北海道医療新聞社

▼バックナンバーはこちらから
看護職向け月刊誌:ベストナース

2月号

特集

介護保険施設におけるセーフティマネジメント

人間の尊厳を守り、危険を最小限に

「介護保険施設における看護職の役割とチームケア研修会」公益社団法人北海道看護協会主催(北海道委託事業)より
有限会社コミュニティ代表取締役 羽田三紀子氏

 昨年度、弊誌では特別養護老人ホームにおけるドーナツ窒息死事件東京高裁判決について特集を組み、高齢者ケア施設における危機管理のポイントなどについて弁護士の方に解説いただきました。認知症などを伴う入居者等のケア・支援には支援者としての専門的知識や技術が求められますが、コロナ禍によりその難しさはさらに増しています。本号では、昨年開催された「介護保険施設における看護職の役割とチームケア研修会」(主催:公益社団法人北海道看護協会〈北海道委託事業〉)における有限会社コミュニティ(紋別市)代表取締役・羽田三紀子氏の講演から、介護施設におけるセーフティマネジメントについて紹介します。羽田氏は、セーフティマネジメントは利用者等の「人間としての尊厳を尊重し、危険を最小限に抑えること」と述べ、人権擁護の重要性を強調。その上で、リスク回避を行うマネジメントの推進を提唱します。羽田氏の講演から、セーフティマネジメントについて学びます。


公益社団法人日本精神科看護協会北海道支部 支部長 川本典子氏インタビュー

コロナ禍における地域連携・情報提供をさらに推進

 新型コロナウイルス感染症が世界を激変させた2020年度は、精神科領域で働く看護職にとっても大変な困難に見舞われた1年でした。感染症対策への理解・協力が得られないことも多い精神疾患や認知症の患者・利用者に対する看護実践は感染リスクが高まり、精神的・身体的に大きな辛苦が強いられています。一般社団法人日本精神科看護協会北海道支部では、昨年7月にアンケート調査を実施し現場の実態把握に努めるなど、支部として支援のあり方を模索してきました。本号では同支部の川本典子支部長にインタビューを行い、この1年で見えてきたことや課題について伺いました。


令和2年度北海道看護協会 臨床倫理と終末期医療に関する交流会〜DNARを正しく理解し、意思決定を支援する〜

IPEC(多職種倫理カンファレンス)で倫理問題に対応

札幌医科大学附属病院高度救命救急センター病棟医長 札幌医科大学医学部救急医学講座助教 井上弘行氏

 令和2年度「臨床倫理と終末期医療に関する交流会〜DNARを正しく理解し、意思決定を支援する」(主催:公益社団法人北海道看護協会)では、「終末期医療の意思決定支援と倫理的問題対応」と題し、札幌医科大学附属病院高度救命救急センター病棟医長・札幌医科大学医学部救急医学講座助教の井上弘行氏が講演し、DNAR・ACPの基礎や意思決定支援の具体的実践などについて解説しました(1月号一部既報)。本号では引き続き井上氏の講演から、終末期における倫理問題への対応として同病院で取り組まれているIPEC(多職種倫理カンファレンス)の取り組みについて学びます。


■一般市民が在宅療養・看取りについて専門家に聞く
北海道ホームヘルスケア研究会(3HR)がDVD制作
■フォレンジック看護実践(後編)
「高齢者の体表皮膚色調の変化についてのカラーチャート・スケール」を用いた観察
日本赤十字秋田看護大学 看護学部看護学科 教授 山田典子氏
■令和2年度潜在保健師のための復職支援研修会(主催北海道看護協会)より
感染対策は多様な視点からアセスメントを
社会医療法人母恋天使病院 感染制御室看護課長 感染管理認定看護師 鎌田明氏


【連載】
●地域をつなぐ〜ベネレイトの実践より 第42回
●気軽に 楽しく コンチネンスカフェ 第58回
●回想法で楽しくやさしく〜心療回想法の理論と実際〜
-日本回想療法学会 小林幹児会長-
第197回 回想法のイメージトレーニングと認知症社会
●誌上看護研究発表
函館赤十字病院「認知症看護におけるコミュニケーション方法〜ユマニチュードを参考に見えた看護師の行動・意識について〜」
●ナースの暮らし応援ガイド
「ヨガでリフレッシュ(80)」
●リラックス・タイム〜日本茶トピックス
[日本茶インストラクター 玉木幸男氏(お茶の玉翠園)]
●ニュースBOX 
●ナースレーダー
●ブックレビュー
【グラビア連載】
●3年目の決意−日々の成長が組織のチカラに−
第59回 函館赤十字病院
●Pick Up トレンド(東急ハンズ札幌店)
-最新・おすすめ〔食品保存〕グッズ-
●エンタメガイド[映画・DVD・イベント・音楽情報]
●お取り寄せ[HOP KOTAN ORIGINALS 定番3種セット(忽布古丹醸造)]

ご注意/このサイトに掲載されている記事、写真、図表などの流用・無断転載を禁じます。