暮らしと健康の月刊誌ケア2月号

特集記事


症状が軽くなっても油断は禁物 成人にも増えているぜんそく

 以前は子どものうちに発症することが多い病気と広く認識されていたぜんそく。近年は成人になってから発症する人が増加しているという。成人のぜんそくの特徴などを含めて、大道内科呼吸器科クリニック(中央区)の大道光秀院長に聞いた。


ヘルシーで栄養満点 鍋料理

 なべ奉行にあく代官と様々なキャラクターが登場し、わいわいがやがや楽しい一時を過ごす鍋料理。西村病院(西区)栄養課長の谷口久美子管理栄養士の解説で栄養豊富でしかもヘルシーな家庭料理の代表選手・鍋料理をどうぞ。


消化吸収を行なう細くて長い大切な器官 小腸・大腸

 摂取した食べ物から栄養や水分を体内に吸収する一方、未処理物を排泄する役割も担う腸。今回は小腸と大腸にわけて、その機能や関係する疾患などについて札幌百合の会病院(北区)の荒谷英二院長に解説してもらった。


外で運動ができない冬こそ体力維持が重要 貯筋で次の夏に備えよう

 寒くて雪の多いこの季節。どうしても家に閉じこもり気味になり、運動不足になりがちでは。しかし、この季節に体力を維持することが年間を通して健康に暮らすために重要という。そこで社団法人北海道総合在宅ケア事業団(中央区)の岡田しげひこ機能訓練指導部長に、家庭でできる気軽な運動について話しを聞いた。


決して希な病気ではない てんかんを知ろう

 子どもに多く起こり、突然の発作で倒れてしまうというイメージがある『てんかん』。ところが中には発作とわかりにくい状態のものがあったり、発症年齢の高齢化も見られるという。中村記念病院(中央区)知禿史郎主任医長に聞いた。


甲状腺の働きが活発になる 甲状腺機能亢進症

 甲状腺の働きが活発になり、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されるようになる甲状腺機能亢進症。女性に多く、症状に気付かないまま過ごしている人もいるという。どのような病気なのか、こんの内科クリニック(豊平区)の今野則道院長に聞いた。

巻末カラーグラビア / 思い出の学舎

三笠市
旧幌内中学校 

 三笠市はかつては大規模な産炭地。道内で最も早く鉄道が敷かれたことでも知られる。
「幌内中学校の校舎ができるのは昭和27年で、開校から五年間は幌内小学校に間借りして授業が行われていました」(三笠市教育委員会主事・桝田さん)。
幌内地区の人口は最盛期を迎えた昭和37年で約15000人。同中学校の生徒数も1248人のピークを迎えた。古い写真を見ると、幌内地区には多くの商店が並び、ネオンが輝く。鉄道の駅や町には行き交う多くの人が写っている。同中学校の記録をみると地区の住民が参加する運動会や盆踊りなどが盛大に開催されたという。
「採炭地の学校が閉校に至る経緯は、ほとんど共通しています。海外炭や石油に需要が代わっていき、幌内地区も人口が減り始めます。昭和62年7月12日に幌内線が廃線し、明治に採炭が始まった幌内の炭鉱も、平成元年9月29日に閉山しました」。
閉校から2年後の平成12年、旧幌内中学校の校舎は『ミカサモダンアートミュージアム』としてオープン。各教室には札幌の芸術家グループ『ミュージアム・コンプレックス・ホッカイドウ』のメンバーの作品を展示。作品は絵画や彫刻、陶器だけでなく、書画や写真、また企業や店舗などのロゴマークデザインを手がける人の作品や、Tシャツのデザイン、オブジェなども置かれている。

                                    

このほかのカラーグラビアは、道産品を使った料理にスポットをあてた「北海道うで自慢・味じまん」、年齢を問わずに大人気の「おりがみ教室」、編集記者がさまざまな習い事や競技にチャレンジする「チャレンジ体験入門」。モノクロ連載記事も豊富です。