北海道医療新聞社

▼バックナンバーはこちらから
看護職向け月刊誌:ベストナース

10月号

特集

一般社団法人日本看護研究学会第29回北海道地方会学術集会長 旭川医科大学 服部ユカリ教授に聞く

コロナ禍、看護大学の今

 新型コロナウイルス感染症により、大学における看護教育においてもこの1年半、さまざまな変革が求められました。オンラインと対面のハイブリッド型の教育が突如、主流となる中、学生たちの学修の機会の確保や学びの質をどう保障していくかは今後も継続した課題として突きつけられています。そうした中、今年8月28日(土)にWeb開催された一般社団法人日本看護研究学会第29回北海道地方会学術集会では、「Withコロナ・Afterコロナに育む看護の心〜看護教育実践の新常識〜」をテーマにシンポジウム等を実施。全道から100人がオンラインで参加し、臨地実習が中止となるなどさまざまな状況への対策などについて情報交流しました。本号では、学術大会長である旭川医科大学医学部看護学科教授の服部ユカリ氏に、大会の成果やコロナ禍における看護教育の現状・課題などについてお話しいただきました。


株式会社N・フィールド事業戦略本部広報戦略部部長 精神看護専門看護師 中村創氏

一般社団法人日本精神科看護協会北海道支部主催 「精神科ファーストエイド研修会」

 一般社団法人日本精神科看護協会 北海道支部(川本典子支部長)主催の「精神科ファーストエイド研修会」が9月4日、Web開催されました。講師の株式会社N・フィールド事業戦略本部広報戦略部部長で精神看護専門看護師の中村創氏は、2019年度に小誌で連載していただき、さまざまな学びをいただきました。本号では中村氏の講演のうち、自傷・自殺企図など深刻な状況に至るまでのプロセスに焦点を当てた精神科急性期看護、ならびに統合失調症にかかる部分につき概要を紹介します。中村氏は「精神療法において共感が治療者の主要な機能」、「共感を通して理解に至るプロセスこそが治療である」、「看護とは対人関係のプロセスである」などの研究者等の言葉を示しながら、急性期の場において「共感する」こと、「理解しようとする」姿勢の重要性を強調しました。


社会医療法人北晨会恵み野 訪問看護ステーション「はあと」所長 樋口秋緒氏

訪問看護の現場で発揮されるNPのチカラ

 恵庭市の社会医療法人北晨会 恵み野訪問看護ステーション「はあと」所長の樋口秋緒さんは、2016年に北海道医療大学大学院NPコースを修了し、現在、日本NP教育大学院協議会認定プライマリ・ケア診療看護師・NPとして活動しています。大学院で習得した臨床推論などNPのチカラを活用することで、利用者・介護者の安心の確保や医師の負担軽減、ステーションスタッフの教育・指導のほか、グループホームの職員を指導することでホームでの看取り件数が増えるなど、地域で着実な成果を上げています。本号では樋口さんの活動の一端をご紹介します。


■法務大臣から感謝状授与
北海道大学病院医科外来ナースセンター HIV感染症指導看護師 副看護師長 渡部恵子氏
■海外の雑誌にICU日記の活用効果に関する論文投稿
札幌医科大学 集中治療医学研究員 急性・重症患者看護専門看護師 春名純平氏
■人と人がつながる場
地域緩和ケアセンターruyka(ルイカ) 事業マネジャー 山崎美惠氏に聞く
■公益社団法人北海道看護協会主催 令和3年度准看護師懇談会


【連載】
●回想法で楽しくやさしく〜心療回想法の理論と実際〜
-日本回想療法学会 小林幹児会長-
第205回 家庭でのMCI介護
●気軽に 楽しく コンチネンスカフェ 第63回
●地域をつなぐ〜ベネレイトの実践より 第46回
●誌上看護研究発表
札幌厚生病院「地域包括ケア病棟の高齢者に対するKTバランスチャートを用いた食支援の実践」
●ナースの暮らし応援ガイド
「ヨガでリフレッシュ(88)」
●ニュースBOX
●ブックレビュー
【グラビア連載】
●3年目の決意−日々の成長が組織のチカラに−
第67回 札幌厚生病院
●Pick Up トレンド(東急ハンズ札幌店)
-最新・おすすめ〔防災〕グッズ-
●エンタメガイド[映画・DVD・イベント・音楽情報]
●お取り寄せ[羊蹄山麓ビール(北海道・ニセコ ルピシア)]

ご注意/このサイトに掲載されている記事、写真、図表などの流用・無断転載を禁じます。