暮らしと健康の月刊誌ケア3月号

特集記事


二十四節気と北海道の気候

 三月の祝日は春分の日。春分は昼と夜の長さが同じになる日。つまり春のまっただ中ということになる。けれど、北海道はまだ雪が残る地域も多く、春という気がしない。この季節感のずれと、二十四節気を北海道の気候に当てはめた場合について、(財)日本気象協会北海道支社の賀久正則気象予報士に聞いた。


食中毒は冬にも起こる 感染性胃腸炎

 冬に体調を崩すと、まず疑われるのはかぜ症候群。ところが近年、冬にも食中毒の発生が伝えられることがある。おおしま内科胃腸科クリニック(白石区)の大嶋哲夫院長に、冬の食中毒と対策について解説してもらった。


元気そうに見えても本人にとっては深刻な問題 慢性疲労症候群

 家でゆっくりして、しっかり睡眠もとっているはずなのに疲れが消えない、とくに強烈な疲労・倦怠感を訴える場合には、慢性疲労症候群という病気のことも考えられる。慢性疲労症候群について、くぼメンタルクリニック(中央区)の久保義彦院長に解説してもらった。


すっきり、さわやか 快便生活

 毎朝、決まった時間にすっきり快便という暮らしを送っている人も多いだろう。一方で常に便秘がちで、どうしたら快便が得られるのかと悩んでいる人も多い。そこで快便の仕組みについて、ささなみ内科クリニック(江別市)の笹浪哲雄院長に聞いた。


物言わぬ重要な臓器 膵臓の働きと病気

 膵臓は、人間が生きていくうえで重要な役割を担うのに、その役割や疾患についてはよくわからないという人が多いのでは。小腸・大腸に続いて、今回は膵臓の働きと病気について、渓和会江別病院(江別市)の佐藤光一副院長に解説してもらった。


原因不明で女性に多い 膠原病

 なぜか女性に多いという「膠原病」。これは、原因がわからないいくつかの病気の総称として使われる名称だが、婦人科などの疾患と違い、内科的な疾患でこれほど女性に集中して起きる病気は他に無い。どのような病気なのか、佐川昭リウマチクリニック(中央区)の佐川昭院長に聞いた。

巻末カラーグラビア / 思い出の学舎

札幌市
旧曙小学校 

 旧曙小学校は札幌市の中心部に近く、中島公園から西に約五百メートルのところにあった。開校まで児童は西創成小学校(後の創成小学校)や、豊水・山鼻の両小学校に通っていた。昭和26年に完成したのが現在も残る建物。札幌では最も古い鉄筋コンクリートの校舎で、開校当時は見学者が絶えなかったという。
同30年代前半に1700人を超えた児童数も、末には1000人を割る。札幌の発展と共に住宅街が郊外にでき、中心部の住宅街が減っていくドーナツ化現象により、50年代には600人に満たず、平成になると300人を割ってしまう。平成16年3月末に閉校し、旧創成・豊水・大通小学校と共に資生館小学校に統合した。
現在、残された校舎は、体育館が札幌市の放置自転車置き場となっているが、教室部分はあけぼの開明舎が運営し、NPO法人の事務所や各サークルなどの活動に使われている。

                                    

このほかのカラーグラビアは、道産品を使った料理にスポットをあてた「北海道うで自慢・味じまん」、年齢を問わずに大人気の「おりがみ教室」、編集記者がさまざまな習い事や競技にチャレンジする「チャレンジ体験入門」。モノクロ連載記事も豊富です。