護職の賃金制度の現状」、「人事評価制度」、「賃金の把握、処遇反映の方法」の大きく3項目について事例や日本看護協会の考えを示しながら解説し、看護職が能力、キャリアを高めながら働き続けられる賃金制度の必要性を強調しました。本号では「看護職の賃金制度の現状」について、櫛引氏の講演概要を紹介します。


■看護学生の学びを守る〜看護師等養成施設の取り組み PART2

札幌市立大学、三草会札幌看護専門学校

■看護職のためのセカンドキャリア講演会(上)

−定年後も自分のキャリアを活かすために−


【連載】
●地域をつなぐ〜ベネレイトの実践より 第40回

●気軽に 楽しく コンチネンスカフェ 第54回

●回想法で楽しくやさしく〜心療回想法の理論と実際〜

-日本回想療法学会 小林幹児会長-

第193回 記憶を維持させる

●誌上看護研究発表

 網走厚生病院「穿刺時痛緩和を目指した取り組み」

 王子総合病院「挿管チューブの固定テープによる皮膚障害の現状と要因検索」

 小樽協会病院「胸腔鏡下肺切除術後患者の肩痛発生の要因分析」

●ナースの暮らし応援ガイド

「ヨガでリフレッシュ(76)」

●リラックス・タイム〜日本茶トピックス

[日本茶インストラクター 玉木幸男氏(お茶の玉翠園)]

●ニュースBOX

●ブックレビュー

【グラビア連載】

●3年目の決意−日々の成長が組織のチカラに−

第55回 JR札幌病院

●Pick Up トレンド(東急ハンズ札幌店)

-最新・おすすめ〔快眠・安眠〕グッズ-

●エンタメガイド[映画・DVD・イベント・音楽情報]

●お取り寄せ[放牧牛のしぼりたてミルクアイス(菊地ファーム)]

ご注意/このサイトに掲載されている記事、写真、図表などの流用・無断転載を禁じます。